久しぶりに調布のたつくりホールへピアノ搬入。

ホールスタッフのお兄さんが「5年ぶりですねぇー」覚えていてくれたとは、嬉しいね!

今日は合唱の伴奏用にハンブルグを朝9時に搬入、11時に調律アップ。
しっかり弁当も頂いて、相模湖に11時半には到着。
こっちはレコーディングの最終日の調律。
13時には余裕でレコーディングスタート。近いから仕事が重なっても大丈夫。
今日は写真撮影もあるので、早めに録音終了して、スナップ写真も撮りました。

調布は夕方4時に別スタッフ達が集合して搬出、一人だけ相模湖に来てもらってこっちの搬出を手伝う。
連携プレーも余裕で間に合って、ピアノを積み込み渋谷に戻ってもまだ10時。
おつかれさまーず!

今日も録音は午後スタートだから、10時チェックアウトしてからホールに向かっても充分時間があるね。
器楽のように長時間歌うことはできないので、声楽の録音はスケジュールがゆったりです。
調律が終わるとディレクターがダムカレーを食べるというのでお付き合い。

さっきホテルで朝御飯食べたばっかりなんだけどなぁ…。
今日のダムカレーはご飯小にしたけど、どうみても普通盛りとあまり変わらない。
味は?普通(笑)。
これがレコーディング太りの原因。

午後からサクサクとレコーディングも進み、19時には終了。
今夜は我々スタッフも帰ります。
中央道の上りは夜になると空いてくるから、一時間もかからず渋谷に戻りました。
今日から3日間、歌の録音で久しぶりの相模湖。
本当に最近はピアノ持ち込みの仕事が増えてスケジュールが重なる重なる。
私はこの録音担当。
沢崎さんの歌と竹村さんのピアノ。
このお二人とはあっちこっちで良くお仕事します。
相模湖交流センターは簡単にピアノを搬入できるし、近いし安いので以前は良くレコーディングで使いました。
しかしその後人気ホールになって、なかなか空きが取れなくなってきたのですが、久しぶりに来ると、ピアノには響き過ぎるけど好きなホールです。
ホテルが近くにないことだけが難点。
いつもより遅い朝10時にピアノを搬入、昼に調律を上げて、13時~18時頃で本日終了。
アーティストは自宅に帰り、我々はホテルへ。
しかし8時頃から夕食食べて9時に寝るなんて、何年ぶりかなぁ…。
歌の録音はいいなぁ(笑)
3.11の津波前と後の写真を見ると、すっかり町が無くなってるのがわかる。


津波後の水田に去年やっと稲穂が実り、その米で「おらが酒」という日本酒を作って去年から販売を始めています。
今年はこの田んぼで収穫祭をやることになって、ピアノを運んできました。

京都と東京からアーティストが集まり、飲めや歌えよで大騒ぎ、クレーンのビデオカメラでPVを撮って、かなり大がかり。

崖や海岸でのPV録りに今年は田んぼも加わった。

カーネギーホールから田んぼまで、よくぞ運んだり、8000ステージ!
去年から始まった南三陸復興支援コンサートに出発。
お昼過ぎまで仕事が入ってたので、横浜工場を出発したのは15時半頃になってしまいました。
チャリティーコンサートは私のライフワークなので、スケジュールが空いてる限り私が担当しています。
若いときは自分の事しか考えてなかったから、そろそろ世の中の為に還元しようってアメリカ的発想、これもニューヨーク時代の影響か?(笑)
日野デュトロ3トンロングにピアノを積み込み、南三陸に向かいます。
通常のコンサートやレコーディングの仕事はスタッフに任せて、しっかり仕事をしてもらい、今回は私1人。
やはりチャリティーって長く続けるには経費節約は必須。
実は昔から長距離を1人で運転するのは大好きで、その間にいろんなブレーンストームやって、そこからアイデアが生まれる。

