大分iichiko音の泉ホール

快適な全日空ホテルで目覚め、朝食を食べて今日の会場を調べたら、なんとこのホテルからホールはつながっていて、隣のビルにあるようだ。
複雑な構造で迷いながらもホールに到着。
何年か前にiichiko音の泉ホールと名前が変わったらしい。
昨今流行りの民間の資本で運営するようになったホール。
渋谷公会堂も何年か前にCCレモンホールになったね。

ステージには10年もののスタインウェイとベーゼンのインペリアルが、すでに用意されていた。
ベーゼンのほうはあまり使用されていないらしく、鳴らない。
大体鳴っているほうを、ファーストに置くので、ベーゼンはセカンドの位置に置いて屋根を外した。
ご存知のように、インペリアルはC-Cまで8オクターブ、97鍵もある。間違わないように、Aから下9音は白鍵も黒く塗ってある。
したがって鍵盤のセンター位置が慣れないとわかりずらい。
今日の2台ピアノは連弾もあるので、ピアノを移った時に一瞬迷う。
そんな事もあるけれど、この巨大な低音の魅力は捨てがたい。

チェックをしてみたら、ベーゼンのほうが調律の狂いが多いので、こちらから先にやることにした。
困った事に1番AからG#までの使わない低音弦がかなり下がっているけれど、今日は無視する事にした。
ベーゼンは何故かベースの弦が良く切れる。調律師の中では良く知られている事で、私も何度か経験した。
出張先でベースの弦が切れると悲惨だ。
その他の弦は持ち歩いているし、スタインウェイならすべてのベース弦もすべてトラックに積んであるから、何とかなるけど、ベーゼンの弦は手持ちがないので厄介だ。
厳密に言うと、弾かれることのないこの低音弦もダンパーを解放した時には共鳴するのだけれど、使わない音は今回は無視して88鍵だけ調律する事にした。
また飛行機に乗って張弦に来るのも大変だからね(笑)

メインで使うスタインウェイは良く鳴っていて、リスト弾きの武田さんが好きそうな楽器だった。
リハーサルが始まり、ピアノの位置を微妙に動かして音決めが終わったので、遅い昼ご飯を食べに外に出た。
ホールに隣接する全日空ホテルの向かいのビルに興味深い看板を見つけた。それは園田ビルと言う茶色い建物の1階にあって、音楽家の園田清秀生誕の地と書いてあった。
園田高弘さんのお父さんだ。もう2人とも亡くなってしまったけれど、ここが実家だったんだね、
今から100年ほど前にフランスに留学して、音感教育を日本に広めた先駆者だ。
今は園田歯科の看板があるけど、お孫さんなのかな?
ホールに戻ってリハーサルの続きを聞いていたら、トラックが九州に入ったとメールがきた。
本番中には到着しそうだ。今夜の打ち上げは関鯖かな?



水上から大分へ

明け方トイレに行きたくて目が覚めた。一瞬「ここはどこ、私は誰?」状態だ。
となりのベッドを見ると、響がいびきをかいて寝ている。稲本いびき状態だ。
そうか、昨夜は水上の別荘に泊まったんだ…。

酔いもすっかり覚め、トイレにも行き階下に降りて行ったら、既に皆さんは朝ご飯に出発準備万端。
遅れて起きてきた響を交えて外に出て、ひんやりと冷たい高原の空気を吸いながら、水上プリンスホテルまで散歩。
予約して頂いた広間で朝食。秋の水上高原を満喫して、スタッフ共々帰路に付く。
今回のスタッフは2人ともここに初めて来たので、スケールの違う人達とその生活にびっくりしたようで、音楽業界の程度の低さを改めて実感して、良い社会勉強になったみたいだ(笑)

朝10に水上を出発して2時前には渋谷に到着。
サロンでは先に帰っていた響やアキコ・グレース達と来年の企画の打ち合わせのあと、羽田空港へ。
18時50分発の大分行きANA197便に乗る。ちょうどその時、トラック・デュトロ号のスタッフから「今、大分に向けて渋谷を出発しました」と連絡が入る。
私は明日、大分音の泉ホールで2台ピアノの仕事があるので、ひとまずお先に大分に到着。今夜は大分全日空ホテルに泊まって、明日はホールのピアノを朝から2台調律しなければならない。
朝まで水上高原の清々しい空気を吸っていたのに、今夜は大分だ。








