
今年の大晦日は銚子にいます。


搬入が終わって最後のスタッフも帰り、リハーサルを聞いてホテルに戻りました。
毎年犬吠埼まで初日の出を見に来る人が5万人!も来て大渋滞らしいけど、明日は曇天らしいので皆さんがっかりして帰るんだろうなぁ…。
私は明朝8時から調律なので、持ってきたワインで独り年越し。
お疲れ様!
会社の一般部門は昨日で御用納め。
昨日は大掃除をやって、ささやかながらカフェで忘年会をやりました。
今日からはコンサート部スタッフだけの出社です。
今年はカウントダウン仕事がなかったので久しぶりにのんびりと新年を迎えられると思っていたら、千葉県の銚子から、日本一早く初日の出が上がる町でやるニューイヤーコンサートの仕事が入りました。
今年は夏以降爆発的な忙しさだったので、スタッフ達を休ませたい。
てなわけで大晦日から元旦まで私が老体鞭打って銚子に行く事にしました!
初めての会館でどんな搬入経路なのかわからないので、搬入はスタッフと2人で行きますが、その後は帰らせて、1人で年越し。帰りは来年1月1日夜(笑)
今年も多くの人に支えられて、無事乗り切って来れました、
袖触れ合うのも多少の縁。
数十万年続く人類の歴史の中、わずか100年程で世界中のほとんどの人間は入れ替わるのですから、この一瞬、同じ時代を生きている偶然と出会いに感謝して共に仲良く一緒に生きましょうね…
明日の大晦日、18時半~45分は、FM横浜 84.7Mhz「ピアノ・ワイナリー」で私のレギュラー出演です、聞いて下さいね!
私はその頃は銚子にいるので、ラジオの調子が良ければ聞けるかも(笑)
ではみなさん良い年をお迎え下さいね!来年もよろしくお願いします!
今年もあと3日。
昨日で今年最後のレコーディングは終わりましたが、大晦日~元旦までコンサートの仕事は続きます。
その合間を縫って、今日はCD199の調整。
1921年末生まれ、製造番号209969のニューヨークスタインウェイは、今から5年位前に、アメリカの某有名大学の古い体育館に朽ち果てて眠っていました。
フレームの製造番号は消されていたけれど、口棒を外したらアクションフレームと棚板にはっきり製造番号の刻印が残っていて両者は符合する。

これはスタインウェイのコンサート部貸し出し専用楽器CDの可能性あり。
ピアノの下に潜って響鳴板の状態をチェックしていたら、何かで引っ掻いたような文字。
なんと手書きでCD199と書いてあった!

これが発見した時の状況です。
ホロヴィッツピアノCD75のように、ステージから去っても手厚く保護されていた楽器もあれば、第2のオーナーによってやがて学校のようなところに寄付されたような場合、長い年月のうちにその価値を忘れ去られ廃棄処分寸前で発見する事もあります。
古い壊れたヴァイオリンを捨てようとしたらストラディバリウスだったというようなものです。
その後、ニューヨークでオーバーホールしながらスタインウェイの過去帳で調べたところ、まさにこの製造番号はCD199と判明して、予想は的中したわけだ。
日本に持ち帰ってからは数々のコンサートやレコーディングで活躍しているので、このピアノの音を聞いた人も多いと思います。
(ちなみに、映画「イキガミ」音楽は確かこのピアノで録音しましたね。)
あのとき、サウンドボードの裏に小さくCD199と引っ掻いた傷と一回り小さい屋根、交換された新しい脚、に気がつかなければ、ただの1921年末製造のNo.209969D型として、その輝かしい過去もしられずにアメリカのどこかに売られていたでしょう。

