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今日で4月も終わり                           4/30

昨年の4月が、計画停電とコンサート自粛ムードで、レコーディングや催しが次々キャンセルだったのに比べると、今年はうって変わって目の回るような忙しさ。
あの計画停電って何だったんだろね…結局、電気が止まるとこんなに不便なんだぞぉ!っていう東電の脅しだったんだろうか。
政治経済から少し離れた下町や多摩地方は停電になって、官庁やメディアがある都心は停電にはしなかったし、ホントはただのパフォーマンスだったとの噂も。
そう思うとこっちも被害者だなぁ…。
そんな事を思いながら仕事先から渋谷に戻って来ました。

今日はFM横浜の5月5日と26日放送分の収録です。
カフェを貸切にして夕方5時に関係者集合。
今回のゲストはK本マリちゃんです。
5月のサントリーホールと昨年収録したCDの告知のほかに、私が特に興味があって聞きたかったのは、彼女が15歳の時に、生グレン・グールドに会った時の話。
トロントのグールドのアパートに行ったら留守だったけど管理人が鍵を開けて部屋を見せてくれた事、そして帰りがけにばったり生グレン・グールドに会って話をした事。
あの人嫌いで有名なグールドと話をした日本人ピアニストは他には居ないだろね(笑)

グールドとホロヴィッツのピアノの好みはほとんど同じだったので、グールドはスタインウェイ社にホロヴィッツと同じ扱いをして欲しいとわがままを言って困らせたって話はニューヨークでも聞いていたし、グールドのエピソードはいろいろと面白いよね(笑)
26日放送分は、久しぶりにゲスト無しで私のピアノ講座。
今回は音楽的に弾きやすいピアノってどう調整するのか、って話です。




今日も重なるコンサート                         4/25

ニューヨークスタインウェイのグランドピアノ、二台同時に全弦交換の作業を4日間で仕上げる業務命令を出したので、スタッフ達は筑波のビジネスホテルに泊まり込み(笑)
ここで3人のスタッフをとられているのでここ数日、技術スタッフの手が足りません。
私は五反田のある企業のロビーで開催されている「ルーヴル-DNP ミュージアムラボ」の方を担当しました。
朝9時前にピアノはスタッフが搬入してあったのですが、調律は11時から。
他のコンサート会場で朝9時~11時で調律していたスタッフを呼んで、途中交代して渋谷に戻って立て続けに3組の来客対応。
夕方、リハ終わりの五反田の会場に戻ってびっくり!

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黒服スーツのスタッフさん達がずら~り。
Gパン、スニーカーにパーカーの小汚い格好のおっさんは私だけ(笑)
いくら裏方とはいえ、場違いな印象なので早々に退散!


渋谷に戻ってきて、カフェで友人達とワインを飲み始めたら、スタッフが慌てて呼びに来た。
今夜のサロンコンサートのピアニストAさんが、リハーサルが終わったあと、楽屋に置いてあったニューヨークスタインウェイの「F1」を見つけて、こっちのピアノにしたいと言ってるらしい。

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客入れが始まってるけど、急いでピアノを入れ替えて20分で調律(笑)、無事本番終了。
ピアニストのAさん、終始ご機嫌で遅くまでカフェで打ち上げ。
ピアニストの願いをとことん叶えるタカギクラヴィアでした(笑)


月刊 経団連                              4/24

2006年に「スタインウェイ戦争」を出版してから、急に音楽業界以外の雑誌や新聞の取材が増えたけど、今回の雑誌の名前は、一番スケールが大きいかも(笑)
経済界に向けての雑誌なので、タイトルも「不景気でも生き残れる!」とちょっと変えました(笑)

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それにしてもほとんどの雑誌や新聞から、調律師を取り上げるのは初めてと言われます。
そして取材が進むにつれ、初めて聞く話の内容に興味深々で、取材予定時間を何時間もオーバーするのはいつもの事。
調律師の仕事ってこんなに面白いのに、なぜ今までほとんどメディアで取り上げられなかったのかなぁ…と思っていたのですが、先日、映画「ピアノマニア」観て、「これだな!」と確信しました。

