今日と明日は、久しぶりのフコク生命チャリティーコンサートです。
今朝は8時に多賀を出発して12時半に鳥取市文化センターに到着!


ピアノを搬入して15時からリハーサル。
今回はT梢さん率いるフルートとソプラノのトリオです。

ピアノはヒバリを持ってきました。
梢さんのキャラはなかなかユニーク!
私的には、ピアニカを駆使して冒頭のクラリネットパートを弾く(吹く?)Rhapsody in Blue が大好きなので、久しぶりに聞けて嬉しかったです(笑)
鳥取はなかなか来れないので、砂丘を見たかったけど、今回も見れそうもありません。
夜は和食懐石で打ち上げ!
宿はニューオータニ。
今朝は、品川発7時21分の新幹線で、名古屋に向かいました。
昨日の白寿ホールの本番の為に、一旦帰京しましたが、今日が本番です。
山のホールでの公演は今年で3回目、名フィルのメンバーとも顔馴染みになりましたね(笑)
昨日は雨だったので、ピアノは一昨日のうちに階段上げ搬入をやっておいて良かったです。
今日の名古屋は快晴!
満員のお客さんが入りました。
大阪方面から駆けつけたお客さんが、階段おろし搬出を手伝ってくれたので助かりました!


差し入れのサンドイッチが大量に余ったので、全て頂いて名古屋を出発。
東名を走りながら、助手席で
「サンドイッチが大量にあるので、欲しい人は残っているように。23時頃帰社予定」
と慣れないスマホで書いて、会社スタッフのアドレスを1人ずつ宛先に入れてたら(まだグループ分けしていないので)、車が揺れた瞬間、指が滑って画面のどこかに触れてしまったようで、いきなり全員に送信が始まった。
良く見ると、アドレス帳500件全員に送信している!!
慌ててどこのボタンを押しても止まらない…!やがて勝手にフリーズ。
どうやら全員送信はストップしたみたいだけど、なんなんだよ、このスマホって!
送りますか?とか、もう一度聞けよなぁ…。
無事渋谷に戻って、サンドイッチを分配(笑)
ついにやったぜ、白寿ホール2台ピアノ持ち込み!
我が家から歩いて10分、オーチャードホールについで近い白寿ホール。
300人のとっても使いやすいホールなのに、搬入口がなく、ピアノは恐怖の7階チェーン吊り上げ!
設計段階でピアノの持ち込みがあるなんて考えてなかったんだろうね(笑)
そんな訳で、このホールは調律にしか入ったことがありませんでしたが、ついに来ました持ち込みオファー(笑)

佐山雅弘/三舩優子による2台ピアノで、オールガーシュインプログラム。
予算の関係で最初はホールのピアノと1台持ち込みだったけど、「それじゃやんないよ~!」ってゴネて、2台とも持ち込み決定(笑)
佐山さんとは6台ピアノをやった事もあるから、2台ピアノなんか楽々(笑)


しかし恐怖のチェーン吊り上げなので、今日はサブちゃん大活躍!
本番は大迫力の2台ピアノでみんな大満足!

これは高木マジックなの~?
って喜んでくれました。ハハハ楽勝楽勝!(笑)
ホントなら我がホロヴィッツピアノは今99歳だからまさに白寿!
浜離宮の前に白寿ホールで白寿コンサートやりたかったけど、チェーン吊り上げなので断念。だんねんでした(笑)


