カザルスホール

昨日は、カザルスホールで遠藤さんのコンサートがあり、F1を持ち込みました。
社長は及川さんのコンサートで佐久へ向かってしまいましたので、こちらは私が搬入です。

カザルスは日本大学の所有になってからしばらく、一般への貸し出しをしていなかったため、私が搬入するのは初めてです。
社長から話は聞いていましたが、搬入経路が非常に狭いので、まず搬入口でごぶちゃんから台車に乗せ替えて、エレベーターで移動。
舞台脇の狭い通路を進み、ピアノ庫に楽器を半分を突っ込んで車のごとく切り返しながらステージへ。
ホールの方にも色々ご協力を頂きました。

演奏会も無事終了。ピアノを片付けているとホールスタッフの方から「あれ、今日は戦車じゃないの?」と言われました。
戦車とはよぶちゃん、ごぶちゃんの事。
以前のスタッフの方がまだ残っていらして、当時社長が入れた時のことをよく覚えていたようです。それほどインパクトが強かったのですね。

全てを任されて、緊張しましたが、ピアノの音が大好評だったと聞いて一安心、任務終了です!
(N)

佐久勤労者福祉センター

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昨年はコスモホールに来たので、佐久市は2回目だ。
昨夜は久しぶりにゆっくり寝て、雪化粧の浅間山を見ながら朝風呂入って、極楽気分。

朝8時半にホール入り、調律10時半アップ。
今日は及川浩治のリサイタル。
彼とは、コロムビア時代に2枚ほどCDを作った事があり、浜松アクトで録音したリスト・アルバムが、彼は一番気に入っているらしい。
久しぶりに一緒に仕事をするので、懐かしい話で、盛り上がった。
「新ショパンの旅」というプログラムは、ショパンがパリの社交界に登場から死ぬまでの間を解説して、数曲弾いてまた解説して弾く構成で、なかなか面白いコンサートだった。
彼の強靭なタッチを受け止めても、狂わない調律をするのが、私の楽しみ(笑)

終演後、楽屋裏で男同士、抱き合わんばかりに、今日のコンサートの成功を祝っている姿を、笑いながら見ているマネージャーのKさんは、業界1の美人です。

搬出をしようと準備していると、主催者が「ピアノの音が素晴らしくて圧倒された」と、わざわざ言いに来てくれた。「どういったピアノなんですか?」とか、質問が相次ぐ。
喜んでいただけて何よりですが、搬入口まで、ピアノを押すのを手伝ったくれたら、もっと嬉しかったのに・・・。

なんとか1人で搬出を終え、横浜の工場に向かった。
ホールのピアノを調律していた頃は、その日のコンサートに使えるようになんとか手を入れても、結果悪ければ、ピアノのせい。
はっきり言って、修理屋に過ぎなかったけれど、自分のピアノを持ち込むようになってからは、ピアノは自分の作品。
責任は重いが、こんなに楽しい仕事はない。
これをたった1人で全てできることが経費もかからず、理想的なシステムなんだと再認識した。
なんたってオンリーワンだからね(笑)

佐久市に出発!

予定では、明日の朝8時半に長野県佐久勤労者福祉センターに搬入だったけど、ホールから300メートル位の所に温泉付きホテルがあったので、今夜搬入して、ゆっくりホテルに泊まる事にした。

16時半頃渋谷でピアノを積み込み、今回は時間もあるし、のんびりしたかったので、初心に返って1人で出発!
関越道から、軽井沢を抜けて、途中の横川パーキングで休憩。
大型トラックに挟まれていると、3トンのデュトロは、こんなに小さい(笑)
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19時には佐久市に到着。今回は、よぶちゃんで搬入。
ホールの館長は、トラックからフルコンを下ろして、ステージ上に設置するまでを1人でこなしているのを見て、びっくりしていた。
もともと、女の子が1人でフルコンを運ぶシステムとして開発したのだから、当たり前なんだけど、まさにトラックが調律鞄で、鞄の中にピアノが入っているという表現がぴったりだ。

今回は主催者から、昨年に引き続きピアノを持ってきて欲しいと言う依頼だったのだけど、最近こういった依頼が増えて来た。
年に数回のクラシックのコンサートの為に2000万も払ってピアノを買い換えるなら、借りたほうが良いということなんだろう。
時代は変わったね。

