JAZZ 6 PIANOS in ひたちなか 本番

朝9時入り、13時アップで6台調律。
リハーサルの後、直しを入れ、あとは弁当を食べて、袖で本番を聞く。
リハーサルではやらなかった拳打ち、肘うちが始まった(笑)
本番ではテンションが上がるので、しょうがない。

しかし今回は調律の時間をたっぷり頂いたので、余裕で見てられた(笑)
アンコールはTake the A Train。
調律は目立った狂いも特になく、無事終了。
ステージ前に集まってきて、興奮してなかなか帰らないお客さんから、感謝の言葉を何度も頂いたのが嬉しかった(笑)
今日は木更津でも、N響のメンバーのコンサートが重なっていて、渋谷のスタジオでもリハーサルをしているので、ピアノ達はフル活動だ。

帰り道、木更津班から「ごぶちゃんが壊れた」との連絡が入る。
応急処置を電話で指示して、何とか脱出したようだけれど、ごぶちゃんも、開発してから早7年。
日本中の何千というステージに酷使されて来たから、そろそろ保守点検してあげなきゃね。


JAZZ 6 PIANOS in ひたちなか

昨日は、夕方東京に戻ってきて、ジャズ6連弾の準備。
今朝は6時半に渋谷をトラック2台で出発した。

9時にひたちなか到着。楽器を下ろして、スタッフはまた渋谷に帰り、2往復する。
いつもの助っ人サブちゃんは、レ・フレールの北海道ツアーで居ないため、残りの2台は、ひたちなかの地元運送業者に預けてあり、それも同時に搬入。
何と、大柄なおじさんが4人掛かりで大騒ぎ。
その脇を、女性スタッフが1人ですいすいとフルコンを搬入している姿を見て、運送屋の社長さん「参りました~」との事(笑)
なんと言っても、我々の運搬システムは画期的。
指1本、5分で搬入完了だ!
一般的なピアノ運送屋さんが、フルコンなど運ぶ事はほとんどないので、大騒ぎになるのも無理もない。

4台が揃ったところで、調律開始。
今日は搬入と調律のみ、リハーサルもないので、ゆっくり調律が出来る。午
後、渋谷からピストン輸送してきた2台が到着してやっと6台が揃い、調律が全て終わったのは夜9時だった。
例によって、左の中指と、奥歯が痛い(笑)
去年と同じく、ホールの隣のホテルに泊まる。今夜は誘われていた居酒屋にも行かず、早寝。


大阪いずみホール

昨日、夕方6時にF1を積み込み、深夜1時に滋賀県の多賀パーキング・ハイウェイホテルに到着。
のんびり大浴場に入って、朝10時に出発。

昼頃、いずみホールに到着。
先週に引き続き今月2回目のいずみホールだ。
今日はM理名ちゃんのリサイタル。
プログラムは先週の浜離宮と同じ。
最近、本番をこなすたびに上手くなって行くので、相当の負けず嫌いのようだ(笑)
本番を楽しんで弾けるのだから、大したもの。しかも本番の方が息もぴったりで完成度が高いってなかなか、出来ない事。
今後が楽しみなアーティストだね。

終演後、みんなで、お好み焼き屋さんに行き、打ち上げで盛り上がった。
我々はとりあえず、また多賀のハイウェイホテルまで走って深夜1時半頃到着。


松本茜 新ユニット初練習

サロンでは朝から、江田玲さん達のリハーサルが入っているので、松本茜トリオはスタジオで練習。
この新編成のトリオは今後、固定ユニットとして売り出し予定。
どの場所も朝から使用中なので、今日の面接は隣の喫茶店で。
午後からは工場に行って、明日の大阪行きの準備。


合同焼肉パーティー

恒例の稲本響チームとタカギクラヴィア合同の焼肉パーティー。年二回行われるこの会も、もう7~8回目。
サロンができてからはさらにエスカレートして、通行人の迷惑もかえりみず、BBQ用のコンロをベランダに出して炭をおこし、渋谷の真ん中で肉の塊を焼く(笑)
洗濯用の脱水機で脱水したキャベツで作った大量の餃子や、2~3キロの豚肉しゃぶしゃぶなどを響が振る舞ってくれる。

