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大阪へ                                   12/23

昨日午前中は、青山にあるKさんの自宅サロンの調律をやって…

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クリスマスコンサートがあるそうですが、いつ見ても豪華なサロンだね。

午後から名古屋のIさんとカフェでお昼。


ピアノ車は徳島から大阪と仕事をやって昨日京都に入っているので、私は新幹線で夕方京都入り。
スタッフと合流して今朝、大阪に入りました。
今日は毎年恒例、リーガロイヤルで稲本ファミリーと「聖夜の晩餐」です。
もう10年以上、東京でどんな仕事が入ろうと、クリスマスイブ前日の私のスケジュールはここで押さえられています(笑)
15時まではある企業の盛大なクリスマスパーティー。
ビンゴが終わると入れ替え。ものすごい数のホテルスタッフさんたちが一斉にテキパキ模様替え、会場は戦場のようになります。
運んできたニューヨークスタインウェイのフルコンの回りを隙間なく男性スタッフが囲み、号令と共にせ~ので、あっと言う間にステージ上げ。
これも毎年の光景、みんな慣れたもの(笑)

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稲本ファミリーの根強いファンで一杯になるこのディナーショーで毎年同じ顔に会うと、今年も終わりが近いと実感します。


急な仕事                                 12/20

本来なら昨日から、徳島~京都~大阪のツアーに出ているはずなんですが、緊急の仕事が入ってきて、スタッフと交代。

本番で使うスタインウェイを、ホール付きの調律師さんに調律してもらったけど、良くならないので、すぐに見てほしいと言う依頼。
他人の仕事の後を引き継ぐのはあんまり嬉しい事ではない。
ホールのピアノに完璧なものはないし、ほとんどのホールは予算の制限があるので問題があっても放置されるケースが多い。
恐らくその調律師さんも、調律代金の範囲内で一生懸命やったんだろう。
しかしアーティストにとっては死活問題。
ピアニストのSさんはトップアーティストで良く仕事を頼まれるけど、その時は全てピアノは持ち込み。
今回のようなケースでは、それならピアノを持ってくよ!って言えば解決だけど、しかしこのホールはビルの9階まで吊り上げなきゃならないから無理。
仕方なく見に行った(笑)

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ピアノはわが社の貸し出しの中では、「ひばり」と呼ばれているスタインウェイとほぼ同じ。
楽器は悪くないけど状態は確かにひどい。
3時間かけて、とりあえずできる限りの調整完了。
なにしろピアニストは「直して欲しい」、ホール側は「予算の制限がありますので……」
しかし本番の時間は刻々と迫る。
仕方ないから自腹切って直すか!というお決まりのパターン(笑)
ホールのピアノだから部品交換なしで調整のみでピアニストの満足するレベルに仕上げなきゃならない。
それも短時間で。はぁ~持ち込みのほうが楽だね(笑)


さて夕方松濤サロンに戻って、今夜は毎年恒例になった秋田慎治サロンコンサート。
こっちのピアノはばっちり!(笑)

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重なる仕事                                 12/18

連日、コンサートやレコーディングが何ヵ所も重なって、もうパニック状態。
会社はコンパクトでなければならないという主義だけど、そろそろ限界。
またスタッフを増やさなきゃ(笑)

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今日は目黒区のスタジオでコロムビアのクラシックのソプラノ歌手の録音。
ピアニストはもちろん著名なクラシックピアニストTさん。
クラシックのアーティストはコンサートホールでのレコーディングがほとんどなので、スタジオでの録音は戸惑うようだ。
全く響かないデッドなスタジオでは、楽器にも歌い手にもマイクが近いし、電気的にエコーを付けるので、その違和感に四苦八苦……すると思ったら、初体験に面白がってキャッキャ笑って大喜び(笑)
まぁ、今日の曲はクラシックではないし1曲だけなので、急遽スタジオ録音になったらしいけど、実力のある人は環境が変わってもすぐに順応して、新しい経験を楽しんでしまう余裕があるんだね(笑)



誕生日が来てしまった                        12/16

日付が変わるとともに、FBのタイムラインに続々「誕生おめでとう」メッセージが入ってきます。
残念ながら今日も4箇所のコンサートやレコーディングが重なって、のんびりもしてられません(笑)
昨夜、中央道を甲府から帰ってきたばっかりなのに、また早朝ピアノを積んで単身、相模湖に向けて出発!
仕事が重なってスタッフが足りないので、相模湖は私が独りでピアノ搬入する事にした。

