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東京カテドラル教会

軽井沢から帰ってきて3日も経つと、もう<東京も寒い>と思うようになってしまいました。
軽井沢の翌日は、銀河劇場(旧アートスフィア)に持ち込みをして、今日は目白の東京カテドラル教会です。この巨大な大聖堂の祭壇の前では、さすがのフルコンも小さく見えます。祭壇の上まで、キャタピラで乗り上げる勇気はなく、今日はさぶちゃん登場です。教会も平日はコンサートに貸し出すことがあるので、時々ピアノを持って行くことがあります。こういった大聖堂の広い空間、しかも石造りの環境は、見た目にも荘厳で幻想的な雰囲気があるからでしょう。
しかしながら演奏者は、自分の出した音と反響して帰ってきた音に惑わされて、とても苦労します。ましてや調律は、今聴こえている音が、その前に出した狂った音とかぶさっているので何が何だかわからなくなります。恐らくこの大聖堂の残響時間は数十秒!例えて言えば、右のペダルを踏みっぱなしで、しかもトンネルの中で弾いている感じ(ちょっとオーバーだけど)。
調律に悪戦苦闘していて気がつかなかったけど、何だか人の気配で振り向くと、祭壇に向かって祈りを捧げている人を発見。教会は自由に出入りできるので、調律中であろうが、お祈りに来る人はいるわけです。その十字架の前にピアノを置いて、ポンポン調律してるのだから、迷惑な話ですよね・・・自然とテストブローも弱くなる。
何年か前、四谷のイグナチオ教会にニューヨークスタインウェイのF1を持ち込んで、宮沢明子さんと何回かコンサートをやった事がありました。その時も調律中に、祭壇に向かって膝まずいて熱心に祈りを捧げている外人のお兄さんがいました。何かブツブツ呟きながら、祈っている姿が日本人とは違って妙に様になっていて印象的でした。その人が顔を上げてびっくり!サッカーのラモス瑠偉でした(笑)。教会で調律していると必ずこれ思い出します。

それにしても、寒い。石の教会の冬は例外なく寒い。