明日のコンサートの為に前日に調律。

というのも、今日私は伊勢に出発しなきゃならないんです。
教会の調律が終わって会社に戻って、イギリスから来たピアニストと打ち合わせ。
彼とも今後の仕事が楽しみだ。
その後ピアノを積んだトラックで伊勢に出発。

夜10時頃に無事に到着。
偶然、ピアニストご夫妻とホテルでばったり合ったので、合流してみんなで晩御飯。
順調に録音は進んでいます。


リナちゃんとはもう10年以上の付き合いだけど、不思議とレコーディングは初めて。
そういえばコンサートは数えきれない位やったけど、レコーディングした記憶はないね。

北海道に1週間も行ってたので、仕事が溜まっていて大騒ぎ。
昨日のS君のテレビ収録も私は行けなくてスタッフが担当。
今日はレコーディングやりながらデスクワーク。
夕方にはレコーディングも無事に終わって、最終日はちょっと日にちを置いて7/12に!
お疲れサマー
今日と明日はヴァイオリンとピアノのレコーディング。

M・リナちゃんと、E口・玲(どうしてもエロと読めてしまう…)のゴールデンコンビ。
曲目は守秘義務(笑)
なかなかスムーズな録音初日でした。
夜は、 もう5年もやっているFM横浜の「ピアノ・ワイナリー」の番組収録。

ゲストは、これまたヴァイオリンのP氏。
先月レコーディングしたブラームスを、まだ仮編集だけど放送しました。
Pさん喜んで涙ぐんだ話はいい話だったねぇ。
昨夜は富良野のペンションに泊まり、今回の北海道最後の朝を迎えました。

今日はお昼を食べて、最後のお客さんのヴィンテージ・スタインウェイを調律して、旭川まで送ってもらって私だけ仕事があるので、先に空路、東京に戻ります。


約1週間、軽自動車で相棒と二人旅が終わりました~楽しかったねぇ。
昨夜はお腹いっぱい北海道を楽しみ、今日はホテルをチェックアウトして、結局1日も晴れなかったオホーツクを横目に、また富良野に戻ります。

途中、昨夜お知り合いになった社長さんの北海道の会社を訪問。

摩周湖の近くの広大な敷地にスケールの違う自然と共存する会社。
馬まで飼ってるのが北海道らしい(笑)

道の駅の前にある雑貨屋さん件レストランでインド風カリーをご馳走になりました。

これが絶品!白ご飯にレモンを絞ってカリーを浸けて食べるのはちょっと抵抗あったけど、これが抜群に旨し!

夕方には富良野に到着!今夜は富良野泊。
ホテルから別荘にお昼前に到着して、まずは調律。

ここには2年前に入れた小型のベーゼンドルファーのヴィンテージがあります。

調律しながら、別荘の温泉に入浴。
24時間かけ流しのモール温泉があるので、その大浴場に入っては調律、入っては調律、極楽極楽(笑)
昨年は銀座のお店から料理長が来て和食のフルコース。
今年は銀座の寿司店が出張料理。

ワインやシャンパンも東京から送って、地元の野菜と魚と肉。
北海道に無いものは東京から持ってきて、お客さんもほとんど東京から飛行機でやってくるので、なんと贅沢なコンサート。
我々は小型のムービングピアノを、このコンサートのためだけに知床まで運んで来ました。

コンサートを聞いて、寿司フルコースを食べ、高級ワインを飲み、余韻冷めやらぬままに野外で雄大な草原と満点の星空の下で、ムービングピアノを弾く予定だったのに、雨!霧!
このムービングピアノは懐かしいCP60改造したもので、音を無線で飛ばして、離れたところからPAで増幅して大音量で鳴らす自作のシステム。
野外用なんだけど、雨や霧は無理!
今年はダメかなぁ…とみんながあきらめていたら、なんと急に霧が晴れて演奏可能に!
2時間後、撤収中に、また雨が降り出すという神がかった瞬間でした。
わざわざ東京から知床まで1500キロ運んで来たんだから、演奏しないで帰るのは知床の神様もかわいそうと思ったのかなあ…(笑)
無事に贅沢なコンサートを終えて、酔っぱらい達は網走のホテルに戻りました。
いよいよ今回の最終目的地、知床の藻琴山荘に向けて帯広を出発しました。

