和歌山からだいぶ前に帰ってきましたぁ!               1/31

久しぶりに那智勝浦温泉でのんびり正月休みをしようかと思ったら、被災地のピアノ移動で肩帯がいきなり抜けて親指を突き指。結局温泉治療(笑)
しかし、この風光明媚な那智の滝の近辺は被害甚大。未だに完全倒壊した建物多数。
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そんな現場から帰ってきてから、いつの間にか普段の仕事スケジュールに追われ、日記の更新をすっかり忘れてました!
一昨日の夕方から急に悪寒がして高熱でダウンしてしまったので、昨日のリハーサルの調律はスタッフに交代してもらったけど、本番は這ってでも行かなきゃならないのがこの仕事。
実際には這ってたら車に牽かれるので、スタッフに車で送ってもらいました(笑)
昨日リハーサルで今日が本番のコンサートは、ミューザ川崎の「MUZA音楽サロン」です。
東京交響楽団のメンバーとK屋崎さんとS太郎さんのコラボ。
ここミューザ川崎のシンフォニーホールは、昨年の大震災で天井が大崩落で、未だに工事中だけど、隣にある市民交流室は無事だったようです。
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このホールはなぜか横長。縦に使えば音ももっと良くなるのにね…。
親指突き指が痛くて調律やり難いけど、何とか終えて、久しぶりにアーティスト2人と会いました。
新年のご挨拶。
今日はK屋崎さんも連弾でピアノを弾きます。
彼はとてもピアノが上手で、CDも出しています。

リハーサルまで立ち会って、カフェに戻って今夜はFM横浜の収録。
評論家の真嶋さんを迎えて対談。これは2月放送です。



さて毎年の事だけどあっという間に1月も終わり、明日から2月だ!
風邪ひいたり、熱が出たり、親指突き指したりさんざんな年の始めだけど、明日から頑張るぞお!


和歌山に向かってます!                        1/22

昨日出発した和歌山組のトラックは、無事夕方那智勝浦に到着して、昨年の水害復興支援、水没ピアノのオーバーホールを始めています。
私は昨夜、浜離宮の2台ピアノの準備を終えて会社に戻って、今日カフェで行う響ちゃんのファンクラブイベントの準備をして、夜中にカフェの新メニュー(有頭大海老フライとぜんざい)を試食。
私の強い要求で、フライの油はコレステロールゼロのキャノーラ油。
原価は高いけど、これは外せません。
これなら夜中でも食べられる(笑)
高校生時代からほぼ100%外食を続けてるので、年とともに上がるコレステロール値を気にして、大好きな揚げ物を絶って久しい。
どこかでコレステロール値を下げる油で揚げてる店はないものかと思ってました。
大阪の天ぷら屋では「え~油つこてますなぁ!」と客が言うのが最大の誉め言葉だと言うからね。
タカギカフェは「え~油つこてまっせ!」何しろ採算度外視ですから(笑)

え~話がそれましたが、今日の浜離宮の本番はスタッフに任せて、朝8時7分発のぞみに乗りました。
名古屋経由~那智勝浦14時頃着。
昨日到着している復興支援スタッフ達と合流。
とは言っても私は仕上がりのチェックと来月の地元のコンサートの打ち合わせ位しかないので、やっと2日間の正月休みです!
紀州の温泉宿に籠もって依頼されていた雑誌の原稿をのんびり書きます。
経団連の雑誌なので、何書くかなぁ…コンサートホールは血税を節約せよ!…かなぁ(笑)
では皆さん私は2日間消えますね~!

