今日で5月も終わり!早いねぇ~。
朝10時に横浜ランドマーク10階のFM横浜のスタジオに来ました。

ここに来るとこの景色はお馴染み。
今日は生放送で『Lovery Day』に出演。


ホロヴィッツピアノや調律の事などを喋りました。
時間は20分位だけど、収まらないね(笑)
生放送だからカットしようがないからね!
ほとんど打ち合わせもないまま、本番!
収録より本番のほうが強いというジンクスどおり、淀みなく話せました(笑)
残念ながら録音忘れたので、番組から頂きましょう。
久々にディズニーランド内にピアノ搬入。

こんな楽しい仕事は私が行きますー(笑)
ピアノはルイスです。搬入経路が長いのと、ドア幅が1ヵ所狭いので、久しぶりにフルコンを起こしていれました。


今日は稲本響のナチュラルブレッシング。

搬入後お昼の豪華な弁当を頂いて、リハーサル。
イクスピアリは映画館なので、ロビーはポップコーンの香りがプンプン。
たまらず帰りに二個買いました(笑)

ついでにお昼の弁当が6個余ったので、会社のお土産にお持ち帰り。
打ち上げもイクスピアリの中の居酒屋!楽しい仕事だなぁ~(笑)
某テレビ局主催の『楽器を知ろう』という企画で、局内スタジオにローズウッド、F1、ハンブルグの3台を持ち込んでレクチャー。

録音部、録音デザイナーのベテランから新人君達約30名が聴講生。

「同じスタインウェイでもこんなに違うとは!」と、みんなびっくり。
まずは、その理由を科学的に説明。
次にF1にsecond actionを入れ替えて、わずか1分で全く違う音色に変わる実験は大受け!
別のアクションがあると、調律師が時間をかけて整音すると驚くほどピアノの音色は変えられることが、口で説明するより分かりやすい。
調律師の仕事をもっと理解してくれて、優秀な若者がこの業界に入ってくれれば良いなと思います。


全てのピアノを同じ条件で弾いて、それぞれ録音。
この企画はインパクト充分で、熱気が溢れてました。
放送局も少しづつ変わってきたね!
こうして微力ながら業界の未来にに貢献しています。
お馴染み神楽坂の「GLEE」で今日は出演者達をまじえたパーティです。

今日は私も出席するので、いつもスタッフ任せの調律を私が夕方やって、そのまま居残りです。
スピーチを頼まれたので、また長々やってしまいました(笑)

若いピアニスト達と交流する事はあまりないので、何だか新鮮だったなぁ。
お迎えの車が来たので酔っぱらいながらも無事に帰りました!
オープンからようやく2年経った水戸奏楽堂。
昨年末にジェラル・プーレさんのレコーディングでお世話になりました。
今日はヴァイオリンとピアノのコンサート。


この豪華なサロンは室内楽にぴったり!
サロンとは言ってもバルコニー席まであって、充分に高い天井。
この空間が渋谷にあったらなぁ~羨ましい。
ヴィンテージ・スタインウェイのD型もそろそろ落ち着いて来てこれからが楽しみ!

