ランドマークスタジオ                           3/28

横浜のランドマークビル内にあるこのスタジオは、昨年も映画の劇番録音でフルコンを持ち込んだりして馴染みのはずなんだけど、駐車場もスタジオ入り口も分かりにくくて、今日も迷ってグルグル(笑)
入り口が関係者以外はわからないようになっています。

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天井が高くて便利なスタジオなので気に入ってます。
今回はピアノソロが少ないのでスタジオにあるスタインウェイを使います。
今日は最近めっきり有名になった作曲家Hちゃんの録音。テレビの新番組の音楽らしい。
調律が終わってお昼はやっぱり1階にある『珍さんの麻婆豆腐』

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並んでますねぇー



3月も終盤!                         3/24

年度末のクレイジーなスケジュールもあと少し。
嘱託の調律スタッフも総動員で乗り切ってます。

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私は今日は都内のスタジオでCMのレコーディング。
MちゃんとK君はクラシックの人なので、平気でピッチを443にしてくださいとの依頼。
しかし都内のレコーディングスタジオのハウスピッチは、ほとんど441で、443まで上げると後が大変。
ピアノはピッチを上げるより下げるほうが大変なので、442で調律。
あとはアーティストを説得(笑)

そもそもスタジオではローズやマッサーのヴィブラホンが440~441なので、ピアノも441にするんだけど、現実にはエアコンが入るとピッチがガンガン上がってオクターブが唸ってくるスタジオが多い。
それも中音域より高音域のほうが目立つので、逆にそれを利用します。
馴れたスタジオなら、朝調律をやって午後にはこのくらいピッチは上がるだろうと予測しながら、中音域と高音域の張力のバランスをとって1日のピッチの上がり下がりを平均化するように努力するのがコツ。
そうすると、たとえぶっ叩くピアニストがきてもそれほど調律は狂わない。
しかしそれによって問題がひとつ。
立ち会いが不必要になるので、もらえるお金が少ない!
下手な奴が調律すると時間が凄くかかるし、またすぐ狂うので、ずっと立ち会いしていなけりゃならない。
しかし『丁寧ねやって頂いて…』と喜ばれ、弁当まで食って立ち会い料金までもらってる!
技術と賃金は比例しない…納得いかんなぁ(笑)


名古屋から帰ってきました                        3/23

今夜はサロンでピアニストI君のスポンサーレセプションをやって、その後、代々木の隠れ家スペインレストランに招待されました。
コース料理の最初にキャビア!

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それも食べ方に儀式があって、このように手の甲に乗せて食べる。

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なんだかわからないけど美味しかった(笑)

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わざわざ作って頂いた鍵盤型の葱と茄子!

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それぞれの料理やワイン選択の講釈も面白かった!
酔っぱらって歩いて帰ったのは辛かったね~
中途半端に歩いて帰れるとこに住んでるのって、良いんだか悪いんだか(笑)



和歌山から名古屋へ                        3/22

今回は快晴で、さすがに南紀は温かい!

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いつ見ても綺麗な海と鯛島。

予定通りの仕事をこなして、スタッフ達はそれぞれの車で帰途に着きます。
私は名古屋で下ろしてもらって、今夜は名古屋泊。


串本へ                           3/21

渋谷を朝6時半に出発して和歌山の串本へ向かいます。
なにしろ三連休の最終日なので対向車線は大渋滞。
私は若き女性スタッフの運転するトラックの助手席でうとうとしてました。

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ほぼ予定通り15時半に那智勝浦到着!
先発隊のスタッフと無事合流してピアノを下ろして、それぞれが調律に回ります。
今回はあるプロジェクトの為に、串本で隠居生活を送るレコーディングエンジニアの大御所と密談。
これからが面白くなってきた~。


東京国際フォーラムから東京藝大奏楽堂        3/20

朝早くスタッフ達は国際フォーラムにピアノを搬入。
D棟のフロアでファッションショーがあり、反田くんがリストを1曲、生演奏するらしい。
こちらにはハンブルグDを持って行きました。

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午後から我々は奏楽堂に搬入!の準備をしているときに、別スタッフから電話
「トラックのエンジンがまたかかりません!」
おやおや、先日バッテリーを新品に交換したのに!これはやっぱりオルタネータの故障と断定。
このトラックで明朝我々は和歌山に出発の予定でしたが、急遽別のトラックに変更することにして、今日は藝大に籠ります。

