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神戸から徳島へ                                  7/31

朝から神戸で一仕事。
その後徳島へ渡って、夕方また淡路大橋を渡って、東京に戻ります。
夕焼けの綺麗なこと!

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仕事を終えた私は、昨夜買ったワインの残りを呑みながら助手席でうとうとしてました(笑)

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東京に戻ってきたのは朝4時!
空は白々と明け、とりあえず今回のツアーは終了~。



神戸に向かってます                           7/30

あっという間に7月も終盤。
今週は打ち合わせや来客に終われて飲み会やら食事会で3キロ太った!
今朝は6時にスタッフが迎えに来て、神戸に出発。

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混んでると思ったらスイスイで、時間を潰しながら15時に到着。
ここでスタッフと別れて私は別の仕事。
夜は神戸牛!と思ったけど、結局はスタッフと餃子の王将、安く上がった(笑)



津田ホール                                    7/22

3連休も終わり、梅雨明けとなりました!
今日は久しぶりに津田ホールに来ました。佐竹さんと江口君のリサイタル。
持ってきたピアノは1887年ローズウッド!このホールには初登場。

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このホールは小ぶりで好きなホールなんだけど、500近く入るんだね!
すっかり300人位のキャパだと思ってました。
ローズウッドで歌と合わせるのは初めてなので、楽しみです。

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クラシックまにあ最終回                      7/20

1年間全6回シリーズで開催して来た、我が松濤サロンのシリーズも最終回になりました。

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使用楽器は1830年のフォルテピアノから1878年のエラール、そして1887年のスタインウェイ・ローズウッドまでをそれぞれ2回づつに分けて使用。
19世紀初頭から、わずか50年足らずの間に劇的に進化したピアノを実際に見て聴くと、このロマン派の時代に音楽家達がピアノ曲を沢山書いた理由がよくわかります。
「このような楽器の劇的な変化に大きく関わり、その過程を全て見てきたのはリストでした」なんて話をしながら、ようやくロマン派の終着点に来ました。
今日は干野君のソロとヴィオラの佐々木さんとのデュオ。メインはブラームス。
この楽器はブラームス54歳の時の楽器だからまさにぴったり。
400年前のヴィオラの音が、佐々木さんの名演でローズウッドと溶け合って、素晴らしいコンサートになりました。
外は強烈な雷雨だったけど、クラシックマニア最終回は無事終了!

さぁ次回からはロマン派以降のヴイルトーゾ時代の新シリーズが始まります。
1912年製《CD75》が登場しますよ!

今日は港南台のリリスでシュテファン・ズィーバス先生とソプラノの奥山さんのリサイタルが重なっていました。
今年もズィーバス先生お気に入りの「きよし君」を朝からズィーバス仕様に調整して、出発しようと思ったけど、どうにも体調が悪くて予定を変更。
仕上がった楽器をトラックに積み込んで、スタッフを送り出す。
少し休んで私はサロンのコンサートだけを担当する事にしました。
調整がバッチリなら、トラックで運んでも調律も狂いません。
これもピアノ持ち込みだからできるんです。

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せっかくこの日の為にドイツから飛んで来たズィーバス先生の本番に行けなかったのは残念だけど、終演後「素晴らしいピアノだった、」とお礼のメールきたからやれやれ。
来年は行くよ!(笑)



スタジオでフルートの録音                         7/17

今日から3日間、スタジオでDENONのレコーディングです。

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昨年クラシックを録ったU野S君のポップスバージョンなので、今回はスタジオ録音です。

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しかし彼のフルートは上手いね!弱音が素晴らしい。
管楽器で弱音が綺麗に出せるって才能なんだろうね、
何年練習しても出せる人少ないからね(笑)
やっぱり楽器はピアニシモが大事。



スタジオ録音                                   7/16

映画音楽の録音で麻布のスタジオに来ています。
ピアノは久しぶりのヤマハCS。

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高音域の音は伸びないけど、スタジオではエコーを入れて加工してしまうのであまり問題にはなりません。
それを除けば、なかなか良いピアノ。
弦も張り替えたらしく切れる心配はないけど、アグラフを交換してないので弦が引っかかる、引っかかる!
予算の問題なんだろうけど、こういった調律をしょっちゅうやるピアノはアグラフは交換しようよ~。
こういうピアノでぴったり合わせようとすると、調律はかなり技術を要する!
作曲、ピアノを担当するH井真美子ちゃんがやって来て喜んでくれたので、私は帰ります(笑)

