昨日は上野の春音楽祭が終わってから渋谷に戻り、夜10時に町田のホールへjazz六連弾のピアノを搬入後、朝まで調律。

そのまま町田はスタッフに任せて、朝9時にまた上野の春音楽祭へ。

こちらは昼2時開始なので、1部終わり休憩の時まで立ち会って、そのまま電車で町田へ。
ちょうど本番直前にホールに入ったら、舞台袖で皆が私を見つけて、「大変なスケジュール、大丈夫?」と心配してくれました。
大丈夫じゃないです、倒れそうです(笑)

前回、六連弾のコンサートを2年連続でやったら、仮歯や差し歯が全部壊れて総インプラントになってしまって大損害でした(笑)
これを最後に六連弾は引退させてもらいま~す(笑)
全てが終わって搬出やって帰って来ました。もう寝たい!
この1週間は、三重県~和歌山県~京都と回って昨夜渋谷に戻って来ました。
今朝は9時から東京・春・音楽祭で上野の森に来ています。
今日の東京都美術館はフランス編です。
公園の桜は満開!物凄い人で歩けません!
上野の森で約1ヶ月催されている春音楽祭。
ラフォルジュルネのように、あっちこっちでコンサートが聴ける企画なので、本来ピアノがないところには持ち込み。


ここ東京都美術館にはフルコンを持ち込んで、ドイツ~フランス~アメリカ~北欧の曲を5回に分けて開催。
今日は2回目のドイツ、ベートーヴェン編。
それにしても上野の駅から公園の中に入って行くと花見で人、人、人。

しかもいろんな言葉が乱れ飛んでます。
まだ満開じゃないし、これから何度か通うので、大変だ。
本来ならごえんなコンサートの本番の日だけど、昨夜調律も済ませたので、私だけ渋谷に戻ります。
お手伝いしてくれるので、搬出はスタッフ一人です。
私は新姫路から新幹線で戻り、今夜のクラシックまにあの為にエラールを調律。
スタッフ達は既に始まっている上野の春音楽祭にピアノを搬入したり、調律に行ったりしてるので誰もいません(笑)
足が痛いのに介護してくれるスタッフもなく、満員の松濤サロンで今夜のMCは逃げられません(笑)

なんとか無事に終わったけど、体調不良に怪我も重なり、ガタガタなのに新幹線で行ったり来たりだから、ミスも重なる。
もう若く無いって事か(笑)
昨日、名古屋からピアノ車はそのまま徳島へ向かい、私は足を引きずりながら私は新幹線で渋谷へ。
昼ごろサロンに戻ってきて、長富彩ちゃんのラフマニノフシリーズの為に調律。
しかし顔は蕁麻疹で腫れ上がり、足を引きずり、おまけに熱まで出てきたので、スタッフ一同「調律が終わったらお帰り下さい」との事で、家に帰って寝ました(笑)
本来なら私のMCがあったんだけど、まあ喋り過ぎるから、演奏に専念してもらいましょう。
家でウトウトしてたら皆から電話がかかってきて無事に終わったとの事。安心して爆睡。
今日は午前中の新幹線で兵庫県の龍野市入り。
新幹線のホームで姫路のゆるキャラとブラスバンドが何かやってました(笑)

名古屋で別れたピアノ車に新姫路駅まで迎えに来てもらって、龍野市の赤トンボホールにピアノを搬入して調律。
今夜と明日はは竹下さんといつものメンバーによる、ごえんなコンサートin龍野!

終わってから明日の準備をやってホテルに戻ったけど、足と蕁麻疹が治らない…
早朝に渋谷を出発して名古屋に向かいます。
久しぶりのしらかわホール。予定通り12時30分ピアノ搬入。
の予定が、このホールの搬入口は地下にあり、しかもトラックと直角方向にプラットホームがあるのと、一般車が駐車場に出入りするので難しい事をすっかり忘れていました!
ピアノ運搬車とトラックに足を挟まれて名誉の負傷(笑)
足を引きずりながらピアノ搬入、調律したのも初めての経験。

今日はS内さんのヴァイオリンとEさんのピアノ。
リハーサルは、このホールのピントが合う位置にピアノを置きましたが、ヴァイオリンとの合わせでやっぱりピントの合う位置にヴァイオリンが移動。
ピアノはかなり奥に置かれてしまったので、少し音がボケるね。
しかし皆ベテランになったね、安心して聴いてられる!