奏楽堂は実に4年ぶり!
今日は藝大生と卒業生で作ったぱんだオーケトラというウインド・オケのCD発売記念コンサート。
藝大生だから上野⇒パンダなんだね。今日気がついた(笑)
ラプソディ・インブルーのソリストとして、反田くん今日は2連チャン。

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ウインドオーケストラとの「ラプソティ・イン・ブルー」だと、ピアノは完全に負けるパターン(笑)
20年程前、ニューヨークでトロンボーンとユーフォニュームとピアノレコーディングをやった事があります。
ピアノの調整が終わってマイクチェックも終わり、準備OK。
しかし管楽器が鳴り出すと、ピアノの音が突然痩せてシャラシャラと表面だけで鳴ってるが如し!
管楽器の強烈な音圧にピアノの音がマスキングされるんですねぇ…。
エンジニアさんがいろいろやったけど、あまり効果なかった時の事が脳裏をかすました。
今日はコロムビアがライブ録音もやるので、いつものレコーディング・チームが舞台裏に待機。
ヘッドフォンを借りて本番を聴いてると、まぁまぁ思った程悪くない(笑)

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全て終わってやれやれとピアノを撤収して渋谷に帰ります。



連弾のレコーディング2日目                  3/15

昨日とはうってかわって快晴!
ホテルからホールまでは車で15分とまぁまぁの距離。
調律は朝早いので、泊まって正解。
ピアノは抜群に安定しているので、これだけ激しい曲、しかも連弾だから鍵盤の端から端まで、1日中弾いてもほとんど狂わないから、私は楽屋のミキサー室で溜まった日記をどんどん更新(笑)

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ほんとにこのお二人のレコーディングは楽。

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2台ピアノの時でもぴったり息が合うのは、やっぱり一緒に暮らしていないと無理だね!
まぁ一緒に暮らしてても合わない人多いけど(笑)
予定時間に終了しましたぁー!



連弾のレコーディング                     3/14

雨ですねぇ…。
朝8時にピアノを積み込んで、埼玉県のキラリふじみに向かいます。
今日からN/Tさんの連弾の録音。

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いつもは2台ピアノなんだけど、今回は連弾。
先日、この録音の為に松濤サロンでピアノ選定、今回は3台のハンブルグを並べました。
84年製のニューブルグ、あとはきよしくんとひばりちゃん。
この人気の3台から選ぶって実は難しい。
それはホールのピアノを選ぶのとは訳が違うからです。
普通はどっちのピアノが調子が良いか?で選ぶからね(笑)
それならわかりやすいので迷わないけど、甲乙付けがたいスタインウェイを、音楽的に合うかどうかで選ぶのは迷う迷う(笑)
それぞれのピアノにはいろんなピアニストと共演してきた歴史がありますが、選定の時は事前に余計な予備知識を与えないようにし何も話しません。
わが社はヴィンテージ・ニューヨークスタインウェイ専門のように思われているけど、実はハンブルグのスタインウェイのチューンアップバージョンも大人気なのです。

さて今回はドボルザークの連弾!
ピアノを持ち込むと、録音初日にピアノを目覚めさせる作業がありません。

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サウンドチェック後、すぐ録音を開始できるので、1日少ないスケジュールでも大丈夫!
毎度感心しますが、このお二人はいつも完璧に仕上げて来るので、録音は非常に楽。
流石に日本を代表するDuo。
70分を越すプログラムだけど、順調にスケジュールをこなして本日終了。
ピアニストのお二人は家が近いのでお帰りになって、私達はホテルチェックイン後に居酒屋で魚!
刺し身盛りのアジが動いてる。
そういえば入り口の水槽で目が合った泳いでたアジと似てるなぁ。


旭川から帰って来ました                      3/13

昨夜7時頃に美瑛のホテルに到着。
富良野では今ごろ美味しいフランス料理のフルコースを食べているだろうなぁ…と思いながら、私はホテル近所のスーパーで閉店間近に売れ残って割引になった寿司を買ってきて寂しく晩御飯。

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ホテルは美瑛の駅前なのに誰も歩いてない。
朝は7時に朝食会場に行ってみたら、昨夜は3人しか泊まってないらしい。
夏はラベンダー畑で賑わうのに冬は誰もいない。でもこれが北海道らしいね。

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さぁ旭川空港まで15分で到着。
レンタカーを返却して無事に離陸。