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今日はソプラノとピアノのレコーディング。
エンジニアは昔ワーナーに居たMさん、久しぶり。
ピアノを調律して、音決めまで立ち会ってスタッフ交代。
私は次の目的地埼玉文化センターに向かう。

このホール、昔は浦和文化センターという名前で、自著にも書いたけど、私にとっては鬼門(笑)
調律工具カバンを忘れて調律に行ったり、ホールを間違えて調律したり、さんざん(笑)今や笑い話だけど…。
ここに来るのはjazz6連弾以来3年ぶりかな?
今日は竹下景子さんと「ごえんなこんさぁと」の初日です。

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すでに午前中にピアノ搬入と調律はスタッフが済ませているので、リハーサル後の直し調律と立ち会いです。
小児がんと戦う子供たちを支援するチャリティーコンサートとしてはじまったこの「ごえんなこんさぁと」は、神奈川県の西光寺というお寺から始まり、全国展開になりました。もちろん当初から我々は支援しています。
来月は名古屋公演があります。今年はどんな出会いがあるかな?
全てのコンサートが終わって、会社に戻り、打ち合わせ2つ。
気がついたら誕生日終わってた(笑)

ぶどうの丘                                 12/15

毎年、甲府のぶどうの丘にあるホールにピアノを運んでいるのは知ってたけど、今回私は初めて来ました!
ホールの隣にすべての甲州ワインが揃っているらしいワイナリーがあって試飲可能。
レストランや天然温泉、宿泊施設も併設。

「ピアノを搬入したらスタッフが調律している間、社長はワインでも飲んでて下さい」

という甘い言葉に誘われてやってきた甲府ぶどうの丘!
途中、例の笹子トンネル天井崩落事故のおかげで大月から一般道に下ろされ大渋滞なるも、何とか13時過ぎにぶどうの丘到着。
ピアノ搬入して音色調整。

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本番は明日なので今日はリハーサルのみの余裕。
調律はスタッフに任せて早速レストランに行って甲州ワインを楽しむ。

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ホントに最近の日本のワインは美味しい。
ついでに「天空の湯」にも入ってみる。
以前行った「ほったらかし温泉」のちかくなので同じようなお湯。
近くの牧丘のホールでレコーディングすると、宿が遠いので、ホール、宿、レストラン、おまけに温泉が同じ敷地内にあるぶどうの丘は新しいレコーディング候補地として有望。
ただ、ホールは、いくら温泉地とは言えかなり風呂桶なのでピアノソロには響き過ぎだけど、古楽器や歌、弦には使えそう。
早速料金を調べたらちょっと高め…。
まあリストの1つに入れとこう(笑)

助手席で飲んだくれて温泉入って良い気分で渋谷に帰りました(笑)





久しぶりのO村愛ちゃん                         12/13

秋田駅を朝8時に出発。12時過ぎに上野駅到着。
待っていたピアノ車に乗り換えて13時に船橋到着!

今日は船橋レクサスのショールームでクリスマスコンサート。
なにしろ車のショールームなのでピアノの搬入は楽勝!
まぁ普段はレクサス並べてるんだからね(笑)

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今日のイベントはアーティスト手配も含めて依頼されたので、ヴァイオリンのO村愛ちゃんを呼びました。
久しぶりだったけどやっぱりまだ美人でした(笑)
自分で呼んでおいて、私が居ないのもまずいだろ…ってわけで秋田から一生懸命戻って来ました。
本番は流石のトークと演奏でお客さん大喜び。
急な出演依頼でも喜んで来てくれた愛ちゃんありがとう!