水上高原の別荘へ

朝からダンパー修理の道具を積み込み、スタッフを2人引き連れてパジェロで水上高原に向かう。
夏にも行った超高級別荘で、オーナーのEさんのお友達夫婦を招いての贅沢なコンサート。
ピアニスト稲本響と調律師が3人。
何故3人かというと、14時頃到着して食事会が始まる18時30までの間に、ダンパー調整・タッチ調整・調律と、ほぼ保守点検に準ずるような事を、手分けして短時間に終えなきゃならないためだ。
お陰で、前回来たときに気が付いた箇所を一気に調整する事ができた。

さてお待ちかねの食事会は、いつものように今夜だけの特別メニュー。
ちゃんとカラー印刷され、表紙の付いたメニューが各自のテーブルに置かれていて、それに沿って料理が運ばれる。
フルコースの料理を頂いたら、音楽タイム。
酒も、シャンパンに始まり、日本酒、ワインと、飲み放題。
すっかり出来上がった頃に、演奏会も終わり、昨日の嵐とは打って変わった月夜の空を、望遠鏡で見てみようということになり、5階の天文台に登って、今度は天文ショーだ。
びっくりするほど大きな月の表面を見て、みんな子供のように大はしゃぎ。
そのあと1階のアミューズメント棟に行って、ビリヤードや、室内でゴルフの打ちっぱなしをやったり、深夜まで大はしゃぎ。
水上温泉源泉掛け流し大浴場で、のんびり、極楽、極楽とか言いながら、各自部屋に戻って就寝。






アキコ・グレース Piano Mode Vol.2

松涛サロンで定期開催となったこのシリーズ。
第2回目のライブはいつもとは逆、入口側にピアノを置き、ステージの方にお客さんが座るという変則パターンをやってみた。

このピアノモードは全てグレースのオリジナル曲のみのライブだ。
今回は本物のチェレスタまで登場して、これがなかなか評判が良かった。
いつものピアノトリオではなく、ソロで、トークも交えてのライブは殆どここだけしかやらないパターン。
ジャズ・ライブなので、ワインやビールなどドリンク付き。
しかも飲みながら聴くのもOK。

私も調律が終わったら、飲みながらうろうろ。業界のいろんな人が来てくれるので、皆、赤い顔して、社交場と化す(笑)


静岡AOI音楽館

ローズウッド爺さんによるコンサート。
昼1時搬入なので、10時過ぎに楽器を積み込んで出発した。
静岡AOIホールは5月のギル・シャハムの時も来たので、今年2度目だ。
このホールは郵便局がやっているはずだけれど、郵政民営化でも生き残ったのかな?

13時に搬入して調律を始めた。
スタジオの中でもトラックの中でも温湿度は安定させているので、調律は殆ど狂っていない。
わずかに極低音が少し下がり気味だったので上げていたら、何とバ~ンという音と共に4番Cの弦がふっとんだ!
ホールのステージ上でベース弦が切れると、ホール中に響いてびっくりするほど大きい音がする。
1本張りの太い弦はなかなか切れるものではないけれど、弦の傷や
材質の不均一で、突然切れることがある。
ローズウッド君は19世紀の楽器とはいっても、弦は21世紀に張り替えているから、まだ6年くらいしか経っていない。
それよりも、
私は切れた瞬間、「あ~カナディアンバス・ストリングスのバカモン!」と叫んだ(笑)