主人公はハンブルクのスタインウェイ社コンサートチューナーのチーフで、彼のドキュメント映画なんだけど、スタインウェイ社にはニューヨークにもハンブルクにもコンサート部があり、大量の貸し出し用のピアノを保有しています。
コンサートホールに売ったスタインウェイは自治体や個人の所有物ですから、ピアニストがその楽器を気に入らなければコンサート部で自分好みの楽器を調律師込みで借りるのは当たり前の事で、それなら自由に自分の音楽を表現する為に改造したり、特殊な調整ができるし、コンサートが終わった後で急いで現状復帰しなくても良い。
アーティストは次々とやりたかった夢が実現できて、それに調律師が応えられるから理想的。
それをお客さんが見て聴いて、満足して帰るわけだ。

ところが日本の現実は、ピアニストも調律師も、その場にあるピアノでできる最大限の努力をやりました、というコンサートがほとんど。
チケットを買って聴いてるお客さんは知らないけどね。
私はニューヨークでコンサート部のシステムを知って、何の違和感もなく日本でそれをやってるだけ。
考えてみたら日本にはこのシステムが無いんだね!(ヤマハには少しあるらしいけど)
原因は営業マン。
コンサートホールに「世界一のスタインウェイを納入致しました。ピアニストの○×様が選定して下さいました!」だって(笑)
だから他のスタインウェイを持ち込むわけにはいかないというわかりやすい理由。

世界一のスタインウェイなんて存在しません。
単にピアニストの○×さんが選んだ、自分の好みのスタインウェイというだけ。
そして、ピアニストも調律師も現場のピアノで我慢するしかないわけだ。
全く自分の好みに合わない楽器を、「世界一のスタインウェイですから」って押し付けられて弾かされて、その演奏を評論までされるんじゃたまったもんじゃないけど、これが日本の現実。
調律師は、現場では調律以外の作業はほとんどやってないのに、ピアニストが喜んだら自分の実力。
気に入らなければピアノのせい。

昔あるピアニストがこっそり言ってたけど、「調律師って、実は人当たりが良ければ本当は誰がやってもあんまり変わらないんだよね…」これはピアニストの本音だね(笑)
ある程度の実力があれば仕事に大差ないからってことを、うすうす見破られてる。
コンサートホールの共同ピアノを借りてる以上、限界があるって事はみんなわかっているのに、なぜ声高に言わないのかというと、コンサートチューナーのほとんどがサラリーマン調律師だから。
著名なピアニストの担当をしているだけに過ぎず、文句言えば担当を外される。
嘱託はお仕事頂いてるからなおさら。
つまり日本では、「ピアノマニア」みたいな仕事はまずできないわけだ。
アーティストの芸術性よりビジネス優先では、芸術家は育たない。
だから日本の音大には、海外からほとんど留学生が来ない。
アメリカはクラシックを産んだ国ではないけど、クラシックを育てた国だから、様々な国から来た留学生がしのぎを削っている。

今日の日記は経団連の話題だから話も大作になってしまったけど(笑)、「ピアノマニア」のような事は、ニューヨークでは100年も前からやっていたし、クラシック音楽を追及するならごく当たり前のことだから、コツコツと20年前から日本でやり始めた事が、ようやく注目されるようになったんじゃないのかな…?
それには理不尽にも「スタインウェイ戦争」に書いたような事が起きるから、降りかかった火の粉は振り落とさなきゃならないけど、調律師諸君はおとなしすぎるよ!
羊が100匹集まってもライオン一頭のほうが強いって言うでしょ?
調律師という仕事がもっと世の理解を得られるように、せいぜい取材を受けますよ(笑)



CM撮影                                  4/20

今日のスケジュールをすっかり忘れてたので、出張先から究極新幹線で戻って来て、品川駅でスタッフのお迎えの車に乗り換えてメルパルクホールへ。
ピアノを搬入後、14時アップで調律。
CM撮りはセッティングに時間がかかるので、本番は21時~の予定らしい。

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あるピアニストが出演するんだけど、どんなCMになるんだろうね?
調律を済ませたら立ち会いはスタッフに任せ、渋谷に戻って来週のテレビ収録の打ち合わせ。

取材やらパーティーやら                         4/17

連日取材やら収録が続いているので、話の途中で「あれ、この話は前回しましたよね?」「いえ、初めてです」とか誰に話したのかわからなくなってしまいます(笑)