最近発売された「グレン・グールドのピアノ」という面白い本があります。
かなり詳しく戦争前後の時代のスタインウェイの話が出てきますが、なんとその中に何度か、このCD199の事が出て来ます。
何人ものアーティストがこのピアノをコンサートで指定して、中でも特に虜になったのはゲーリー・グラフマンである、と紹介されています。
この手の本としては珍しくピアニスト本人はもとよりピアノにスポットを当てて書いてあるところが嬉しい。
残念ながら著者、訳者ともに専門のピアノ技術者ではないので、ところどころに間違いがあるけれど、概ね正確で良く調べてある。
CD番号がついたスタインウェイは時々番号を変えるという事も事実。
しかし過去にあった同じ番号に変えられ事はないので、それを捜すのもまた夢のある話だ。
まさにミステリアスな幻のスタインウェイだ。

今日もスタッフ達は出払っているので、サロンレコーディングは私の担当。
調律を終えて、隣の事務所で事務仕事。
来年のツアースケジュールもドンドン入ってきたので、どのピアノをどこに、誰を担当にするかの割り当ては意外と気を使う。
みんなツアーには行きたいので、不公平のないように…我社にしかない楽しい光景だね(笑)
1月は銚子や福岡、郡山、和歌山など、相変わらず東西南北ひた走りです。
クリスマスも終わり、今年もあとわずか。
今日もスタッフ達はあっちこっちにピアノを運んでコンサートをやっています。
私は久しぶりに今日1日休んで年末の私用をやろうと思ってたら、サロンでやっているコロムビアのレコーディングを担当することになりました。
人使いの荒い会社です(笑)

しかし「何かあったら呼んでね!」と言って、サロン隣の事務所で仕事したりメインテナンスルームでピアノの調整、究極はカフェで呑んでたりしていてもすぐ駆けつけられるので楽と言えば楽(笑)
なんて笑ってたら、早速お呼びがかかった。
鍵盤を押すとキュッキュッと雑音がするとの事。
1分で駆けつけ4分で修理。録音続行!

サロンでレコーディングの場合、事務所やカフェに必ず誰かしら調律師が常駐してるので、レコーディング終了まで全て立ち会い付きみたいなものだから、安心と言うか、立ち会い料払え~と言うか、便利だね(笑)
かくして今夜も深夜までレコーディングにお付き合い。
お疲れ様!

久しぶりにベーゼンの調律。
今日はラプソディ・イン・ブルーをやるらしい…ベーゼンで(笑)
それにしても鳴らないので、ちょっと音量をパワーアップ。

ここのところ毎日3~4ヶ所ぐらい持ち込みが重なっているので、誰がどこに行ってるかさっぱりわかりません。

事務所のホワイトボードもスケジュールがぎっしり!
これにカフェのホワイトボードも貸切予約で満員御礼。
更に連日サロンのスケジュールと調律学院のスケジュールが全て重なるので相変わらずパニック状態(笑)!
昨夜はM本さん達とお好み焼きで打ち上げ。
その後、真っ赤な顔してリーガロイヤルからピアノ搬出(笑)
今朝はサンケイブリーゼM本さんのロビーコンサート2日目。
折しも大寒波襲来で、自動ドアが空く度に寒い風が吹き込んで超過酷なコンサート(笑)
名神は雪が降るという予報なので、調律が終わったら急ぎで帰る事にしました。
ところが途中は晴れていてスムーズに東名へ。
今日はクリスマスイブなので、富士川パーキングでちょっと豪華に食事会(笑)
昨夜那智勝浦から大阪に入りました。

今朝は8時にサンケイブリーゼのロビーコンサートの調律。
作曲家ピアニストのM本さんが、今日と明日ここでクリスマスコンサートをやります。
私もちょうど大阪に居るので調律を頼まれました。
彼の代表作、MISIAの「Everything」は200万枚!も売れたらしい大ヒット曲、うらまやしい…(笑)
今日と明日、毎日3ステージずつライブをやるそうです。
それにしてもこのロビーは寒い。
調律とリハーサルが終わって、リーガロイヤルに移動してピアノを搬入。
持って来たのはCD368。いつものようにホテルのスタッフ115人位でヨイショっとステージ上げ。
こっちは見てるだけ(笑)

