今週は雨が多い。今日も雨。
今日は紀尾井ホールにF1を持ち込んでのコンサート。
アーティストは超ベテランのヴァイオリンとピアノ。

リハーサルの最中に新人スタッフと抜け出して、遅い昼御飯を食べに、目の前のニューオータニ地下のレストラン街へ。
四谷まで歩けばいくらでも安い店は見つかるけど、雨なので仕方ない。
サンドイッチとコーヒーでも2000円は取られるからなぁ(笑)
一番安そうな和食店に入って、秋刀魚発見!
塩焼き単品で1300円!確か昨日スーパーで見た生秋刀魚は100円(笑)
和食セットにして二人で5000円!100円の秋刀魚と差が判らなかった……偽装秋刀魚か?(笑)


ホールに戻るともう第1部が始まってる。ほどなくして休憩。
さて、今日のコンサートはちょっと仕掛けがあるのでロビーに出てみた。
やっぱり不思議な事に気がついたお客さん達が、その話題で持ちきり!
それは本番中、譜めくりの人が椅子に座ったまま、1度も椅子から立ち上がってピアノの譜面をめくらなかったって事。
譜めくりの人がタイミングを見落としてしまって、ピアニストが焦って自分でめくる場面はよくある。
でも今夜のステージは何事もなく、素晴らしいコンサートは無事終了。
譜めくりが立ったり座ったりの余計な動きがないので、音楽が邪魔されず新鮮ですらあった。
さて種明かし。
実は楽譜データの入ったiPadをピアノの譜面台のところに立てて、無線でめくっていたんです。
リハーサルの時は、ステージではなく舞台袖で別のiPadからリモコン操作してみたのだが、ドアを閉めると電波が弱くなって画面がめくれたりめくれなかったりと不安定だったから、やむなく譜めくりもいつも通りピアノの側に座ってもらい、膝の上でスイッチングだけしてたって訳(笑)
譜めくりの職を奪うみたいで申し訳無かったけど面白かった!
ニューヨークスタインウェイの譜面台の隙間は、これまたiPadがすっぽり立てられるんだよなぁ(笑)
こんな事考えるピアニストは誰かって?あの人に決まってるじゃない!
今度は直接譜面台にiPadを組み込んで欲しいってさ(笑)
今週は久しぶりに東京にいるので、スケジュールを空けて工場にこもり油圧運搬台車製作の予定だったけど、台風が来たり、毎日人が訪ねて来たりであまり作業がはかどらず、なんとか1台完成!
今日は前から頼まれていた、栃木県の宇都宮大谷にある大谷石の石切場跡の広大な洞窟で、ヴィルトーゾ連弾のお二人のプロモーションヴィデオ撮り。
なにしろ大ホールより天井が高いと思われる巨大な洞窟。
この山は全てが大谷石なのでびっくり!
石と土が混在しているのかと思ったら、石の山なんだね。
観光バスごと入って行ける巨大な場所は、柱の部分を除くと東京ドーム並の広さらしい。
先月の釜石の砂浜に続いて、あり得ないところにピアノのある珍百景。
今回は洞穴バージョン。
しかし寒い。



3箇所の撮影場所で撮るので、そのたびにピアノを移動。
今回は簡単に搬入できるという話だったので、私一人で運んで来ました。
日曜日なので朝6時に出発して楽勝かと思ったら、なんと大谷石渋滞で予定の8時半を少し遅刻(笑)
ホントにトラックごと現場に入って、地面に直接下ろして撮影開始。
この不思議な空間にニューヨークスタインウエイのフルコンが「星条旗よ永遠なれ」を奏でるなんて!
どんなPVになるのかなぁ、楽しみだなぁ(笑)
先月末からほとんど出張に出ていたので、ほぼ半月ぶりの東京。
今日は先月のみなとみらいと同じプログラムの東京公演なので、ピアノはF1。


マチネなので14~16時。
早く帰れたので、名古屋から遊びに来てくれた女性調律師さんとカフェで夕食がてら雑談。
こういった次の世代の調律師達に頑張って意識改革して欲しいね。
調律師の未来は明るいんだよ、少なくともメーカーよりは。
昨日の訪問コンサートは2回公演だったので、今日の竹田病院ロビーコンサートも入れると3連チャンの訪問コンサート、大分から同じメンバーで続いてるから4連チャン!
この竹田病院には昨日行った会津養護学校の分校が入っています。
写真はちょっとピンぼけだけど、ここにも登場!知る人ぞ知るカルロス君(笑)

今回も大喝采のうちに終了して、雨の中、一路東京に戻りました。
久しぶりに会社に戻ったら、なんとホロヴィッツの写真がニューヨークから届いていました!