できたばかりの映画「イキガミ」のサウンドトラックCDも持ってきてくれたので、それをかけながら「ちょっと悲しいBGMだね~。最後の晩餐?」なんて言いながら、夜中まで飲めや歌えの大騒ぎ(笑)
御近所の皆様ごめんなさい(笑)

写真は肉を切って振る舞う響シェフ。


サロンコンサート

恒例の松濤サロン自主コンサートシリーズ、今日の出演者は木嶋真優(Vn)と江口玲(Pf)だ。
昨年のグリーグシリーズでは、木嶋さんはゲスト出演だったが、大好評につき今回はヴァイオリン・リサイタルで。

おかげさまで更にお客様が増え、狭いサロンになんと85名の客席を作った。
「音楽の友」と「月刊ピアノ」の広告効果もあってか、かなりの人数が当日キャンセル待ちするほどの人気。

あいにくの雨にもかかわらず、大盛況で終わった。
ピアノはCD199を使用。



さいたま市文化センター 6台ピアノ初日

今日のホテルはレストランがなく、朝食券をもらって1階のデニーズに行き、モーニングメニューから選ぶというユニークなシステムだった。
スタッフの迎えで、朝9時にホールに入る。
6台を調律して13時からリハーサルだ。

今日は、誰でもピカソの収録と、アキコ・グレースの埼玉県立近代美術館のコンサートも重なっているので大忙しだ。
リハーサル終了後、6台の調律直しをやって本番。
昨日から6×3で18台のフルコンを1人で調律している訳だ。
奥歯が痛い(笑)

このホールでの失態をもう一つ思い出した。
それも随分昔の話だけど、朝9時入りで、ここの小ホールで調律をやり始めた。30分位したら、半ズボンの子供が数人入ってきたり、花屋さんが舞台に花を置いて行ったり、知らない人が続々と入ってくる。
何だか様子が変だ。
今日はヴァイオリンのコンサートのはず…。

そのうちポケットベル(その頃はまだポケットベルの時代)がピーピー。
電話したら、埼玉会館から「まだ調律に来ない」と電話があったらしい。
マズい!浦和文化センターと、埼玉会館を間違えてた。
こっちはピアノの発表会だった。

平謝りで、埼玉会館にすっ飛ばして、調律のやり直し(笑)
どうも、このホールは私には鬼門らしい。
今日も何かが起きなければ良いけれど…と思いつつ、無事本番終了。

今年度の6台ピアノの内容は昨年より更に激しく、安定した状態を最後まで持たせるのはかなり難しいけど、トラブルが出ないように祈るしかない(笑)
下の写真は、リハーサルを終えてバラバラになってしまった鍵盤の深さを再調整中のスタッフ。
おやおや、本番直前に(笑)


JAZZ 6 PIANOS

朝9時、さいたま市文化センターにピアノ搬入。
今回はホールのピアノを2台お借りするので、4台を運んだ。
今日は夕方から通しのリハーサルで明日が本番。
ジャズ6連弾シリーズも、今回から新しいバージョンになり、6人で演奏する曲が大幅に増えた。
この2000人の大ホールに、スタインウェイのフルコンが6台ずらっと並ぶのは初めてだそうで、ホールスタッフの人達も興味シンシン、「総額一億円だ!」と騒いでいた(笑)

このさいたま市文化センターは、20年位前にできたホールで、以前は浦和文化センターという名称でした。
そして私にとっては、忘れられない大失態をしでかしたホールです。

まだピアノの持ち込みなどやっていなかった20年位前に、室内楽コンサートの調律を頼まれました。
早朝渋谷を出たら、日曜日ということもあって高速はガラガラ。予定より30分以上前に着いてしまい、駐車場で缶コーヒーを飲みながらシャッターが開くのを待っていました。
その日はチェンバロも入るので、やがて百瀬チェンバロさんも到着。
ピアノの調律の方を先にやらせてもらうようにお願いし、やがてシャッターが開いたので、「さて」と車の後部座席を振り返ったら、なんと調律鞄がない!