この10年は毎年恒例、稲本ファミリーのディナーショーです。
今年も大勢のお客様が聖夜の晩餐会を楽しんでいます。
朝5時に渋谷を出発して今日から和歌山~大阪に行きます。
予定通り午後3時、那智勝浦に到着しました。
今日は時間があるので、先日の水害で被害にあったピアノを見てきました。


物凄い泥です。
まだ那智は水害の被害も生々しく残っています。
サロンは連日コンサートでびっちりのスケジュールです。
それに連動してカフェも連日貸切、嬉しい悲鳴です。
今日は長富彩ちゃんとウェールズ弦楽四重奏団。彩ちゃん初めての室内楽に挑戦です。

前半のソロコンサートは、シューマン=リストの献呈と、シューマンのソナタ。
少し緊張気味だったけど、室内楽ではまた新しい長富彩を発見、やはり才能あるね!

コンサートが終わったらお決まりのカフェで懇親会。
ファンの弁護士さんがプロ顔負けのマジックを披露してくれて、大盛り上がり!
珍しい打ち上げでした(笑)
今日は横浜で小野リサさんとフェビアン・レザ・パネさんのボサノバライヴがあったので担当したかったけど、私は都内でスケジュールが埋まってたので、他のスタッフが行きました。
早朝のピアノ搬入はサブちゃん。

さて私は久しぶりの渋谷伝承ホールで、O友さんのクラリネットリサイタル。
今日はホールのヤマハを使用しましたが、何と440Hzに下がってる、あちゃ~!
調律記録簿には2日前に442で調律したって書いてあるし、一瞬自分の音叉を疑った!
でも公共ホールでは良くあること。
幸いピアノが新しくて弦はテストブローに耐えられるから、スパッスパッとピッチ上げ(笑)
1時間半で仕上げて次はT井信ゆき君の仕事。
ピアノは午前中にスタッフ達が運んでくれて調律も済ませてあるので、リハーサル後の直しです。
このピアノは、T井君がコンクール優勝前から今まで何度も弾いてるので安心。
今日はホテルでのコンサートで、ステージの周りは假屋崎さんの花で埋め尽くされて豪華!

プログラムもなかなかユニーク(笑)

リハーサル終了後、調律の直しをやって渋谷にタクシーで戻ってFM横浜の収録!
今回は12月24日、31日、1月7日分をカフェで収録しました。
31日は私のレギュラー出演分で、今回はピアノをなぜ持ち込むことになったかという話。
そしてカーネギーホールにまでピアノを持ち込んだ究極の録音ということで、江口玲のCD「巨匠たちの伝説」から2曲かけます。
大晦日18時30分~45分の放送です。
その他の週もほとんどがカフェタカギクラヴィアで収録しています。
来年から私のレギュラー放送日には、ゲストを招いて対談やコンサートの告知、業界裏話(笑)などマル秘の内容を盛りだくさんでお送りしますので聴いて下さいね!
さてFM横浜の収録が終わってからそのままカフェで忘年会。
隣の席では今日もサロンで練習していたN響のメンバー達も忘年会。
FM横浜の人達が帰った後はN響メンバーと合流!
結局家に帰ったら深夜2時(笑)

2日間、紀尾井ホール貸切でリハーサルを続けていたデュオ・アドモニーの本番です。
クリスマスコンサートなので、前半はハンドベルの演奏から始まりました。
後半からいよいよ本領発揮。
イスラエルを代表するピアノデュオ、さすがに素晴らしいアンサンブルですね!
花のワルツや魔法使いの弟子など二台ピアノ定番の曲から、最後はバーンスタインのミュージカル名曲「ウェストサイドストーリー」まで、バラエティーに富んだプログラムでお客様も大喜びでした。
バーンスタインの時はパーカッション・トリオが入りるのですが、ドラムセットが正面にあるため、その大音量で二台とも屋根を外しているピアノの、特に1Stが聞こえなくて困りましたが、今日は朝から音量を上げる調整をやったのでバッチリ!
デュオ・アドモニーのお二人もびっくりしてました(笑)
3日間紀尾井ホールに出張していた我社のピアノ二台も、やっと帰ってきました。
ベートーヴェンと同じ12月16日生まれなので、小学校の時音楽の先生がベートーヴェンの伝記をプレゼントしてくれました。
今年はめっきりプレゼントも減りました(笑)
スタッフ達は、早朝5時搬入で日テレにベーゼンを持って行きました。
朝の情報番組に生出演です。
実は貸し出しピアノリストの中にはベーゼンやベヒシュタインもあるのですが、めったに出動しません(笑)