コンサート終了後、ロビーに置いてある蓄音機で、昨年プーレさんもお大喜びしたクライスラーの自作自演のSP盤を聴いてうっとり。

打ち上げに連れて行ってもらった、和風フレンチの店は絶品でした!
ジャズ6連弾の本番。

今年は日本のジャズピアニストの大御所、前田憲男さんがスペシャルゲスト。

前回から参加した佐藤允彦さんと前田憲男さんと羽田健太郎さんでジャズ3台ピアノをやってた時にもピアノを持っていったけど、まさかその後6連弾になって復活するとは夢にも思わなかったねぇ~。
私より年上のピアニスト大好き(笑)
この6連弾がなぜここまで人気かというと、アレンジの妙に尽きるね!
一時期流行った3連弾や5連弾が長続きしなかったのは、音数を減らして各ピアノにパートを割り当てただけのアレンジも多かったから。
でもこの6連弾はスペシャリストの6人だから聴いててほんとに面白い。
このジャズ6連弾、当初ミューザ川崎がこけら落としの際にヤマハ6台でやったんたけど、翌年には採算が合わないとか何かの理由で降りてしまったとか。
以降10年に渡って、タカギクラヴィアであちこちのホールにスタインウェイを何台も運び、大ホールがどこも完売になるほど安定した人気を確立しました。
ただ、サントリーホールだけはヤマハが新型6台持っていくんだって。
美味しいところは持っていくんだね。
今年も始まったこのイベント。
明日の本番が今シーズンの初回なので、今日はピアノを搬入&調律して、夕方から早速リハーサル!

私は朝から病院の定期検診があったので、今日の搬入は人任せ(笑)
初めてピロリ菌の検査やったけど、陰性!
小さい頃井戸水で育ったのにラッキーでした。
病院のある上尾から町田に着いたらもう14時半!
調律はスタッフに任せてあったけど、私が到着したら待ち構えていて、調律の続きをやらされました(笑)
そろそろ世代交代してくれないとねぇ~。

リハーサルを聞いて、直しをやって取り合わせ今日は帰宅。
前々回このホールで6連弾をやったときは、夜10時半に搬入して、6台の調律は徹夜でやりました。
夜中に地震がきたり、大変だったなぁ~(笑)
松濤サロンで不定期に行っている『松濤ワイン大人塾』。
各界のスペシャリストを集めてレクチャーとその内容にちなんだワインを各自持ち寄って、明日の糧にしようという秘密の会員達の集まり。
今回は『ピアニスト江口玲さんを迎えて』の会。
何しろ会員は各界でトップクラスのメンバーなので、顔出し不可。

なんだか秘密めいてて良いねぇ~。
今夜はメンバーが待ちに待ったサロンコンサートなので、《CD75》をご用意。

何年か前に浜離宮でやった黒人作曲家と奴隷時代のレクチャーと、『星条旗よ永遠なれ』から『ドボルザーク』まで東欧~アメリカがテーマ。
なのでワインもその辺にこじつけたものの、簡単なワインは決して持ってこないのがワイン男子。
なにしろ日本ワインエキスパートの1位、2位や、好きが高じて畑を買って葡萄を植えワイン作りを初めた人など、各界の成功者はこだわりりも半端ないですな(笑)
今夜も飲みに飲んだりこのワインの空き瓶たち。

やはりクラシック音楽とワインの凝り性が多い(笑)
今日の松濤サロンはジャズライブ。
久しぶりにF-1登場です!
ピアニストのNさんはニューヨーク在住なので、特にこのピアノがお気に入り。

コンサートも盛り上がって終盤に入った頃、いきなりグラグラ!
茨城が震源の震度4。
客席で携帯のアラームがあっちこっちで鳴り響く中、ピアニストのNさんはピアノを弾き続ける(笑)
幸い揺れはすぐにおさまったけど、そう言えばあの3/11の時も、日本橋三井ホールでこのF-1を調律してたな~。
くわばらくわばら。
山形から山梨へと続いたレコーディングも今日が最終日。
気がつけば数時間東京には帰ったけど、ほとんど1週間レコーディングしていました。
今日は録り残した曲を念のために録音しておしまい。

3日間あると楽だねー。

昼は焼肉を食べに行って、ホールに隣接する温泉に私だけ入って、日曜日の夕方の中央道大渋滞にはまってやっと戻ってきました。
レコーディングは順調。

昨日はシューマンを録り終え、今日からドビュッシー。
このローズウッドが作られた1887年だとドビュッシーはまだ25歳位だから、イタリア留学から帰ってきたあたりだね。
同時代の楽器でレコーディングするのは楽しい。

ピアニストのSさんは毎日この楽器がいかに素晴らしいかを力説。
ミニにタコじゃなくて耳にタコ(笑)
前回ここにレコーディングで来たときに、ほったらかし温泉と不思議な居酒屋に行ったので、探したけど居酒屋は閉店してたので、ほうとう屋に行きました。