焦る頭を巡らせて記憶をたどる。
昨夜は別の車で帰ってきて、その後部座席に調律鞄が置いたままだ…。
急いでスタッフの自宅に電話して、工具を持って電車で来るように手配した。
不思議そうな顔してたけど、チェンバロの方を先に調律してもらうようお願いして、また時間を潰す。

しかしこういう時に限って、チェンバロの調律は早く終わってしまい、ピアノの調律はひどく狂っている。
車から車載工具を持って来て、ベンチやプライヤーを並べて、何とか仕事をしているようにごまかすが、わびしい時間ばかりが過ぎて行く(笑)
やっと鞄が到着したのはリハーサル30分前!
必死になって調律。リハーサル終了後にも時間をもらって、仕上げの調律。
この時ばかりは、ピアノを前に指を咬わえて見ているだけの情けない姿に大恥をかいた(笑)

そんな事を思い出しながら、6台ピアノの調律を終え、リハーサルを見て、今日は駅前のホテルに宿泊。
さすがに6台もフルコンを調律すると、左手の指と奥歯が痛い。
歯が痛いのは調律の時に、無意識に歯を食いしばるせい。結局何も食べれずに、寝ました。



奏楽堂と浜離宮

昨夜10時頃名古屋から戻ってきました。
今日の私の担当は、上野の奏楽堂と浜離宮です。
奏楽堂はホールのピアノの調律で、フランス歌曲の夕べというプログラム。
浜離宮は13時搬入、F1の持ち込みなのでスタッフに任せて、私は上野へ。
旧奏楽堂は私の好きなホールのひとつ。音響的には最近のホールより劣るけれど、それを補って余りある雰囲気があります。

奏楽堂の調律が終わって、上野から地下鉄を乗り継いで、3時半には浜離宮に着いた。
こっちはM理奈さんのヴァイオリン・リサイタル。
ルクレールのソナタやプロコフィェフのソナタ2番、カルメン幻想曲など、来週の大阪いずみホールと同じプログラムだ。

本番は大入り満員御礼!しかも特筆すべきは殆どが男性ファンで、M理奈ちゃんの最近の人気ぶりが伺える。
本番終了後、いつものように楽屋に関係者が押し寄せてきた。
知った顔や懐かしい顔、意外な顔やらで挨拶が忙しい(笑)
搬出が終わって渋谷に戻り、ピアノを積み替える。
明日は朝7時出発、さいたま市文化センターで6台ピアノの仕込みだ。



安土文芸セミナリオ

昨夜は市川から帰ってきて、すぐにジャズ六連弾リハーサル準備のためサロンにピアノを大移動。
家に帰って、今日からの出張の準備をして、寝たと思ったら、もう出発時間。

品川駅6時始発、のぞみで名古屋へ。
ひかりに乗り換えて、8時米原着。
名古屋から来たスタッフのトラックにピックアップしてもらって安土に向かう。
安土文芸セミナリオホールは、380席の綺麗で良く響くホールだ。
隣は織田信長の記念館になっている。
パイプオルガンが御自慢のこのホールにはベーゼンしかなくて、ここでスタインウェイの音を始めて聴きます!と、ホールスタッフの人が言うので、持ち込みも初めてなのかも知れない。

今日は「ごえんなコンサート」最終日。
調律が終わってリハーサルの時に、スタッフに紙が回ってきた。

「今日は竹下景子さんの誕生日です。
本人には内緒ですが、アンコールの途中で曲がいきなりハッピーバースディに変わるので、ぜひ一緒に歌って下さい。」

本番では、ステージにケーキまで出てきて、盛大なる誕生日会になった。

今日は敬老の日で、三連休の最終日。
名神はやはり渋滞。
名古屋の笠寺ワシントンホテルには20時頃到着。
久しぶりにゆっくり寝ました。




大本山中山法華経寺でのコンサート

眠い目を擦りながら、市川の法華経寺に向かう。
心配していた天気も、上々。逆に温度が心配。
今日はサロンでもコンサートが重なっているので、大忙しな1日だ。

法華経寺では今年、三年に一度の薪能を上演する。
その舞台や客席を1日で壊すのはもったいないので、今年は翌日にコンサートをやろう、という実験企画。
今年は私が頼まれたので、企画に相応しいアーティストを選んだ。
第一部は稲本響と、ヒューマンビートボックスのMaL。
第二部はアキコ・グレーストリオだ。

朝11時に能舞台にピアノを上げた。
能舞台は総桧造りで柔らかく傷がつきやすいので、慎重に設置する。
リハーサル直前まで、ピアノには日除けの板を載せて、リハーサル前にも調律はしない。
直射日光で、どんどん調律は狂ってくるけど、我慢。
何度もフレームの温度管理をしながら、本番直前に調律開始。当然客入れ中。
どんどんお客さんが入ってきて、調律が終わった頃には満員御礼、立ち見を含めて、2000人近い人が集まった。