私は朝10時入りで神楽坂のサロンに山下洋輔さんの調律に入りました。
この美しいヴィンテージ・スタインウェイB型は、オープン以来なかなか評判が良くて大事にされています。
そのヴィンテージをぶっ叩く山下さんを見てみたかったけど(笑)、残念ながら次の紀尾井ホールに向かいます。

今日も朝からリハーサルに使われた我社のピアノ達は、lここ紀尾井ホールで2泊3日の外泊です。
夜はホールから抜け出してニューオータニのオーバカールにて誕生日を祝して頂きました。
ちょっと飲み過ぎ(笑)
今日から3日間、紀尾井ホールにピアノ2台貸し出し。
Duo アドモニーというイスラエルのご夫妻による2台ピアノです。
なんと今日と明日はリハーサルで17日が本番なので、この紀尾井ホールを贅沢に3日間貸切!
これは数年前、M紫音ちゃんのレコーディング以来ですね。


しかも、ご夫妻は我社のスタジオで昨日まで3日間、同じピアノで練習していたので、すっかり慣れた楽器で安心、喜んでリハーサルをやってます。
夕方会社に戻ってFM横浜の番組「ピアノ・ワイナリー」の、私が出る放送分の打ち合わせ。
放送日は31日大晦日の夕方6時半~45分。聞いてね!
打ち合わせが終わったらピアニスト達が待ってるからとカフェに呼び出されました。
いきなりシャンパンを開けて乾杯の後は電気が消えて「ハッピーバースデー」のサプライズ(笑)
ケーキのろうそくの数が微妙に気になるけど、吹き消して誕生日イブを祝って頂きました!

ビジネスホテルとは思えない、豪華なカンデオホテルの朝食を食べてホールに向かいました。
今日はピアノが落ち着いて調律の狂いもほとんどないので、整音をじっくりやりました。
以前、新品の純正シャンク&フレンジ付きハンマーセットに交換しましたが、次高音から最高音のセクションの4音ほど、音色に若干違和感があったので、ハンマーをシャンクから抜き、打弦点を2ミリ程手前に持ってきたら格段に音色と音量の繋がりが自然になりました。
新品パーツをボルトオンすれば大丈夫って思ったら大間違いです。
純正部品を過信してはいけません。
特に次高音から最高音にかけては、ブリッジの研磨状態や個体差はもちろん、ある時期に作られたフレームは明らかに打弦位置がイコールではないものまであるので、ピアノによって最適な位置を探さなければなりません。
フルコンの場合は、ホールで調整をするのがベストです。


18時過ぎに無事収録が終わり、夕方にはジャケット写真撮り。
あとは無伴奏なのでピアノはお役御免。
ピアニストご夫妻は明日ロンドンに帰国、我々は搬出して渋谷に戻ります。
ひばりちゃんは、このレコーディングとジャケット写真に使われた後、明日は朝からアサヒビールのロビーコンサートに使って、明後日はまた別のレコード会社のジャケット写真撮りの為に六本木の写真スタジオに行き、1日休んで、甲府にコンサートに行きます。

今日から3日間、お馴染みの栃木県岩船コスモスホールでレコーディングです。
ハチャトゥリアン曲集で、ヴァイオリンはNフィル・コンマスのK野さん、ピアノはロンドンからやって来たSさん。タイ人のご主人が譜めくり!
レコーディングは3日間だけど、最終日は無伴奏なので明日でピアノは渋谷へ、ピアニストご夫妻はロンドンに帰ります(笑)