今日はパーティーに招かれて、逗子マリーナに行って来ました。
演出も素晴らしく盛大で豪華なパーティーでした。

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途中でコンサートも入るので(パーティーのリハーサルの為、3日前から我社のピアノはここに来ています)、まずはオードブルとワインをガツガツ頂いて、コンサートを聞いた後にデッキに移動。
そこに新型クルーザーが来て御披露目という演出。

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そこでまた種類の違う料理と飲み物が出てきたので、またワインをガンガン飲んで食べて談笑。
今度はテーブル席に案内されてコース料理が始まった。
腹の配分を間違えて、もう呑めません&食べられません状態だけど、なにしろ落合シェフや和食の達人料理長の皆さんの料理なので、美味しい!ワインも絶品!

調律に来ていたスタッフを待機させていたので(可哀想にファミレスで食べてたらしい)、帰りはその車で爆睡して目が覚めたら家の前で下ろされてました(笑)


久しぶりにCD199の調整                        4/14

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名器CD199も元気です!
CD368やCD75が加わって、CDシリーズも充実してきたので、それぞれにあった個性を伸ばして上げられるようになりました。
久しぶりにCD199を調整していると、改めてこのピアノのバランスの良さが光ります。
1925年製のこのピアノは、当時のスタインウェイ社の貸し出し用コンサートグランドの特徴である小型の屋根を持ち、製造年当時まだ発明されていないはずの特許が採用されていたりします。
これは長い間コンサート部で活躍していた事を意味する貴重な証拠であり、それを推理するのも面白い。

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CD75レコーディング最終日                      4/13

1日おいて再開したCD75レコーディング。
オールリストプログラムで、激しい曲が多く心配してたけど、とうとう断弦、それも二本!
予想していたので、やっぱりって感じだけど、最終日まで良く保ってくれました。
ほとんど断弦する事がない中音域は再使用できるけど、次高音~最高音の弦は消耗品。
今回の録音が終わったら張り替える予定だったが、かろうじてほとんどの曲を古い弦で録り終えた(笑)。
さてこれで心おきなく高音域の弦を張り替える事ができる!

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ヴァイオリンやチェロは弦によって明らかに音色が変わるけど、ピアノは低音域の巻線以外は張り替えてもほとんどわからないのでご安心下さい(笑)
逆にヴァイオリンは、弓の毛を変えてもあまり変わらないのに、ピアノはハンマーを変えると別の楽器のように音色が変わってしまうので、真逆のようで面白い。


ホロヴィッツピアノは博物館に置くように飾ってしまっては何の意味もない。
楽器はステージに上げて音を聴かせてこそ生き続けるのだから、高音域の弦を張り替えれば、スパーン!と調律でテストブローができるからしっかり音も止まる(笑)
今回は恐る恐る調律をしていたので疲れたけど、ホロヴィッツが弾いてた頃は弦も新しかったんだからね(笑)

でもアイデアがあって、フレームから出ているノイズは消さない事にしました。これが味なんです(笑)
中音域は、弦を外してアグラフのリーマ通しをやって、また元の弦を張ったから当分大丈夫。
そうすればピアニストがホロヴィッツのように思いっきり激しいフォルテも叩けるからまたあの音が蘇るね!

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録音が終了して、ジャケ写撮り。
今回はH田さんにわざわざ来て頂きました。
ホロヴィッツ日本公演の写真を撮ったのはH田さんのお父さんなので、親子二代でこのピアノの写真を撮って頂いたわけです(笑)
以上で貴重なレコーディングが終了しました!

美浜文化ホール                             4/12

美浜文化センター

昨日までのコアなレコーディングから一転、今日はS太郎君と華道家のK屋崎さんとのコラボレーション。
ドビュッシーの曲に載せて美しい生け花の世界。
K屋崎さんはクラシックが好きで、良くコンサートを聴きにきてくれます。
ピアノもびっくりする位うまいから多才ですね。

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照明も凝っていて、幻想的な雰囲気の中でのドビュッシーはなかなか綺麗。

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S太郎君はパリに留学していたし、持って来た1912年製ルイス君は、ドビュッシー50歳の時のピアノ。
リハーサルを聴いて(見て)渋谷に戻らなければならなかったので、残念ながら本番は聴けませんでした。
スタッフが夜ピアノを搬出に行きました。