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郡山から浜離宮朝日ホール                     1/21

昨夜ピアノ車アーバン号がなぜ先に帰ったかというと、渋谷でピアノを積み替えて別のスタッフ2人で早朝、和歌山に出発するからです。
私はこのデュトロに入っているピアノを、14時に浜離宮朝日ホールに搬入しなければなりません。
郡山からなら3時間もあれば到着するので、私だけゆっくりホテルで休ませようということだったみたいです(笑)

さてすっかり雪化粧の郡山を出て東北道に乗ると、すぐに放射線アラームがピーピー鳴ります。

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アメリカから送ってきたこの放射線測定器は0.5μシーベルトに初期設定されているので敏感に反応します。
普段は0.1~0.2ですからところどころ高い場所があるんですね…。
まぁ神経質になる程の数値ではないけど、確実に原発事故の影響だからたまったもんじゃないよね…。


さて予定通り浜離宮朝日ホールに14時到着。
我社のトラック3号車と合流してピアノを2台搬入します。
今日と明日開催される現代音楽特別音楽展2011で2台ピアノを使います。
こちらは古いつきあいのK籐君ご夫妻。
明日がピアノの出番なので、今日のリハーサルは浜離宮のリハーサル室に設置。
しかしリハーサル室がこの広さ!羨ましいね…(笑)
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今回は現代曲なのでプリペアドもあります。
したがって持って来た2台はハンブルク。
ニューヨークは内部奏法禁止です(笑)

夜9時、ようやくリハーサル室からピアノをホールに上げて明日の準備完了です。
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2台ピアノなので2ndの屋根は外しますが、我社での屋根の保管はいつもこの方法。
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アメリカはみんなこうやって屋根を立てるのに、日本では傷つけちゃまずいと大騒ぎしてピアノカバーを敷いたりして平らに置くけど、なぜなんだろね?
スタインウェイだからって過保護にし過ぎるよね。
ピカピカにしておくのと、大事に使うって違うよなぁ…。
まあドアノブやティッシュの箱にまでカバーかける国民だからね(笑)

いざ福島へ復興支援コンサート                    1/20

昨日、サロンでは朝から3組の利用が続き、カフェでアーティストの取材があったりしたので、私は会社に残ってピアノ車2台が先に郡山に出発。
今日のリハーサルはスタッフに任せて、私は夕方5時20分渋谷発の埼京線で大宮、新幹線で郡山に18時57分に着きました。
ここでスタッフの1人と交代して、とりあえずホテル入りして呑み会に参加(笑)。

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今朝は朝7時から郡山の養護学校で、昨日搬入した2台ピアノの調律。
さぁ今年も、フコク生命チャリティーコンサートシリーズが始まりました!
お馴染みN井/T田さんの2台ピアノです。
午前中は郡山養護学校での公演、それが終わったらピアノ2台を搬出して今度は郡山明健小中学校に移動。
こっちは18時開演で大震災復興支援コンサートです。
予想通り午後からどんどん雪が降ってきましたが、我社のトラック達は2台ともスタッドレスタイヤに履き替えてたから大丈夫でした。
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午前のチャリティーコンサートは300人 以上入って大盛況!
夜の復興支援コンサートは仮設住宅で避難生活をしている人達もいらして満員!
喜びの言葉を頂きました。音楽の力は凄いね…。
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暖かいトラック庫内から氷点下の外に下ろして、冷え切ったホールで調律。
本番はまた暖房で暖まり、氷点下で搬出。
極端な温度変化の中で2台のピアノを同期させる調律は大変(笑)
まぁ、喜んで頂いたから良かったなぁ…。


さてアーティストのお二人はこのまま更に東北の復興支援コンサートに出発されるとの事。
我社のトラックも1台はこのまま渋谷に帰り、フコク生命の皆さんも新幹線で帰るとの事。
宿泊は3トントラックと私だけ(笑)

「え~聞いてない」

いかに自分のスケジュールを本人が知らない かだね(笑)
そんなわけで今夜は1人寂しく雪見酒。


そろそろ年度末過密スケジュールが始まった!           1/18

我社の一般部門毎年恒例、年度末官庁学校関係の一斉調律がそろそろ始まりました。
この時期になると調律スタッフが全員総出で、数100台の調律依頼をこなします。
学校関係が多いので、ほとんどがグランドピアノ。
私も若いときは毎年、この時期のグランドピアノ調律を嬉々として回り、腕を磨いたものでした。
当時、一般の楽器店や個人経営のお店では90%以上がアップライトのお客さんでしたから、グランドピアノの調律は親方や先輩の仕事。
ぺーぺーには回ってきません(笑)
しかし我社では調律スタッフの登竜門!
この時期の貴重な経験を乗り越えて、1人前の調律師に育って行くのです。