しかし真美子ちゃんも大きい仕事がどんどん入ってきて偉くなったね~。
昔から知ってる私としてはもちろん嬉しい。
そのうち挨拶もしてくれなくなるかも(笑)


春日部市民文化会館                            7/15

このホールは以前来た記憶がありません。
搬入口プラットホームの高さは約1mとの事だったので、安心してアーバントランスポーター(小型のバン)で来てみたら、なんと1mのプラットホームは20センチの土台に乗ってるので、1m20センチ!
しかもプラットホームの前のスペースは坂になってるので、結構大変!
デュトロだったら楽勝なんだけどねぇ。
こんな危険な搬入口は搬出の方が大変。

さて無事に搬入が終わって調律。

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今日は春日部高校の芸術鑑賞会なので、1500席は男子高校生で満席らしいぞ(笑)
彩ちゃんと三浦一馬君のバンドネオンとで、高校生にも聴きやすいプログラムだ。

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もちろんマチネなので、リハーサルが終わってもお昼の12時半。
ちょっとピアノをチェックして、私だけ電車移動で昨日の保守点検の続きをチェックに行きました。

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15時頃に春日部の搬出が無事に終わったと連絡が入ったので、一安心。
17時に保守点検を終えて渋谷に戻ったけど、梅雨明けじゃないのか?この暑さは!



保守点検                                   7/14

今日からホールのスタインウェイの保守点検が始まるので、私も久しぶりに同行しました。

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今日明日は大ホール、明後日からは小ホールです。
今年から保守に入ったので、まずは状態チェック。
鳴らない、連打が効かない、音色音量のムラ。
こんなときは、まずベッテイング・スクリューを見ます。
これがちゃんと調整できてないと、そのあとの調整は全てダメ、ごまかし、基本ができていない。
いくら高級料理を出されても、洗ってない汚れた皿にを盛り付けてあったら、その調理過程も疑いますし、トイレに行って手を洗わない寿司職人みたいなものです(笑)

ここのピアノ、やはり調整がめちゃくちゃ。
私はスタインウェイの最大の発明の1つがベッテイング・スクリューだと思うのですが、意外とこの機能についてはっきり答えられた調律師に、日本ではお目にかかった事ありません。
ピアノ技術者の皆さん考えて下さいね!
ヒントはフォルテピアノにあります。

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そんなウンチクを垂れて後はスタッフに任せ、私は秩父倉庫に行って、スタインウェイのアップライトを積んで一旦渋谷に戻り、さらに横浜の工場に行って車を乗り換えて車検に出しました。
渋谷に戻る途中、フィエスタデルアミーゴでステーキ!

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大槌町復興支援コンサート                        7/11

今日の調律は朝8時半から入って10時アップ。
すぐに本番。

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ここ大槌町は、井上ひさしさんの吉里吉里人で有名になったところ。
ピアノコンチェルトの後は地元の吉里吉里中学のブラスバンドも参加して、スーザの「星条旗よ永遠なれ」を演奏。

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中学生達も初めてのオーケストラとの共演に緊張気味だったけど、これが上手い!
最後は涙ぐむお客さんもいて、無事に復興支援コンサート終了。

ピアノを搬出して盛岡駅までトラックで走り、東京から新幹線で来たスタッフと交代して、私は新幹線に乗り18時半には渋谷に到着。
今夜はサロンで長富彩ちゃんのラフマニノフシリーズ3回目。
打ち上げほ終電前まで続く!


大槌町城山公園体育館                          7/10

宮城県在住の助っ人T君も昨夜到着して、朝8時半に無事に搬入。

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大阪交響楽団も合流して、リハーサル。

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夕方には終わってしまったのでホテルに戻って大槌町で夕食。


ここ大槌町は高速からも遠くて、電車もいまだに不通。
不便なので復興がかなり遅れていて、街中にはまだ廃墟と化した建物が点在する。

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たまたま高台にあった体育館が今回の復興支援コンサートの会場だけど、避難所になってたので、当時カーテンは切って毛布がわりに配られたらしい。
そんな生々しい話を聞くと、まだまだ震災は終わってないんだね。
さぁ明日は本番!