搬出後お客さんに連れられ、ホルモン鍋屋さんへ、今夜は名古屋泊。
しかし足が腫れて痛い。蕁麻疹まで出てきたし、最悪のコンディション…
早いものですね。
あの日、日本橋の三井ホールで調律してたらビルが不気味な音で揺れだして、死を覚悟しましたね。
今日は朝からテレビでも特番ばかりですが、昨日の事のように思い出します。
さて、 連載を書いてる音楽の友誌が送られて来ました。

新年号から連載を始めて早いものでもう4月号。

カーネギーホール録音の話もクライマックスに近づいてきたけど、あれ?導入部分の文章が1887年のCD75になってる!こりゃ大間違いの校正ミス!正しくは1887年のローズウッドです。

この部分は編集部が書いてるので、最終チェックの時に私が見落とした!残念!
最終原稿は写真も入ってPDFで来るのですが、自分の文章ばかり気になって、意外とこんな大きい文字って見落とすことがあるんですね。
気を付けます。申し訳ありません!
先月の長富彩ちゃんに続いて、今月は平井真美子ちゃんのコンサート。


この美術館、館内は広いけどお客さん用の小さいエレベーターしかないので、大きいピアノは入りません。
昨年のフォルテピアノのコンサートの時はサブちゃんに運んでもらったけど、これからはシリーズでやるので、我々でピアノを運ぶ方法を考えました。会社から歩いて来れるからね(笑)
前回の長富彩ちゃんの時は、昔作ったピアノイナバウワー機を倉庫から引っ張り出して来て、4人がかりでピアノを起こしてエレベーターに乗せたが、手順もあまりよくないし、なんとか二人で運べないかと先週2日間で作った新型の油圧式ピアノ立て機。

ここのエレベーターだとサイズはM型まで。
先日の千葉でもうまく使えたし、これは最高に良い出来だ(笑)
これから狭い所で大活躍する便利機械。
名前をつけなきゃね。
「立て機クラヴィア」かなぁ(笑)
今日は、渋谷のさくらホールにピアノを持ち込んで、今年も始まった竹下景子さんとのごえんなコンサート。

朝9時にピアノを搬入して調律、リハーサルを少し見て、昼にはすぐ近くにオープンしたばかりの代官山教会でローズウットを搬入してのコンサートです。


この教会、前回は大雪の日だったので搬入は大変だったけど、あの悪条件を経験したからもう大丈夫(笑)
昨年新築なったこの教会は、設計当初からクラシックコンサートもできるように、図面の段階からフルコンに合わせてドア幅や経路についてアドバイスをしてきました。
完成してフルコンが実際に入るかどうか心配しましたが、こうやってコンサートができるようになったので一安心です。
普段はスタインウェイのB型が置いてあって、ここぞというコンサートの時はフルコンを持ち込めるような設計なのです。
中途半端なピアノを入れてみんなが我慢して弾きつつ高い維持管理費を払うぐらいなら、どんなピアノでも持ち込めるようにして、ピアノに関する限りどんな要求にも答えられるようにしておけば、理想の空間ですね。
もちろん搬入に特別なノウハウがあるわが社のシステムがあってこそですけど(笑)
夕方は一旦会社に戻って、お馴染みFM横浜のピアノワイナリーの収録。
今回のゲストは、男性ボーカルグループのLEGEND。全員国立音大卒業生。
やっぱり歌の人達は明るくてよくしゃべる!私の出る幕なし(笑)

さて収録が終わったら急いでさくらホールの搬出。
サロンにピアノを下ろしたらすぐに代官山教会の搬出。
どちらも5分で移動できる距離だから、2ヶ所の搬出やっても40分はかからなかった(笑)お疲れ様!
千葉の道は混む!
昨日、渋谷~印西に2時間半もかかったので、今朝の印西~千葉西まで16号線の渋滞を考慮して、朝7時半にスタッフに迎えに来てもらうようにしたけれど、やっぱり遅れてきた。
慌てて宿泊棟を出発、もう一台のアーバントラックにはスタインウェイのMを積んで現地に集合。