本番は夕方から黄昏を過ぎ、夜になり、五重塔がライトアップされ、しかも今日は仲秋の満月。
750年以上経ったお寺と、満月と、ジャズ。
集まった2000人のお客さんと、終了後CD販売とサイン会に並ぶ長蛇の列。
惜しげもなく、野外に出てきたスタインウェイのフルコンにビックリ!して、ピアノの前で写真を撮る人垣。
本物かと、下に潜り込んで覗いたり大騒ぎ(笑)

まさに手抜き無しの野外コンサートは、この熱狂振りを見れば、まずは大成功で終了。


古屋市公会堂

不覚にも、昨夜は速攻で寝てしまい、せっかくの風呂にはいれなかったので6時に朝風呂。
さっぱりして8時に出発。20分で名古屋市公会堂に到着。

鶴舞公園の中にある、この公会堂を見て思い出した。
昭和42年、10ヶ月ほど四日市にいた事があって、友達と3人でこの公会堂にグループサウンズを見に来た覚えがある。
昭和初期の古い建物だったような記憶・・・確かスパイダースやタイガースを見たはずだ。不思議なご縁。

そんなわけで、今日から3日間、名古屋と滋賀県の安土で、竹下景子さん達と「ごえんなコンサート」のツアーです。
神奈川県二宮の西光寺から始まったこの「ごえんなコンサート」も遂にツアーに出ることになって、今日が初日。

何しろ80年位経っているホールなので、搬入経路は狭くて複雑。
1m20の高い搬入プラットフォームをクリアすると、ピアノ幅一杯のドアをすり抜けて、幅ギリギリの廊下で90度回転させる。
曲がった先には、半分階段、半分スロープの通路。
これを上げて、やっと舞台袖。
今回の長崎に続く難所をクリアして、やっと一安心。

本番中に長崎からのトラックが到着した。
終了後、ピアノを入れ替えて、長崎で使ったB型と共に、私は明日は市川の法華寺大本尊の野外ジャズ&クラシックの夕べの為に、一旦東京に帰る。
スタッフも交代して、1台は名古屋泊。
東京には深夜2時頃に到着。
眠いけど、楽しい毎日だね(笑)


長崎から大阪へ

早朝、諫早で訪問チャリティーコンサートの搬入だけ手伝い、スタッフに長崎空港まで送ってもらって、9:30発のJALで私は伊丹へ。
11時に伊丹空港到着。昨日夕方、東京を出発した長崎とは別便のトラックと合流して、いずみホールへ向かい、13時にピアノ搬入。

今日はソプラノの唐澤さんのリサイタル。
ぐっさんは珍しく、歌伴をやる。
パリジェンヌの唐沢さんは途中早変わりで着替えるので、その間にぐっさんはソロを2曲弾く。
その度にピアノの屋根の開け閉めを3回位やるのだが、珍しくネクタイを締めていたので、私が急遽やることになった。

本番が始まって、打ち合わせでは「歌の唐沢さんが袖にはけてから、私が入っていって、蓋を全開にする。その間にぐっさんが、ピアノの説明をする」…筈だった。
ところが、ぐっさんが忘れて、一緒にはけてしまった(笑)ので、私は1人で蓋を全開にして、さっさと引っ込んだ。
ソロが終わって、再度私が蓋を半開にする。
お二人が入って、忘れていたピアノの話をしはじめて、「さきほどのピアノの蓋の開け閉めをしていた人が、高木さんでした。」と、紹介しているのを舞台袖で笑って聞いていた。
さて、お二人がはけて、またピアノソロなので、全開にするためにステージに入っていったら、何とパラパラと拍手が始まり、それが会場一杯に広がり、割れんばかりの大拍手(笑)
戸惑って、周りを見渡しても、私しか居ない。
それで、ぎごちなく、頭を下げて引っ込んだけど、ピアノの蓋の開け閉めで満場から拍手喝采を受けたのは始めてだ(笑)
その後も2回とも、拍手喝采を受けてしまい、袖に引っ込んだら、出待ちのお二人とスタッフ全員が笑い転げてる。
いやはや、恥ずかしながらでした。

