カフェ貸切パーティー
いつもお世話になっている某企業会長の退任慰労パーティーがありました。
20人以上集まって、女優のT景子さんもくるので、例によって窓に目隠し。
ネットで特注したロールスクリーンが今朝届いたので、早速取り付けました。

今日のメイン食材は蕎麦。
会長の片腕であるYさん手打ちの蕎麦、絶品!
集まった面々はほとんど音楽家なので、早速ピアノを弾いて声楽家達が次々歌う歌う(笑)
ピアニストS和音さんのお父さん(アコーディオン奏者)登場で、今度はアコーディオンに合わせて大合唱!まるでミュンヘンのビアホールだ。


呑めや唄えで時間はどんどん経過。
このカフェは天井をぶち抜いてコンクリートむき出しにしたから、防音していない。
大丈夫かなぁ…だんだん心配になってきた(笑)
スタッフ達が、「これを止められるのはシャチョーしかいません!」と言ってきた。
だが、そろそろ終わりそうになると、また誰かがピアノ弾きはじめて歌い出す(苦笑)そして拍手の嵐!
カフェオープン1ヶ月にして初めて近隣からの苦情がくるか?と思ったけど、夜10時頃やっと終了。
結構我慢強い近隣の皆様でした.
ありがとうございました!(笑)
今日のコンサートは横浜みなとみらい小ホールでした。
日曜日の夜区分が偶然空いていたとのことで、16時半搬入という変則スケジュールだけど、あらかじめ調整を済ませた楽器を温度湿度管理されたトラックで持ち込むので、調律時間が少ししかなくても大丈夫。
とは言っても、安心の為にはもうちょっと時間を下さいね(笑)
今日はちょっとしたハプニングがありました。
このコンサート・シリーズは毎年、浜離宮朝日ホールで開催なので、スタッフが入り時間の確認の為に浜離宮に電話したら、なんと予定が入ってない!
改めてチラシを見たら横浜みなとみらいホールと書いてある!
全く別のホールにピアノを持って行くところでした!危ない危ない(笑)

今夜は奥山恵美子/シュテハン・ズィーバス教授のリサイタル。
今年も教授のお気に入りのピアノを持ってきたので、リハーサル中に何度も「このピアノにキスしたい!」とか「持って帰りたい!」とかうるさい(笑)
今回は先生に合わせて、脚を3センチ切ったスタインウェイの椅子を持ってきたので、これまた大喜びの先生(笑)

今回はこのコンサートだけの来日だったけど、今年も満員御礼でした。
Twitterやfacebookの先輩、長富彩ちゃんのリサイタルです。

ピアノはもちろんルイス君を持ち込み。
いつものように、本番直前まで、あ~でもない、こ~でもないと迷って弱気になってたのに、がぜん本番ではビシッと決めてしまう不思議な子です(笑)
開場間近まで「アンコールのカプースチンはやっぱり弾きたくない…」って言ってたけど、いやいや、かっこよく決めてばっちりのリサイタルでした!
さぁ、コンチェルトにツアー、スケジュールがどんどん決まって今年から忙しくなるね!
遅ればせながら、facebookとTwitterを同時に始めたので、忙しさにかまけて気がついたら日記がすっかり遅れてました!
思い出しながら書いてます(笑)。
この日は確か相鉄線の二俣川の駅前にあるサンハート音楽ホールに行ってきました。
あの大震災3日前にレコーディングした、本田武久/須江太郎リサイタルです。


今日はホールのピアノを調律、ここに来るのは5年振りくらいです。
サロンのように小型だけど立派なホールです。
残念な事に電車の振動が響くので録音にはちょっと問題がありますが、ピアノはなかなか良いスタインウェイが入っています。
本田君のCDも好調で、体調も良さそうなので安心しました。
次の仕事があったのでリハーサルを聴いてホールを出ましたが、きっと感動のコンサートだったでしょうね!
今年の春から次々とこなしてきた某文化会館フルコンのオーバーホール。
最後の1台を今日納品しました。