と、ここでバス弦の話を少し。
ニューヨークではもう10年以上前から調律師や修理の技術者がスタインウェイの純正パーツを使わなくなってきたが、バス弦に至っては、早くからカナダ製を使い始めていた。
値段は純正の倍ぐらいするけれど、名の通った修理屋さんはスタインウェイには殆どカナダ製のバス弦を使用している。
最近はついにハンマーヘッドに至るまで、純正を使わず、レンナーに変えつつあるのは残念なことであるが、理由は純正パーツの品質があまりにもお粗末であるに他ならない。
私は昔から純正主義だったので、
倉庫には山のように純正パーツのストックがあるけれど、最近はついにカナディアン・バスストリングスを直接注文するようになってしまった。
そのベース弦が突然切れたのだ(笑)
以前からメープスの芯線の太い弦が突然切れることはあったが、芯線は大体の番手を予備で持っているから何とかなるとしても、ベースの弦が切れると持ち合わせがないので、困ります。

幸い今日は静岡だったので、東京から新幹線で1時間ちょっと。
スタッフに持ってこさせて張り替え、本番は何事も無かったかのように始められた。
曲目はシューマンのアラベスク、ライネッケのフルートとピアノのためのソナタ「水の精」、ドビュッシーなどなど。
その頃六本木のスイートベィジルでは、響のPIANO BEAT 2007の最終日。
芸能界に明るい響らしく、奥田瑛二ご夫妻、大林素子さんら芸能人もずらりとお見えになったらしい。
F1も2日間の洗礼を受け、大分落ち着いてきたようだ。







PIANO BEAT 2007 in Tokyo

今日と明日は響のスイートベイジルのライブ。
いよいよ帰ってきたF1の復帰第一戦だ。
全弦交換ならまだしも、響板から駒から、ピン板に至るまで全て交換手術の傷も癒えないうちの第一戦。
戻ってきてから突貫工事の仕上げで、あまりに無謀とも思えるが、響の切なる願いでリングに上げる事にした。
ピアノ工場では、この辺まで出来上がったピアノを機械の自動打鍵機で 叩いて落ち着かせるのだが、今回はそれを響にやってもらうわけだ。

今日、サブちゃんの手によって運び込まれたF1を、響は嬉しそうに撫でて離れない。
ライブハウスなので、当然マイクを突っ込まれてPAもガンガンだから、音色の云々はまだわからないけど、あのダウン42グラムでちゃんと戻ってくるアクセレレートアクションは健在で、水を得た魚のように、ピアニストのタッチに正確に付いていく。
早く落ち着いてくれる事を祈りつつ、ポテンシャルの高さに根強いファンがいるF1に乾杯だ。






NHKその他もろもろ

またまた今日はスケジュールが重なってやりくりが大変だ。
法政大学では山下洋輔さんのライブ用にB型、横浜ブリッツへはミュージカル公演のためにD型、そして朝9時から21時までは、南大沢文化会館で、NHKの「ぴあのピア」という番組収録にD型。

山下さんの現場にも行きたかったけど、途中で交代するのも変だから、今日は終日、NHKの収録に立ち会うことにした。
前半は野平一郎さんで、彼と仕事をするのは10年振りだ。
曲目はフォーレのノクターン第1番と舟歌第3番。
11月19日と20日に放送する番組だ。
後半はディーナ・ヨッフェさん。
ラフマニノフの音の絵とスクリャービン24の前奏曲で、12月5日と11日に放送予定。

この番組の映像スタッフは、15年ほど前にジェルメーヌ・ムニエを日本に呼んで、喜びの島のレコーディングと公開レッスンをやった時にお世話になった宮川さんが率いるメンバーだ。
そんな昔話をしていたら、ディーナ・ヨッフェが入って来た。
一緒にくっついて来たマネージャーがニヤニヤしてこっちに来た。
何とそれはプロアルテムジケの原さんだった。
先月この南大沢のお隣にある「杜のホールはしもと」でチェロとピアノの録音で一緒に仕事したばかりだ。
何と狭い業界だろう(笑)

収録は簡単に終わり(うまい人ばかりとやると仕事が早い)
原さんは「素晴らしい音で録れたよ!」と喜んで帰って行った。
今日の収録は2人だけなので8時には終了、ピアノを積み込んで帰った。
事務所に戻ると、今日の法政大学に行ったスタッフも帰っていて、山下さんも「ヴィンテージっぽいいい音がする」喜んでいたという報告を聞いて、やれやれ。
これで今日も終わり。