帯広で名物の豚丼を食べ損ねたので、昨年も寄った松山千春記念館の隣で、豚丼の特上を食べ満足。

夕方までには藻琴山荘に到着。


まずはピアノを調律して、明日の本番の準備。
今夜は網走のドーミーイン泊。
チェックインしてからみんなで居酒屋蒸気船で飲み会。

何を食べても旨し!網走の夜!
富良野から帯広の間はラベンダー満開。

このあたりの住所は何丁目何番地になっていなくて、「伊藤牧場」とか「高橋農場」だけなので、毎年来ているのに迷いながらお客さんの家に到着~。

調律をやって、今夜は帯広ドーミーイン泊。

お客さんと居酒屋に行って、次の店に行くってとこで私はお休み~(笑)
さぁ、明日は知床だ!
少年の心を持つおじさん二人旅の軽自動車は青函連絡船で朝8時半頃に函館に上陸!


ホクレンとセイコーマート見ると、北海道に来たぞ~って気になりますなぁ。

今日は富良野まで走ります。
しかし、函館から富良野がこんなに遠いとは……400キロ!
14時半頃に到着。
お待たせしていたOさんの仕事をこなして、今夜は富良野に泊。
やっぱり晩ご飯はジンギスカン!
昨夜の6月19日コンサートの余韻も冷めやらぬまま、別のピアノを積んで渋谷を朝6時出発で北海道へ。
タイミングの悪いことに、夏休み前の定期点検とかで、大洗~苫小牧行きや八戸~苫小牧行きのフェリーがことごとく欠航!
やむなく陸路を走って行くことにしました。
毎年この季節にやっている知床の別荘での豪華なサロンコンサート。
現地には2年前に入れたベーゼンドルファーがあるので、今回は私の作ったムービングピアノ1本を持っていくだけ。
それならばと冒険心満々のおじさん二人は、この際いつものトラックではなく、軽のワンボックスで北海道縦断してみようとなり、ピアノを押し込んで、3000キロ軽自動車の旅!
仕事を遊び心に変えてしまうおじさんパワー(笑)

今回の計画は、渋谷から青森まで高速で700キロを走り、青函連絡船で函館に上陸して、知床まで走るのですが、そこは調律という仕事の面白さ。
日本中にお客さんがいるのでその地その地で待ってくれているお客さんの調律をやりながら目的地に向かうことにしました。
朝6時に出発して、昼の2時には青森に無事到着!
青森のOさんの練習室でヴィンテージ・スタインウェイB型を調律。
その後近くのホームセンターでオイルを買って、駐車場でオイル交換。
長旅には必須だからね(笑)
そしてフェリー乗り場近くの健康ランドの休憩室で明け方3時まで仮眠。
明日は北海道だ!
忙殺の中で日記の更新もままならぬまま、なんともう1ヶ月経ってしまいました!
催促のメール申し訳ありませーん!慌てて更新していますー!

今年で6回目になる《CD75》誕生日コンサート。
今年は主催が紀尾井ホールになったので、チケット販売などもなくちょっと寂しい。
チケット購入電話がかかって来ないから心配していたけど、やっぱり今年も完売で、当日券も売り切れと嬉しい連絡があって一安心。
ピアノは昨夜スタッフ達が搬入してくれてたので、ステージで一晩環境に馴染んでくれたみたい。
朝9時から調律開始!
1887年12月9日生まれのローズウッドは今年130歳。
1912年生まれの《CD75》は105歳。
クラシック音楽の最も華やかだったこの時代に、カーネギーホールなどで幾多の巨匠達と名演を奏でたこの2台のスタインウェイが、100年後の21世紀、ニューヨークから遠く離れた東京・紀尾井ホールのステージで一緒に名演を奏でるなんて誰が想像できただろう。
さて、このコンサートも4年前から「世界に羽ばたくきっかけになれば」と、才能溢れる若きピアニストにステージを提供してきました。
その第1回目の反田君は、このコンサートで事実上のデビューを果たして、今や飛ぶ鳥を落とす勢い。
ちょっと加熱気味なのが心配だけど、若いうちに早く海外に出て活躍して欲しいし、彼ならきっとできるでしょう。
さて、今回の共演者は阪田君。
もう何年も前から松涛サロンでFMの収録やったりよく知ってるんだけど、この619コンサートはいつもスケジュールが合わず、今回やっと実現しました。
その間に彼はすっかり有名になっちゃったので今更って感じだけど、まあ玄人受けする阪田君だから、こんな超マニアックなコンサートにも喜んで参加してくれました。