これで、この文化会館の大ホール、小ホールのスタインウェイD型2台、ヤマハCF2台、計4台のフルコン全てのオーバーホールが完了!
5年間保証も付いて、値段は半額。
無駄な税金を使わせない賢い選択は「競争の原理が働く」ことの見本!
あとは日本中のお役所の担当者がいかに危機感を持って真面目に節税に取り組んでくれるか…だね。
今年の1月にサントラのレコーディングした「星守る犬」が、全国東宝系で6月11日からロードショウ公開となりました。
テレビでもかなりスポットが流れているからご存知ですよね。
一足お先に試写会で見たのは震災前だったので、あの三陸の海岸沿いを、ただ「綺麗な海だなあ…」って思って見ていましたが、あのロケ地の建物もほとんど流されてしまったという話を聞きました。
東京から北海道まで車で旅をしながら地元の人達と交流して行くストーリーので、かなりの部分にあの海岸沿いのシーンが出てきます。
震災の被害にはとても心が痛みますが、こういった形で美しい景色を残すことができて良かったなと思います。
さて、この「星守る犬」。
犬好きにはたまらない映画だけど、猫好きの私でも感動した犬達の名演技!
本当に素晴らしい映画なので、みなさんぜひ見に行ってくださいね!
そして映画が終わっても場内が明るくなるまでスクリーンを注視するんですよ!
エンドロールにしつこく何度もタカギの名前が出てくるからね!(笑)
ちなみに全編に流れるピアノの音は、F1です。
いよいよやってきました。ホロヴィッツピアノCD75の、内輪でのお披露目。
1983年、あの衝撃のホロヴィッツ初来日公演(渋谷NHKホール)から、28年の時を超えて再びこの渋谷に帰ってきました!

関係者で埋め尽くされたサロンは興奮のるつぼ!
トロイメライから始まり、圧巻の星条旗まで、まさにホロヴィッツサウンドがサロン一杯に響きわたり、最高の時間をみなさんと共有できました。
私はもう何も言うことはありません…。
また次の時代が始まったような気がしますね!
大興奮のうちにお披露目コンサートは終わり、カフェに移動。

今日6月19日は、このピアノ(愛称はディーバです)の99歳の誕生日。
ファンクラブの皆さんからバースデーケーキのプレゼント!

江口君がいきなりカフェのスタインウェイでピアノを弾きはじめ、みんなでハッピーバースデーを歌って、CD75のWelcome&birthdayを祝いました。
その後はお決まりの打ち上げで夜遅くまで盛り上がりました。
紆余曲折のあげく私の元にやってきてわずか20日、長旅&時差ボケの疲れもとれないうちに、もうコンサートとはかわいそうだったけど、なんとか無事にお披露目ができました。
このCD75、初期状態の測定が終わってから、今日の為に調整を始めて、一番困ったのは、このピアノは当時ホロビッツが弾いていた状態のままの、ほとんどオリジナル状態なので、もったいなくて新品の部品になど、交換が出来ない(笑)
ハンマーヘッドだけは新しいものに交換されていたので重量バランスが崩れて、かなり重くなっていました。(この辺の事情はニューヨークで把握済み)まずは前のオーナーでさえ持っていなかった、マル秘のホロビッツピアノのデータをもとに、調整をホロビッツ好みに戻す作業を始めたけど、とりあえず、古いパーツを一つずつ補修しながら組み立てて、バランスを計って、またバラすを繰り返して、なんとか前の夜中3時近くに組み付けてという本番直前まで突貫工事。
しかし江口君もぶっつけ本番であの星条旗を弾いてしまうとは、なんとまぁ怪物ピアニスト(笑)
なにしろ弦までホロヴィッツ時代のままなので、よくぞ切れずに頑張った(笑)
いずれにしても、このピアノとローズをウッドを弾くと、ホロヴィッツの奏法の秘密が「なるほど!」と良くわかり勉強になる。
とりあえず第一段階の調整は特急でやったけど、お披露目も終わったから、これからじっくり仕上げて、コンサートホールデビューです。楽しみですね!
今夜は、まずは大プロジェクトをやり遂げた満足感と感動で感無量、やれやれでした。
この音楽業界の財産次の世代に残して行く責任は重いよね。
徳島に行ってる間に、スタッフ達がピアノを運んでいてくれてました。
スケジュールも少し落ち着いたので、やっとメインテナンスルームに籠もれる日がやってきました。