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スタッフが出払ってるので、今日は都内のレコーディングスタジオに調律に行ってきました。
このスタジオはほとんど毎日調律依頼が入ります。
誰でも知ってるあの人のスタジオですが、スタインウェイのフルコンが入っているので人気が高く、外部に貸し出してもいるのでスケジュールはほぼ毎日入ってますね。
いつもはスタッフに任せっきりなので、こんな時にみんなの調律のチェックができます(笑)

私は「一流の質屋の主人は、跡継ぎの息子に「偽物と本物の見分け方」を教えるのではなく、小さい頃から本物しか見せない。そうすると偽物は見ただけでわかるようになる。」って話しが好きなんだよね(笑)
我社のスタッフも、素晴らしいスタインウェイをどんどん触って、最高の音を聴いて、トップアーティストの演奏を毎日のように聴いて育っていきます。
このスタジオのスタインウェイもそのスタッフ達がオーバーホールしました。
こんな環境で仕事ができるのでスタッフ達は毎日確実に腕を上げていきます、幸せな事だね!
だから毎日遅くまで会社に居るのかなぁ…早く帰りゃ良いのにねぇ~(笑)


1月も半ば                                1/17

あっという間に1月も半ばを過ぎました。
いつもなら10日~15日ごろにスケジュールの中弛みがあって私の正月休みが取れるんだけど、今年はスケジュールが空きません。

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今日は、先週のアン・マイヤースに引き続き、紀尾井ホールでM紫音ちゃんのリサイタルです。。
ピアノは同じくF1を持ってきました。
一昨日、サロンでのリハーサル帰り、カフェにマジョラムカレーを食べに来てくれましたが、一年振り位に会ったらすっかり大人になっていて驚きました。当たり前か(笑)

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今日のピアノ位置は先週より30センチ奥に置きましたが、これは前回のMちゃんの時と同じ位置です。
ヴァイオリンもそれぞれ鳴り方が違うからですが、慣れたホールはピアノの置き位置が決めてあるので楽ですね(笑)
しかし日本のヴァイオリニストは美人揃いだなぁ…(笑)

断崖絶壁のピアノ                              1/16

大晦日から元旦にかけて「日本最東端の初日の出コンサート」のために銚子にきてたのに、またまた今日も来る事になりました。
2週間前の会場からわずか数キロしか離れてない犬吠埼屏風ヶ浦の絶壁!
ここにCDジャケット写真撮影用のピアノを持ってきて欲しいとの依頼。
今までいろんなところにピアノを持って来たけど、命の危険を感じる衝撃の映像が、これだぁ~ワン、トゥ、スリー!(笑)

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風は強いし、観光客が来るところではないので、何の安全策もない。
風化した赤土の崖だから、いつ全体が崩れ落ちても自己責任(怖)
我社の運搬車「ゴブちゃん」は砂浜でも荒れ地でも、すいすいピアノを運んでくれます。
世界一危険な場所に行ったスタインウェイがある光景…珍百景に応募しようかな(笑)

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最後に偶然撮れたショットはタカギクラヴィアのロゴと同じ!

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実はこのピアノ、外での撮影やプロモーションビデオ撮影用に活躍している本物のスタインウェイです。
いろんなところに貸し出されて行くので、雑誌やテレビで見た人もいるかもしれませんね!
種明かしをすると、このスタインウェイ、ある時突然フレームが折れてお亡くなりになって倉庫の奥に眠ってたものなのですが、こういった依頼も多いので、引っ張り出してきて外での撮影用に使うようになりました。
ちなみに鍵盤は動きますが、音は出ません。
弦もちゃんと張ってあるけど調律は必要ありません(笑)

面白そうな仕事だったのでまたまた銚子に来てしまいましたが、私は夕方には渋谷に戻らなきゃならないので、スタッフを1人残して特急に飛び乗って帰って来ました。



今日はカフェでFM横浜の番組収録です。
月4回放送の半分はタカギカフェで収録しています。
今夜は私のレギュラー出演の収録をやりました。
江口君のCDから「星条旗よ永遠なれ」と「エンターテナー」をかけ、このCDを録音した時の事やピアノの話をして、ワインを飲む…良い番組だね(笑)
これは1月28日夕方6時半~45分、FM横浜(84.7Mhz)で放送されます!