PIANO BEAT 2007

13時搬入開始。今回はピアノプランというイタリア製の運搬車をちょっと改良したもので運んでみた。

小型でなかなか恰好もよいけれど、とても使いにくいし危険だ。
プロの運送屋さんの補助でしかない。

今回は大勢の人に手伝ってもらったけれど、改めて我がごぶちゃんはやっぱり素晴らしい(笑)


さて無事に搬入も終えて、バイクを香川県まで取りに行こうかと思ったら、響がどうしてもPAの音決めまでいて欲しいというので、泣く泣く残り、代わりにスタッフに行ってもらうことにした。

こうして、隠密抜け出し作戦は失敗に終わり(笑)、サウンドチェックから、ずっと終演までいようと腹をくくった。

リハーサルが始まったが、思ったよりPAの音決めにてこずり、こっそり抜け出していたら、大ひんしゅくだったに違いない(笑)


本番中に香川でバイクの引き取り完了のメールが入り、こっちもやれやれ。

トラックは宿泊先のリーガロイヤルホテルに留め置きして、スタッフは戻ってきた。


初日なのでまだまだ荒削りな部分もあるけれど、響が北関東ツアーのさなか、ずっと英雄ポロネーズを練習していた意味が判った。
最初はボロボロで「なんやそれ、栄養マヨネーズか?」とからかっていたけれど、何とかここまでに仕上がってきた。
明後日は搬出があるので、今夜、打ち上げをやる事になって、道頓堀のたこ焼き屋に集合。
我々スタッフは、明日は京都・向日市民会館のピアノの点検の仕事があり朝が早いので、お先に失礼した。








大阪へ

3日前に神戸から返ってきたと思ったら、今日は大坂に向けて出発だ。

今回は東名の集中工事のため、渋滞を避けて中央道で大坂に向かう。

明日から2日間、大坂のライブハウス「フラミンゴ・ジ・アルージャ」で行われる、稲本響のPIANO BEET 2007のためにB型を持っていきます。

搬入口が狭いためにピアノを起さなければならないのと、舞台が狭いので、やむなくB型になりました。

とりあえず今夜は多賀まで走って、パーキング内にあるハイウェイホテルに泊まって明日大坂に入ることにした。


今回はピアノ+ムービングピアノのほか、ベースの武下さんの楽器やアンプなども運ぶので大荷物だ。

それ以上に今回オークションでひそかに手に入れた幻のバイク・モンキーCZ100を、途中で香川まで抜け出して取りに行くため、帰りにはそのスペースも確保しておかなければならずちょっと不安(笑)
渋滞も無く順調に23時頃にレストイン多賀に到着。




F1無事帰国

約2ヶ月、日本を離れてニューヨークに旅立っていた我がF1が帰ってきました。
93年春、私と一緒にニューヨークから帰って来て以来、約15年間にわたり、100枚を超えるレコーディング、800を超えるコンサートステージを共に過ごし、多くのピアニストから熱烈に愛されて、まさにタカギクラヴィアのフラッグシップとして突っ走ってきたF1。
この楽器は、アクションを3台分揃えたり、ともかくいろんな事をやり尽くした感があります。
まさに今こうやっていられるのも、この子のお陰。
最近は1887年のローズウッド爺さんにお株を奪われて少々拗ねておりましたが、私には考えがありまして、実現に向けて、着々と進んでいたわけです。

ここ数年、コンサート用のピアノも増えて余裕が出てきたので、我が社のフラッグシップF1は、コンチェルトや2000人を超える大ホール用の調整にして、ごく限られたアーティストのみに貸し出していました。
カーネギーホールデビューしたローズウッド爺さんは、1887年~1925年まで活躍した楽器。F1は1989年製だから、楽器がまだ中途半端に若すぎて、枯れた感じを出すのに苦労します。
昨年「展覧会の絵」の録音に合わせて全弦交換を実施した際には、フレームを上げて弦圧を下げたのもそのため。