ほったらかし温泉は今回行けないなぁ
昨夜、山形レコーディング終了後、夜中に渋谷に戻ってきて仮眠。
今日のすみだトリフォニー用のピアノを早朝に調整して搬入はスタッフに任せる。

山梨の牧丘花かげホールへはローズウッドを積んだトラックと録音機材車2台で向かいます。
山形録音も山梨録音もすみだトリフォニーも、ピアノも録音機材も全部違うので、入れ換えが大変。
スタッフがみんなで頑張って全て予定通り行きました。
さぁ今日から3日間、山梨でピアノソロのレコーディング。
久しぶりの牧丘町はいい天気!
我々の新レコーディングチームは、さっそく新しい事にチャレンジ。

今までとは逆向きにピアノを置いて録音。これが大成功!
花かげホールの新しい使い方極めました!
そしてここにきたら、ご飯はやっぱり天丼!

ホールの隣は温泉だし、言うことないけど、ホテルが遠いのが難点。
夜はルートインの花茶屋(笑)
今朝も餅食べ放題で10個!

星の数ほどレコーディングをやって来たけど、今回の録音はいろんな意味で楽しかった~。
スタッフが楽しんでやらないと良いCDは作れません(笑)
名残惜しいけど、今日は最終日なので撤収もあるし、20時には終わらないと帰れません。
ピアノは最後まで安定していてなんのトラブルもなく録音は進み、予定通り終了~。

今回は3トンのピアノ車と録音機材を運んだ軽ワンボックスの2台できたので、搬出時間に合わせて渋谷からドライバースタッフ2人が新幹線でやって来ました。
最初の計画では、明日から別のレコーディングで早朝甲府に行くので、私は早めの新幹線で一人で先に帰る予定だったけど、スタッフが二人来たので、最終の新幹線で帰るんだったらトラックの助手席で寝て帰ることにしました。

最終新幹線に乗るアーティストとコロムビアチームとはここでお別れ。
我々はトラックとワンボックスで渋谷に戻りました。
私は隣でワイン飲んで寝ながら渋谷には夜中の2時頃到着!
ピアノを下ろして明日からのレコーディングの為に別のピアノを用意して、解散!
お疲れ様~。
私は2時間ほど寝ます!
丹泉温泉ホテルの朝ご飯にはびっくり!このお膳+つきたて餅。

雑煮、辛味餅、納豆餅、餡粉餅食べ放題!うまし!
12個食べた?
お腹一杯でホールに9時入り、調律10時アップ。

今日は少し遅くなってしまって21時過ぎまで録音。
しかし抜群に上手いアーティストだねぇ~。

宿に帰るのが一時間遅くなってしまったので、晩ご飯の関係で仲居さん達に残業させてしまいました、ごめんなさい~。
昨年末にできたばかりの南陽市文化会館。

キャパ1400名の大きさで世界一の木造ホールです。
なんとギネス認定だそうですが、こんなジャンルにもギネス記録があることに驚き!

もちろん、今回の我々が初レコーディング。
新しいホールなので、ピアノも新品のご自慢かと思うけど、申し訳ありません、新品のピアノでレコーディングは御勘弁…。持ち込みです(笑)
もしかするとホールのピアノも木目調?
我々は過去四半世紀、全国のホールにピアノを運んでレコーディングやりましたが、最新のホールは流石にいろんなところが使いやすい。
ステージ上とサイドのスポット以外、ほとんどの照明はLED。
木造ホールといっても、外側はコンクリートのような外装だから、恐らく二重構造なのか外部の音がほとんど入ってこないし、温度湿度の変化が少ないから安定しています。
修正材なので、恐らく経年変化もほとんどないだろうし、響きはナチュラルなのでピアノには程よい。
嫌な跳ね返りもほとんどなくて、なかなか良いホールです。
ステージからケーブルを引っ張って、広い第5楽屋でモニタリング。

