今年も終わり!
いやぁ~今年も忙しい1年でしたねぇ~。
あっという間に過ぎてしまい、今日は大晦日。

カフェは27日に終了したけど、本社は快晴のなか、朝7時にピアノを搬入して、今夜はカウントダウンライブ。
搬出は2016年1月1日の朝2時過ぎ。よって仕事納めは1月1日。
実家に帰るスタッフ以外は深夜に再び集まって搬出作業。
出て来た研究生達には私のポケットマネーをポチ袋に入れてお年玉。
はぁ~私も貰いたい(笑)
てなわけで今年もお世話になりました、また来年!
久しぶりに彩ちゃんとコンサート。
こんな年末の忙しい時に果たして人が集まるのかと思ってたら、なんと500人近い人でびっしり!
隣が所沢ミューズだし、文化レベル高いんだろうね。

驚いたのはこのロビー、下手なホールより天井が高くて良く響く!
ランチタイムコンサートだけじゃなくて、普通にコンサートできるね。
今日は青山スパイラルホールにフルコンのF1を搬入。

今まで何度もこのホールには持ち込みをしたけど、いつもエレベーターにギリギリ入るサイズのB型ばかり。
しかし今回のアーティストのSさんが、以前ベーゼンのインペリアルを入れたことがあるので、フルコもン入るはず…と言うので下見をしたら、なんと立派なウインチがあるではないか!

てなわけで今回はフルコンをウインチで3階上げ。

梱包の関係でサブちゃんの登場。
次回はこのホール用のセットを作って、我々で上げたいね。
今年最後の出張オーバーホールが今日から始まりました。
埼玉のK先生の音楽サロンに入っているこのニューヨークスタインウェイL型は、1991年に私がニューヨーク・スタインウェイ本社で選定して空輸した新品。
それから25年!とうとう最初のオーバーホールの時期がきたなんて、感無量。
いろんな事があったなぁ…。

今日のバラシと測定作業は、慣れた研究生スタッフの仕事で私は監督(笑)
30日には新品より成熟したピアノが完成します。
そこがスタインウェイの凄いところ。
ピアノは消耗品なんて言ってるメーカーや調律師はなんて寂しい仕事してるんだろね。
会社に戻ってきたら、先日の事故で新車に交換されたワンボックスと、ついでにオーバートップ付きの新車に交換した軽トラが勢揃い!
毎年この時期は、大阪のリーガロイヤルホテルで『聖夜の晩餐』というディナーショーを15年位やっていたけど、昨年で終わってしまいました。
どんな仕事が重なっても、このディナーショーだけは私が行ってたので、この時期に東京にいるのはなんだか変な感じです。
そのせいかあっちこっちからお声がかかる飲み会に参加ちゅう!

日記を書く間もなく西へ東へ。
重なる仕事をこなして睡眠不足。
今日は朝から、狭い場所で運ぶ為に作った鍵盤下向きピアノ立て機(愛称ピアノ・イナバウワー)で、南青山にSW-M型を搬入。
忙しい時は写真がありません(笑)
今日はここでクリスマスコンサートを昼夜2ステージ。

タカギカフェも臨時休業で出張カフェ、ケータリングがなんと200人分!
ピアノの搬入が終わったらスタッフ達はそれぞれの現場に散って行きます。
私はサロンに戻って児島響君のサロンコンサートの調律。

夜にまたスタッフ達が集まって南青山の搬出作業。
久しぶりに貸出依頼のあった風船形巨大サンタクロースもお役御免で空気抜き。

まるで暴れるサンタクロースをみんなで押さえつけているような光景(笑)
小学校の頃、音楽の先生から『あなたはベートーヴェンと同じ誕生日なのよ』とベートーヴェンの伝記をもらったのがきっかけで、以後「誕生日は12月16日、ベートーヴェンと同じです」って言い続けて来たのに、最近ネットではベートーヴェンの誕生日は12月16日頃となってるのを発見!
色々研究が進んで、洗礼を受けたのが17日だから、恐らくその前日に産まれたのだろうという事だったらしい。
でも体調が優れずに寝込んでいて洗礼を受けるのが遅くなった可能性もあるからねぇ。
それで16日頃に訂正されたのかも。
それなら私もこれから「誕生日は12月16日頃」と言おう。
さて今日はカフェでテレビマンユニオンの忘年会をやりました。
ちょうどサロンでFM横浜の収録があるので、カフェで飲んでるアーティストを引っ張り出して、番組のゲストとして全員出演してもらいました(笑)

その後また飲み会の続き。

実は黙ってたのに、Happy Birthdayのケーキサプライズもあって、音楽仲間との忘年会その1終了!
いよいよ今年も終盤戦。
毎年12月はイヴェントの持ち込みも多いので、スタッフ達もフル活動。
私は京都~名古屋の仕事で出張に出ていて、今月前半はほとんど東京にいません。
連載の原稿は書かなきゃならないし、ANAの国際線のクラシックチャンネルのCDは選ばなきゃならないし、〆切のある仕事は年末年始は特に忙しい。

今日は「どうしてもヴィンテージ・スタインウェイが弾きたい」と、あるロシア人ピアニストをマネージメントが連れて来るそうで、対応はスタッフに任せました。
先週はドイツ人ピアニストがシューベルトやシューマンなどロマン派初期の作品を弾くのでローズウッドで弾き籠り(笑)
今日のロシア人は恐らくCD75でしょう(笑)
「京都はいつ行くの?」
「きょうと明日」
のギャグ通り、朝7時に渋谷を1人パジェロで出発。