残念ながら今回は渋滞が多かったので、録り貯めたビデオを見てるうちに南三陸に到着。
宿で前打ち上げやって、就寝。
地元・渋谷で、近くて便利で音の良いホール。

今日は9月1日に神奈川県立音楽堂で横浜公演をやった須江ちゃんの東京公演。
ピアノは今回もローズウッドの持ち込みで、このさくらホールの木質感が溶け込む。

搬入して調律が終わってから、ちょっと抜け出して松涛サロンでFM横浜の収録。
2本分をがっつり収録してさくらホールに戻っても、まだリハーサル中。
近いから便利だね。

下手の楽屋を用意してくれたのでサンドイッチ等を頂きながら。ふとモニターを見ると
侍がピアノを弾いてる!

びっくりしてステージに行ってみると、今日の衣装は羽織袴(笑)そうだ。
1日はリハーサル中に浜離宮に来てしまったので、この衣装を私は見てないんだ(笑)
これでスカルラッティ!
後半は洋服。
お客さんは女性客が多いので、受けてる!
終演後は花とピアノの写真を撮るので大混雑。
今日の松涛サロン10周年記念コンサートは、ヴァイオリンの奥村愛ちゃんとピアノの加藤さん。
朝調律をやって、工場に行って、先日手に入れたアメリカの名器チッカリングを梱包からほどいてチェック。


サロンコンサートが終わったら目黒パーシモンホールで調律。
明日が本番で、今日はリハーサルが終わってからの調律なので20時から!
気がつけば、バタバタしてて、写真を1枚も撮ってなかった(笑)
昨日の訪問公演が終わってから、今日の学校にピアノは搬入してあったので、今朝は少し楽チン。
とは言ってもまたまた朝御飯は食べる暇もなくホテルを出発。
途中、面白い地下道の看板発見!NHK口(笑)

Oに間違われないようにスペースを開けてあるのは苦肉の策。
日本語は難しい、外人には到底読めまい(笑)
さて、学校では先生も協力的で楽しいコンサートができました!

お昼をお誘い頂いたけど、先を急ぐので、お先に!
途中のパーキングで顔だし看板があると必ず記念写真(笑)
秋になると、そろそろこのチャリティー公演のシーズンが始まります。
今回は中井/武田ご夫妻のDUOなので、昨日ピアノを台積み込んで渋谷を出発!
夜の11時ころに雨の盛岡到着。涼しい~。
今朝はホテルの朝食も食べられない早朝6時半、盛岡視覚支援学校に出発。
2台調律だから時間がかかる~。
でもみんなの喜んだ笑顔を見て、やれやれ。
ピアノの下に潜り込んで聞き入るのもいつもの光景。

先生が「スタインウェイを壊すんじゃないかとヒヤヒヤしました~」っておっしゃるので、
「壊れたら直せば良いんですよ」カンラカラカラ!
ピアニストお助けマンとして、予定を変更して、急遽名古屋に日帰りで行って来ました。
帰ってきたら熊本からやってきた熊本犬が届いてました。

カフェのポケモンスポット(Dog statue)に置いてみた。

雨が降って来たので、百均のレインコート。結構面白い。
先週の異例ずくめの過酷な3夜連続コンサートも無事終了。
追加公演は同じプログラムで、またもや3日連続のマチネ公演で、最終日はまたCD75の出番。


今回はライブ録音やテレビの収録もなかったので、気楽に演奏を楽しんでいたようでした。
バックステージも1週間前とはうって変わって普通の静けさを取り戻していました。
海外のコンクール歴至上主義の昨今、それにあえてとらわれない青年のピアノ・ソロリサイタルに6日間で3000人近い観客が訪れ、延べ1000枚を超えるライブCDが現場で売れ、テレビ番組が追いかける。
ちょっとしたブームになりつつあるこの現実が、疲弊したクラシック業界に一石を投じたのは間違いないでしょう。
とは言ってもこれが一時的なアイドルやタレントで終わるか、世界に名を残す音楽家になれるかは本人の自覚次第。
まだ22歳だから、30年経っても52歳?
早く大人になって音楽業界を引っ張っていって欲しいなぁ。
無事にチャリティーコンサートも終わり、阿蘇から熊本空港に向かいます。