終了後、ピアノを撤収して22時頃名神に乗って、今夜中に名古屋に向かう。
長崎組は昼本番が終わって、休み休み名古屋に向かっている筈だ。
同じ時間に西日本でタカギクラヴィアの看板をしょったトラック2台が、それぞれスタインウェイを積んで走り回っているのだから、面白い。
2台は明日、名古屋市公会堂で合流する。

私たちはお先に名古屋の常宿、笠寺のワシントンホテルに深夜1時半に到着。
ここはトラックが泊められて、しかも併設する24時間営業のスーパー銭湯に宿泊客は無料で入れる素晴らしいホテル。お休み!


長崎公演

フェリーは北九州に朝5時半に到着し、長崎までは高速道3時間弱で着きます。
フェリーのご飯は全て自販機の冷凍食品かカップ麺だったので、サービスエリアでちゃんとした朝ご飯を食べて、9時半に空港に到着する社長を迎えに行きました。

今日のコンサートは中井・武田ご夫妻のピアノデュオでいつも2台ピアノを使用しますが、ホールにはヤマハのCFが1台しかないので1台持ち込みます。
ただ搬入エレベーターが小さく、B型でも鍵盤を下にしなければ入らない大きさなので大変でしたが、フコク生命のスタッフの方も応援に来てくださり無事入れる事ができました。
長崎は暑く、皆サウナから出たような汗をかいてしまいましたが(笑)。

コンサートは無事終了し、今度は搬出です。
ふと気になりエレベーターのサイズを測ってみると、いただいた資料よりも30センチ広い事が分かりました!
ギリギリでしたが、いつもの私達の運び方でエレベーターに乗り、鍵盤を下にすることなく搬出できました
搬入前に測ってみれば良かった!

(晶)

飛行機で長崎へ

7時40分の羽田発JAL1841便に乗って、長崎には9:30分に着いた。
2日前に東京を出発したフェリー組のトラックと空港で合流して、ホールに向かう。
13時搬入。今日は恒例のフコク生命主催チャリティーコンサート2台ピアノバージョンだけど、実は今回のホールの搬入用のエレベーターが小さくて、フルコンが入らず、今回はB型を持ってきた。
しかも、エレベーターの中で鍵盤を下にして逆立ちさせる、ご存知、ピアノイナバウアー(笑)
久しぶりだなあ…。


スタジオ・レコーディング

本来なら昨夜のフェリーで、今ごろ北九州に向かっているはずだったんだけど、角松敏生さんのレコーディングが入ってきてしまった。
しかも録音スタジオのピアノが酷い状態なため、それを直しながら調律立ち会いで、という依頼なので私が残る事になった。
確かにこのスタジオのC7は490万台なのでさほど古くはないけど、なるほど酷い状態(笑)

誰かが見よう見まねでハンマーに硬化剤を注入したらしく、ハンマーの両端がカチカチで真ん中はモコモコ。
ソフトペダルを踏むと、あっちこっちの音がチンチン言う。
右端の弦だけが、はみ出した硬化剤のせいで、これまたチンチン言う。
無造作に削られたハンマーは、まともに弦に当たっていないので音色はバラバラ。
バックチェックの咬わえは真下まで落ち、ベッティングは浮き・・・と頭を抱えた(笑)

とりあえず4時間で普通の状態にしないと、録音がはじまってしまう。
おまけに次高音部の弦まで切れて、もう笑うしかない(笑)
アーティストが集まってくる頃には何とかサマになってきて、みんなが「随分ピアノ変わりましたね~」と言ってくれるけど、まだまだやらなきゃならない事が山のようにあるから、素直には喜べない。

部品交換なしではこれが限界だけど、本体は健康な楽器だし、これは典型的に調律師が壊したケースだった。
夜に立ち会い交代スタッフが来たので、後を任せて私は明日からのツアー準備をする。

明日から、長崎~大阪~名古屋~市川~滋賀のツアーが始まります。
まず明朝は6時に渋谷を出て、羽田から長崎行きの飛行機に乗り、フェリー組と合流して長崎に向かいます。


フェリーで長崎へ

フコク生命チャリティーコンサートのために長崎に向かっています。
今回、行きはフェリーを使います。
社長も一緒に行く予定でしたが、レコーディングが入ってきたので新人スタッフと二人での乗船となりました。

