東大和ハミングホールでレコーディング               9/28

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このホールは、5月に東さんのピアノソロをレコーディングしたので、4ヶ月ぶりですね。
おととい、オペラシティでレコーディングしたバリトンの野元さん/筧さんの後半です。
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すっかり忘れてたけどこのホール、レコーディングの時は舞台だけを貸すので、客席は使用禁止です。
もちろんレコーディングにお客さんは入らないので客席は使いませんが、ホール録音の場合、客席にもマイクを立てて「アンビエント」というホール内の残響も録音します。
これがホール録音の醍醐味で、実際にホールで聴いているような自然で豊かな響きが加味されるのです。
よって客席にマイクが立てられないとホール録音の意味がないので「客席は使わないけど、通路なら使って良いだろう」と勝手に解釈。
一休さんみたいだね(笑)
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昼頃から何曲か録音して、午後からはソプラノの西さんも加わって豪華なアルバムができました。
打ち上げは高井戸の沖縄料理。




バロック曲のレコーディング                       9/27

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今日のレコーディングは、松濤サロンで昨日の続き。
クラヴサンの曲のCDシリーズは、昨年に続いて2枚目の録音です。
このCDは楽譜とタイアップしていて、楽譜は12月にヤマハから発売されるそうです。

クラヴサンの曲を近代ピアノで弾くと全く違って聞こえてしまうので、前作では、バロックの雰気を出すために、わざとB型のスタインウェイを使いました。
それがなかなか評判が良かったらしく、今回の録音に繋がったみたいです。

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もちろん今回もB型を使いますが、調整はちょっと特殊です。
ダンパーのかかりを極端に遅くして、鍵盤を押してもなかなかダンパーが上がらないようにします。
したがって、鍵盤を押した状態から少し戻しただけで音が消える事になります。
これによって、サスティーンが長くならず、鍵盤が軽くなるのです。

クラヴサン(チェンバロ)しかなかった時代に作られた曲には、作曲家が楽器の欠点を補うために工夫したであろう部分が想像できます。
たとえば、やたらトリルが出てきますが、これはクラヴサンの音はすぐに減衰してしまうので、長く伸ばしたいからなのです。
このトリルや装飾音がこの時代の音楽の魅力でもあるので、近代ピアノで弾く場合には、サスティーンを短くして、装飾音の効果を十分に表現できるようにしたい…などなど、とても面白い作業です。


レコーディングのハシゴ                          9/26

早朝にサロンで、今日のレコーディングに使用するB型を調整。
その後、朝9時にオペラシティーリサイタルホールに、レコーディング用のピアノを搬入。
会社と初台のオペラシティーは、首都高速C2の富ヶ谷で乗って、数100メートル先の初台南で降りるという贅沢な高速の使い方をすると10分で行き来できます(笑)

今日オペラシティーでは、野本立人/筧さんによるバリトンのレコーディング。
サロンではE真澄さんが、ルリーやクープラン、ラモーなどクラヴサン曲のレコーディングです。


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オペラシティは調律が11時アップで、アーティスト入り。
音決めが終わって録音開始。
立ち会いスタッフを1人残して、すっ飛んでサロンに戻ります。


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こちらではルリーの録音の真っ最中。
狙った通りのクラヴサンの雰囲気がモニターから聞こえているので一安心。
今日、カフェは手打ち蕎麦Dayなので、美味しいもり蕎麦を食べ、またオペラシティに戻って、立ち会いの続き。
こっちの録音は1日空けて明後日、小平のハーモニーホールで後半を録音するので、今日はピアノを撤収しなければなりません。

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夜8時半に終わり、搬出して渋谷に戻ってサロンのレコーディングの続き。
22時半に終わって、カフェでみんなでカレーとワイン(笑)

武蔵村山市民会館                             9/24

今日はコロムビアのレコーディング。
ずいぶん珍しいホールでの録音です。
確か20年位前に、一度だけ録音に来た記憶があります。
その頃は音楽ホールも少なかったので、クラッシックや合唱は、こういった市民会館でレコーディングする事が良くありました。

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ステージとモニタールームはかなり離れているのですが、迷ったらこのマイクケーブルをたどって行くと、その先にみんながいます(笑)