熊本と言えばカフェのマスコット犬は以前、熊本のホームセンター「ハンズマン」で買った焼き物の犬。
あっちこっち傷んできて、しばらく修理の為に入院させるので、私を空港で下ろしたスタッフが新しい熊本犬を探しにハンズマンへ。
熊本のハンズマンは犬の宝庫!


今度は芝犬の熊本犬をゲットして彼はトラックで東京に帰ります。

私は東京に戻って、そのまま市川でコンクール調律の予定だったけど、台風で飛行機が遅れたため、やむなくスタッフに行ってもらいましたぁー。
出発が朝早かったので、少し熊本城を見てきました。

何年か前、雪降る熊本城でカウントダウンコンサートをやったことを思い出しました。
今日は熊本支援学校。


生徒も先生も大喜びで楽しんでくれました!
終演後はすぐトラックで移動、阿蘇に来ました!
ここはホテルの宴会場。

昨日はシェフの白衣、こちらでは板前さんの白衣。
博士の白衣とはだいぶ違うけどね(笑)
楽しんだあとはこのホテルに泊まって、雨の中で露天風呂(笑)
さぁ、フコク生命復興支援コンサートで熊本に来ました!
ピアノは昨日スタッフがトラックで、東京~神戸港~(フェリー)~大分ルートで熊本に入っています。
私は飛行機で熊本入りしたので、スタッフに空港まで迎えに来てもらいました。

熊本に来てみると、まだまだ壊れた屋根をブルーシートで覆った家も見られるので、復興途中ですねぇ。
コンサートホールも震災被害で使えないので、今日はホテルの会館を使わせてもらったようです。

さて梢さんチームは私も必ず何かやらされるので覚悟してましたが、今回はオペラに登場するロボット博士役(笑)
博士の衣装は白衣だろうとになったけど、ホテルの担当者に頼んだら、コックの白衣(笑)

仕方なくこれで演技をするハメに…。明日が不安(笑)
今日も私はコンクールの調律。

ピアノ部門だから、審査員はかつて知ったるお二人(笑)
みんな20代から知ってるけど、そろそろ名誉職だね(笑)
久しぶりのメモリアルホール。

最近連日で出番の多いローズウッドは今日メトネルをたっぷり奏でる。

メトネルと言えば米川さん、今日は大人の雰囲気のコンサートだったね~。
しかしスタッフが遅刻で、搬出時間になっても現れず、結局私一人でトラックに積み込み(笑)
最近ローズウッドは忙しい。
一昨日の神奈川県立音楽堂に続いて、今日は越谷のサンシティホール。

時々お呼びがかかるこのホールは、長年音友に「白金日記」という連載を書いていた岡部さんがプロデュースしているシリーズ。
今日は松田理奈/江口玲のコンサートで、ローズウッドを持って来ました。
1887年製のこのピアノ、音色が弦楽器とピッタリ合うので、さすがロマン派の楽器と大人気。
最近特に出番が多くて、西へ東へと大忙し。
岡部さんが質問コーナーで、ピアノの説明をしてほしいと袖にいた江口君をステージに引っ張り出して質問攻め。
休憩時間は相変わらずピアノの撮影大会。
ドリンク付きのコンサートなので、私もちゃっかりロビーでコーヒー等を頂いてたら、近くのおじさんが「今日のピアノ、めっちゃ良い音だねぇ…」って話してた。
コンサートがマンネリ化しないように、いろんなピアノを持っていくって新鮮だね。
今年もやって来ました、このコンクール。