久しぶりの岩船コスモスホールは、相変わらず名物のパチパチとホールが鳴る現象に悩まされながらも、ソナタの大曲から録音開始です。
今回持って来たピアノは秘蔵の「ひばり」ちゃん。
サロンに常駐する事が多かったけど、どんどん増えるピアノの貸し出しにやりくりが困難になって来たので、ひばりちゃんもついに出動です。
この「ひばり」ちゃんは、あの有名な赤坂のコロムビア本社第1スタジオで毎日レコーディングに明け暮れていた名器。
スタジオは窓がないので外の景色など見たことなかったのに、突然全国を旅したり、広いコンサートホールのステージで第2の人生を迎えるとは本人も思っても見なかったでしょう(笑)
このピアノも、ホロヴッツピアノCD75やカーネギーピアノのローズウッドのように、歴史を刻んできた名器。
こういう楽器がコレクターの手に渡って、記念館や金持ちの別荘の飾りになってしまってはただの抜け殻、死んだも同然です。
楽器は音楽を奏でてこそ存在価値があるのです。そして壊れたら直すのが私の仕事。
コンサートホールでピカピカのスタインウェイにワックスをかけ、手袋をして腫れ物を触るように扱うのが大事にしているなんて、大きな勘違い。
表面だけ美しく保っても音色やタッチは良くならない。
スタインウェイも道具、道具は使いこまないと良くなりません。
傷はそれだけ働いたと言う勲章、ヴァイオリンやチェロ弦楽器と同じだね。
大曲を録り終え、佐野の常宿カンデオホテルにチェックインして、みんなで居酒屋へ。

今回の宿泊先は、全日空ホテル松山です。
今朝は6時半に最上階のレストラン集合で朝食バイキング。
8時に親和園に到着してピアノを二台搬入。
新人スタッフのM君も、入社わずか一週間で愛媛県まで連れてこられました(笑)

調律が終わって、簡単にリハーサルを済ませて昼食後本番。
この親和園は年配の人も多くて、ほとんどの人がこの施設に居住しています。
満員の体育館は昨夜の市民会館と同じコンサートが再現され(2ndピアノはM型だけど)盛り上がりました。

この訪問コンサートには、地元の放送局が取材に来る事も多いのですが、今日は南海放送のテレビ局が来ていたので、恐らく夕方のニュースで放映されると思います。
今日もフコク生命のみんなと共に、最高のチャリティーコンサートを目指しました。
終演後、ピアノ二台を搬出してトラックに乗せ、松山空港まで送ってもらって、私と新人君はお先に東京に戻ります。

今日、サロンでは江田玲さんのファンクラブイベントを盛大にやっているので、カフェチームも大忙し。
明日から岩手の釜石でもフコク生命復興支援コンサートがあるので、岩手チームはピアノを積んでそろそろ釜石に出発。
昨日深夜に搬入した丸ビルの搬出が0時半にあるので、どうやら私も行かなきゃならないらしい。
タカギクラヴィアのスタッフ達は、今日も日本中かけまわっています(笑)

10年くらい前、「海の上のピアニスト」の公演で松山に来たことがあるけど、このホールだったかどうか記憶がありません。

今日はフコク生命チャリティーコンサートシリーズの本公演です。
N井/T田ご夫妻の二台ピアノですが、明日の訪問先にピアノがないため、今回はフルコンと2nd用にM型も積んできたのでトラックは満杯です(笑)
もちろん今日は、2ndピアノにホールのスタインウェイを使うのでM型は使いませんが、トラックからフルコンを出すのに、いちいちM型や他の機材も全部、一旦外に出さなきゃならないので大変です!