今日のコンサートはリリスホールで、O山/シュテファンのリサイタル。
13時に搬入して調律を済ませてリハーサルまで見届けるつもりが、アーティスト入りが遅れたので、スタッフに任せて、私は新横浜から新幹線で名古屋に向かいました。
19時に名古屋に着いて、今朝東京を出発したスタッフと合流して、日進町の山のホールに階段上げでB型搬入です。
明後日が本番なのですが、明日は別の本番があって搬入に立ち会え何野で、無理を言って前々日搬入にしてもらいました。
無事二階階段上げをやって、私だけ新幹線で東京にとんぼ返り。
途中でリリスホールのスタッフからメールが入り、「無事コンサート終了、搬出完了。シュテファン先生が会えなくて残念がっている」とのこと。
今回の来日では3回コンサートをやったのに、私は調律だけやったらあとはスタッフに任せて次の現場に飛ばなきゃならなかったので、残念ながら一度も会えませんでした。
こんな話を聞くと、普通の調律師のみなさんはびっくりすると思うけど、ピアニストが慣れたお気に入りのピアノを持ち込むからこそできる技。
事前にピアノを好みの調整に仕上げてあるので、その時点で私の仕事はほとんど終わり。
あとはその楽器でリハーサルをやって本番に持ち込むわけだから、ホールに行ってから知らないピアノで仕事開始の普通の調律とは根本的に違うのです。
安心してコンサートに挑んだシュテファン先生。
いくら忙しいからって、せっかくドイツから来てくれたのに一度も顔を合わせなかったとは失礼な話だけど、うちではよくあること。
信頼関係がなきゃできないよねー、まあ信頼関係構築できない人とは仕事しませんけど(笑)
でも今回はサロンにリハーサルに来て、カレーを2日続けて食べたらしいから、新しい発見だね。
カレーに目がないドイツ人(笑)
いやぁ~日記が滞っています。
なぜかと言うと、公表できない仕事をこなしている日もあるけど、実はスマホに変えたので片手で文字が打てなくなり、おじさん悪戦苦闘しております。
イライラしてくると、2年間愛用したガラパゴス携帯にシムカードを入れ替え。
これなら女子高生並みに打てるのになぁ(笑)
というわけで、今日はガラパゴス携帯で、思い出す限り過去日記書いてますよ!


埼玉のコピスみよしで、ピアノの松本さんとバンドネオンの三浦一馬君のコンサートなんだけど、ピアノ持ち込みのコンサートが重なってて誰もスタッフが居ないので、今日は私1人で搬入搬出。
松本さんはMISIAの曲やドラマの作曲で有名ですよね!
私も舞台袖でつい口ずさんでしまいます。
三浦一馬君はお父さんが伴奏。ピアノが上手いのでびっくり!
音楽一家なんですね、英才教育の賜物だね!
終演後、舞台裏でお父さんと雑談。
「お若く見えますね~。私と同じ歳位ですか?」
って聞いたら、申し訳なさそうにおっしゃった歳が何と私より10歳下!
俺って年寄りなんだぁ…(笑)
今日はシュテファン・ズィーバス教授とソプラノの佐藤さんのコンサートです。
ズィーバス教授お気に入りのきよし君を持って来ました。

来月19日はいよいよこの浜離宮で、「江口 玲 ホロヴィッツピアノでリストを弾く」コンサートですが、もうほとんどチケットがないようです。
もっと大きいホールでやって欲しいと言われましたが、この浜離宮は約550席で、ピアノソロを聴くには最適な大きさ。
最後尾でもこの近さだから、全席A席みたいなものです。

音を楽しみましょうね!
サントリーホールの小ホールは「ブルーローズ」という名前らしいけど、なんとなく慣れないね(笑)
先日、東フィルの100周年記念コンサートの後は、ここでレセプションをやりました。

今日はK本マリデビュー25周年記念コンサートです。
ピアノはマリちゃんご指名のきよし君。昨年、このピアノでレコーディングもやりました。
その後全弦交換をやり、そろそろ新しい弦も落ち着いてきたから、今日の「工事現場」という激しい曲にも耐えられるでしょう(笑)