10時半頃には羽田に到着!東京は雨で暖かい!
羽田からリムジンバスに乗り、渋谷のセルリアンタワーで降りて大和田さくらホールに到着。
スタッフが朝9時にピアノを搬入してくれてたので交代。

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今日はお馴染み『ごえんなコンサート』の本番。
竹下景子さんとも久しぶり!
マチネなので18時半には搬出なのですが、天王洲銀河劇場のピアノ搬出と時間が重なってるので、横浜工場にもう1台のトラックを取りに行っているスタッフから緊急連絡。
『トラックのバッテリーが上がっててエンジンがかかりません!』
あちゃー困った。

みんなに迷惑がかけられないから、急速充電を写メールで指示。
別チームは先に銀河劇場に行ってもらって、我々はさくらホールからピアノを出して地下の搬入口まで台車で運んで待機。
トラックのエンジンがやっとかかって取り敢えずホールに到着して、渋谷のサロン前でピアノを下ろしてたら再度エンジンストップ!
またバッテリーが上がった。
さくらホールの搬出時にはなんとなく嫌な予感がしたのでエンジン切らないで搬出して良かったぁ~。
会社の前なら止まっても道具は何でもあるからね(笑)

早速調べたら、案の定バッテリー液が空っぽ。
補充してバッテリーは復活!
しかしバッテリーが寿命であることに間違いはないので、すぐにネットで注文。
ライトをつけっぱなしてバッテリーを上げたのなら走行すれば充電されるし、、最悪充電系統が壊れたかと心配したけど、それは大丈夫でした。
ピアノを会社におろして、取り敢えず元気を取り戻したトラックを、スタッフは横浜工場に戻しに行きました。
本来なら今日は休みだった、このスタッフは災難でした。
朝まで北海道に居たのにいろんな事が起こった1日だったけど、何があっても自分で解決するサバイバル精神は負けません(笑)



富良野かなやま湖                          3/12

実は二泊の予定だったけど、ワカサギ釣りで有名なかなやま湖のロッジで、ピアニストのKさんがギタリストの村治奏一さんとのコンサートがあるとのことで、急遽予定を変更してこのロッジのピアノを調律する事にしました。

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ちょっとイタズラして、村治さんには内緒!
調律が終わってリハーサルにやって来た村治さん、私の顔見てもしばらくキョトン(笑)
やがて『え~!なんでここに居るんですかぁ』で皆さん大爆笑。

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ついでにリハーサルのサウンドチェックを手伝って、本番前に私は一人美瑛のホテルまで走ります。
明日の朝8時55分旭川発の飛行機で羽田に戻らなければならないけど、旭川空港の近くにはホテルがないので、取り敢えず美瑛泊。
かなやま湖の近くは蝦夷鹿が急に出てきたり、凍ってたりなので、明るいうちに出発して正解!

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今日は-10度!
夜7時に美瑛に到着!


帯広から富良野                        3/11

帯広は-5度!
今日はピアニストのHさんの家のスタインウェイを調律して、次回のコンサートの打ち合わせをして、レンタカーを借りて富良野に移動。

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ホンダ・インサイトはハイブリッド車なので燃費が超良い。
普段ガソリン食いの車にばかり乗ってるので、こんな21世紀の車には戸惑う。
鍵は差し込むところが無くて、車に近づいたり離れたりするだけで鍵がかかったり開いたりするってなんだか不安だなぁ(笑)
しかし北海道はガソリンが高い!レギュラー115円とはなにごと!東京はすでに99円也。
北海道に人が住まなくなったらすぐにロシア人が移住してくるから、北海道に住んでる人には国から灯油代金が補助されてるんじゃないかとマジに思ってた(笑)
しかし帯広から富良野まで高速走ったけど、空いてる!
「富良野市街に入ったら二つ目の信号のところにベントスという弁当屋さんがあるので、そこを左に入ってください」とメールを頂いてたけど、富良野市街ってどこから?
不安になりながら走ってると、本当に国道は信号が無くて、高速と同じ!
やがて信号機発見!
二つ目の信号のところにベントス発見!