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今回は、ある日本人作曲家のアルバムで、無伴奏ヴァイオリンや室内楽など、いろんな編成で一枚のCDを作るそうです。
その中でピアノを使うのはわずか一曲。10分くらいの曲の為にピアノを持ち込みます。
アーティストはヴァイオリンのO谷康子さんと、ピアノの藤E一興さん。
持って来た楽器は、おととい辻E伸行君で使った楽器。

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藤E一興さんとは久しぶりですが、10年位前は良くレコーディングでご一緒しました。
なかでも印象的だったのは、秋に秩父でレコーディングしていた時、藤Eさんが弾きはじめると、ホール中に鈴虫の大合唱が!
演奏を止めると鈴虫もピタッと泣き止む。また弾きはじめると、なぜか鈴虫も大合唱。
ホール中探してみたら、どうやらステージ下から聞こえる。
数日前の大雨でホールの舞台下に水溜まりができて、そこに鈴虫が大発生したらしい(笑)
これでレコーディングはストップ。
やむなく私が山を降りて麓のホームセンターでバルサンを買ってきて、可哀想だけど鈴虫退治。
藤EさんとN平さんのメシアン二台ピアノもめったに見れない光景でした(笑)

なぜか藤Eさんと仕事をすると裏話が満載。
後から思えば、あの頃が日本のクラッシックバブル時代だったんだなぁ…と。
いろんな事を思い出しては、懐かしくもあり、若かったなぁ…。
詳しくは著書(スタインウェイ戦争)を参照してください(笑)


江戸東京博物館                              9/22

昨日は関東地方にも台風直撃でした。
早朝のテレビ番組出演のため、ピアノのレンタルはありましたが、なんとか無事だったようです。

今日の「江戸東京博物館」は、てっきり大江戸温泉物語の中にあるのかと思ったら、両国国技館の隣でした(笑)

「ヴェネツィア展~魅惑の芸術-千年の都」の開会式で、T井君が作曲したテーマ曲を弾くピアノの持ち込みです。
開会式なので壇上にはイタリア大使やヴェネツィア市長などがズラッと並ぶようです。
TBS主催なので、アナウンサーはなんと柴田さん(笑)
朝ズバを降りてからなかなかテレビに出ないし、久しぶりなので会いたかったけど、残念ながらリハーサル終了後、渋谷にもどらなきゃならないので、また次回!

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初めてのホールなので、どんな感じか調律しながら音を確かめてみたけど、反響板もなく両サイド後ろも全て天幕なので超デッド。
まあ音楽ホールではないので仕方ないですね。
T井君も、あのコンクール優勝から忙し過ぎて、いつ練習するのか心配してたけど、最近のレパートリーは、超絶技巧ばかりではなく、ようやく彼本来の音楽性を発揮できる曲が増えてきて安心しました。
リハーサル終了後、立ち会いスタッフと交代して私は渋谷に戻りました。
昼間はあんなに晴れてたのに、地下鉄から地上に出たら大雨!
最近の天気はわからないね…。


古座川から東京へ                             9/19

昨日は水没ピアノ3台を積み込んで、部屋の掃除や片付けをやって夕方東京に出発!
熊野は通行止めらしいので再び大阪回りで走りました。

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水害は水が引いたあとは、おびただしい泥が残ります。
スタインウェイは泥とカビが混ざって、不思議と松茸のような匂いがします。

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水没スタィンウェイ1

近所の小学校は天井まで水が来て、体育館のグランドピアノは仰向けにひっくり返っていたそうです。
幸いにも昨年オーバーホールしたばかりの公民館のC7は助かったらしいので一安心。
死者が出なかったのでニュースにはなりませんが、物と心の被害は深刻でしたね。
東京へ戻ってきたのは朝6時でした、お疲れ様!