小笠原からもスタッフが帰京(小笠原も東京都ですが…)のためフェリーに乗っていますので、今日は、タカギクラヴィアのスタッフ4人が太平洋上を漂っているわけです(笑)。


CD199サウンドトラックデビュー

昨日は六本木でテレ朝の収録後、18時から六本木ヒルズで行われる映画「イキガミ」完成披露試写会に行く予定だったが、ピアノの搬出時間が早くなったので、1度渋谷に戻ってまた六本木に向かった。

六本木ヒルズの映画館は満員で、出演者や監督の舞台挨拶から始まり、いよいよ試写会。
最近、テレビのスポットコマーシャルで何度も流れているので、知っている人も増えてきたと思う。

この映画のサウンドトラックは7月に録音したが、ピアノは響の希望でCD199を使った。
1922年から1950年位までカーネギーホールなどに貸し出されていた、まさにクラシックピアノ黄金時代に活躍した楽器なので、その卓越した表現力は、人間の命をテーマにしたこの映画の台詞に書き切れない部分を、まさにピアノが語ってくれたと思う。

映画の冒頭部分は、メインテーマである「道しるべ」というフォークソングがず~っと続き、これがなかなか良い味を出しているので、「これからピアノの音が出てきても、インパクト薄いかなあ~。やっぱり歌詞がついていると言葉で直接訴えかけてくるから、わかりやすいし・・・」などと考えているうちに、映画はどんどん進むのだが、なかなかピアノが出て来ない。
モーツァルトのピアノコンチェルトのように、なかなか出てこない(笑)

すると突然!聞き慣れた音がカーンとなった瞬間、全てが変わった気がした。
やっぱりピアノって素晴らしい楽器だね(笑)
映画が終わって、エンドロール。出演者や協力者の名前が次々に流れて行く。
ピアノ提供タカギクラヴィアの名前が出てくると聞いていたが、これまたなかなか出てこない(笑)
隣で見ている響を肘で突っつく。もうじき、もうじき、という顔をするので、暫し待つ。
なるほど、最後の最後の方でやっと出た(笑)
何やら、東宝の映画でピアノ提供のエンドロールを流したのは、前例がないらしい。

この楽器もあと中音域の1オクターブを少し見直せば、殆ど完成!
自分で仕上げた楽器CD199が鳴り響く映画が、これからROADSHOWで全国に流れて行くのだから、本当に楽しい仕事だ。
では皆さんお楽しみに。


小学生ドラマー

スタッフが全員出払っているので、「徹子の部屋」の収録は私が行く事になった。
今日は小学生天才ドラマーで売り出し中の大我君で、ピアノはクリヤマコトさんだ。

彼はコロムビア所属なので、収録スタジオの中はコロムビア軍団で一杯。
プロデューサーの岡野君も、最近とうとう老眼が始まったらしい。
長い付き合いなので、いつまでも若いと思っていたが、もうみんなそんな年になったとはね(笑)

クリヤさんとは、もう今はなくなってしまった赤坂のコロムビアスタジオで、朝まで過酷なレコーディングをした事が懐かしい。
その時弾いていたスタインウェイは、今はわが社の貸出で活躍している、通称「ひばり」である。

久々だったが、クリヤさんは相変わらず抜群にうまいピアノを聞かせてくれた。


再び小笠原へ

8月の修理の続きで再び小笠原にやってきました。
今回は小笠原に来るのは初めての新メンバーと2人です。
まずは母島に行き、あさっての午前中までにグランドピアノの全弦張り替えを仕上げなくてはならず、大忙しです!

小笠原の海は相変わらずきれいですが、少しずつ涼しくなってきた東京とは異なり、気温も高く物凄い日差しです。(芽)



茅ヶ崎市民文化会館 小ホール

雨の中、懐かしの茅ヶ崎市民文化会館に行って来ました。
ホールに着いたら、どうやら私がピアノを選ぶ事になっていたらしく、ヤマハが2台並んでいた。
確か、悪くないスタインウェイがあったはず?と聞いたら、あれは大ホールなんです。との事。
そう言われてみれば、以前ここへは持ち込みだったような気がする。

小ホールのヤマハは30年ほど前のCSと3年位前のS6だった。
迷ったけど、今日のピアニストSさんの好みと、プログラムを考えてCSにした。
かなり高音部に弦切れの痕跡があるので、断弦の危険はあるけど、Sさんは叩く人じゃないから大丈夫だろう。
それより、調律で切らないように気を使う(笑)

リハーサルを聞いて、急いで会社に戻る。
今日は面接が2人と、ミーティングがあるし、夜は、元・東フィルのKさんと食事がてら仕事の話。



アーバン2号来たる!