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なるほどわかりやすい(笑)迷わず到着。
一仕事終えて打ち合わせも終わって、今夜は富良野泊。


北海道へ                          3/10

慌ただしいスケジュールの中をやりくりして、夕方の飛行機に飛び乗って帯広に到着!
今回は今年の夏に富良野~知床に来る際の下見と、お待たせしているピアニストの自宅の調律など、仕事を無理やり組み合わせたのですが、羽田空港で一悶着!
調律工具と着替えはチェックインで預けたので、手ぶらで搭乗しようと身体検査も済ませてゲートで待っていたら、出発10分前にアナウンスで呼び出し!
ゲート前の係員が『お預けになったお荷物の中に液体の物があるので抜きます』との事。
調律カバンの中はカッターやトンカチ、スプレーやグリスなど危険物が一杯(笑)
今までは引っ掛かっても説明すればOKだったけど、今日は駄目の一点張り!
『これじゃ仕事にならない!』とごねても、係員は勝手にドンドン鞄の中身をひっくり返して小瓶に入ったアセトンと接着剤等を発見!廃棄にすると言う。
出発時刻は刻々と迫るけど、ラチが開かないので、帰り便で受けとる事で廃棄は免れ、荷物から下ろす事に渋々承諾。

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「出発時刻が遅れたぞ」と他の乗客の視線を浴びながらシートに座って離陸。
思い起こせば9.11の前はおおらかだった。
成田~パリ~ニューヨーク~成田と回って仕事をしていた頃は、機内持ち込みのカバンに調律工具も入れて、 Baggage Claimにもよらずに世界を回れたのになぁ…。
X線で工具が見つかっても
『これは何ですか?』
『ピアノを調律する道具だよ』
『へ~』
で終わりだった(笑)

9.11以降海外に行きたくなくなったのは、靴まで脱がされてチェックされる事に嫌気がさしたんだけど、ほんとに最近は飛行機が憂鬱。
無事に帯広に到着してピアニストのHさんとジンギスカン!やれやれ。

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神楽坂GLEE                       3/9

3月に入ると年度末のハードスケジュールはピークを迎えます。
スタッフは総出で調律に出てしまうので、やりくりか大変です。

今日はレコーディングスタジオと神楽坂GLEEの調律時間が同じなので、私が久しぶりにGLEEに来ました。

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ここの1925年製ヴィンテージB型は、2011年のオープン時に納品したのですが、いまやGLEEの看板娘になっています。
いつもはスタッフに任せっきりなので、久しぶりにこのB型を調律しましたが、「これ以上ピアノに何を求める?」ってくらい完成度の高い楽器に育っていました。
現代のピアノメーカーは(スタインウェイ社も含めて)、これに対抗できるピアノは作れません。
むしろピアノを作るメーカーがいまだに存在するがゆえに、多くの弊害を産んでいます。
会社存続の為、コストダウンで利益の上がる商品、修正材とプラスチック(ウレタン)の分厚い塗料で塗り固めた、およそクラシック音楽とは真逆の音色の変わらないキーボード紛いの楽器を作っている。
それをあたかも、フォルテピアノやヴィンテージ・スタインウェイの延長線上にあるかの如くごまかすために、クラシックピアニストを広告搭に使って洗脳するのは、ある意味芸術に対する冒涜であるとさえ私は思う。

まぁ、このヴィンテージ・スタインウェイのような楽器はストラディバリウスだと思えば至極納得。
300年前のストラディバリウスを越えるヴァイオリンは現代の技術でも作れないから、丁寧にリビルドされて後世に受け継がれているのです。
ヴァイオリンメーカーが、「このヴァイオリンはもう古いから新品に買い換えなさい」なんて言ったら笑い者。


1909年製のヴィンテージ・スタインウェイB型   3/7

昨年の6月、たまたまこのB型の話をピアニストのKさんにしたところ、俄然興味津々!

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その時はまだニューヨークにあったので、秋には日本に送りますよ!って話をしたのですが、去年から象牙の輸入許可が更にうるさくなって、半年もかかってやっと12月に到着。
それからわが社で楽器として仕上げる作業に3ヶ月かけて、やっと完成!
もちろん響板やピンブロックも全て交換して、当時の新しかった状態に戻す作業をやってあるので、いわゆる中古や骨董品とは根本的に違う。

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フレームや本体は当時の新品の時より更に枯れているので、これがピアノのストラディバリウスと言われる所存。
スタッフ一同『この楽器はうちのコンサート部の貸出用にしましょう!』って話で盛り上がってるところへKさんからメール。
『B型はどうなりましたか?』半年以上心待にして頂いてたんですねぇ…。
という訳で、この素晴らしいヴィンテージB型はお嫁に行ってしまいました~。

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ある意味、新品より新しいヴィンテージ・スタインウェイは、これから慣らし運転をして徐々に本領を発揮、数年後にはコロコロと玉のような音を奏で、一生の宝物になるんです。
わが社のコンサート部の1887年のローズウッドや1912年のルイスやCD75みたいにね!