リハーサルが一段落したので、お昼を食べて戻ってきたら、何とマリちゃん御用達のすき焼き弁当が用意されていたので晩御飯用にゲット。
リハーサル終了後ピアノをチェック。
調律の直しは必要なく、このまま本番終了までOK。用意して頂いた席でゆっくり聞く事にしました。
あいにくの大雨にも関わらず、開場になって瞬く間に300席が満員。
SPらしき人がいるので見たら某妃殿下。
私の左隣がフルートのY形ゆみさん、右がK屋崎さん、同じ列に東京都副知事、その3人前が神奈川県知事、その列には漫画家のYみつるさん、アナウンサーのM雲さん等々。
私も長年この仕事をやってるけど、政財界、芸能音楽業界の人がこれだけ一同に集まったコンサートは珍しい。
どっちが客席だかステージだかわかりません(笑)
彼女の交友範囲の広さと、今日のコンサートに力が入っていることがわかります。
あとは裏方として、今日のコンサートを無事成功に終わるように支えるのが私の仕事。
全曲激しいタッチの曲が続いて、最後に例の「工事現場」という曲。
「いつもこの曲を弾くと、調律がめちゃくちゃになってしまうんです。」
とMCで話してましたが、なんのなんの。
その後、4曲も弾いたけど調律は微動だにせず(笑)
調律師にしかわからない自己満足の世界だけど、だから現場の仕事は辞められないんだよね(笑)
今朝は、京都では有名なイノダコーヒーでモーニング。

林宅にて、スタッフ3人がかりで、変わり果てた姿になっていたニューヨークスタインウェイの突貫工事。
ヴィンテージスタインウェイは、「良くわからない人がいじるとこうなる」という見本のような状態になっていました(笑)
修理を終え、見違えるような発声と軽やかなタッチに変わったB型君を後にして、我々のトラックは渋谷に戻ります。
久しぶりのアルティーホールです。
さすが京都、ホールの中庭もこんなに美しい。

ピアノは昨日、トラックですでに東京を出発し、私は今朝新幹線で入りました。
ローズウッド君も久しぶりの関西方面に出張。

今日は林久美子さんと仲間たちのコンサート。
林さんがカーニバルを弾き終えてアンコールを弾き始めると、会場には涙ぐむ人が何人もいて、感動的なコンサートでした。
マチネだったので早めの打ち上げ。結局お好み焼きで乾杯!
林さんの実家は京都。
そこには1913年製のニューヨークスタインウェイのB型があります。
綺麗なマホガニーのケースで、CD75やルイス君の1歳年下。
実は20年程前には私が調整をやっていた楽器なので懐かしいです。
長い間にすっかりニューヨークスタインウェイらしからぬピアノになってしまったとの事で、明日は一発腕の見せどころ。
「京都にいつまでいるの?」
「きょうと明日!」
という自作ネタはこのタイミングしか使えないので連発するも、座は白けるばかり。
だんだん自信なくなってきたなぁ(笑)
ゴールデンウイークもあっという間に終わり、5月も、もう中旬。
今日の私の担当は完全野外でのライブコンサート。
最初はテントを組んであったけどあまりにも天気が爽やかなので、とうとうテントを外し、おまけにピアノの屋根も外してハダカ状態。

もちろん本物のスタインウェイフルコンD型、普通では有り得ない光景(笑)
ピアノは湿度温度の変化に敏感だから、保守管理が大変な事は良く知られています。
ただ、コンサートホールの保守管理担当者は、販売店の調律師や営業マンの言葉を盲目的に信じている人がほとんどだから、どの位までが限界なのかなんて誰も知らないでしょう(笑)
我が社のコンサート部にはこんな過酷な条件でも耐えるスタインウェイがあるんです。
こんな耐久テストを繰り返して、後で分解して詳細なデータを取って、他のスタインウェイ達に貴重なデータとしてフィードバックしているんですよ!
今日のコンサートは珍しくboogie-woogie!
「斎藤圭土&アクセル・ツヴィンゲンベルガージャパンツアー2012」です。
持ち込んだピアノはベヒシュタインENとニューヨークスタインウェイCD368の二台。
毎年この時期は、ラ・フォル・ジュルネで活躍しているはずの我がベヒシュタインENも、今年はお休み。

実は、カーネギーホールで初めてboogie-woogieが演奏されたのは1938年で、これはカーネギーホールのステージで黒人が演奏した最初の演奏会だったらしいとのこと。
1912年生まれのCD358は、1945年位までスタインウェイのコンサート部で活躍していた楽器なので、当時のboogie-woogieの音色を楽しもう!という企画でもあります。
戦前のニューヨークは、クラシックだけではなくラグタイム、boogie-woogie、ジャズといった新しい音楽が次々と生まれて、アメリカンポップスへ移行して行く音楽の黄金期だったわけだ。
boogie-woogieとヴィンテージ・ニューヨークスタインウェイの接点があったなんて知らなかったので、今回聞いてびっくり!

