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課外授業

珍しく1日会社にいると、いろんなお客さんが来ます。
まずは、秋田から修学旅行の生徒さんが職場体験にきて、スタッフの話を聞いたり調律体験をしたり。
午後は渋谷の専門学校が課外授業で、ピアノの歴史やグランドピアノの構造などを学びに来た。
私はスタッフがどんな授業をするのか面白そうなので後ろで聞いていたら、結局質問コーナーに引っ張り出されてしまった(笑)
和気あいあいと若者達とピアノを囲んで話をしていると、若いって良いなあ…頭の中は今のままで、体だけこの頃に戻れないかねえ(笑)

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加藤知子 シューマン ヴァイオリン・ソナタ集

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昨年6月に君津文化ホールで収録した加藤知子のシューマンが、やっと製品になってサンプル盤が届きました。約一年がかりで、やっと世の中にでるわけです。
加藤知子は、82年にチャイコフスキー国際コンクール2位になって一躍有名になりましたが、あの当時、著名な国際コンクールで入賞するのは至難の業で、大いに話題になったものです。
その後、DENONレーベルで何枚かのCDを出し、私も90年代には、随分一緒に仕事をさせてもらいました。みんな若かったね(笑)

バブルがはじけて、メジャーなレコード会社に余裕がなくなってくると、こういった実力派アーティスト達のCDがなかなか作れなくなってきて、採算の見込める若手イケメン、かわい子ちゃん演奏家の名曲集しか、コマーシャルベースに載せられなくなってしまった。
クラシックの作品として残さなければいけないのは、実力派アーティストの円熟期からの演奏であることを、本当はみんなわかっているのに…。
アーティストも我々スタッフも、だんだん年を取ってしまいます…というわけで、我々NYSレーベルの出番(笑)
ジェルメーヌ・ムニエ、江口 玲、ジェラール・プーレなど、本当に実力派アーティストだけを録音し続けるこのレーベルは、採算無視の贅沢レーベル(笑)
昨年動き始めた今回の企画も、年末にはTYプログラムに選出され、その後コロムビアとの業務提携盤でリリースが決定した。
つまり、企画制作:タカギクラヴィア、発売元:コロムビア・ミュージック・エンターテイメントというクラシックのCD制作販売の新しい型となった。
ジャケットにはNYS、T&Kコロムビア、コロムビアミュージックエンターテイメント、のロゴが並び賑やかだ(笑)
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ピアノは江口 玲、エンジニアは元DENONのチーフエンジニア岡田則男と現DENONチーフエンジニアの塩澤利安ほか、ディレクターは野田智子、そして曲目解説には小坂裕子、と現在考えられる最高のメンバー。あ~何と贅沢なスタッフだろう(笑)
また一つ世の中に作品が残せて嬉しい。詳しくはジャケットを参照して下さい。
発売日は5月27日。さあ、全国のレコード店に急げ!