持ち込みのコンサートが増え続けて、1日に3カ所も4カ所もコンサートが重なる事が増えてきたのと、貸出用ピアノも15台を超えたので、トラック2台とサブちゃんでは、いよいよ回り切れなくなってきました。
それで、アーバン2号を買ってしまいました。
今日は御披露目。

1月に買ったパジェロのNo.を440にしたから、アーバン2号は442にしてみました。
あとは441と、せいぜい443くらいしか使えないね(笑)
今年は車が2台も増え、社用車もとうとう10台。
ピアノも車も、場所をとるものばかりが増え続けて、置き場所と経費で頭が痛い(笑)

フルートとか歌とか、羨ましいなあ~。
電車で移動できるものね、
ピアノは改札通らないよ(笑)


コンクール最終日

市川市文化会館主催の新人コンクールも、今日が最終日の管打楽器部門。
出演者が多くて調律の時間が取れないので、朝9時から10時まで、奈落のピアノ庫で調律し、その後ステージに上げて即本番。

こんな時間がない時に限って、一昨日まで、安定していた調律が見事に狂っている。
これはなんじゃいな?と思いながら、見回してみると、ここのピアノ庫にはエアコンがない!
除湿機があるにはあるけど、壁の湿度計は70%。不快指数は多湿不快を指しており、ピアノ庫とステージ上の温湿度の差はかなりのものになる。
これぐらいの広さなら、数万円の家庭用のエアコンで十分だから、是非とも付けて欲しいものだ。

ここの半分位しかない埼玉県の某ホールピアノ庫の空調設備が、開館15年で壊れたにもかかわらず、修復の予算がとれず、ピアノがしばらくステージ上に出しっぱなしだった事があった。
そこのピアノ庫の空調はデジタルで設定されて、異常時は事務所のアラームがなる仕組みだけど、1000万以上の設備らしく、見積もり合わせに長い時間がかかって、その間何週間もピアノは外に出しっぱなし。
わずか六畳程のピアノ庫に巨大な空調設備・・・私もピアノ屋さんの端くれとして言わせて貰えば、六畳のアパートに100インチの液晶テレビを入れたようなもの(笑)ピアノにとっては迷惑しかない。

しかも温度設定が素人さんなので、夏場にピアノ庫からピアノを出すと、冷えすぎていてまるで冷蔵庫から出したビールのように、ピアノ全体が結露でびしょびしょ。
ピアノの為に付けた筈なのに、ピアノ技術者不在のもと、建設業者とお役所で決めたために、こんな滑稽な事になってしまったわけだ。
結局、ご丁寧にまた大金かけて直したらしいけど、そんなものに多額の税金をつぎ込んで、他の予算はカット(笑)
家庭用のエアコンで十分だったのにね(笑)
税金の無駄遣いがうるさく監視される時代になったのだから、我々の業界も、もうちょっと考えなきゃいけない。

さて全く話が変わるけど、調律を終えて会社に戻ったら、スタッフが「今日は管、打楽器だったんですね?」って管と打楽器の間を空けて聞いたので「あっ!そうか!」とやっと気がついた。
ここ何日間か、市川文化会館の人達から何度も何度も、「9月1日は管打楽器さんで、人数が多くて調律の時間がない」と言われていて、今までてっきり「9月1日のコンクールだけは、神田楽器さんが主催で借り切っている」のだとばっかり思っていた。

なので、会場のアナウンスが

「管打楽器新人コンクールを始めます」
と言ったのも

「神田楽器でしょ?『噛んだ楽器』みたいに訛ってるよ。」
って思わず言うところだった(笑)
大恥かくのは、こっちのほうだったね(笑)

でも言い訳させてもらうなら、実際に神田商会という楽器の卸屋があって、通称「神田楽器」と言う人もいるんですよ・・・あ~恥ずかしい。



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