今夜は搬入のみなので、ホテルの1階でステーキを食べて飲んで、ゆっくり温泉。
何しろ1人で来たから、経費が浮いて贅沢な夜(笑)
これも企業努力。

芳澤ガーデン

市川の美術館で、アキコ・グレースのジャケット写真撮影。
ピアノを持ち込む仕事の中で、一番気楽なのがこれだ。
調律をする必要もない(笑)し、朝9時にピアノを搬入して、それでおしまい。

アキコ・グレースも9時に入ったのだが、メイクに2時間!女の人は大変だ。
美術館は午前中しか空いていないのに、すっかりそのことを忘れていたので大慌て。
メイクが終わったのが11時、撮影時間は1時間しかない!
しかしさすがに一流のカメラマン、時間内にピタっと終わって、きれいな秋らしい、この場所でしか撮れない写真ができました。
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今はプロもデジカメの時代。
その場でパソコン上に写真が見られるからできる早業だ。
依頼したコロムビアも、画像をデーターでもらって、おしまい。
技術の進歩はここにも顕著に現れている。

増上寺

昨日のオペラシティと、増上寺のたまゆらコンサートのリハ時間が重なっていたので、今日の静岡のピアノ搬入はスタッフ1人で出発してもらって、私は午前中、芝増上寺の本堂に設置されたCD199の本番用調律に行った。

はたして、どんな場所に置いてあるのか、どんな音がするのか、楽しみだ。
現場は思ったより良く響き、生音で十分。
仏様の前で1人で調律していると、厳粛な気分になる(笑)
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昼の新幹線で、静岡に向かい、スタッフと合流。
静岡県コンベンションアーツセンター(グランシップ)という長い名前のホールに搬入。
今夜はここで久しぶりに福田さんとコンサート。
せっかくホテルを取ってくれたけど、明日の朝9時に市川の芳沢ガーデン美術館にアキコ・グレースのCDジャケット写真撮影が入った。
ピアノを搬入しなければならないので、急遽は搬出後、東京へ戻ることに。

オペラシティでのピアノコンチェルト

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今日は東京ニューシティ管弦楽団の定期演奏会。
リストの「死の舞踊」をF1が共演します。
オケのリハーサルをステージでやっている間に、ピアノ庫で調律。
オペラシティのピアノ庫には、スタインウェイ4台、ベーゼン1台、ヤマハ1台、計6台のフルコンとチェンバロ1台が入っていた。
その他にも各練習室、小ホールにもそれぞれピアノがあるので、まるでショールームだ(笑)。
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今日のプログラムはオケの編成も大きいし、ティンパニや管楽器も大音量で鳴るので、普通のピアノでは聞こえない(笑)
いくら上手く弾いても聞こえなければ、雰囲気だけしか味わえない。
フルオケと共演するピアノコンチェルト、生ではCDで聴くようなバランスには聞こえないものだ。そこでF1の出番。
準備が出来ました!の声がかかったので、大ホールのステージに上げて、リハーサル開始。
F1は水を得た魚のように、自信のポテンシャルを最大限に発揮。
ピアニストのやろうとしている事がホールの隅々まで聞こえて、pp~fffまで、まさにオーケストラを従えて、曲を引っ張って行くソリストには、格好の武器だ(ちょっと言い過ぎかな?)
冒頭で、ピアノと一緒に演奏するティンパニーも、急遽ffに変更(笑)
団員大受けのうちにリハーサル終了。

本番は満員のお客さんの中で、正にこれぞピアノコンチェルトというスケールの大きい演奏を聞かせてくれた。
これだけ明らかに違えば、ピアノコンチェルトは面白い。
ピアニストの干野さんも、先日の紀尾井の時のF1とはまるで違う調整にびっくり!

終演後、ロビーや楽屋では、ピアニシモの細かい旋律まで綺麗に聞こえたとか、良く鳴ってたねーとか、ピアノの話で持ちきり。
ピアニストを陰で支える裏方としては、喜んで頂ければ何より。
それにしても、東京ニューシティ管弦楽団の演奏は素晴らしかった。
指揮者の内藤さんのブルックナーの演奏法のプレトークも実に面白く、今夜の演奏会は本当に楽しめたと、皆さん大満足していた。

増上寺

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芝の増上寺にピアノが入りました。
明日本殿で行われる「珠響」コンサートに稲本響さんが出演されます。
最近の彼のお気入り「CD199」を持ってきたのですが、本殿前の大階段が難所で、サブちゃんも安全策を取り今日はクレーンで搬入です。
無事搬入も、調律チェックも終了し、稲本さん登場。
NYで巨匠達に弾かれていた「199」が、今は日本の歴史的寺院の仏様の前で音を奏でている…何とも感慨深いものがあります。
明日、本番の調律には社長が入りますので、私は徳島へ出発します。(N)