水害の古座川へ                              9/18

徳島チームはフェリーで和歌山に渡り古座川到着。

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4日前に災害派遣で先に到着していたスタッフと合流。
完全水没したスタインウェイB型と悲しみの対面。

2古座川

4古座川

古座川3


既に水は引いていたけれど、もう錆だらけのカビだらけ。
岡田家では、他にもヤマハG5、U5のピアノ2台、名機と呼ばれるJBLのスピーカーやほとんどの録音機材、過去にレコーディングに関わったLPやCD2000枚近くが瓦礫と化していた。

昔、多摩川の堤防が決壊して狛江市地区で何軒か家が流されて、ピアノも5台、川にながされた事があった。
グランドピアノは鍵盤蓋のみ見つかったけど、その他4台は行方不明。
その後ブルドーザーが川底から掘り出したアップライトをオーバーホールした事がありました。
数ヶ月で形は直ったけど、数年後には木ネジや調律ピンは根元から錆再発。
木の奥深く染み込んだ水分は容易に抜けるわけではないので、水没ピアノは全ての金属部品を外して数年間放置しなければならない。
乾燥と共にあらゆる部分が反り、合板は剥がれて本当の根本的なダメージがやっと現れる。
川の水でもこんな具合だから、津波にあったピアノは海水なので、塩分除去の問題がもっと深刻だ。
簡単に部品だけ交換しても数年後にどうなるかを考えると、現状復帰は困難を極めるだろうね…。



阿南夢ホール世界の三大ピアノ弾き比べコンサート          9/16

ベーゼンドルファー/ヤマハ/」ニューヨークスタインウェイの三台をステージに並べて弾き比べ、それぞれの調律師が楽器の説明をしたり、質問に答えたり、という企画。
調律師は、ベーゼンは大阪からKさん、ヤマハは地元のコンサート調律師Yさん、スタインウェイは私が担当。
ピアニストは若手ピアニストのK塚さん。
私は初めてだったけど、「のだめカンタービレ」の千秋の演奏の吹き替えをやっていた人らしい。


ステージには下手からベーゼン、中央にヤマハ、上手にスタインウェイ。

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ピアノの置き場所から言うとステージに向かって右端(上手)はもっとも音が悪い場所(笑)
しかしスタインウェイはいつも主役の場所に鎮座する事が多いから、たまには遠慮(笑)
それぞれのピアノで一曲ずつ弾いて、3人の調律師がステージに呼ばれてお話。

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これがみんなが心配した通りになった…マイクを持たせると私の話が長い(笑)
1人持ち時間は5分なのに!
当然、時間は押して、後半が終わったのが21時半、そこからアンコール。
21時45分過ぎにやっと終了。
楽屋では普段調律師3人が一緒に仕事する事などないから、話も弾み、面白かった。
こういった企画は面白いけど、実はピアニストにとっては過酷。
それぞれのピアノの鍵盤の反応、重さ、音量、調整が全て違う楽器を瞬時に弾き分けなきゃいけないのは辛いね、お疲れ様でした!

今回並んだ3台のピアノでこのホールのスタインウェイが一番新しいピアノだったから、これから年月を経て枯れてくるのが楽しみだね!


福山にて                                   9/14

昨日は福山のKさんのご自宅にピアノを設置。
ニューヨークのスタインウェイが並んで、豪華な練習室の完成!

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スタッフと手分けして2台の調整をやって終了。
昨夜は友人のNさんご夫婦のご招待で瀬戸内の料理を満喫!


今朝はKさんの自宅の仕上げをやって、昼過ぎに徳島に出発!
久しぶりに瀬戸大橋を渡って四国入り。

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徳島には17時頃入り、2日前から保守点検をやっているスタッフと合流!

福山に向けて出発!                           9/12

広島県福山市のKさん宅に届けるニューヨーク・スタインウェイを積んで、夕方出発!
とりあえず今夜は多賀まで走って、明日は福山の友人Nさんの会社に向かいます。

ヨコスカ・ベイサイド・ポケット                       9/11

今日の使用ピアノはCD368(ルイス)。N藤君のコンサートです。
朝8時半にピアノを搬入。
ここ横須賀芸術劇場の大ホールは良く来るけど、小ホールにあたるベイサイドポケットは、10年位前にABさんのリサイタルに持ち込みをして以来なので、搬入口が地下だった事をすっかり忘れてました。

今日のコンサートは3部構成。
1部は合唱、2部はクラシック、3部はジャズセッションだ。
ピアノは3部でも使用したいとのことだったので、ルイス君初のジャズだ(笑)
ドラム、サックス、ウッドベース(アンプ付き)の中でも、ルイス君はPA無しで全く問題ないのでアーティストさん達もビックリしていた(笑)

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2部はN藤君のピアノ・ソロ。
ドビュッシー「月の光」、リスト「ペトラルカのソネット」などなどを、わかりやすく曲目解説を交えながら演奏。

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ステージは場面転換などで大忙しだったので、N藤君に声かける間もなかったけど良いコンサートでした!