秋田市文化会館                            12/12

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秋田にピアノ持ってくるのは久しぶりです。
今日と明日は、お馴染みフコク生命チャリティーコンサートです。
私は明日、船橋で仕事があるので訪問コンサートには残念ながら行けません。
今回はN井/T田ご夫妻の2台ピアノ+ドイツから駆けつけたヴァイオリンの山本さん。

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N井/T田さんは、先月の東京文化のリサイタル以来ですね。

今回持って来たピアノは通称ひばり。
このホールのピアノがほとんど同じ時代のスタインウェイとの情報どおり、並べて見ると艶消しネジ止め脚で瓜二つ(笑)

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もちろん鳴りかたも同じ設計なので二台ピアノにはぴったり。
この本公演そのままを明日は秋田市のかがやきの丘にお届けしますよ!
聞くところによるとマンモス学園で会場の体育館には何とヤマハのフルコンがあるらしい。
その後の情報によるとありゃまぁ!スタインウェイのフルコンもあるらしい!
このフコク生命の200回を越える訪問コンサート史上初めてのケース。
しかしメンテナンスの予算がなくてずっと使ってないらしい……
もったいない、何とかしてあげようよ!
あ~明日行きたかった!
そんな事を、楽屋で思いながら、本公演も無事終了。

お決まりの打ち上げは秋田料理の店。
韓流スターが映画の撮影かなんかで秋田に長期滞在した際に通った店って事だけど、ごめん!そんな事より料理うまっ!

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紀尾井ホールから秋田へ                        12/11

バンドネオンの巨匠ネストロ・マルコーニ。かっこいいね!
ピアノはF・キリアン。
三浦一馬とマルコーニの共演。
室内楽ありで、見応え、聴き応え十分のコンサート。

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今日は朝9時にピアノ搬入して調律後すぐにリハーサル。
昼夜公演なので忙しい!
70歳のマルコーニさんカッコいいなぁ。
昼公演が終わって調律の直しタイムだけど、チェックしてもピアノは、落ち着いてるから保証して抜け出す(笑)
ピアノ搬出要員が到着したので、私は東京駅で新幹線に飛び乗って秋田へ向かう。
朝、横浜工場を出発したトラックはまだ福島あたりを走行中らしい。
秋田からの情報では雪。
いくらスタッドレスに履き替えているとはいえ、凍ったら危ない。
新潟は近いけど、秋田は盛岡まで行って左に曲がるので遠いね、
新幹線でも4時間。午後8時に到着!

明日からのコンサートの為の前日入りなので今夜は秋田の夜を堪能。
うまい具合に編集のSさんが秋田に里帰りしていたので秋田料理の店で乾杯!

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初めて食べる雌のはたはたの卵、納豆みたいだね(笑)
夜10時頃ピアノトラック無事到着!スタッフと合流、お疲れ様!


RCA元気にしてました                            12/8

昨年までわが社にあったスタインウェイB型通称RCA。
60年代にはRCAスタジオにあって、数多くのブルーノートjazz等の録音に使われたピアノ。
昨年、新築したH原A香ちゃんの自宅地下の広ーいスタジオにお嫁に行きました(笑)

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久しぶりに再会したRCAは元気でした。
いまだにニューヨークスタインウェイの音はあまり聞きなれないとか言う人がいるけど、昭和に青春時代を送った世代、つまり日本人がラジオやレコードで海外の音楽を初めて聞いたのは殆どアメリカ発信のもの。
クラシックもjazzもアメリカンポップスも、流れていたのはニューヨークスタインウェイの音で、それを聞いて育ったんだから、馴染みがないとは実は勘違い(笑)


会社にもどったら音友の別冊「ピアノ&ピアニスト」が届いてました。

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5年に一度位出る本で、まあピアニスト名鑑みたいな本。
ピアニストの所属事務所や経歴を調べるのには便利。
私のインタビュー記事も載ってます。

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福井から白寿ホールへ。                        12/7

ササニシキは福井が元祖とか聞いて、昨夜は日本酒呑みすぎました。
フコク生命チャリティーコンサートは今日がメインの訪問コンサートなんだけど、残念ながら私は朝一番で渋谷に戻らなければなりません。
交代のスタッフは昨夜、福井のホテルに到着しています。
つかの間の福井でしたが、ピアノも無事到着、本公演も無事終わり、日本海の寒さも味わい、新幹線で東京へ。

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12時20分に品川、13時には予定通り渋谷の白寿ホールに到着。

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今日は松本俊明さんのリサイタル。

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白寿ホールは近いので、例によってホールから抜け出して会社に戻って仕事して、またホールに行ったり来たり。

しかし今朝は福井のホテルで朝食食べてたのに、昼は渋谷でランチ食べてるなんて、新幹線の経済効果はたいした
ものだ。(笑)