これはCD75の隣に飾ってあった、ホロヴィッツのワシントンでのコンチェルトの写真。
貴重なホロヴィッツのサイン入り!
CD75と一緒に貰おうと思った時には手放さなかったのに、今頃気が変わったらしい(笑)
まあ、今でも「CD75は高木のところに行って良かった」と喜んでくれてるから良かった。
額に入ったまま送られて来たこの写真は、早速カフェのレジの横に飾りました!
大分から同じチームで会津若松にやって来ました!
今回は被災地応援の訪問コンサートを、会津養護学校&ろう学校会津分校で連続2回、明日は竹田病院でロビーコンサートです。
訪問コンサートもすっかりお馴染みになったので、皆さん楽しみに待っていてくれました。
目の前にスタインウェイが、それも2台も登場して、日本のデュオピアノのトップアーティストの演奏だから本当に感動してくれるのです。ピアノは運べないからって諦めて、弦の切れそうなアップライトでお茶を濁してはいけません。

チャリティーだから最高のものをプレゼントするんです。
1982年5月のホロヴィッツロンドン公演も、ウィリアム王子の招きでホロヴィッツがチャリティーコンサートに出たんですからねぇ、勿論CD75でね!

夜の会食は会津尽くし。鰊の山椒漬けや棒鱈!
生魚ないから、魚の保存食なんだね。
地酒が旨い!
我々は無事、大阪南港に到着し、一路福島県会津若松に向かう。
中央道経由かと思ったら、ナビは福井~富山~新潟~磐越道経由で行けと言うので従う事にした。
東京のブリジストン美術館では、先日わが社でレコーディングしたエラールを展示しての「カイユボット展」が、今日から始まりました。
これは先日、エラールを搬入した時の写真。

リフトで吊り上げ。天井の隙間が狭くて大変だったけどサブちゃんなんとか搬入!

この「エラールを弾く男」の絵は有名だね、
ブリジストン美術館の所蔵になったみたいで、この絵のエラールとそっくりな、実物のエラールも展示されるという訳。
搬入終わってやれやれのサブちゃんをピアノの前に座らせたらこの絵のモデルにそっくり(笑)

10月10日~12月29日まで展示されています。
期間中に伊藤綾子による生演奏もあるから、あのエラール の生音を聴きに来てくださいね!
大阪から12時間かかって我々も無事会津若松に到着!遠い!(笑)
昨日の本公演から一夜明け、レトロな大分タワーを発見(笑)

台風の影響もなく無事2台搬入終了!
先生も子供たちも大歓迎の中、チャリティー訪問コンサートが始まりました。
なにしろアップライトしかない体育館に、スタインウェイを2台いれてのコンサートなので、みんな初めての体験に大喜び!

感動のコンサートが終了して、またまた2台搬出。
今度は大阪南港行きのフェリーに乗るので、時間待ちの間に近くの温泉に入って遅めの昼ご飯。


さぁ、私は久しぶりのフェリー、やっぱり船旅は良いね、
明日は移動日で、早朝に大阪に着いたら陸路一気に会津若松まで走ります、過酷(笑)
台風は近くにいるのに雨も降らず、今日は無事フコク生命チャリティーコンサートの本公演(中井/武田)2台ピアノコンサート終了。


この立派なホテルの正面玄関にわが社のちょっとくたびれたトラックを一晩留め置きしてもらいました。

そろそろ買い換えかなぁ…もう33万キロだからなぁ…新車から14年、よく走りました。
今夜は大分の美味しい魚を頂きました!
明日はメインの訪問コンサートだけど、台風大丈夫かなぁ…。
ピアノを2台積んでトラックは今朝渋谷を出発し、今夜の神戸発大分行きのフェリーに乗ります。
私はFMの収録等があるので明朝の飛行機で大分入りする予定でしたが、台風接近中で明日は飛行機が飛ばない可能性があるので、今夜の飛行機で前日入りすることにしました。

明朝、大分港にフェリーは接岸出来るのだろうかと心配です。
飛行機は無事揺れもせず大分空港に到着。
アーティストや主催の皆さんと合流してタクシーで大分市内のホテルへ。
今日のコンサートは白寿ホール。

ここは自宅から歩いて行けるので、とっても楽チンです。
調律が終わってリハーサルを聞いて、ホールのスタッフさんと打ち合わせをして、会社に戻ってカフェで週刊朝日の取材。
もちろん「今ショパ」の書評も兼ねた1ページ。
週刊誌も興味を持ってくれるんだからインパクトある本だと言う証だね。
「スタインウェイ戦争」もやっと再認識されてきたから、業界も変わるだろう。
全部表に出して、次の世代の若いピアニストや調律師達に魅力のあるクラシック業界に変わらなきゃ。
京都~福山~と回ってきた出張、今日は和歌山県串本です。

これでとりあえず1度東京に戻ります。
移動車がピアノを積んだ3トントラックなので、各地でトラックの留め置き場所に困るけど、友人達のお世話になり、美味しいものを食べさせてもらいました。
みんなありがとう!