昨年に引き続き、FM横浜、小山薫堂さんの生番組に呼んで頂きました。
生放送なので、出演時間はアバウト。
大体午前10時頃から出番との事なので、9時半に横浜ランドマークのスタジオに到着。
昨年はこの番組で、大体15分位ピアノの話をする予定が30分も喋ってしまったので、今年は10分と言われると思ったら、なんと30分!余裕余裕(笑)
しかし6/19の告知もあるし、時間足りないかも…って考えてるうちに、そろそろ出番です~ってスタッフさんが呼びに来たので、そのままスタジオに。


1年ぶりに薫堂さんと再会。さぁ喋りに喋って40分!
途中、金魚鉢の向こうではなんだか大騒ぎになってる。
スポンサーの関係で、触れてはいけない話題を私は連発して喋ってたらしい(笑)
生放送はヤバイね、誰も止められない。
テレビ、ラジオでは差別用語のような禁句があるので、それは気をつけてたけど、スポンサーの都合ってのもあるのをすっかり忘れてた(苦笑)
ごめんなさ~い!
ピアニストのTさんよりヘルプコールがあり、日本橋三井ホールに急遽ピアノを貸し出す事になりました。
ここは私にとっては忘れられない経験をしたホールです。
多目的ホールなのでステージは可動式で、平らな状態から80センチ位電動で上昇して、普通のホールのような形になります。

3年前の3月11日、このホールにピアノを搬入して調律開始、ホールスタッフの「ステージ上げまーす」の声と共にステージは上昇。
私は構わず調律を続けていましたが、、最上点に達すると同時にステージがグラグラ揺れ始めたので、近くにいた照明さんと顔を見合わせて笑いながら「なにこれ!随分安普請なステージだけど大丈夫?」と話を交わして数秒後、揺れは段々強くなり、ホール全体がグゥオーっと不気味な音とと共に軋みだし、天井の照明同士が揺れてバラバラとボルトやネジが落ちて来ました。
これはヤバいとピアノの下に潜ったら、今度は横揺れ。
ピアノは左に50センチ、右に50センチとステージの上を走り出すので、必死に押さえたけれど、あまりにも長いので、ついにステージ袖に飛び降りて避難。
ロビーガラス窓の下に見える日本橋三越の周りも騒然。

テレビで災害を見ても、自分には関係ないとか遠い所の出来事だ何て思ってたけれど、こうやって大震災をもろに経験してみると、その時自分がどこにいるのかによって運命が変わるって事を自覚しましたね。
あの時はこの「コレド室町ビル」も完成して1年後の新しいビルで良かった。
それにしてもあの偽装のアネハさんのビルは何ともなかったんですね?
あの地震に耐えたんなら、立派だよね(笑)
爽やかな甲府の早朝、ホテル前の露天風呂に行って来ました。

さっぱりしたところで、ホールに行って調律。
毎回読んでくれるピアニストのKさんは元調律師!だから仕事はやり易い(笑)

リハーサルの後、ピアノチェックをやって、本番。
ほどなくして搬出用スタッフがやって来たので、施設内のほうとう鍋を食べに行きました。
今回はすき焼き鍋をメニューに発見、私は赤ワインとすき焼き鍋!
温泉に入って、夜はホテルで原稿書き。朝は絶景露天風呂、昼はほうとう鍋、この仕事は最高!
しかしピアノを搬出して、東京に戻る時に最大の落とし穴。
毎回日曜日のマチネなので、帰りは夕方の大渋滞!
今日もなんと29キロの渋滞!
やむなく甲府から一般道を抜けて山中湖に出たら東名は35キロの渋滞。
それならばと、道志街道でのんびり帰りました、これさえなきゃなぁ…。
次回はもう1泊して、月曜日帰りにしよ!
ある総合病院の、創立50周年を記念して近代的なビルに建て替えた竣工記念パーティーで祝辞とスピーチして来ました。
知事や近隣の市長のスピーチの後だから嫌だね~。
政治家ってさすがにスピーチ上手いからね~(笑)
この総合病院には立派なホールがあって、音楽と医療の効果にも力を入れてます。

式典の後は、酔っ払っているので電車で甲府へ。
毎年5月と12月に「ぶどうの丘」で開催されるコンサート、ピアノはもう渋谷を出発しているので、私は電車で追いかけて行きます。
今日は夕方ピアノ搬入、調律、リハーサルで明日が本番です。
甲府に到着したら既にピアノは設置されていました。

早速ピアノのチェックをして、スタッフとぶどうの丘のレストランで晩御飯。
ここは絶景の丘の上にホール、ワインカーブ、物産展、レストラン、ほうとう屋さん、ホテル、天然温泉が1ヶ所にある理想的な施設!
晩飯食わせたら、スタッフ達にはお帰り頂いて、私はホテルにチェックイン。
このホテルの秘密は、外の温泉よりホテルの部屋の温泉が源泉が濃い!ということ。
温度も42℃の源泉らしいから理想的!