小松川さくらホールから東京文化会館                  9/10

京葉道路沿いに見える小松川さくらホール。
今日は合唱の調律を頼まれたので行ってきました。
市川に行く時、いつも高速の横に見えるので気になっていたのですが、まだまだ知らないホールはあるものだね。
合唱の練習の前にはラジオ体操みたいに柔軟をみんなでやってます(笑)

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さてこの後の東京文化会館ですが、今日のリサイタルは夜区分しか取れなかったらしく、調律は18時~18時30分のわずか30分のみ!
ピアノは昨日選定してリハーサルもほとんどすませたとは言っても、何をするにも時間がない。
調律は乱れたユニズンを拾って揃える程度だけど、それでもなんとなく音色はすっきりした。
すぐに開場、そして本番。

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私は客席で聞かせてもらいました。
ノバホールと同じプログラムですが、ピアノの違いで曲のイメージが明らかに違うのでとても面白い!
ピアニストのY川さんは身長が高いので、ステージ映えしますよ!
つくば~東京文化と続いた今年のリサイタルはこれで終了。
次回に向けてゆっくり休んで下さい、お疲れ様!


東京文化会館                               9/

今朝は、上野の東京文化小ホールに行ってきました。
明日、リサイタルで使用するピアノ選定の立ち会いです。
ピアニストのY川幸代さんは既にホールにいらしていて、予想通り古い方の(とは言ってもまだ10年)ピアノを選びました。

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リハーサルを聴いてから私は埼玉県の深谷に移動。
K先生の自宅に完成したサロンで明日コンサートがあるので、そのスタインウェイの調整です。
自宅に天井高さ5メートルを超えるサロンは立派!

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話が弾んで、深谷を出たのが22時50分、渋谷に戻ってきたのは23時50分!
またワープしてしまった(笑)


CMのレコーディング                           9/8

昨夜、奈良から帰らなきゃならなかったのは、今朝から市川市新人演奏家コンクールの声楽部門の調律が入っていたのと、松濤サロンでテレビCMの音源録音があるからでした。

市川市文化会館から昼過ぎに戻ってきて午後から録音準備です。
たった15秒のスポットCMの音源をとるのに半日かかります。
ピアノは1887年生まれのローズウッド。このピアノでCMを録音するのは2回目。
前回はホンダ車のCMでしたね!

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録音にはクライアントやプロデューサーたちが大勢集まったので、収録後はカフェで懇談会。
来月にはテレビで放映されると思うので、またお知らせします。




なら100年会館                               9/7

今朝は、多賀パーキングホテルを出発し、まずは京都で高速を降りて運送屋さんにB型を預けました。
これは9~12日まで、京都の料亭旅館で行われるコンサートで、S太郎/K屋崎S吾さんが使うピアノです。
9月11日と聞いたので受けた仕事だったけど、実際はお月見コンサートとして4夜連続で開催されるとのこと。
9、10日は外人ピアニストのコンサートがあり、11日がS太郎/K屋崎さんの弾く日らしい。
主催者側の予算の関係で途中からピアノを変える訳にも行かず、9日から搬入する事になりました。
こちらは奈良からすっ飛んで東京に戻らなければならないので、やむなく搬入は京都の業者さんにお願いしました。

てなわけで、京都にB型を下ろして、奈良に向かいます。
中ホールに13時搬入。
このホールはガラス張りで、音の乱反射に苦労しますが、シースルーでなかなかお洒落なホールです。

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ここは5年位前にも来ました。
その時は二台ピアノだったので、1台はホールのピアノを借りようとしたら、地方のホールにありがちなご自慢のスタインウェイらしく、調律は指定業者以外やらせません!と断られました(笑)

今回はピアノは1台なので、ホールのピアノは使いません。
今日は、お馴染みフコク生命チャリティーコンサート本公演です。
先週の北海道と同じくソプラノとピアノですが、今回のソプラノは森 美佳さんです。
ピアノの竹村J子さんと、またご一緒できました。
北海道ではひばりでしたが、今回はまた別のスタインウェイを持って来ました。
リハーサルを聴いて、本番が始まるのを見届けて、私は奈良から京都に出て、終電ののぞみで東京に戻りました。