この60年の時を埋められる楽器をずっと探していたのですが、ニューヨークからかねてより狙っていたCD199が見つかったという情報が入った。1922年~1950年までニューヨークで活躍した、スタインウェイ社・コンサート部の貸出用の楽器は、まさにクラシックの黄金時代そのものを生きてきた楽器であり、この楽器を手にいれたら、19世紀末から20世紀末まで100年間に渡るスタインウェイの進歩の歴史を、3世代で表現できる理想的なラインアップが揃うわけだ。
これでF1は安心して、新しい時代の完成されたスタインウェイを追求できる。
よって、最後にやり残していた作業として、響板をWhite Eastern Spruceに張り替え、ついでに15年間酷使したピン板も交換したのだ。
これで、私の思う究極のニューヨーク・スタインウェイのチューンナップはやり尽くした。

もちろん、響板や駒、ピン板を交換しただけで、楽器そのものはまだ未完成での帰国。
新しい響板にダンパーガイドを取り付けてダンパーを植えたり、最後の仕上げはこっちでやるので、音出しはまだ先の事だけど、とても楽しみだ。
それにしても、まだまだ新しい響板をなぜ張り替えるのか、このピアノのどこに問題があるのかわからないと、NYの職人達もびっくりしたようで、最初は「タカギの求める要求に応えられるか自信がない」とか言っていたけど、腕を信頼して強引にやらせてしまった(笑)
素晴らしい仕事をしてくれた職人達に感謝だ。

とりあえず実験的に初ステージは10月23日、稲本響のスイートヘイジルで鳴らしてみようと思う。
本格的には来年からステージにあげます。
やがてやってくるCD199とともに、来年が楽しみだなあ…。
おかえりぃ~F1!





稲本ファミリーコンサート in 桐生

北関東5箇所ツアー最終日は、笠懸野文化ホール・パル。

レコーディングで開館当初から15年ほどお世話になっているホールだ。

舞台の大森さんや会館の河合さんとも長い付き合いになって、こうやって会うたびに、あの頃は若かっただの、まだ毛がフサフサしてただのという話になる(笑)

このホールでは数多くのレコーディングをやってきたけれど、コンサートは久しぶりだ。


このホールは秩父ミューズパークができた翌年にオープンした。

何もない畑の真ん中にドーンと建てられたこのホールの初代館長は、確か元NHKの宝来先生で、旧知のコロムビアの名エンジニアの岡田さんに、このホールの有効利用の相談を持ちかけて、レコーディングが始まった。

秩父ミューズパークの定員600人に対して、ここ笠懸野は1000人を越えるキャパなので、秩父で録れない大きい曲を録る時には、まずこのホールを使ってみようということになり、せっせと通った。

いろんな試行錯誤の末、多くのアドバイスをホール側に提供して、これまたホールも一生懸命それに応えてくれて、毎回行くたびに問題点は解決され、今や、ホール録音と言えば、東の笠懸、西の魚津・新川ミラージュホールと、業界ではすっかり有名になった。

お陰で、最近はホールが空いてなくて連続3日はなかなか取れません。


笠懸のスタッフの熱心な事といえば・・・ホールの響きや、床の固さ、ピアノ位置などを録音しながら試行錯誤を繰り返していた頃、我々がいつも持込んでいたニューヨーク・スタィンウェイ(通称F1)にアクションが2種類あって、瞬時に別の楽器のように変わる姿にびっくりしてたと思いきや、しばらくすると、いつのまにかホールのピアノにもスペアのアクションが!
その後、これを知った富山のホールまでが、さっそく真似て、セカンドアクションを所有していた(笑)
93年、月刊ショパンに私がF1やセカンドアクションの記事を書いた後、何が何でもバッシングを続けていた○○楽器ですが、おやおや、ちゃっかりアイデアをいただいて、しっかり商売なさっているようですな(笑)




稲本ファミリーコンサート in 伊勢崎

このツアーも後半戦に突入。
最初の予定では、秋の北関東のツアーだから、1週間温泉三昧のツアーになる予定だったのに、結局どこのホールも渋谷に1時間ほどで帰れるし、搬入も全て13時入れなので、温泉は夢と消え、通いのコンサートツアーになってしまった。
今日も大入り満員の伊勢崎文化会館。
秋の北関東は10月の声を聞くと、すっかり涼しくなってきた。


FC2Ad