紀尾井ホール 南紫音リサイタル

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このホールで紫音ちゃんのレコーディングをやってから、早1年。
今日はリサイタルだ。
ピアノは13時搬入。実は昨年のレコーディングでは、帰国早々のニューヨークを使ったけど、明後日のオペラシティのコンチェルト仕様に調整してしまったので、今夜と22日の紫音ちゃんのリサイタルには、特製ハンブルク(笑)を使う事にした。

調律が終わって、リハーサルを聴く。
本当に20歳前後の日本人女性ヴァイオリンニストには、世界でも間違いなくトップレベルのアーティストが何人もいる。
それにしても情けないのは次を担うピアニストのいない事。
みんなが探しているのに、若手の光るピアニストがどこにもいない。

今夜も、世界レベルのヴァイオリン演奏を聴きながら、なぜ、ピアニストだけは育たないのか考えた。
やっぱり原因は楽器のせいとしか思えない。
他に答えがあるだろうか?

CZ100

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またまたバイクを買ってしまいました(笑)
今朝、芝浦の保税倉庫にフランスから送られて来たバイクを取りに行ってきました。
やれやれ、この1年で、3台目のホンダCZ100です。
早速、工場に運んで開梱。
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時間を見つけて、コツコツ治します。さて、
今日は工場でよぶちゃんの改造日。
久しぶりに溶接の1日。
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ローズウッドでブラームス

道が空いてたらしく、40分も早く、バスは5時10分に渋谷に着いた。まだ暗い(笑)
トボトボ自宅まで歩いて、もう一眠り。

10時過ぎに会社に出て、ローズウッドをサブちゃんに渡す。
東京文化会館の小ホールは搬入口のエレベーターの手前のドアが5センチほど狭くて、ここでピアノを起こさなきゃ入らない。全く迷惑な搬入口だ。
今日は人手がないので、サブちゃんに頼んだ。
今制作中のピアノ起し機が完成すれば、一人でフルコンが起こせるから、来年からは、大幅に機動力が増すはずだ。何事も企業努力(笑)

15時に調律アップして、リハーサル開始。
今日はビデオとライブ録音もあるらしく、次々声をかけてくるメンバーはいつもの顔。
レコーディングエンジニアのMさん、ビデオはNHK<ぴあのピア>の収録グループ。
マネジメント関係のスタッフもちらほら。ロビーに出たら、ピアニストの顔、顔で、次の仕事の立ち話。
東京のコンサートはホント社交場だ。

我が社の貸出用楽器の中でも、弾き手と場所を選ぶので、年に数回しかお目にかかれないローズウッドは、典型的な貸し渋り楽器(笑)
1887年製のローズウッド。昨年のグリーグイヤーでは、彼が40歳の時の楽器、ブラームスなら51歳の頃の楽器だ。
まさに、その作曲家が活躍していた時代のピアノで、今夜はブラームスを聴く贅沢。

鳴門市ドイツ館

昨夜は、本日のピアニストの自宅、徳島の梨園の離れにみんなで合宿状態で雑魚寝。
飲みすぎて、頭が痛い。まだ出演者の皆さん寝ている間に私だけドイツ館に送ってもらって調律。
ドイツ館には3年前にも来たけど、何故か縁がある。

第一次大戦の時、連合国側だった日本は、中国の青島に駐留していたドイツ兵、約5000人を捕虜として受け入れた。ドイツ軍が、英国の艦船を襲うから、という理由で日英同盟のもと英国からの依頼を受けたのである。
5000人の青島駐留ドイツ軍に3万人の兵を送り込んで、日本に連れてこられた捕虜のうち、1000人が鳴門の坂東に浮虜として収容されていた、というのが歴史上の話だ。

ここで興味深いのは、坂東に収容されていたのは、職業軍人ではなく、ほとんどが民間の徴兵だったので、浮虜とよばれ、とても自由に人道的に扱われていたということだ。
音楽家もかなりの人数が居て、日本で初めてベートーヴェンの第九が演奏された事でも有名である。

話が長くなったけど、その資料館に飾ってあるヴァイオリンを90年ぶりに弾くコンサート。
楽器は鈴木ヴァイオリンで日本製。
なかなか良い音で素晴らしいコンサートだった。