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今日の搬出と明日の訪問コンサートの為の交代スタッフとは、近鉄電車ですれ違ったはずです。
今頃は打ち上げでおいしいものを食べているでしょう。
ところで奈良の旨いものはなんだろう?奈良漬けかなぁ…(笑)






つくばノバホール                            9/6

久しぶりにやってきました、ノバホール。
朝9時に1912年生まれのルイス君を搬入しました。
今回のアシスタントは筑波大学出身のK。この近辺の事情に詳しい(笑)

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今日は4月にレコーディングをしたY川さんのリサイタルです。
ヘンデル、モーツァルト、メトネルで前半を終わって、後半はシューマンのクライスレリアーナ。
今日はマチネなので、リハーサルもあまり長い時間できないから慌ただしい。
本番はホールの最後列で聴きました。
ピアニシモからフォルテシモまで、抜群のダイナミックレンジの広さを誇るニューヨーク・スタインウェイCD368ルイス君。
粒立ちのはっきりしたピアニシモは、客席の距離に関係なく最後方まで届く。
この楽器の表現力には限界がない。
アンコールは2曲。もっと聴いていたいコンサートでした!
お疲れ様~次は東京文化ですね!


さて楽器を搬出して、トラックは夕方の首都高渋滞にはまるだろうから、私はつくばエキスプレスに乗り秋葉原経由で渋谷に戻ることにした。
渋谷に戻ったら、なんとトラックはもうピアノを下ろしたあと!負けた(笑)
今日はこのあと横浜工場に行って3トントラック(デュトロ)に乗り換えて、奈良に向かいました。
高速は順調だったけど、いつもの多賀パーキングに着いたのは深夜2時!お疲れ様!



市川市新人演奏家コンクール                       9/5

毎年恒例のこのコンクールもいよいよ後半。
今日は管、打楽器部門。

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ホールのスタッフに、「明日は『管打楽器』なんですが、出演者が多いので早めに調律に来て下さい」と言われ、
「へぇ、『神田楽器』さんも独自にコンクールやってるんだ…。でもなぜ市川市のコンクールの最中に別のコンクールやるのかなぁ…」と、実は二年くらい本気で思ってました(笑)





ありえない調整                              9/4

都内の某ホールの調律を頼まれたので、行ってきました。
今まで何度か行ってるホール、知ってる楽器なので気楽に行ってみたら、ピアノが何か変?
ピッチは中央から最高音にかけて異常に高いしバラバラ!
中央から低音はバラバラだけどピッチは普通。
こんなに下げる調律は大変だから時間がないなぁ…と焦ってピッチを下げ始めて気がついた。
どうも音色が変なので良く見たら…ありえない!
ハンマーが全部左に寄っていて右側の弦をちゃんと打ってない。
間隔もバラバラなので二本しか打ってないハンマーもある。

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アクション全体が右にズレているのかと思ったけど、低音域は普通。

以前、とあるホールの保守点検で、アクション全体が左に寄ってしまっているピアノがあって、下に潜ってみたら、棚板が割れていたことがあった。
スタッフに確認してみると、ピアノをステージから下ろして使用することになったのだが、主催者が運送屋さんに依頼するのをケチって、自分たちだけで人力で下ろしたとのこと。
下ろすときはなんとか無事だったものの、終演後は得てして気が抜けているし、スタッフも減ってしまって少ない人数で持ち上げたら、高音部分の持ち上げが足りず、脚がステージに内側から当たって、凄い音が!
ただ、見た目には何も変化がなかったのでそのままにしていたらしい。
素人の人達がグランドピアノを持ち上げると、大抵は後ろの方(鍵盤と反対側)が重いと勘違いして、実は一番重い高音部側に人が足りない事がほとんど。
そのために、こういった事故がよく発生します。


そのホールは、ケチった運送賃が結局高いものに付いたわけだけど、今回は事故でもなさそう。
公共ホールのピアノは、時々こんな呆れた調整になっているピアノがあり、弾かされるピアニストはたまったものじゃないし、調律師は自分のせいにされては困るので、タダ働きしてできる限り直す(笑)。


「スタインウェイ戦争」にも書いたけど、所詮、公共ホールのピアノに完璧を求めても無理なのです。
こういった様々なトラブルを乗り越え、その延長上に考え付いたのがピアノを持ち込むシステム。
このシステムなら、現場で焦るような状況は発生せず、ピアニストにも調律師にも本当に理想的なんです。
たまに公共ホールのピアノの調律を頼まれると改めて納得します(笑)