ハーモニーホールふくい                        12/6

昨夜は、松濤サロンでのファンクラブイベントのあと、カフェで懇親会。
大いに盛り上がっている間に、ピアノを積んだトラックは福井に到着したと連絡が入りました。

今朝、8時40分品川発のひかりに乗って米原乗り換え、福井入りのつもりが、吹雪で在来線ストップ。
やむなく福井からトラックで米原駅まで迎えに来てもらって、ハーモニーホールふくい13時入れに間に合いました!
今日と明日は私のライフワークの一つとなりつつある、フコク生命チャリティーコンサートです。
今回はT浄子さんのピアノソロとK村さんのバリトン。
このハーモニーホールふくいは2年ぶり?位です。
畑の真ん中にポツンと立派なホールが建っていて、今回初めて小ホールに来ました。
小ホールといってもキャパは700人位、サントリーホールの小型版みたいで、ステージ後ろにも客席があるワインヤード形式。
バックステージには休憩用の椅子テーブルと自販機があり、これもサントリーホールと似てる。
聞いてみたら同じ設計事務所との事。
見た目の豪華なのとピアノにとって音が良いかは別問題だけど、音楽家にとって豪華なホールで演奏するのは気分が良いから重要な要素のひとつです。

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ピアノをセッティングして調整を終えて、スタッフと遅い昼を食べようと外に出たけど周りにお店やコンビニもない。
福井の寒い吹雪の中を店を探して歩き始めたものの、寒風に涙が出てくるので心が折れて、あきらめてホールに戻る。
東京から米原までは快晴だったのになあ……。
やがてアーティストが到着。
ケータリングのお菓子で飢えをしのぎ、本番!
ピアノソロあり、歌との共演ありで外の天候とは裏腹に暖かいコンサート終了。

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終演後は、福井の蟹と熱燗で乾杯!やっとお腹も暖まりました(笑)

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たまにはベーゼンドルファー                       12/5

今日の私の担当、まずは市川市文化会館で、野瀬栄進クリスマスジャズコンサート。

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ホールのベーゼンドルファーを使って定期的にやるコンサートシリーズです。
ニューヨークに20年以上在住している野瀬栄進には、我が松濤サロンでも定期的にソロコンサートをやって本場のニューヨークジャズを聴かせてもらっています。
今回も来日に合わせて、10日に松濤サロンでソロコンサートやりますよ!
15時半からリハーサル開始。
その後、楽屋でバカな話で盛り上がり(笑)

私は急いで渋谷に戻り、夕方から江口玲ファンクラブイベント。
これも毎年恒例。ピアノはもちろんCD75。
今夜はオールショパンプログラム。
冒頭で私がホロヴィッツピアノの裏話をやって、演奏会。
狭いサロンだからこそ目の前で聴ける贅沢!ファンクラブのみの特典(笑)

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その後カフェに移動して大パーティー!
今日は昼夜ともニューヨーク在住アーティストのジャズとクラシックを堪能した。
ピアノはニューヨークスタインウェイCD75。あぁ、なんて贅沢な1日!
あ、ジャズのほうはベーゼンドルファーだったね(笑)

我々が遅くまで盛り上がっているうちに「福井に到着しました!」ってスタッフから電話。
今朝ピアノを積んだトラックを運転して1人で福井に到着したらしい。
私は明日の朝、新幹線で福井入りだ、早く寝なくちゃ。



浜離宮朝日ホール 12/3

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干野宜大ピアノリサイタル with CD75
あの6月19日以来、今年2回目の浜離宮にCD75登場です。
雨男のCD75はやはり今日も雨(笑)

今回はスカルラッテイからドビュッシーなどの他に、作曲家・権さんの壮大なピアノソナタの世界初演で終わるプログラム。
このソナタは、82年のホロヴィッツのロンドン公演を見て、CD75の音に衝撃を受け、このピアノを想定して書き上げた曲というエピソードがあるらしい。
まさかそのピアノが渋谷に来るなんて思ってもなかったし、そのピアノで世界初演ができるとは奇跡!との感想。このCD75はどこまで世間を騒がせるのやら(笑)

今日も圧倒的パワーで浜離宮の観客を魅了して終演。
ピアノの写真を撮ろうと集まってくるお客さん後をたたず、普通のクラシックコンサートではあり得ない光景(笑)

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