収録が終わってスタッフさん達と新年会、今日はカフェ貸切なので、そのまま二次会!
気がついたら日付が変わってた(笑)


紀尾井ホール                               1/13

サロンレコーディングは今日が最終日、午前中に調律を済ませて紀尾井ホールへ。
今日は3日前に福岡でやった、アン・アキコ・マイヤース/江口 玲の東京公演なので、同じプログラムです。
午後1時ピアノ搬入、調律3時アップ。
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リハーサルが始まって、例の「春の海」ピアノ音色お琴変換バージョンをもうすこし余韻を残すように調整すると、ハープシコードのような音色になります。
1曲めのバッハ「G線上のアリア」の次に弾くシュニトケの「古い様式による組曲」は、元々ヴァイオリンとハープシコードの為に書いたような20世紀の作品なので、この音色でやりたいって事になりました。
ついでにベートーベンや他のバッハの曲もやってみたけど、これは大笑いで却下(笑)
コンサートって奏者や我々が楽しんでやらないと、お客さんが楽しいわけないからね。

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そんなわけで、曲間でピアノに仕掛けを付けたり外したり。
お客さんは調律師が何度も出てきてピアノをいじってるけど、調律を直してるわけでもないし、何やってるんだろなぁ…ピアノ壊れたのかなぁ…って最初は思ったろうね(笑)

「元気があれば何でもできる、ダー!」の猪木じゃないけど「調律師がいれば何でもできるんダー!」だね(笑)
テレビをご覧のお子様は…じゃないけど、ホールのピアノや一般の方は、決して真似しないで下さいね!


サロンレコーディング                           1/12

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昨日から3日間、サロンでは毎年正月明け恒例のレコーディングをやっています。
今日は私の担当です。
あるコンクールの今年の課題曲CDなので、いろんなピアニストが入れ替わり立ち代わりやってきて「あけおめ、本年もよろしく」なので、このレコーディングが始まると、今年も始まったなぁ…と思います(笑)





北海道より                                1/11

今日は移動日。
福山から東京までは約700キロ。
普段録り貯めたテレビ番組のDVDを見るのはこの移動中です。
夜10時に横浜工場に到着し、トラックに外部電源を繋いで留め置き。
外は氷点下に近いけど、トラックの荷室はエアコンで24時間、設定温度に保たれています。
走行中は発電機、駐車時は外部電源に繋いでいます。
今回は26℃に設定。
明後日このピアノは、ステージの温度が少し高めの紀尾井ホールで使用するので、設定もこの季節のステージ上の平均値に設定します。
もともと冷蔵車をベースに改造したので分厚い断熱材が入っているから、荷室の中は私の部屋より快適(笑)
倉庫もスタジオもサロンも24時間エアコンは入れっぱなしなので電気代が大変だけど、ピアノは生物、ワインと一緒だね(笑)
人間より大事にされているピアノ達!


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渋谷に戻って来てカフェで休憩。「時鮭」が届いてました!
北海道の食材は、いつも帯広の支店長(笑)ピアニストOさんにお願いしています。
チーズやジャガイモ、トウモロコシ、かぼちゃ、小豆など、クール便で空輸されて来るのは十勝、帯広産。
「時鮭」は「ときしらず」と読みますが、季節外れに川に戻ってくる珍しい鮭らしく、産卵時ではないので、栄養が卵巣や精巣ではなく身に回っているおり、脂がのってて美味!
カフェでバター醤油や粕漬けにして食べたら超うま!
それでまた送ってもらいました(笑)
はぁ~早く食べたいけど、例によってツアーで3kg太ってしまったので、まずは断食だ(笑)