私を迎えに来たワンボックスには、新型ピアノ立て機が積んであります。
今日の訪問コンサートの会場には、昨日のフルコンはとても入りません。
小型GPをさらにエレベーターの中で鍵盤を下にして立てる作業が必要だから、女性スタッフだけでピアノを立てる機械を
作ってあげたんだけど、結局出張は中止になったので、私が試作機の実験に立ち会えるようになりました。
結局なんの問題もなく、安定してピアノをひっくり返す事に成功!
残念ながら今回写真を撮るのを忘れましたが、9日の松濤美術館でも使うので、必ずアップしますね(笑)

今日の施設はほとんど大人なので、プログラムを少し変更。
なのに「慌て床屋」ではカニに耳を切られる兎の役をやらされました(笑)
久しぶりのフコクチャリコン!
やっぱりこれをやらないと元気が出ない(笑)
実は今日と明日、急遽大阪にレコーディングで出かけるスケジュールを入れたので、今回のチャリコンはスタッフに任せる予定だったけど、録音が中止になったので、元通り私が行ける事になりました。
今日の本公演は、以前も来たフコク生命の印西研修センター。
この辺は広大な敷地に、いろんな会社の研修センターが乱立しています。

アーティストはピアノ、ソプラノ、フルートのいつものメンバー。
残念なのは、この大きなビルの入口自動ドア幅が狭くて、フルコンは立てなきゃ入らない。
私は大阪に行ってる予定だったので搬入搬出はサブちゃん。
おととしは私が入れたんだけどねぇ。今回は楽をさせてもらいました。
今回のプログラム、オペラの酔っぱらいシーンでは、歌のミカちゃんの迫真の演技!プロだね(笑)

打ち上げは、フコク生命スタッフの皆さん20人くらいと一緒に、モダンな居酒屋。
うちのスタッフは帰ってしまったので、私だけ。
研修センターの上にある宿泊棟は、完全に立派なビジネスホテルです。
昨日からサロンでピアノソロと弦カルのレコーディング。
ピアノは1887年のローズウッド。
昨日はなんと深夜1時まで録音していました。
私はレコーディングの立ち会いをしながら、電子工作。
先日のエラールとパリの写真展で天井のスポットライトの位置を変えたので、元に戻そうとしてショートさせたらしく、調光器が壊れて電気が点かなくなってしまった。
この場合はほぼ内部のトライアックのパンク。
外してみたら、トライアックがショート状態に壊れてプリント板のパターンが焼き切れてた。
古い調光器があったので、その中からトライアックを取り出して交換。
壊れたほうは500ワットだったけど、今度は800ワットになったので、よりグレードアップ!
そんな事をやってると、なにやら外が騒がしい。
サロンの前に続々と消防車や救急車がけたたましいサイレンと共に集結!
たまらずレコーディングは中断。
外に出ると、なんと向かい側のレストランが火事らしい。
消火ホースを構えて放水準備万端!
ただ、このレストランはランチ営業してないので、夕方まで従業員が来ず無人。
仕方なく消防隊は玄関のドアのガラスを何度も叩くが割れない。
強化ガラスらしくドンドンとしつこく叩いていたら、やがてバーンと粉々に破裂、消防隊突入!

しかし火も煙も無い。火災報知器の誤動作らしい。
やがて消防隊からアナウンス。「火災ではありませんでした」
やがて店の従業員が到着。
数ヶ月前に開店したばかりなのに、新しいガラスを粉々に割られてしまい、虚しく掃除をして段ボール貼って開店。
これは壊され損なのだろうか?
さあ、外が静かになったので、レコーディング再開。
お陰で今夜も深夜2時までかかってしまった…。
松濤サロンシリーズのひとつ。
「薫るフランス」と題して、写真家の武田氏の作品を展示してエラールでドビュッシーを聴く企画。

武田氏は在フランス30年のカメラマン。
私もパリでは彼にお世話になりました。
パリ郊外で私が買ったロータスヨーロッパを、先に仕事の関係で日本に帰ってきてしまったので、代わりに自走して引き取ってきてもらった事もありました(笑)
ひどく調子の悪い車だったので、何度もパリ市内でエンストしたり苦労させました。
もう二度と乗りたくないと言ってたなあ…(笑)
そんな彼の作品とエラールの響き。

隣のカフェに飾ってある写真も彼の作品です。これは売り物ですよ!
昼夜2回公演に関西からも来ていただいて、なかなか良いコンサートでした。
カフェのモニターに写るエラールも美しいね。