温泉を浴室に貯めると部屋中に硫黄臭が漂う。
外の公共の露天風呂も良いけど、お湯は普通っぽいので、部屋の風呂のほうが素晴らしいという、普通と逆パターン!
ワインを飲みながら部屋で音友の連載の原稿書き。
今回はホロヴィッツと舌平目の話~。
今年の新年号から始めた「音楽の友」の連載も、早いものでもう7月号!
1887年生まれ、ローズウッド・スタインウェイのカーネギーホール録音の話も終わり、今月号は閑話休題。
1986年に2回目の来日をしたホロヴィッツがお忍びでいらした麻布十番のフレンチレストラン「レ・シュー」のことを書きました。
Les choux = キャベツたち」って意味かな?
86年当時は鳥居坂の所にあったけど今は少し奥まった所にあります。
ピーコックを目指して行くとわかりやすいですよ。

久しぶりに「ドーバー産舌平目のムニエル 焦がしバター」を食べました!
ホロヴィッツが来店した時は、なぜかオレンジジュースを頼んだみたいだけど、私は赤ワイン。

一緒に行ったピアニストのEさんは、フランスに20年近く住んでいたので、この「レ・シュー」と舌平目のことは知ってました。
しかし!食べながらホロヴィッツの話をしたら、??とびっくり!
フランスに長く住んだ人達の中では昔からオーソドックスなフレンチの店として有名だったみたいだけど、ホロヴィッツのエピソードは知らなかった!
店の入り口にホロヴィッツのサイン入りLPがさりげなく飾ってあるだけで、どこにもホロヴィッツの事は書いてないのが良いねぇ~、知る人ぞ知る。
そのピアニストさんは「門下生の会に使う!」と大いにお気に入り。
やっぱりホロヴィッツの御用達ドーバー産舌平目のムニエル 焦がしバターは旨いね~!
先週の埼玉県に続いて、今日は鎌倉でレクチャー。

鎌倉市民で60歳以上限定ですが、熱心な人達100人で満席!
しかも朝、昼の2回講演なので、200人の元気な60歳以上のお客さんを前に、休憩をはさむとは言え、二時間ずつ喋るのは結構大変(笑)
でも珍しく私が一番年下の部類だろうから、人生の先輩方々にクラシックとピアノの話をたっぷり。
あの60年代のピアノブームの話とかしても、皆さん昨日の事のように覚えてるから、話は早い。
日本のこの50年を振り替えると何だったのかね、あのバブルは。
今の中国やアジアの映像見ると、音楽シーンで白いピアノを弾いてる場面がよく出てくるけど、60年代の昭和ヒットメドレーみたいな番組をテレビで見るとほとんど同じ。
似たような道を歩んでるから笑えないよね(苦笑)
午前中は世田谷美術館でコンサート。
照明が凝っていて綺麗。

こっちは14時本番なので、調律修了後リハーサル終わりまで立ち会い。
ステージに送り出したら、渋谷に戻り、今夜のクラシックマニアの為にローズウッドの調律。
フォルテピアノから始まって、エラール~1887年製のローズウッドスタインウェイまで、ロマン派の本物の楽器を使っての全6回シリーズも、はや5回目!
いよいよローズウッドスタインウェイの登場です。
今回も満員御礼で始まりました。

冒頭、休憩前、2部始まり前、アンコール前、アンコール後と、私のトークはちょっと多すぎたね(笑)
大盛況の中終了後、別の打ち合わせ。
その後カフェとサロンで音友の取材。

その後今日の打ち上げと深夜まで大騒ぎ。
昨日の本公演が終わって、今日は訪問コンサート、東京都立立川ろう学校に来ました。
昨日はフルコンだったけど、ここではドア幅が狭いところを通すので、鍵盤を下にする新イナバウアーでの搬入。
いつもの地方公演と違ってお泊まりはなくて、通い。
昨日に引き続き中央道集中工事の大渋滞を予測して、渋谷を朝6時に出発したら、渋滞の先頭だったらしく7時に着いた!
仕方なくマックで2時間潰して9時に搬入(笑)
今日はろう学校なので、パイオニアの振動伝達装置も一緒。
「楽器を触って良いよ~」って言ったら案の定、黒山の人だかりで触りまくり!