右から、ホロヴィッツが1986年に弾いて絶賛した1887年製ローズウッド。
真ん中が、1912年製の本命ホロビッツピアノCD75。
左は同じく、1912年製CD368、通称ルイス君。
CD75とルイス君。この2台の製造番号は驚く程近いのです。


以前よりフランツ・モアは、ホロヴィッツピアノCD75は1911年製だと本に書いていたけれど、ルイス君の製造番号から推測して1912年製では無いのかなあ…と思っていたら、やっぱりモアさんの勘違いでCD75は1912年製でした(笑)
事務所の隣のスタジオが手狭になったので、今回、ヴィンテージ・スタインウェイだけが新メインテナンスルームに引っ越しました。
ここは我が社のコンサート部の心臓部です。やっと自分の城ができました。
ここにはごく親しいピアニストの皆さんしか入れません、ごめんなさい(笑)
新しくオープンしたカフェ・タカギクラヴィアの裏にあるので、ピアノの調整に疲れたら、店でワインを呑んで、また裏の工房に籠もります。
あ~なんて幸せ(笑)
まさに梅雨空の東京。
午前中の仕事は、市川文化会館のベーゼンドルファーの調律。


ほとんど使用されることもなく何年も格納庫に放置されていたフルコンです。
もったいないからロビーに引っ張り出して定期的にロビーコンサートをやろうということになり、何年振りに日の目を見る事になりました(笑)
大ホールが震災の影響を受けて改修工事が入っている為に、ガガガ~と言う騒音の中で調律(笑)
昼には終わって、急いで渋谷に戻って、カフェでランチ。
スタッフと1時半にパジェロで徳島に出発!
東名が事故渋滞らしいので急遽、中央道周りで行く事にした。
諏訪を過ぎたあたりから晴れてきたので、すっ飛ばして7時間後の夜8時半には徳島到着し、前打ち上げに合流!

明日はアスティ徳島と阿南市文化会館夢ホールで仕事が重なっているのでスタッフと手分けして調律をやります。
3月の大震災直前にレコーディングした本田さんのCD発売記念サロンコンサートです。

当日券も売り切れて、立ち見が出る大盛況。
もちろんレコーディングに使用したF1ピアノを使用、3月7-8日のレコーディングを思い出しました。
終演後、カフェでCD即売と懇親会。

夜遅くまで賑わいました。


昨日全塗装して、カポダストブリッジを研磨(こんな感じで立てて削ります)を終えたフレームをボディに合体。
駒のベアリング調整をしながら、フレームを入れたり出したり。
この作業を失敗すると、いくら綺麗な仕上がりでも、音が伸びなくなったり遠くに飛ばなくなって、楽器としては大失敗修理になってしまいます。
そんなスタインウェイをちまたで沢山見ますね。
ケースとフレームの位置関係の測定を怠ったのでしょう。
我が社のスタインウェイは、最初に入庫した時に徹底的に測定して1台に1冊ずつ記録ノート(カルテ)を作ってあり、過去のデータがびっしり記録してあるので、一目瞭然。

フレームが無事収まったら、渋谷に運んでアグラフを全交換。
そして張弦へと進みます。
ここまでは私も手伝いますが、後はスタッフの仕事。
スタッフ達は毎日オーバーホールを繰り返しているので、実にテキパキ、スムーズに仕事は進みます。
何しろ15日にはレコーディングに使うので、1日たりとも無駄にできません。
最後の仕上げに丸1日かかるので、14日に私が引き継ぐ時には、ダンパーも付いてピッチも上がった状態になってないと私の雷が落ちるわけです(笑)
それにしても、レコーディングの一週間前にフレームが外れて、弦が全て無くなっているとは誰も思わないだろうね(笑)
レコーディングとコンサートの合間を縫って、我が社の貸し出し用ハンブルクDを特急でオーバーホール開始。
前回は3年ちょっと前、ギル・シャハムのコンサートの時に全弦交換しました。
圧倒的人気を誇るこの楽器は、特にレコーディングに引っ張りだこ。
このくらいの使用頻度なら3年ちょっとでオーバーホールが予定通りのスケジュール。
貸し出し現場で弦が切れたら大迷惑だから、一定の周期で消耗品は交換してしまいます。
だから例え鍵盤を肘うちされても笑ってられるんですよ、部品代ケチってはいけません(笑)