CD75レコーディング 2日目                      4/11

昨日は、定宿ルートイン上野原に泊まって居酒屋で音楽談義。
レコード会社の仕事ではなく、タカギクラヴィアのレーベル(NYS)なので、私がプロデューサーだから制約もなく、自由で気が楽(笑)。

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今朝は9時にホール入りして、ざっと調整しただけで録音開始。
ピアニストのE口(エロではありません)君、やっとピアノにも慣れてきて吹っ切れたように弾き始めました!
そうなんです。このピアノ(調整)はこれほど違うんです。
みんなであの10年前のカーネギーホール貸切レコーディングを思い出しました。
ローズウッドピアノをホロヴィッツがなぜ絶賛したのか、CD75をコンサートやレコーディングだけではなく、自宅にまで運んで弾いていたのか。の答えは百聞は一見にしかず。
今日でほとんどの曲を録音し終えました。

明日はみんなのスケジュールが空いてなかったので、レコーディングはお休みです。
今日は一旦帰って明後日にもう1日録音します。
ホールは借りているのでピアノも機材もこのまま。
贅沢な録音だなぁ(笑)


ホロヴィッツピアノCD75レコーディング                4/10

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CD75は、昨年我が社にやって来てから初めての外出外泊です(笑)
今日から13日まで初レコーディング。
もちろんレコーディングエンジニアも早い段階からSちゃんのスケジュールを抑えて万全の体制。

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マイクはいつものB&Kやショップスではなく、ノイマンU67。
これはアナログ時代の定番マイク。
もちろん、あの名盤Horowitz at Metの録音もメインマイクはこれ。
CD75は半年以上かけて、ホロヴィッツが弾いていた当時の状態に復元する作業をやったので、私が88年にニューヨークで見たあのタッチと音色が蘇ってきました。
弦も外して磨いて再使用したので、今回のように激しい曲をレコーディングで引き続けると断弦する可能性が高く、調律も控えめにやらざるを得ません。
今日は音決めの1日なので、プレイバックを聴いて、調律が少しずれてくると「このほうがホロヴィッツっぽい」とかノイズの出る音は「あの時の録音と同じ音がする!」とか、おじさん達がワイワイ楽しい録音の初日でした(笑)



東京春音楽祭

今まで上野春音楽祭だとばかり思っていたけど、良く見たら東京春音楽祭でした(笑)
今年初参加と思ってましたが、そう言えば去年、広告を頼まれて出した事を思い出しました。
震災の直後の自粛ムードの中でしたね。

今日は東京都美術館で江口君のソロ。
昨日はこの講堂で音楽祭とは関係ない講演会があったため、サブちゃんに頼んで1日だけステージ裏にピアノを移動。今朝はまた梱包をといてピアノを起こしに来てもらいました。
我社のスタッフはスケジュールがいっぱいで誰も来られません(笑)

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ちなみに今回この講堂に持ち込みしたのは、ハンブルクD。
音楽祭はいろんな人が弾くので、知らない人にあまり凝ったピアノを弾かせる訳にはいきません(笑)
それでも搬入が楽な場所ならピアニストの好みの楽器を毎回入れ替えれば面白いんだけどね。
そんなわけで今日の江口君のコンサートも珍しくハンブルク。
プログラムはシューマン~リストなので、ちょっと枯れた仕様に整音。
平日の昼前のコンサートなのでお客さん入るのかなあ…と思ったけどまずまずの入りで安心しました。

久しぶりにハンブルクを調律したので、狂いやすい弦をすっかり忘れて、次高音のC#のユニズンが珍しくビョ~ン(笑)
まぁアンコールだったから許して(笑)


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ピアノ椅子に白いテープが貼ってあった事に気がついた人がいるかなぁ?
おとといのウララさんの時に、椅子が弾いてるうちにどんどん滑って後ろに下がるので応急にテープを貼った事をすっかり忘れてました(笑)

コンサートが終わってもまだ午後3時半!
搬出はサブちゃんに任せて外に出たら、上野公園は桜満開で黒山の人だかり。

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しかしほとんどが中国語(笑)


搬出はサブちゃんに任せて渋谷に戻ってFM横浜の打ち合わせ。
事務所にはラ・フォル・ジュルネのピアノ搬入明細が来ていて、今年は15台も貸し出し依頼だ!