今日から1週間、ピアノ、弦、歌、管打楽器、邦楽部門が行われます。
出演者が多いので調律は朝8時半~9時50分。
時間がタイトなので、時間厳守だね。
さて今年はどんな新人が現れるのかな?
今日のコンサートは2か所。
まずは神奈川県立音楽堂にローズウッド・スタインウェイを朝9時に搬入して、調律。

リハーサルを見て、ここでは私のリクエストの「崎陽軒のシュウマイ弁当」をしっかり頂いて、スタッフを残して電車で浜離宮に向かいました。
こちらでは8月30日から9月1日まで、反田恭平の3夜連続コンサート。
初日はドイツ、2日目はフランス、最終日がロシアをテーマに3夜とも別のプログラムという冒険。
話題の反田君効果でこの3日間のチケットは即刻完売。9月7、8、9日に追加公演。
この3夜連続コンサート、初日と2日目はホールのハンブルグスタインウェイを使用、調律も関与しなかったので、私は初めて2階中央席でのんびり聴かせて頂きました。
そして最終日は、CD75の出番です。
13時搬入で15時に調律を終えて私の仕事は終了。
CD75は年間の貸し出し回数と調律の回数も制限しているので、ここぞというときの調律はバッチリやります。
今日も調律を終えたら、リハーサル後に少しチェックするだけで、休憩時間は勿論、終演まで調律の直しにステージには上がりません。
1週間後の追加公演もこのままの調律で持たせます。
ピアノはちゃんと調律をやれば、いくらぶった叩いてもそうそう狂うものではないという事を実証するわけです。
私がほとんどスーツやネクタイを着用せず普段着のポロシャツでコンサートの調律をやるようになったのも、観客の前に調律師はノコノコ出て行かないと言うポリシーのつもり(笑)
もし途中で狂って、私がノコノコステージに出て行くのを見かけたら笑ってやって下さい(笑)
さて、リハーサル開始。

昨日、一昨日とホールの普通のピアノを弾いて、今日突然パワフルなCD75を弾いたので、最初はコントロールに戸惑っていたけどやがて彼も気付いたのか、少しずつ落ち着いて来たので胸を撫で下ろしました。
そして無事全曲を弾き終え、アンコールの前に、バックステージでは、サプライズの準備。
9月1日は反田恭平22歳の誕生日、アンコールに出て行った時、突然ステージが暗転し、スタッフが用意した特性バースデーケーキがステージに登場。

そして客席もハッピー・バースデーの大合唱。
すっかり人気者になった反田君。
わずか2年前、タカギクラヴィア松濤サロンで20歳のバースデーコンサートをやったのが昨日のことのように思い出され、感無量でした。
さて、この3夜連続コンサートでは、また別の大きなチャレンジがありました、
通常のプログラムは無く、本日のライブCD付プログラム(3000円)を販売する画期的な企画。

下手の袖にはライブ録音のスタッフが陣取り、コンサートの前半を録音して、休憩の僅かな時間に大急ぎで編集、チェックしてでき上がったマスターを楽屋へ。
そこには同時に10枚焼けるCDデュプリケーター・マシンが6台。

一気に16倍速で同時に60枚コピーして、次々とでき上がるCDをスタッフが袋詰め、ステージで後半を熱演中に、バックステージではなんと400枚弱のCDが完成!
これをロビーのサイン会デスクまで運んで終演後にサイン会と一緒に手渡し。
ポップスのライブでは時々あるけれど、クラシックのコンサートでは恐らく初の試みでしょう。
ファンにとってはこの上ないサーヴィスだけど、演奏のミスはそのままプレスされてしまうから、まぁベテランのピアニストは恐らく怖がってやらないでしょうね。
おまけにテレビ番組「情熱大陸」の収録も入ってるから、その精神的なストレスは相当なもの。
22歳になったばかりの若さでやりきった反田君、「怖いものなし!」をここでも発揮。
そして異例ずくめの過酷な3夜連続コンサートも終了。
そして次は6日後に同じプログラムで、3日連続の追加公演が行われ、最終日はまたCD75の出番です。