アクロス福岡 シンフォニーホール                     1/10

昨夜は9時頃福山到着後、友人宅で新年会。
福山まで走れば福岡はすぐだろうと思ったけど、400キロ近くあると聞いて慌ててホテルに戻りました(笑)

カンデオホテルの露天風呂と朝食は外せないので、カラスの行水の朝風呂と15分で朝ご飯とコーヒーを済ませて福岡に出発、

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関門橋を渡って福岡アクロスに13時搬入。
しかしこの1700人以上入るシンフォニーホールは大きいね!

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久しぶりにネクタイを絞めた調律姿なのは、第二部の途中で演奏する「春の海」の時、ピアノの音色をお琴仕様に変える裏技を使うために本番中ステージに出なければならないからなんです。
数年前、ニューヨークでアンちゃんのレコーディングの時に試した裏技は、ここでも大受けでした(笑)

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今日は本番が1時間早いので、21時には搬出が終わってホールを出発、急いで福山まで戻ります。
九州は良く来るけど、フェリーが多いので、福山~福岡の距離感覚が誤算。
帰りは更に時間がかかって福山に着いたら深夜2時半!
またまたカンデオホテル泊。


福岡へ                                  1/9

我社は年末が決算なので、昨夜は昨年の収支決算報告もかねて今年初めてのミーティングをやりました。
昨年はホロヴィッツピアノが到着したり、カフェをオープン最中に、あの震災と東京電力の計画停電で、3月4月はコンサートもレコーディングもキャンセルの嵐!
こりゃちょっと大変だなぁ…と思ったけれど、終わってみたら例年の1.5倍の伸びでした。
頑張ったスタッフ達をねぎらい、今年の計画や昨年増えた3人の新人スタッフ達の配置を決めたり、新しい年にふさわしい夢のあるスタートが切れました!

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今日は元旦の銚子を除いたら今年初の遠征、福岡に出発です。
正月に調整を済ませたばかりのF1を積んで朝9時に渋谷を出発しました。
三連休の最終日なので、途中渋滞を予測して、今日は福山まで走り、友人の会社にトラックを泊めてもらい、新年会をやって福山カンデオホテルに泊。
明朝福山出発、13時にアクロス福岡搬入予定です。

アン・アキコ・マイヤース/江口 玲のツアーですが、アンちゃんとは2年振りかなぁ…?
4年位前にニューヨークでアンちゃんのレコーディングをやった時に、一曲だけ日本の曲「春の海」を収録しました。
その曲だけちょっとピアノに仕掛けをして、ピアノをお琴風の音色に変えたら大受けだったので、昨日江口君と打ち合わせをして、それを再現しようということになりました(笑)
ニューヨークレコーディングの時は涙流して笑うほど受けたスタインウェイお琴風音色バージョン(笑)。
久しぶりだから成功するかどうか乞うご期待!

たまには趣味の話                            1/4

正月明けてスタッフ達が出社して来たら、やっと私の正月休みです。
年末から耐えてきた風邪が、気が緩んだのか一気に悪化。
しかし寝てるのももったいないので、今日はガレージを片付けて、久しぶりにホンダS君の修理をして外に出してあげましょう。

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昨年車検から帰ってきたものの、ブレーキのひきずりがあり、それを直す暇もなく一年間ガレージに眠ってました。
このホンダは15年位前、ジェルメーヌ・ムニエさんの仕事などでパリに良く行ってた頃、エッフェル塔近くの車屋さんで発見。
目があった瞬間「日本に帰りたい…」と訴えかけていました(笑)
この1968年式ホンダS800Mクーペは、フランスに輸出されて、末尾が「78」とベルサイユ地方のナンバーを付けていました(パリは75です)。