今日はフレームを外してブリッジを削って、塗装まで済ませて終了。
15日に予定しているKさんのレコーディングまでに間に合わせなきゃならないから忙しい!
今夜は心待ちにしていた大事なお客様がカフェとサロンにいらっしゃるので、早めに渋谷に戻ります。
遅ればせながら、ツィッターとフェイスブック始めました。
ツィッターに写真掲載出来るようになったり、少しずつ上達してきたよ(笑)
今日は秩父に行ってきたので、そのスーパーで見た珍百景を載せたり、つぶやいたりしてみました(笑)
フェイスブックはまだ良くわからないけど、とりあえず始めたのでいろいろ教えて下さい。
それにしても恐るべし秩父のスーパー。
どうみてもイワシが生イカ?
完全に冷凍室で凍ってる生イカ?

レコーディングとコンサートの合間を縫って、我が社の貸し出し用ハンブルクDを特急でオーバーホール開始。
前回は3年ちょっと前、ギル・シャハムのコンサートの時に全弦交換しました。
圧倒的人気を誇るこの楽器は、特にレコーディングに引っ張りだこ。
このくらいの使用頻度なら3年ちょっとでオーバーホールが予定通りのスケジュール。
貸し出し現場で弦が切れたら大迷惑だから、一定の周期で消耗品は交換してしまいます。
だから例え鍵盤を肘うちされても笑ってられるんですよ、部品代ケチってはいけません(笑)


今日はフレームを外してブリッジを削って、塗装まで済ませて終了。
15日に予定しているKさんのレコーディングまでに間に合わせなきゃならないから忙しい!
今夜は心待ちにしていた大事なお客様がカフェとサロンにいらっしゃるので、早めに渋谷に戻ります。
このたびオープンしたカフェの前には、新たに2台分の駐車スペースがあるので、H君にもらったミニ・クーパーの置き場所もできました。
今日は天気が良いので、家からホンダS800クーペに乗ってきて並べて見ました!
イギリスから来たミニ・クーパーと、15年前にフランスのヴェルサイユから空路連れて帰ってきた帰国子女のS8。
この2人は初めての顔会わせなので、お互いを意識しているようです(笑)

まるで70年代の中古車センターみたいになってしまいました(笑)
道行く中年おじさん達の注目を浴び、そのうちカフェに何人もお客さんが入ってきて、スタッフに質問攻め(笑)
ようやくこの車の価値がわかったらしく、毎日ここに置いて下さい!だって(笑)
こういう手の掛かる子達のメインテナンスをやっていた技術が、やがてピアノ運搬車制作にフィードバックされているのだから、趣味も徹底すると、将来どこで役にたつかわからないよね(笑)
カフェの裏のメインテナンスルームでホロヴィッツピアノの調整の合間に車も調整して、カウンターでワインを飲む。
まあ、幸せなこってす(笑)
梅雨の晴れ間に、静岡音楽館AOIホールに来ています。
昼1時搬入で、ピアノはローズウッド。


作曲家&ピアニスト、Gさんのリサイタルシリーズも毎年恒例になりました。
今回はバッハのフランス組曲「サラバンド」ショパン「ポロネーズ」「マズルカ」舟歌。
後半はシューマンの「子供の情景」そしてラフマニノフで終わります。
昨年ここで弾いたクライスレリアーナがきっかけで、その後レコーディングとなったわけですね。
今日は、なぜか演奏前にステージでピアノの説明をして欲しいと主催者の方から頼まれてしまいました。
こんな事になるとはつゆ知らず、Gパンにジャケット、ノーネクタイのピアノ運送モードできてしまったけど、まあクールビズという事で(笑)