フコク生命訪問コンサート in 千葉

昨日の本コンサートに続いて、今日はメインの訪問コンサート!
千葉市療養センターにやって来ました。
ここにはグランドピアノがなく、しかもエレベーターが狭いので、久しぶりのイナバウアー搬入(笑)
函館、長崎以来、3回目の登場。
鍵盤部分を下にして180度立てる機械は優れものだけど、久しぶりなので手順を忘れて戸惑いつつ…なんとか搬入。

体育館に設置してみたら、舞台上にアップライト発見!
なんと私の友人がデザインしたヤマハW103B。

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鍵盤の蓋が横幅一杯まであるデザインは、斬新でピアノの横幅が広くすっきり見える。
ピアノとは無縁の友人だからかえって固定観念にとらわれなかったらしい。

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さて訪問コンサートは大盛り上がりで、みんなが踊り出す(笑)
「あわて床屋」では私もとうとう蟹の床屋に駆り出されて、ウサギの耳を切る役をやらされました(笑)



第236回フコク生命チャリティーコンサートin千葉          7/30

お馴染みフコク生命チャリコンシリーズ、今日と明日は千葉です。
会場は千葉駅前の京葉銀行文化ホール、このホールは3回目位ですが、今回は持ち込みではなくホールのピアノをお借りしています。

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ピアノの田中さんとソプラノの森さんと、フルートの益田さんのトリオは久しぶり。

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今日は運転手担当スタッフが居ないので、珍しく1人で運転して会場入りしました。
スタッフ達は生放送の朝番組があり、早朝6時にピアノ搬入だと昨夜騒いでいました。
今朝、朝風呂に入ってテレビをつけたら、ちょうどタカギクラヴィアのピアノが映ってました(笑)
テレビ局の仕事は待ち時間が長いからねぇ、みんな眠いだろうなぁ(笑)

トラックではなく乗用車に乗ってホールに入り、ステージに出ているピアノを調律するというのは至って普通の事なんだけど、私にとっては随分昔に戻ったような懐かしい感じがします。
今回からロビーで「今ショパ」も販売して頂くようになりました。
もちろん収益金の一部はチャリティーとして寄付されます。

本番は盛り上がってお客さん大喜び(笑)
終演後は「勝浦」というお店で晩御飯。
明日は楽しい訪問コンサートです。


日比谷野外音楽堂                           7/27

日比谷野外音楽堂創立90周年事業、渡辺貞夫・山下洋輔、真夏のジャズフェスティバルと題して行われた、このビッグイベント。
今日はスケジュールが横須賀芸術劇場ベイスポットと重なっていたので迷ったのですが、野音は多少の屋根があるとは言え、なにしろ真夏の野外。
しかも連日のゲリラ豪雨の心配もあり、機敏な判断が必要なので、私が日比谷を担当することにしました。
スタインウェイ指定なので、百戦錬磨のタカギクラヴィアが引き受けました(笑)

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朝9時に搬入してもすでに猛暑と100%近い湿度の中で調律。
ピッチはドンドン上がって来るので、途中でまた最初に戻ってこの環境に落ち着くまで調律を繰り返す。
スタッフの皆さんも、この環境にスタインウェイのフルコンを持ってきてくれたと感謝して、とても気を使ってくれます。
タカギクラヴィアにはあらゆる環境の現場にスタインウェイのフルコンを持っていって、データを収集して来た豊富なノウハウがあります。
想像だけで大袈裟に、「楽器を痛めるから寄るな触るな」と利用者に制限をする業者に入れ知恵された公共ホールがほとんどですが、それは楽器を守るのではなく、実は保守管理業者の利益を守っているのです。
私はピアノがそんなに腫れ物を触るほどに壊れやすい物なら一般に貸し出すべきではないし、まして貴重な税金をそんな一部の業者の為だけに使うべきではないと思います。
一般に貸し出す以上、ある程度のリスクは折り込み済み、責任は使用者の現状復帰が原則のはずです。
指定業者以外に触らせないという体質は、独占と腐敗が産まれる温床です。
その結果、ピアニストと聴衆が最大の被害者なのです。
業者はもっと勉強して、自分たちの利益だけではなく、もっとクラシック業界全体の事を考えるべきだったのです。
役所の担当者の不勉強さには呆れる事があります。
来年からまた消費税が上がります。
税金の無駄遣いについて、他の業界の事はわからないけど、自分たちの業界の事は良くわかりますから、せめてそこから発信していかないと日本は更にダメになりますよね。
話が横にそれました(笑)