私はこの車の米国輸出仕様のカブリオレとイギリス輸出仕様のクーペを持っているし、スペアパーツは一生分倉庫に山積みになっているので、まぁまた1人位家族が増えても大丈夫!ってなわけで飛行機で日本に送りました。
箱詰めするわけでもなく、単にパレットに載せて一番安い便を探して、バングラデシュ経由で成田に帰ってきた帰国子女です(笑)
日本に着いても、10年以上フランスのナンバープレートを付けたまま飾ってあって、老後になったらオーバーホールして乗ろうと思っていましたが、最近「待てよ、もう老後じゃないか?」と気がついて急に直し始めて、車検を通したってワケ。
私はこの車のシリーズを18歳の頃からず~っと維持していて、当時は部品番号を見れば、どのパーツか記憶していて、ホンダSFから整備の質問が来るほどのマニアでした(笑)
この事が後にスタインウェイで役にたつとは思わなかったけどね…。

ホンダSシリーズは昭和30年代、まさに「三丁目の夕日」の時代に、本田宗一郎が2輪メーカーだったホンダから初めて世界に通用する四輪車を作ろうと、当時の技術の粋を結集して世に送り出した車なので、技術屋魂の固まりなのです。
性能や生産性向上の為に短期間で設計変更を繰り返した結果、同じ年式でも異なったパーツが付いていたりするのは良くある事なので、車体番号とパーツリストを熟読して、さらに当時の雑誌の写真や記事から推測して修理を進めるのですが、ここからがヴィンテージ・スタインウェイとの共通点の話(笑)


なにしろ車と言えども、まだまだ試行錯誤しながら手作りで作っていた時代なので、1台1台微妙に違っていて、これがオリジナル!といえる個体ははっきり言ってない。
さらに、補修部品は下請けに丸投げなので、呆れるほど寸法や材質が違うのは良くあること、メーカーの純正部品など全く信用できません。
今回のブレーキのひきずりトラブルも、交換した補修パーツのブレーキマスターシリンダーが、ボディに開いているべきオイルリターンの穴を開け忘れて出荷していた新品純正部品だったと判明。
わざわざまた外して穴を開けて、見事に完治、快調に走っています(笑)

手作りの製品はコンピューターで作る工業製品とは違って、マニュアル通りには行きません。
ヴィンテージのスタインウェイを、オーバーホールしたけどタッチがもたつく、音が鳴りむらがある…純正部品を使ったから問題ないはずだ…と言う話を良く聞きますが、純正部品は完璧だというのは妄想。
手作りの製品は個体差に合わせて部品を加工しながら現物合わせで交換、調整します。
楽だからと言って整音済みシャンク付きハンマーヘッド一式アッセンブリー交換では良い結果は出ません。
フレームのブリッジやアグラフ、駒ピンの位置はピアノによって微妙に違うので、1音づつ聴いてハンマーヘッドの打弦点を決めていくと、結果デコボコして決して一直線には揃わないものです。
しかし音色は綺麗に揃うのです。
手作りの車もピアノもメーカー純正部品過信は禁物。
まずは疑ってかかるべきです(笑)それが技術屋の仕事。
部品交換だけなら修行は不要、誰でもできますよ(笑)

話がそれた!今日は車の話でした。
ホンダが快調になったので次の老後のおもちゃロータス・ヨーロッパを修理する時間を作らなきゃ!
ひゃ~長生きしなきゃならんね(笑)

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謹賀新年!                                1/1

銚子から新年のご挨拶です。

曇天で初日の出見られず、がっかり渋滞を横目で見ながらホールに8時入り。
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しかし銚子がこんなに寒いとは思わなかった!
30分で調律を上げて、早めにピアノを明け渡して練習をしてもらう。
あとは本番終了までピアノは触れないので私の仕事はこれでおしまい。

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しかし今日はスタッフがいなくて、一人で搬出しなきゃいけないから、終演後が忙しい。
昼頃には本番も終了して搬出。
ピアノとトラックは横浜工場に戻して渋谷に夕方戻って来ました。
今日は誰も居ない会社で事務仕事をやります。
年末が決算なのでやっと一年が終わって、新しい年が始まりました.

皆さん今年もよろしくお願いします!

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