今回は紀尾井ホールの主催コンサートなので、私は本番を全て客席で聴けるという恩恵を受けました(笑)
6回目にして初めてですね。
ただ本番の写真を撮るのをすっかり忘れてしまったので、リハーサルと終演後の搬出間際のステージサイドの写真しかなくて、残念ながら本番の熱気やピアノに集まる人達の写真がなくて、残念でした。

さてリハーサルが終わって、ピアノを少しチェックしたら、休憩時間に調律の直しには出ない主義なので、もう私の出番はありません。
コンサート・ステージのピアノを預かる以上、休憩時間に無粋な調律の音で、コンサートの余韻を壊したくないので、開演から終演まで狂わない調律をやるのが、裏方であるコンサート調律師としての私のこだわり。
コアなクラシックのコンサートは、ピアニストも、楽器も、音楽的にも、考えられる頂点の技術を競いあうべきで、そこに妥協があっては普通のモダンクラシックと差異がなくなってしまいます。
江口玲の超絶ピアニシシモから爆音のような大フォルテッシモ。
この圧倒的なダイナミック・レンジの広さのキャンバスの中に描かれる音の景色は、絵の具のパレットのように無限の色彩を持ったピアノによってのみ表現できる音の世界です。
阪田君が時計のように精密に軽々と弾いてみせる超絶技巧に、才能とはこういうものだと思い知らされる。
今夜、全てが高い頂点で融合したコンサートこそが、クラシック音楽の醍醐味だと実感したのでした。
この6月19日のコンサートは、常に世界トップレヴェルのクラシックコンサートであると自信を持って言えます。
それはアーティストもピアノも妥協がないし、何より我々自身が楽しんでるから。
昨夜はリハーサル後に調律をやって懇親会の後、徳島泊。
今日の本番は残念ながら失礼して徳島空港から東京へとんぼ返り。

大雨の羽田空港に着いて、困った事に昨日P4に停めたはずの車が見つからない~。
マズいことに、すでにP4前の精算機でカードで駐車料金を支払ってしまった。
屋上だったのに景色が違う~。
エレベーターを上がったり下りたりP4からP3へ行ったり来たり。
エレベーターのところにある案内板を見ても、P3とP4しかないし、困って一階の案内所のお姉さんに聞いてみたけど、駐車場の事はよく分からないみたい。
駐車場はそれぞれのフロアに動物や植物などのキャラクターがついてるので、案内所のお姉さんと
「タコに停めたんだけど」
「タコ?ですか?」
「そう、そのタコがないんだよ」
「タコ?ですね?」
と謎のやり取り。
並んでる他人さん達は「この人達は何言ってるんだろ?」と思っただろう。
結局、タコはP4の別館らしいことがわかったけど、新しい建物なのかパンフレットに書いてない!
やっと車を発見した時には制限時間40分も過ぎていて、しかもうろうろしてる間に支払い済みの駐車券を落とした!