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3000人以上、満員御礼の日比谷野音でスタインウェイサウンドが鳴り響いてご機嫌です。
今日はハンバルグのスタインウェイを持ってきました。
それはニューヨークより環境変化に強いからなんです(笑)
さすがに北欧から赤道直下までの世界中をテリトリーにするハンバルグスタインウェイは、ヘビーデューティ!
ピアノは高温と高湿度の環境ではいろんな症状が出るけど、後で直ります。
接着剤がボンドに変わってからホントに丈夫になりました。
それよりは過乾燥のほうがよっぽど危険、木が割れますからね。

夜になって心配していた豪雨。
間一髪、小降りの時に搬出できてセーフ!
スタインウェイの持ち込みで関係者みんな笑顔で終了。
我々業者は企業努力して、コンサートホールを盛り上げなきゃね。
高価なスタインウェイだから使わせてやるみたいな考えなら、貴重な税金で買わないで欲しい。
ホントに役人ももっと勉強して欲しいよね。
また愚痴ってしまったけど、楽しい1日でした(笑)



今年も来ました大チェリー!                    7/24

毎年この季節になると、ニューヨークからクール便で送られてくる大型さくらんぼ、。大量です!

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私が仕事から帰ってきたらもう小分けされてました(笑)
スタッフ一同、楽しみにしているので、我先にもって帰りました。
ホントにねえ~、律儀なピアニストE玲さんに、スタッフ一同御礼申し上げまする~!

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杵渕直知さん                            7/23

行って来ました!伝説の調律師、杵渕直知さんの別荘。

今の調律師達はもう知らない人が多いと思うけど、日本のコンサートチューナーの草分けであり、私の最も尊敬する杵渕直知氏。
54歳で急逝なさってから、もう33年位経ちます。
私の書いたスタインウェイ戦争など足元にも及ばないほど、メーカーや同業者からの妨害や嫌がらせと戦い、自分の理想を貫いた人。
今はこんなスケールの大きい調律師は居なくなって、すっかり小粒になってしまったね…。
杵渕さんが生きてたら、日本のピアノ業界も全く違う状況になってたと思います。
この豪快な伝説の調律師が居たことを、私は若い世代に伝えて行きたいと思うし、そしてこの業界がまた夢を取り戻してくれる事を後輩たちに願いたいね!

「競争のない世界に技術の進歩はない。みんなに好かれようと思わないこと。」
こういった私の心情は既に杵渕さんが40年以上前に目指していた事だったんですね。
強いものにはヘコヘコ、弱いものには偉そうにするのが一番楽な生き方。
でもそれで良いの?
強いものと戦おうとすれば火の粉が降りかかるのは当然。
それを振り払いながら生きることを、むしろ楽しみたい。
その為に技術を磨くんだよね。
強いもの、肩書き、学歴なんかに守って貰おうなんて思っちゃいけませんよ!技術屋は…
と大先輩の遺影の前に強く思いました。
杵渕直知さんに敬礼!
さあ私も明日からまた頑張ろ!


秩父の杵渕さん別荘の表札

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室内に飾られている、鷺ノ宮にあった杵渕ピアノ前での写真。

ミケランジェリと

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もう一枚はワイセンベルグと。

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全て故人となってしまったけれど、スケールが違う時代だったね…。


明治安田生命ホール                         7/22

今日のコンサートは1年前に依頼されていたのですが、すっかり忘れてしまい、主催から確認の連絡が来て慌ててスケジュールを変更して入れました。
ここは初めてのホールです。
新宿駅から地下構内を通って、雨でも濡れずに来れる好立地!
しかも247人定員の多目的ホールなのに、シューズボックス形式でなかなか良い感じのホールです。
こんなに良い条件なのに私たちのアンテナにひっかからなかったのは、外貸ししてないのかな?
もったいないね!
キャパといい、形といい、今や室内楽やるにはとても良い大きさ。