「スタインウェイ大丈夫ですか?」ってみんな心配するけど、この程度は想定内だし、壊れたら直せば良いしね、。
これがこのチャリティーのポリシー。
夕方5時頃終わって、ホテルで懇親会!眠い。
おなじみのフコク生命チャリティーコンサート in 立川。


ソプラノ、チェロ、ピアノのトリオとピアノソロでの本公演は、1200人のホールがほぼ満員の大盛況。

ピアノは竹村さんがレコーディングに使った、お気に入りの楽器。
中央道集中工事真っ只中の大渋滞を避け、渋谷を3時間前に出発したら、1時間も早く着いてしまって、途中、万世の鉄板焼ランチを食べながら時間調整。
帰りはスイスイ。
本当にピアノ持ち込みって、ピアニストはもちろん、調律師も楽。お客さんも満足、税金も使わない一石二鳥も三鳥もあるのに、なんでみんなやらないんだろうね?
さいたま市民会館うらわで講演会をやって来ました。
埼玉県高等学校の音楽教員の集まりで、会合のあとに一時間半の講演会。
埼玉県の高等学校は20代から30代のころ、調律にガンガン回っていたので、知った顔が一杯!
「あ~ご無沙汰です~」と懐かしい再会。
お互いに歳をとりましたけどね(笑)
あの頃はまだ学校が荒れてたりして音楽の先生は大変でした。
特に中学校は酷かったね…。
「音楽室のグランドピアノの弦が切れました」って連絡があって、行って見たらなんと、中音域の2オクターブくらいをペンチでブツブツ切られていて、びっくり!
よく切れる太さの弦しか持ち歩いてないから、あわてて家に帰って新しい太い弦を持って来て張り直しました。
ほかにも、卒業式のボイコットで、体育館のアップライトの上蓋を開けてバケツで水を入れられたり、そりゃ大騒ぎ(笑)
懐かしい話で懇親会は盛り上がり、写真を撮るのをうっかり忘れた1日でした!
しかし先生ばかりだからなのかも知れないけど、全員から「高木先生」と呼ばれるのには苦笑い。
なにしろ高木家は代々、学校の先生の家系。
でも音楽教師は居なくて、祖父は日本人学校の先生、親父は英語、兄貴は数学、母親は茶道、華道の先生。
先生と呼ばれる職業以外を選んだのに、この年になって先生と呼ばれるのもなんだかねぇ~(笑)
今朝は地震で目が覚めて、テレビをつけたら千代田区は震度5弱!
ラ・フォル・ジュルネに貸し出したピアノ達は大丈夫だろうかと心配になった。
特に仮設ステージに上げてある展示ホールのフルコンは、本番以外はステージ端に置かれているので落ちたらアウト!
今日が最終日なので、私もスタッフ達と行くことにした。
ピアノは無事だったけど、なんとなく傾いているみたいに見えるのは気のせいか(笑)
毎年恒例のこのイベントも無事終了。
18台もピアノが居なくなって、これまた毎年恒例のサロン、スタジオ、カフェの床にワックスかけ。

ピカピカになったわが社に続々とピアノが帰って来ます。

お馴染みのタカギクラヴィアのロゴ入りピアノはともかく、何も名前の入ってないスタインウェイや、ベーゼンドルファー、ベヒシュタインのフルコンまで総動員なので、皆さんもどこかでわが社のピアノを聞いたと思います。
さて寝不足のスタッフ達も今夜から通常スケジュールに戻りました。


毎年恒例のこのイベント、今年も18台のピアノをあっちこっちの会場に運びました。
さすがにわが社だけでは1度に運べず、サブちゃん毎年大活躍!
深夜早朝に搬入なので、毎年この季節は皆寝不足。
今年からラ・フォル・ジュルネもスタッフに任せたので、私は神戸に出張したり、会社で原稿書いたりで余裕。
もうそろそろ皆にいろんな現場の仕事を任せなきゃね、次に進めません。