岩手県大槌町で復興支援コンサート!                 7/9

本番は11日だけど、10日がリハーサルなので、今夜のうちに岩手入り。
岩手県の大槌町は渋谷から600キロ以上あります。
しかも高速降りて一般道を100キロも走るので、時間がどのくらいかかるのかわかりません(笑)
ビアノを積んだトラックで渋谷を13時に出発!
東北道を北上、花巻から釜石に向かい、夜8時に到着!
ホテルの回りは何もないと聞いてたけど、ホントに何もない。
かろうじてホテルのレストランのオーダーストップにはギリギリ間に合って夕食。
台風がこっちに向かってるとの予報だから明日の搬入は大丈夫かなぁ…。



京都に行って来ました                            7/5

いやぁ~驚いた。

京都の旧知のお客さんがサロンをオープンして、オープニングコンサートのためにピアノを調整して欲しいとの依頼で出かけて行ったら、なんと5階建てのビルを建てて、最上階がホール!
200人は軽く入るね!

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4階以下は自宅件テナント。駅も近いし、ホールは天井が高い。
線路際なので電車の音がうるさいのでレコーディングは無理だけど、それでも終電の後ならそれも可だよね!

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1913年製のニューヨークスタインウエイB型がこんなに小さく見える。
同じフロアには30人は軽く入るスタジオもあって、ここにはニューヨークスタインウエイのアップライト。
これが渋谷にあったらなぁ…うーんうらまやしい(笑)



冗談だったのに                              7/3

私の前著「調律師至高の音を作る」は、発売直後に朝日新聞の天声人語に引用されました。

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天声人語から出題されることが多いと聞いていたので、冗談で「大学入試に出るよ~」って言ってたら本当になってしまいました(笑)

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著作権協会から、「○○大学の国語の入試問題で四頁ほど引用しました」のお知らせと、若干の著作権料が振り込まれるとのこと。
その試験問題見たけど、結構難しい(笑)



紀尾井ホール                               7/2

ウィーンホールのレコーデイングは、今日が最終日。

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朝9時にスタッフとホールに入って、調律を済ませてからスタッフと交代して、私だけ紀尾井ホールへ。

13時にピアノ車到着!
今日はローズウッドを持ってきました。

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南紫音ちゃんと先日大賀ホールで録音したCDの発売記念コンサートツアーの最終日、東京公演です。
北九州の響ホール~名古屋に行ってきたそうです。

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今日はこのツアーの締めですから、楽器もインパクトのある1887年製ローズウッドスタインウェイ。
さすがロマン派時代のピアノはヴァイオリンとの相性もぴったりで、リハーサルでは関係者もびっくり!
そりゃ普通のコンサートでは、ステージのピアノとヴァイオリンの音色が合わないなんて考えもしないからね(笑)
順調なリハーサルでしたが、1つ興醒めのトラブルが起きました。
それは演奏中に椅子がギシギシ…(笑)
ネジを増し締めするも効果なし。こりゃ困った…。
この椅子は茶色なのでピアノと色味もぴったりなんだけど、ガタがあるのが難点。
とりあえずリハーサルはホールの椅子を借りたけど、黒椅子じゃねぇ~。
コンサートは見栄えも大事!

色々考えて、最後の決断。
会社に電話して、大工道具と木片を持ってきてもらった。

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江口君の楽屋を借りて、椅子を江口君の高さに固定、これで完璧!

本番直前で椅子の脚を切って五センチ低くしたり、何でもやるタカギクラヴィアのコンサート部!(笑)


事前の告知は何もしなかったので、ホールに入ってきたお客さんはステージの綺麗なローズウッドのピアノにびっくり。
本番では、18世紀のヴァイオリンと19世紀ロマン派のピアノのコラボレーションに聴衆はうっとり。
このピアノは弦楽器との相性はバッチリ。
決して弦楽器の音を邪魔しないし、出るところはぐっと前に出てくれる。

18世紀の楽器と、最近のピカピカ光ったプラスチックの塗装に覆われてキーボード化したピアノとの組み合わせに慣れきってると感覚がマヒしてしまいますが、今夜は本物のクラシックの響きをしっかりと認識。
終演後も代わる代わるピアノを見に来るお客さんが引きも切らず、なかなか搬出できません(笑)



ウィーンホール録音2日目                       7/1

今日も朝9時に入って調律。

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アンビエンス用のこの背の高ーいマイクも結局使いませんでした。

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もともと響きが多いからね。

ピアノは安定していて調律もほとんど狂いがないので、録音中は出番も少なく、音友の原稿をゆっくり書けました(笑)

毎日出るこの和食弁当はなかなかのものです。

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今日は10時退館時間まで収録。