搬入を終えて調律。
今回のピアノは青森ツアーから戻ってきたばかりの楽器。本州最北端から四国の端っこまで旅をしてきたわけだ。
いつものように本番は大盛況に終わり、夜はホテルで懇親会。
23時半頃部屋に戻ったら会社からメール。
サロンでは先ほどアリコさんのコンサートが終わって、明日の二台ピアノの為にこれから調律。
カフェチームはまだアリコさん達が懇親会中。
徳島でのコンサート調律に向かうスタッフのKは、先ほど深夜バスで徳島に出発。
別チームは深夜0時半に、丸ビルにピアノを搬入する為に待機中。
はぁ~今日もみんな忙しいけど頑張ってます。
我々、松山チーム3人は、明日メインの訪問コンサートがあるので、朝6時起き!
昨夜はワイン仲間が「森のピアノ」のプロデューサーを連れて、カフェにマジョラムのカレーを食べに来ました、
あのアニメの音楽監督はアシュケナージがやっていて、ピアノも本人が弾いていたらしい。
アップライトで練習しているシーンは実際にアシュケナージにアップライトを無理やり弾かせた裏話とか面白かったので、ついついシャトーヌフデュパプの赤ワインを一本空けてしまいました!(笑)

今日は朝から寒いですね。
午前中にロンドン在住の作曲家ピアニストが、マネージャーとお見えになって打ち合わせ。
昨日もオランダ在住のピアノフォルテ奏者の方がいらして、ピアノ持ち込みの話で盛り上がりました。
チェンバロはともかく、フォルテピアノは完全に持ち込みですからね(笑)

午後からは楽器の調整をやって、羽田空港からJALで松山へ。
松山空港に着いたら、坊ちゃん、道後温泉だけではなく、「坂の上の雲の松山へようこそ!」と書いてありました。
そうかぁ…坂の上の雲と同じ明治20年、1887年ローズウッド持って来れば良かったなぁ…(笑)
ピアノ車は前日に出発していて、徳島県のホールで保守点検をやって今夜松山入りです。
今回は入社3日目のM君も、深夜バスで今頃松山に向かっています(笑)
私は松山全日空ホテルにチェックインしました。
今日のレコーディングはコロムビア。
K本マリさんの録音をサロンでやります。

エンジニアは塩ちゃん。
昨日(音の日)、第18回日本プロ音楽録音賞授賞でクラシック、ジャズ部門で3年連続最優秀賞!
そしてもう1作品が、サラウンド部門で優秀賞!
驚きの2部門でのダブル受賞!の話で持ちきり。
我々も嬉しいね。
今日のサロンには偶然、旧コロムビア赤坂スタジオにあったフルコンが集合!
録音に使用している楽器が2スタ、奥にあるのが艶消しで1スタにあった楽器。

我が社に来てからは通称「きよし」「ひばり」と呼ばれています。
当時東洋一と言われたコロムビア赤坂スタジオを象徴する2台です。
この2台で塩ちゃんとずいぶん沢山レコーディングしました。
今は我が社で大活躍してますよ!
半月前の相模湖で、レコーディングの機材搬入の帰りに、中央道八王子石川パーキングでお亡くなりになった旧ハイゼット君の後継車として、新ハイゼット君がやっと納車されました!

勿論ターボ。スタッフ諸君、今度は壊すなよ~。
スタッフといえば、今日から新しいスタッフが2人増えました。
我が社の新人スタッフ採用は秋以降なので、4月新卒で応募されても原則採用はありません。
今年は3月から入社したMさん、今日から出社のM君と来週から出社予定のYさんが増えるので、だんだん大所帯になってきました(笑)。
夕方、某ピアニストの自宅にM型納入。

以前からどうしてもニューヨークスタインウェイのヴィンテージを自宅に入れたい!と言ってたので、1921年製をニューヨークから空輸しました。
夜中に興奮して「最高に気持ちいい楽器だあ~」ってよろこびの御礼メールがきました(笑)
朝から丸1日空いている日は今日しかないので、横浜工場にこもってピアノ運搬車(よぶちゃん)の修理と新型(ろくちゃん)の製作。
来週には、北は岩手、南は松山と、同じ時期に別方向のピアノ持ち込みがあり、さらに都内近辺の持ち込みも含めると、運搬車が足りません。
しかし溶接中の写真を見ると頭頂部がまたまた薄くなってきたね、こりゃ困った(笑)