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今日は久しぶりにアキコ・グレースのピアノソロ。
グレースとは10年くらいの付き合いですが、バークリーと芸大の両方を出てるという異色な経歴。
しかもバークリーでは作曲学も学んだので、なかなか奥深い曲を書きます。
従っていつも、ほとんどが彼女のオリジナル曲で勝負。
何年か前に松濤サロンでコロムビアと彼女のレコーディングをやってる最中に、近所の松濤温泉が爆発して、ヘリコプターは舞うわ、パトカーや救急車がけたたましいやら、群衆が集まるわで録音中止になったのも、今は思い出。
そう言えばあれも6月19日だったなあ…。

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そんな事を思い出しながらリハーサルを聞いてました。
今日はホールのスタインウエイをお借りしましたが、保守も個人の調律師一人で管理しているらしい珍しいホールです。
もちろん、著名なホールのスタインウエイより良く鳴っているし、状態が安定していて私は楽をさせてもらいました(笑)


渋谷さくらホール                             7/18

朝7時に富山の魚津発の特急に乗って、直江津の次の越後湯沢で新幹線に乗り換えて、東京駅まで直行で10時前に到着!
なんと魚津から3駅で着くんだね!
富山録音最終日はスタッフに任せて私は午後1時に渋谷さくらホールにピアノ搬入。

今日は竹村浄子さんのCD発売記念リサイタル。
今年の春に岡崎でレコーディングしたCDの発売記念リサイタルなので、もちろんそのときと同じピアノを持って来ました。
レコーディングで使用したピアノでコンサートができるのがわが社のメリット(笑)
いつも違うピアノを弾かなきゃならないピアニストのハンディは、我がアーティストサービス部にはありません。

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というわけで、収録曲を中心としたプログラムです。
前半は、リスト、シューマン、ショパン。
後半はヴァイオリニスト平澤氏と、シューベルトのヴァイオリンとピアノのための幻想曲。

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アンコールの最後はトロイメライ。

本番は2階席の一番奥で聞いてました。
竹村さんとはフコク生命のチャリコンでよく日本中を旅しますが、ソロコンサートは初めてだったので楽しみでした。
いつものフコク生命メンバーも駆けつけ、和気あいあい。
CDのサイン会は長蛇の列!
彼女の人気が伺えますねえ。
ピアノの音が素晴らしかったと、あっちこっちから感想を頂きましたが、そりゃタカギクラヴィアのアーティストサーヴィスのピアノですから、ホール備え付けのピアノと同じ音じゃ持ってくる意味がないよね(笑)
とにもかくにもリサイタル大成功おめでとうございます。お疲れ様!





富山でまだまだレコーディング中                    7/17

4日目に突入した富山での録音は、まだまだ続いています。
楽器は安定しており、この超超絶技巧の曲に耐えて、迫力あるスタインウエイサウンドを、ホール一杯に鳴り響かせています。

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これはニューヨークスタインウエイでなくては出せない音なので、ピアニストのSYさんが先月のピアノ選定でこのF1を選んだのは大正解だったね。
毎日「ピアノが素晴らしい!」と喜んで弾いてる。
ピアノに対するストレスがないということが、我々にとっては最も嬉しい。
はっきり物を言う外国人は仕事がやり易いんですよ。
これが日本人ピアニストだったらどうだったかな?
あっちこっちに気を使い、みんなに好かれようとする人が多いからなあ…。

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今回はお陰様でモニタールームに待機していても暇で、何ヵ月も溜まっていた日記を一気にアップ!
思い出しながら書いてるけど、何しろ「今ショパ」を書いていて、なかなか頭が日記に切り替わらなくて更新できなかったからね(笑)

夕方、スタッフが東京から車で到着!
皆で夜は寿司屋で晩御飯。
録音は明日まであるけど、私は渋谷でコンサートがあるので、早朝に新幹線で東京に戻ります。




富山県魚津市新川ミラージュホール録音3日目           7/16

今回の壮大なピアノソナタのレコーディングは、小さいホールでは無理。
今回のミラージュホールは1200人のキャパだけど、天井高が高く余裕のある空間容積のお陰で、スケールの大きい音で録れます。