金沢に行って来ました                    3/3

朝10時前に大宮発金沢行きの北陸新幹線に乗って、13時には金沢で仕事してました(笑)

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この素晴らしい小ホールは何と個人のお宅!
明後日のコンサートの為の調律をやって、帰りは金沢駅を16時40分頃発の北陸新幹線グランクラスに乗りました!

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和食弁当とデザートのケーキ、おつまみの御菓子付き。日本酒からビール、ワインも飲み放題!

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シートもビジネスクラスの飛行機並。
片側1席、逆側2席で、1列は3席しかないから余裕。
すっかり酔っぱらって寝てても、キャビンアテンダントさんが起こしに来てくれるから大丈夫(笑)
こりゃ飛行機より快適!

大宮で新幹線降りて湘南新宿ラインに乗り換えようとホームを歩いてると、ちょうど帰宅ラッシュのサラリーマンとすれ違う。
こっちは酔っぱらって真っ赤な顔!
いきなり現実に引き戻されて、夜の7時台には渋谷に帰って来ました。


ピアノ選定                            3/1

3月になってしまいました!
今日は来月のレコーディング用のピアノ選定です。

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我が社恒例、コンサートやレコーディング用のピアノ選定は、ピアニスト理想のシステムです。
ピアニストは自分の好みのピアノを選んで、そのピアノで練習して、そのピアノを運んで、そのピアノで本番に挑むのです。
レコーディングの場合は、レコーディングで使用したのと同じピアノで「CD発売記念コンサート」だってできるのです。
これは我々にとっては当たり前。
レコーディングやコンサートで使う楽器に本番当日に出会って、早く慣れなきゃという練習に時間を費やしているうちに本番。こんなことあり得ません。

クラシック音楽業界は偉そうにしてる割には、ピアノに関する限りお粗末な現状です。
現場にある借り物の共同ピアノで幼稚園児も著名なピアニストも演奏する事に慣れ切っています。
そのせいで演奏者も公共ホールのピアノに文句を言うから、世界一高い値段でピアノを買い、調律や保守点検は『他社に触らせると壊されますよ~』と脅かします。
無知な公共ホールの担当者は騙され信じ切って、業者独占を許すどころか、まるで業者の営業マンになって、『調律は指定業者以外はお断りします。他の調律師を入れるなら立ち会いが必要ですので立ち会い料金頂きます!』などと、ピアノに関する経費を全て馴れ合い業者に誘導するシステムが横行。
公共ホールの担当者を丸め込むなんて赤子の手を捻るより簡単とばかり、最近は新しいホールができないので、売り尽くしたホールのピアノを「十年経ったから新品に交換しましょう」が始まった。
20年以上経ってやっと本来の性能を発揮してきたピアノが、売り手の都合で哀れ新品と交換されて練習室へ。
『ここのホールのピアノ、練習室のほうが良いんです…』と嘆くピアニストは数知れず。
クラシックのピアニストの仕事が激減している(ピアニストが多すぎるとも言えるけど)現状では、ピアニストも文句を言えず、依頼された仕事はありがたくこなして我慢して演奏するしかないから悪循環。

日本人は新しい物好きだから、ピアノは消耗品だと言われれば簡単に捨てる。
しかし10年や20年でダメになるピアノは欠陥品。
そんなピアノを売りつけたのなら責任問題。
しかし全てが独占された密室で行われてるから何をやっても大丈夫。
こんな旨い商売を今の時代に許されている事に憤りを感じて書いた本が『スタインウェイ戦争』。
これで少しは良くなったけど、残念なから調律師達のほとんどが事大主義なのには改めてびっくり!
学歴や出身に関わらず、実力で人生を切り開いて行けるから職人や技術者になったんじゃない人が多いんだね。
全ての人が「あまり私には関係のない世界だから…」って思うだろうけど、実はコンサートホールの件はほとんどが税金でおこなわれてる話。
民間ホールは自由!なにやってもOK。
税金で運営している公共ホールはそろそろ考えたらどう?
節税節税って、自分の業界の事ならわかるので、まずはそこからメス入れなきゃね!
毎年税金を払うこの季節になるとつくづく思う。



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