怒涛のスケジュール                            9/3

昨夜、北海道から帰って来てから、カフェで来週のCM録音の打ちあわせをやったので寝不足。
おまけに今日は何カ所もコンサートが重なっていて、スタッフは朝からあっちこっちにピアノを運んで大忙し。
さらに、フェリー欠航で北海道からトラックとピアノとスタッフが帰って来れないので、人手も足りない。

私の今日のスケジュールは、早朝にオペラシティに持って行くピアノの調整をやったあと、朝9時入り11時アップで白寿ホールのピアノの調律。
こちらは、ステージが準備中なので、ピアノ庫で調律。

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スタッフの迎えの車でオペラシティに移動してリハーサルを覗いて、目白の明日館に移動。
12時から友人の結婚式に出席。
ここには朝サブちゃんがピアノを搬入してスタッフが調律していたので、出席のみ。

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14時半にピアノ搬出予定が、涙々の披露宴で大幅に延びそうだったので、搬出はサブちゃんに任せて式を抜け出し、スタッフの車で15時半にリハーサルの終わるオペラシティに戻って、本番前に調律の直し。

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17時に白寿ホールに舞い戻って、本番前のピアノをチェック。
その後、またオペラシティに戻ってピアノを搬出。


3カ所を無事回れたのは、会社のある渋谷から白寿ホール~オペラシティ~明日館、すべて山手通り近辺にあって、昨年開通した首都高C2のおかげです(笑)



雨の北海道                                9/2

雨が少ないので上質な玉ねぎができる「北見市」なのに大雨、道路冠水(笑)
今回は何ひとつ北海道らしさのない北海道でした(泣)

今日のフコク生命チャリティー訪問コンサートは、るべしべ光星苑。
ここは大人の人たちが暮らす施設です。
朝10時、土砂降りの雨の中、園に到着!ここでハプニング発生!

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玄関の自動ドアの幅は170センチと聞いてたけれど、どう見ても狭い!
メジャーで計ってみたらなんと150センチしかない…。
ピアノはフルコンなので幅は160センチ(サイドプロテクトバーを入れて)。
ここでピアノを起こすにしても人手がたりないし、布団や機材もない。
とりあえずサイドプロテクトバーを外し、大屋根を外し、蝶番も外して丸裸にすれば横幅153センチになる。
あとの3センチは自動ドアのガタに頼るしかない。そして押し込んだ。
ガラスのドアは少し押されながらも、無理やり通過!
二重ドアなので、同じ幅の第2の自動ドアも何とか通過!
北海道まで来てあきらめる訳にはいきません(笑)
物理的には入らないはずのドアなのに、入ってしまった(笑)
あとは楽勝!

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そして施設の広いロビーに鳴り響くスタインウェイのフルコンの音色で今日も感動の訪問コンサート、皆さん大喜び!


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運良く女満別から飛行機は飛び、私はアーティストやフコク生命のスタッフさん達と無事帰ってきたけど、ピアノトラックは途中土砂崩れや高速閉鎖、おまけにフェリー欠航で散々。
今夜は旭川に1泊して、明日函館で津軽海峡フェリーのキャンセル待ちをし、無事乗船できたら東北道経由で陸路帰ることになるそうです。可哀想に(笑)


真夏だった北海道                              9/1

北見駅の裏にある、北見芸術文化ホール音楽ホールにピアノ搬入。

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今回は我々が「ひばり」と呼んでいるピアノを持ってきました。
長い間、赤坂のコロムビア第1スタジオにあったピアノで、数々の名盤を録音してきた楽器です。
美空ひばりさんのラストレコーディング「川の流れのように」でも使用されています。
このピアノも、一生スタジオの中で過ごすつもりで、まさか北海道に連れて来られるとは思わなかったでしょう(笑)
今回は竹村浄子さんのピアノソロとソプラノの半田さんで、今日の本公演と明日の訪問コンサートをやります。

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リハーサルを抜け出して、こっそり北見名物「塩焼きそば」を食べて来ました(笑)
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夜はお決まりの打ち上げで、寿司!
毛ガニの旨いこと。痛風になるぅ~
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