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建物の高さの制限がある東京ではこんな余裕のあるホールはほとんど無いね。
さぁ、そんな要素にピッタリのピアノがニューヨーク・スタインウェイのF1!
この壮大なスケールのソナタを、歯切れの良いスーパーブリリアント・サウンドで鳴り響かせてくれています。
まさに水を得た魚の如し、粒だちのハッキリした乾いた倍音、豊かな低中音域とキラキラとどこまでもかけ上がって行くような高音域は、まさにニューヨーク・スタインウェイの独壇場!
溢れるように豊かな倍音は、楽譜に書かれた情景を目の前に再現してくれます。
しかし恐るべしこの超超絶技巧のテクニックの持ち主S・Yちゃん。
曲もピアニストもホールもピアノもレコーディングエンジニアも全てが頂点を目指すって面白い。
こうやって閉館時間までたっぷりやって、我々は韓国料理ですよ(笑)




魚津レコーディング2日目                       7/15

昨夜は大人数だったので、やはり飲み会はナシ(笑)
そのお陰で早くから寝られました。
朝、目が覚めたら例によって、ここはどこだ?(笑)
朝風呂入って朝食食べて、ホールに出発!

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今日は昼まで昨日からのビデオ撮りの続き。
映像を撮りつつ、音声はコロムビアの録音チームが同時録音。
弾き振りじゃないから、ちゃんとピアノの調整もやるんどけど、なにしろ映像の演出の為、反響板は全て無しで布を張られてるから響きはデッド。
ピアノの音は痩せて聞こえるし難しい。

昼頃ようやくビデオ撮りが終わり、機材を撤収。
大勢の映像チームが帰った後に反響板を組んで、ようやく普段通りのレコーディングが始まりました。
いつもテレビや映画の撮影にはなんであんなにスタッフが必要なのか不思議だったけど、考えてみたら、カメラマンと音声と照明がいるので、少なくともスタッフは3倍必要なわけだ。
おまけにカメラの数だけカメラマンがいるし、監督やカメラのケーブルを持ってる人とかもいるしね。
CDレコーディングは簡素だね(笑)


さぁ、通常のレコーディングモードに入ったらみんなエンジン全開。
彼女でなきゃ弾けないと思われる超絶技巧の連続!
いつもの100倍くらい音数が多いのに、ほとんど休憩なし!調律を直す時間もない。
ようやく21時30分に終了したけど、なんと退館時間まで練習していくとのこと。
この細い女の子のどこに、こんなパワーがあるやら。

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おじさん達はお先に失礼して、居酒屋で明日のエネルギー補給(笑)



富山へ                                 7/14

富山へ。
今日から19日まで、富山の魚津でレコーディングです。
なにしろ3連休中日の日曜日ですから、魚津に13時入れを目指して渋谷を5時30に出発しました。
関越道の渋滞のほぼ先頭グループに入れたので、まあまあスムーズに 関越道を抜け、途中で休憩しても余裕で魚津の新川ミラージュホールに到着。
このホールは以前、江口玲「展覧会の絵」、ジェラル・プーレ「フランス三大ソナタ」を録音したホールです。
今回はコロムビアとピアノソロを録ります。
5日半もスケジュールがあるのは、今日と明日の前半はプロモーションヴィデオ撮りもあるため長いスケジュールになっています。


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先月ピアニストが選定したF1を持って来ました。


ホールの中はレールに乗った移動カメラ&クレーンに吊ったもの&固定の3台と、ハンディもあるので大変な人数でごった返しています。
大がかりなレコーディングだなぁ!

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越谷サンシティホール                        7/13

今日から3連休ということに昨日気がついて、今日の越谷のピアノ搬入は8時30なので、6時30分渋谷出発にしました。
運良く多少の渋滞で済んだので、7時30分に現場に到着。朝マックで時間調整。

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今日は竹澤恭子/江口玲のリサイタル。
これは世界レベルの組み合わせ。
それぞれパリとニューヨークに住み、世界中のコンサートステージを知り尽くしたベテランだから安心して聴いてられます。
今日はマチネなので、夕方には終わりました。