途中の富士山が綺麗。
昼2時に京都到着!
先発のスタッフと合流して、ホールのヴィンテージスタインウェイのオーバーホールの仕上げ。

このピアノは先月うちのスタッフがオーバーホールをやったもの。
すっかりタッチも音色も揃って、このホールの看板として活躍するでしょう。
今夜は久しぶりに京都に泊まって明日は京都の別のスタインウェイ2台の修理と調整をやって名古屋に向かいます。
昨日から今日にかけて、我がコンサート部は福井のハーモニーホールと三重県津市の三重総合文化センター等々、地方に仕事が重なってピアノもトラックもスタッフも全国に散らばっています。
私は朝9時から都内のレコーディングスタジオの調律をこなしてから、トッパンホール入り。

昨日1日かけてここでピアノは調整したので、ピアニストも安心して長い昼休みを取って、16時半まで戻って来なかったので、午前中に他の仕事をしても間に合いました(笑)
リハーサル後に取材の写真撮影で、なんと二人のカメラマンがそれぞれ別の媒体の依頼で撮影。

またその二人共よく知ってるカメラマン(笑) 業界は狭いね。
本番は満員御礼で御機嫌なシューベルト、シューマン。
1887年製のローズウッドで聴くと、これがロマン派の音だって確信する。
昨今の、ピカピカ黒光りしたプラスチックを塗られたピアノはキーボードだって改めて思う。
それにしても今夜の観客の年齢層は高い(笑)

終演後はお決まりのピアノに集まる聴衆。

お疲れさま~
ローズウッドがトッパンホールに初登場!
ここは搬入口からエレベーターで上がってさらに斜面を上るので、ステージまでごぶちゃんでピアノを運びます。
便利な機械だね(笑)

今回はローズウッドを指定する某ドイツ人ピアニストの東京公演前日。
明日の本番の為に1日貸し切りでリハーサル。

1週間前に来日してタカギクラヴィアに練習に来てたけど、私が忙しくて会えなかったので、今日1日かけてピアノの調整。
プログラムはシューベルトやシューマンなど完璧にロマン派なので、彼がローズウッドを選ぶのもごもっとも。
1日かけてピアニストと一緒に音色を調整。
明日は本番、既に完売らしい。
いよいよ今日で録音は終了。
昨日までのテイクをチェックして、いくつか録り直し。
ピアノのソロパートの時は楽屋に戻ってきてiPadでチェスゲームに夢中のプーレさん。

余裕なのは良いんだけど、時々パチパチ拍手や歓声がiPadから出てますよ(笑)
夕方に録音は終わり、着替えてもらってジャケット写真の撮影。

ステージ衣装に着替えてヴァイオリンを持つと、あの陽気で気さくなおじさんはどこへやら、貫禄のブーレ!
粋だねぇ~さすがにフランス人。
このCDは来年5月頃には発売予定、お疲れさま!
今回の宿は水戸プリンスホテル。
例のプリンス系列かと思って行ってみたら、全然違う古い小さいホテル。
大丈夫かなぁと思ったけど、昭和の雰囲気漂うちょっとアットホームなホテルで、あっちのプリンスよりも私は好き(笑)
さすがに水戸らしく、朝御飯に納豆が4種類も!
納豆大好きなプーレは大喜び!
その納豆パワーで、毎朝ホテルから自分で車を運転してホールにやってくる。
それにしても小曲を弾かせたらピカイチ!なかなかこんな表現はできないね。

今日も順調に録音は進み、みんなで旨い酒。

レコーディングスタッフが超一流だと皆仕事が早い。

これぞ職人昭和チーム!
今日から3日間、NYS CLASSICSのレコーディングで、水戸に来ています。
「後世に残す」シリーズが柱のNYSレーベルは、1発ヒット作品よりも玄人受けするこだわりの録音をめざしています。
今回はジェラル・プーレのアルバム3枚目。

プーレのお父さんガストン・プーレは、ドビュッシーの依頼で、あの有名なヴァイオリン・ソナタの作曲をヴァイオリンニストとしての立場で協力した人。
サル・ガボーでの初演時は、もちろんドビュッシーのピアノ、ガストン・プーレのヴァイオリンで演奏されました。
すでに癌を患っていたドビュッシーは、その2年後に亡くなり、ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタはこれ1曲しかないから、とても貴重な話です。
そのソナタを含む『フランス三大ヴァイオリン・ソナタ集』のCDが1枚目、2枚目はラフマニノフ&チャイコフスキーでロシア・ロマン派を、そして今回はグリーグ、スメタナ、スークなので北欧と東欧。
御歳77歳のプーレは「録音したかった曲がこれで揃う」と喜んでいます。
NYS録音チームはクラシック・レコーディング業界のエキスパートチームで、最高レヴェルのクオリティを誇ります。
今回のレコーディング場所、水戸奏楽堂はオープン2年の新しいホールで、タカギクラヴィアのヴィンテージスタインウェイを常備!
誠に贅沢な空間です。
うちの松涛サロンもこれくらいあったらなぁ…。
さぁ、今日から3日間楽しみ!