打ち上げでまたまた飲んだくれて、21時15分発の渋谷行き深夜バスに押し込まれて、目が覚めたら渋谷だ。

兵庫県立芸術文化センター

朝5時に多賀を出発したら少々早すぎた。
吹田パーキングで1時間潰して、それでも7時50分には搬入口に到着。

6月以来の兵庫県立芸術文化センター。
今日はアン・アキコ・マイヤースのリサイタル。
プログラムは8月にニューヨークでレコーディングした曲。1曲目に春の海なので、例の「お琴仕様」にピアノの音色を変えるのだが、弾き終えて袖に引っ込んでいる間の1分でピアノを戻さなきゃならない(笑)

その後アンちゃんの無伴奏のあと、シューベルト。
今日はマチネなので、4時終わり。
終了後トラックで鳴門のドイツ館に送ってもらい、6時に到着。
ここでスタッフとトラックとはお別れ。

私は明日のドイツ館での仕事の為、徳島泊。
トラックは今夜は多賀泊。明日は静岡に寄って東京に戻る。

関西方面へ移動

昨夜は行徳と、浜離宮の搬出が重なるかと思ったら、レコーディングは早く終わり、浜離宮のコンサートは延びたので、結果的に楽になった。

今日は午後から出発して多賀まで走り、明日の朝8時に西宮の兵庫県立芸術文化センターに搬入のため移動日だ。
午前中は会社で、溜まりに溜まったメールに返事を書いたり事務仕事。今月号?だったかのムジカノーバ誌に、私の対談記事が載っているらしくて、それを読みましたというメールが多い。
何がスペシャルなのか良くわからないけど、スペシャル対談ということで珍しく真面目な内容なので、興味のある人は読んでみて下さい(笑)

午後2時頃、F1を積んで横浜工場から出発、21時半には多賀に到着した。
明日は早朝5時出発!

行徳と浜離宮

昨日と同じく朝9時にホール入り。
昨日念入りに調整したので、10時30分には終わってしまった。
リハーサルを聴きながら、今日の録音スケジュールを確認。
今日は浜離宮に13時ピアノ入れで、シュテファン・ズィーバス先生のコンサートがあるので、行徳のめどが付いたら、浜離宮にも行かなければならない。
行徳からは東西線と都営線を乗り継いで、30分ちょっとで移動できる。

15時にレコーディングは終わって、後は編集を聴いて、気になる部分があれば録り直すだけなので、浜離宮で調律していたスタッフと、ここで交代。
浜離宮のリハーサルは17時半からなので、何とか間に合った。

今夜はシューベルト歌曲集冬の旅D911全曲を、ズィーガー・ファンダースティーネ氏(テノール)と共演。
ちょっと眠くなる(笑)
ズィーバス先生は、ピアノをやたら気に入ったらしく、フンデ・バウ!フンデ・バウ!とみんなに言って回って、うるさい(笑)
彼は国立ブレーメン芸術大学の教授で、彼の教室にあるピアノがお気に入りだったらしいけど、それより素晴らしいと大喜び。
そりゃせっかく持ち込みしたのだから、喜んで頂いて何より。

本番は盛り沢山のプログラムで、21時を大幅に過ぎてしまったので、アンコール無しで終了。
浜離宮から横浜の工場までトラックを運んで、渋谷に戻ってきたら、軽く0時を回っていた。

行徳文化ホールI&I

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スタッフも続々と遅い夏休みから帰って来て、いつもの活気を取り戻してきた。
今日と明日は行徳でレコーディング。
このホールも2回目なので慣れてきた。
なんといっても渋谷から朝なら車で30分ちょっとで行けるのが有り難い。

いつものように、9時にピアノを搬入して11時アップ。
初日なので、レコーディングエンジニアのセッティングもあるので忙しい。
日本アコースティックレコーズのメンバーは、名前の通りアコースティックのレコーディングにとても凝る。
いつものように、マイクを2~3ミリ動かしてポイントを探す。
今回はVnとピアノだけど、典型的なワンポイントで余計なマイクは立てない。
マイクはピアノの美味しいところが良く録れるということで、ゼンハイザー。

13時頃から録リ始めて順調に進み、今日のノルマ分は19時に終わってしまった。
N響の大宮君はこの録音が終わったら来月から一年間留学に出る。
また一つ大きくなって、帰ってくるだろう。
彼も間違いなく将来のこの業界を引っ張って行く1人だ。

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