このホールは以前、南紫音ちゃんのコンサートで来たことがあるので2回目だと思ってたら、ホールのスタッフさんが、「このピアノ運搬機は、市村さんの時も見ましたと」言われて、思い出しました!
「海の上のピアニスト」で来たのですが、その時は大ホールだったので気がつきませんでした。
このホールは3回目です。



港南台リリスホール                          7/11

今年も元気にドイツからやってきました、ズィーバス教授。
毎年このピアノを弾くことを楽しみにしています。

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今日も再会にハグハグから始まって、「このピアノにキスしたい」とかいろんな事を言ってました。
私はまぁ、話半分に聞いてますけどね(笑)

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ソプラノの奥山さんとズィー先生の組み合わせはもう10年以上ですね。
今年の異常な暑さに閉口してましたけど、また来年も元気な顔を見せてくれるでしょう。
ちょっと太ったよね(笑)




ステラボール                             7/7

今日はとっても久しぶりに、ステラボールで若者達とダンスミュージックとKpop、ソルト&シュガーの仕事。
なにが久しぶりかって、PAガンガンでアコースティックなクラシックとは真逆なライブステージ。
FM横浜の依頼の仕事なんだけど、あることを確認したくて久しぶりに終日立ち会いました。

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「今ショパ」を書いていて気がついたこと。

スピーカーから流れる、この轟音のような音!
若者達は立ち上がり、体を動かし熱狂する。
実は私も15~6歳の頃までエレキブーム、グループサウンズ、ビートルズといった音楽の中に居て、あの爆音の中で酔いしれていた頃があった。
それがいつの間にかあの電気的に作られた音に耐えられなくなって、アコースティックな音の仕事に入っていった。
あの頃熱狂したロックやポップス。音楽の基礎や理論など知らなくてものめり込めるのは、あの迫力が人間の本能を揺さぶるからだと思う。


古典派の時代からショパン前期までのフォルテピアノは、音量が小さいので小さい部屋でしか迫力を感じなかっただろう。
所詮、知り合いや興味のある人の前でしか弾かなかったからそれでもよかったけど、リストがやり始めた、大勢の人の前で演奏をしてチケット収入を得る今のコンサート形式では、初めて聴きに来る人のほうが圧倒的に多かっただろうし、それほどピアノに興味のない人達の本能を揺さぶらなきゃお金にならない。
だから、より迫力のある大きい音を求めてピアノをぶっ叩いたので、旧式のフォルテピアノはどんどん壊れたんだね。
音楽も音域をフルに使って、より派手な曲を作っていった事は想像に堅くない。
そして多くの一般聴衆から熱狂的な指示を得たリストは、最もお金持ちになった音楽家の一人だ。
それは聴衆をスポンサーにしたからなんだ。

混同してはいけないのは、この時代にはテレビもラジオも拡声器もなく、自然のアコースティックな音しか世の中には存在してなかったって事。
(音楽と音圧の迫力について楽器の観点から説明した文献は見当たらないけど、誰か見つけたら教えて下さい)
リストから更に大がかりに3000人規模の聴衆の前で音楽を演奏するようになったアメリカの巨匠時代には、大音量で鳴るスタインウェイと100人を越すオーケストラになって、アコースティック楽器の音量も限界まできたんだろう。
その後、電気的に音を増幅する装置と楽器が発明されて、簡単にいくらでも大音量が出るようになって、音楽のステージは大ホールどころか、数万人を集める野外でも可能になり、スポンサーはみんなそっちに向いてしまった。欧米の若者のクラシック離れが始まった1950~60年代と、電気楽器のブームはピッタリ符合する。

今日のコンサートを聞きながらそんなことを考えてました。
そして、改めて驚いたのは、PAガンガンのコンサートでは開演中でも出入り自由。そう言えばそうだったね。
クラシックなら開演中は出入りどころか、プログラムをめくる音にも気を使い、くしゃみもできない。
それは音が小さいからなんだよね。
若者達が離れていくはずだね(笑)



草加市中央公民館                          7/6

ここのホールはステージが狭いので、C型を持ってきました。

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今日は合唱です。
本番中に普段見れないアングルからパチリ(笑)

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今日はやけに暑いと思ったら関東地方梅雨明けらしい!早くない?
数年ぶりに顔を合わせる皆さんなので、今日は打ち上げに参加!




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