今回は、ニューヨークスタインウェイとベヒシュタインの2台ピアノを使い、boogie-woogieをPA無しのアコースティックサウンド、コンサートホールで演奏するという初の試み。
勉強不足でboogie-woogieの事はほとんど初体験なのでびっくりする事ばかり。
boogie-woogieの第一人者であるアクセルさんは、ほとんど指を見ないで客席を向いて弾いているので、右足はリズムを刻むパーカッション。全くペダルは踏まないというより使わない(笑)
右のペダルを数回踏んだけど、身体は客席を向いてるから踏むのは左足!
楽譜はないから譜面台はいらない(笑)
しかし誰でも手拍子したくなるわかりやすいご機嫌なリズムに、満員のお客さんもノリノリ。
いやあ~音楽は楽しまなきゃってこういう事だね!
私も客席で楽しんで来ました(笑)

毎年恒例、床のワックス掛けをやってます。
ラ・フォル・ジュルネ期間中、大量にピアノが出張している間に、カフェ、サロン、事務所の床がピカピカになります。
ピアノがなくなると、こんなに広かったのか~!と毎年同じ事を言ってます(笑)

しかし今年のゴールデンウィークは大雨で酷い天気ですね…
5月に入ってもう2日目だ、早いなあ~。
今日は大雨の中、スタッフに送ってもらってサントリーホールに来ました。
珍しくスーツにネクタイなのは、東フィルの100周年特別演奏会とレセプションに招待されたから。
いつものジーンズにパーカーでは失礼だからね(笑)

今日は久しぶりにピアノのないオーケストラを聴きます。
チョン・ミョンフン指揮でドヴォルザーク「第9番 新世界より」と「ボレロ」。
まあ定番ですけど、今日はなにしろ100周年(実際は101年、昨年は震災で中止になった為)ボレロは全楽団員153名による大合奏!凄い迫力でした。
ボレロは楽器を増やしやすい曲だからピアノ6連弾の時はこの曲とラプソディー・イン・ブルーが定番メニューだったね!
ラヴェルはニューヨークで刺激を受けてボレロを書いたから、明らかにジャズやアメリカンポップスの影響を受けてオーケストラにサックスを入れた。
2000人を超える大ホールでクラシックを演奏するようになったのは、20世紀に入ってからのアメリカからだから、こういうスケールの大きい曲は、ヨーロッパのサロンコンサート時代の作曲家には想像もつかなかっただろうね。
しかしピアノがないコンサートってこんなにのんびり聴けるんだ(笑)

コンサート終了後小ホールで招待客のレセプション。
マネジメントや知り合い関係者がたくさん来ていて、挨拶した人とまたトイレで会って「あ、どうも」
結構疲れます(笑)
東京フィル101周年おめでとう!ホロヴィッツピアノより1つ年上なんだね(笑)
確か来月ピアノコンチェルトやりますね、ではまた!
毎年恒例のラ・フォル・ジュルネが始まりました。
丸の内エリアの方は、数日前すでに2台搬入したので今日は13台搬入です。
この音楽祭は初回から参加しているので、サブちゃんもスタッフ達も搬入は慣れたもの。
ゴールデン・ウィーク中は、毎朝すべてのピアノの調律に入るのですが、時差ボケなのか練習熱心なのか、外人アーティスト達は早朝からリハーサルにやってくる人も多いので、こんな場合は早々にピアノを明け渡してあげます。
ラ・フォールジュルネの期間はピアノが大量に出張してしまうので、広々したスタジオ、サロンの床に毎年恒例のワックス掛けをします。
数年前からラ・フォル・ジュルネはスタッフ達にお任せだけど、今日は搬入と重なっているので調律に参加しまて、展示ホールのきよし君を担当しました。

スタッフ達は5日まで、毎朝手分けして各会場の調律をやってから次の現場に散って行きます。