今日は新しく手に入れた超硬チップソーのおかげで切断作業もスムーズに進んで、溶接、塗装で完成!楽しい1日でした(笑)
朝から雨模様の東京は寒いです。
今日の午前中は、神楽坂に今月からオープンしたサロンの初コンサートの調律。
その間にスタッフが渋谷からピアノを積み込んで、13時に津田ホールで合流。
神楽坂は飯田橋、津田ホールは千駄ヶ谷なので電車で4つ目、10分位ですから、行ったり来たりできるので便利です。
今日は、同じ時間に原宿でベー・チェチョルさんのサロンコンサートもあるので行きたかったのですが、こちらはさすがに無理。
ピアノ搬入搬出もスタッフ任せ。
別チームの青森組は、昨日福島に泊まって今日帰ってくるらしいので、スタッフが足りません(笑)。
さて久しぶりの津田ホール、ピアノはF1。
N藤晃君のバッハ:ゴールドべルクです。


昨今のグールドブームのせいか、「バッハをニューヨークスタインウェイで弾くと、とても合う」との声を良く聞きます。
いえいえ、バッハだけではありません。
ハンブルクのスタインウェイがクラシックのコンサートステージに当たり前のように登場するようになったのは戦後の事なのですから、クラシックはニューヨークスタインウェイで弾くのが王道。
特にバッハのような古典は昨今の重い鳴らないピアノでは弾けません。
この長いゴールドルク変奏曲など聞かされた日には寝てしまいます(笑)
そんな訳で、今日も乾いた心地よい倍音に包まれたバッハは、こんなに表情が豊かに聴こえるのです。
昨日は最後が無伴奏だったので少し早めに帰れました(笑)
山口に行ってたピアノ車は、途中岐阜で一泊して、夕方ようやく帰ってきました。
私の着替えもお土産も全てピアノ車に積んであったので、昨夜ゲット出来ました(笑)


さて今日はユーフォニューム/ピアノのレコーディング最終日です。
朝9時コピスみよし入り。
ピアノもかなり安定してきたので、音色とタッチの揃えをやりました。
今日は、ユーフォニュームのコンチェルトという珍しいバージョンを2曲録ります。
なかなか難しくてわかりませんがかっこいい曲です(笑)


予定より1時間ほど早く終了しました。
もう12月になってしまいました!
昨日は羽田空港から直行で、12/1からオープンする神楽坂のサロンの調律に行きました。
渋谷に戻ってきたら、もう24時。
会社で今日からのレコーディングの準備やサロンのピアノの調整をやったりして2時頃家に戻りました。
結局ウトウトしただけで6時頃起きて、ニューヨークからのメールに返事を書いたり、書類の整理等していたらもう7時半!

今日と明日は、先週も来たコピスみよしでレコーディング。
今回はU神さんのユーフォニュームとピアノ。
彼とはこの10年で3枚目のCDを作る事になる。
ピアノは久しぶりに「ひばり」を使う。
ユーフォニュームといえば、7~8年前にニューヨークで、トロンボーン(Y本Kイチロー)ユーフォニューム(H園)ピアノ(江田礼)という恐ろしいメンバー(笑)でレコーディングした事を思い出します。
ピアノのマイクセッティング が終わって、管楽器が鳴りだすと、なんとその音圧でピアノの音がマスキンクされて(低音域が吸われて)ペラペラの音になってしまう。
オーケストラで管楽器が一番後ろに座るのがわかるような気がします。
したがって、いつものヴァイオリンや歌とは違ってワンポイントではバランスが録りにくいため、ピアノに近接マイクを立ててミックス。久しぶりにAKG。

メインマイクは、このホールとB&Kの相性が何となく合わないような気がするのでショップス。
これはエンジニアの今ちゃんのチョイス。
ようやくバランスが取れてきた。
音さえ決まれば、後はアーティストにお任せ!
順調に今日のノルマを録り終えて、渋谷に戻る。
今日は寝るぜ!