今回持ってきたピアノはピアニストのYさんが事前に選定した『ひばり』。

赤坂のコロムビア第1スタジオにあった知る人ぞ知る、あの楽器。このピアノで数々の名録音を世に送り出してきたコロムビアの看板ピアノ。
本来ならスタジオ閉鎖で散在してしまうはずだったピアノ達を全部引き取ったので、またこうやってDENONのレコーディングで復活できて感無量だね。
初日も無事に終わり、ホールから2キロ位のところにある赤湯温泉が今回の宿。
硫黄の臭い漂う良泉は24時間入浴可能!
なんだか旅ガイドみたいだけど、ホールよし、ピアノよし、宿よしで今回の録音は楽しみ!
明日から3日間山形でレコーディングなので、前のりで出発です。
先月金沢の帰りにバーストしたタイヤの交換をわが社の横浜工場でやったんだけど、どうしても外れないボルトがあり、せっかくヤフオクでトラック用のエアインパクトレンチを落札したのに、結局時間がなくて出発することに。

道中でトラックのタイヤ交換できるショップを調べてあったので、そこに寄ってヤバそうな3本だけ、積んできたタイヤと交換してもらったので安心!
夜無事に米沢に到着!
ちょっと安い米沢牛で乾杯!
昨夜と今朝じっくり調整したので、すっかり調子を取り戻したベアティホールのヴィンテージスタインウェイはやはり素晴らしい。

今日のコンサートはこれでバッチリ。
さて私は急いで渋谷に戻ります。

のぞみの車中で赤ワイン。これがなかなか美味!
昼にはご近所の松濤美術館に到着~。
今日は美術館コンサートなので、朝から1928年のヴィンテージ・スタインウェイをスタッフが運んで調律も済んでいます。
私はリハーサル終わりに顔出しできたので、ピアニストの中川さんも一安心。

ここはエレベータが狭くてピアノはM型しか入りません。
しかも鍵盤を下にして立てる通称ピアノイナバウァーで入れます。
この器具も私の発案製作!
中川さんの軽妙なトークとピアノでお客様大喜び。
さぁコンサートが終わったら、夜は中川家にスタッフ達と3人でお邪魔して、これまたヴィンテージスタインウェイフルコンの仕上げ調整!

1年前にここにお嫁に行った時は響板もピン板も弦もアクションも新品だったので、慣らし運転、仕上げ調整などなど、この娘は中川家で育っています。
奥さまの素晴らしい家庭料理とワインで大盛り上がり!
ワイン少し呑み残したのが残念~
ラ・フォルジュルネも終わり、今日はスタッフ総出で搬出をやってます。
15台のピアノ全てが戻ってくるのでまた会社は狭くなりますねぇ。

私は深沢にあるレコーディングスタジオの調律をやって、午後からHさんの仕事で京都へ。

明日はヴァイオリンのルッツさんとのコンサート。
個人所有の大きいホールとヴィンテージスタインウェイのある環境は素晴らしい。
楽器の調子も戻り、今夜は温泉つきの京都エミナースに泊まります。
ラ・フォル・ジュルネも後半。
今日は早朝からホールAにCD75を搬入。

とりあえずリハーサル室で調律をやって、オケのコンサート終了後、ステージに移動。
さすがにキャパ5000人は大きいなぁ~!

ここにはピアノコンチェルトでは何回か来たけど、今回は2台ピアノ(小曽根&江口)+室内楽で、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」。
ラ・フォルジュルネらしいユニークな組み合わせ。
室内楽が入る前に、それぞれ2人のピアノソロがあり、江口君はヴァイオリンと一緒に「春の海」を演奏。
弦に少々細工をして、ピアノがまるでお琴に!
CD75はボディも良く鳴るので、うまくサスティンも残って本当にお琴のような音がする。
お客さんはビックリ、江口君大満足。
しかし5000人完売とは凄いねぇ、このイベント。
今年もこの季節になりました。
朝8時集合でサブちゃん達と我々でトラック3台で国際フォーラムに15台ピアノを搬入。

片っ端から調律に回るのは例年行事でもう10年続けてます。


サロンもスタジオもカフェもピアノが激減するので、床にワックスかけができるのも例年通り!

お疲れ様~