サロンレコーディング                           4/5

今日のレコーディングは、昨年12月に相模湖で録音したYアリコさんのスタジオ収録バージョンです。
オリジナル曲集なので、曲によって、ホールトーンを入れてクラシック風な曲と、ポップスのようにスタジオでメリハリの利いた音で録音したいという希望。

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こんな時、通常はホールと録音スタジオではピアノが違うので、1枚のCDの中に別々のピアノの音色が並ぶ事になり、バラバラの音源を寄せ集めたような落ち着かないアルバムができてしまうけど、同じピアノを使用して、録音機材やスタッフも同じなので、アンビエンスだけが変わっている感じでなかなか面白い。
普通なら大変な予算がかかるから、まずやれないよね(笑)

今日の録音の様子は2台のカメラで撮影してYou Tubeで近々流すらしい。
23時頃レコーディングは終了、営業時間を過ぎていたカフェを再度開けさせて、軽く打ち上げ(笑)


東京春音楽祭                              4/4

昨日の嵐の中、スタッフ2人は淡路島~徳島にトラックで向かって行きました。
テレビ収録担当のスタッフ達は、午前中に搬入、午後3時搬出だったので、まだ風雨も大した事ないうちに渋谷に戻ってきました。
私はみんなの心配をしながら、暇なカフェにパソコンを持ち込んで事務仕事をしていました(笑)


今日は、またまた上野の春音楽祭に来ています。
Sウララ&マルモ姉妹による、ピアノ/チェロのコンサートです。
昨年秋レコーディングしましたね、今日のプログラムもその時の曲です。
この美術館は、搬入口や地下など新しく作り直し、全体的にリニューアルされたそうですが、どうせなら講堂へのピアノ搬入経路も作って欲しかったなxa…。
ステージも太鼓なので、低音域が膨らんでバランスをとるのが難しく、客席ではあまり響かない。
ちょっとした工夫で多目的ホールでも音楽が楽しめるのだから…とついつい仕事柄、気になってしまう(笑)
と言うのも、都内にこの大きさのホールが極端に少なくて困ってるからなんです。
リハーサルを聴きながらそう思いました。

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やっとピアノのウララさんの季節になったのにどうやら花粉症(笑)
マルモさん姉妹の会話は、やはりイタリア語、日本語、ドイツ語が飛び交って面白い。


新年度になりました                             4/3

4月からタカギクラヴィアも新体制になりました。
1998年より運営してきました「東京ピアノ技術学院」を、新しく「タカギクラヴィア ピアノアカデミー」と改名、タカギクラヴィアグループとしての位置付けを明確にし、初歩的な調律技術からより高度なピアノ技術者養成のシステムを構築します。
これは他校在学中や卒業生、及び既に調律師として独立している人達の入学者も増えて来たので、そのニーズに応える為です。

これによりタカギクラヴィア・グループは、Takagi kLavier U.S.A inc.、T&K Enterteintment. 、タカギクラヴィア ピアノアカデミー、タカギクラヴィア松濤サロン、カフェ・タカギクラヴィアとなりました。
なんとも長い名前ばかりですけど(笑)、宜しくお願いします!



東京・春・音楽祭                              4/2


京都~徳島と車で保守点検を回ってきたスタッフと和歌山で合流し、2台ピアノの調律をやって昨夜、大渋滞のなか帰ってきました。


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今週の春・音楽祭、私の担当は東京都美術館です。
リニューアルオープンしたばかりの立派な美術館で、広くて複雑で迷子になりました(笑)
搬入口は美術館だけあって立派、エレベーターで降りたり乗り換えて上がったり遠い遠い。
おまけに目的地の講堂は、階段を下りて客席を抜けて更にステージ上げ(笑)

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サブちゃんと仲間達4人がかりで搬入終了。
来年は機械化して1人で搬入してみせましょう(笑)

今週はここで3回コンサートがあります。
外では天気が良いので管楽器の皆さんが青空演奏会。
ようやく春の陽気になり上野の春・音楽祭もまっさかり。

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今日は同時刻にノルウェー大使館でレセプションがあって、ゲストにN富彩ちゃんを紹介しました。
今頃コンサートが終わって、パーティーの美味しい食事を頂いてるんだろうなぁ…。
こっちはすき家の牛丼(笑)