ともかく車を出して事情を説明したら、最近のハイテクはナンバー認証システムですぐに支払い済みと証明できて、割り増し料金も無しで解放された~。
渋谷に戻ってきたらすでにヴィンテージスタインウェイ達はスタッフが紀尾井ホールへ搬入済み!やれやれ。
明日はいよいよ6月19日コンサート in 紀尾井!
今回の出張は一泊二日なので、羽田空港まで車で行って1日留め置きすることにしました。
ところが駐車場は大渋滞!
余裕をもって出たので飛行機には間に合ったけど、JAL側のP1もP2も満車。
帰りはANAなので、それならばとP3かP4へ、しかしどこも満車。
待たされ待たされやっとP4からぐるぐる屋上まで行って停めて、無料の連絡バスでターミナル1へ。

無事に徳島へ到着してお迎えの車でホールへ行ってリハーサル後に調律。

その後いつもの懇親会で刺身や岩牡蠣!

今夜は徳島泊まり。
レコーディング最終日
4日間たっぷり時間をかけた今回の録音も今日が最終日。

朝から仮編集が終わった昨日までの音源を聞きながら、録り直しの曲を探すけど、ほとんどなし。
思いのほか綺麗に録音された音を聴きながら涙ぐむシーンもあり、まもなく80歳を迎えるPさんも大満足で、ブラームスヴァイオリン・ソナタ全曲終了。
年齢を重ねるに連れて更に円熟味が増し、私が常々今後のクラシック音楽業界のあるべく理想の姿として考えるサロン音楽こそが、日本がバブル期に目指したアメリカ型の巨大ホールでの演奏形態の終焉の先に原点回帰として向かう姿であると確信したのでした。
有名人の演奏を巨大ホールの後方で大観衆の一人として聞くのではなく、サロンのような空間で、本当に上手い人の演奏を目の前で聴く贅沢です。
さて、あとは写真タイム。早速着替えてジャケットの写真撮影に入る。

このホールは録音の環境としては素晴らしかったけど、欠点は呆れるほど遅れたお役所仕事ぶり 。
連続で借りてるのに、毎朝使用申込書に同じ事を書き、判子をもらって、鍵を受け取り、申請書、許可証、等々。
許認可件を持つ公務員が威張っていた今時昭和の典型。
他の公共施設はどんどん変わって行ったのにねぇ。
私は夕方に築地の宮川で、鰻をご馳走になる予定があるので、搬出はスタッフに任せて、お先に失礼!


通常なら今日がレコーディング最終日だけど、4日間もあると余裕だね~。
とりあえず今回の予定曲は全て録り終えて、仮打ち上げ。
ホールを出ると、駅前繁華街なのでお店は選び放題。と
は言っても焼き鳥屋ばっかりなのはどうしたもんか。
結局とある居酒屋で焼き鳥。
Pさんはフランス人なのに和食が大好きなのでレコーディングでも食事に頭を悩ます事もありません。
彼とはもう4枚目のCD録音なんですが、前回は水戸で録音したので、ホテルの朝ごはんに出てくる三種類の納豆に大喜び。
普段も朝は納豆を毎日食べるらしいので、日本人より和風(笑)
盛り上がって解散!
私は明日も朝9時入りだけど、みんな10時入りで、朝から今回の仮編集を聴いて、どうしても気に入らない部分だけ録り直しをするかどうかなので気が楽。
ではまた明日!
今日から4日間、たっぷり時間をかけてレコーディング。久しぶりの4日間。
昔は時々あったけど、最近は2~3日で録音が普通になって来ました。
経費節約だから録音に慣れてないアーティストだと大変。
まぁ歌の録音は中1日休みとかは良くあるけど、今回はヴェテラン(70枚以上のLP、CCD録音実績があるそうな)だから余裕。
今回は4年前に出来た300席のホール。
以前コンサートでピアノを持ち込んだ時に、レコーディングで使えそうと思ったので、今回使ってみました。
小田急沿線で、車でも渋谷から空いてりゃ30分。
駅もすぐなので電車でも通えるし付近はお店だらけで食事もよりどりみどり。
ホール代は安いし通えるしメリット多し。


ピアノをセッティングしてみた。
ステージは太鼓でちょっと残念だけど、高さが低いから内部の空気の量が少ないので、さほど影響なし。
これがステージが高くて床が太鼓だと床に置く楽器(ピアノ、チェロ、コントラバスなど)は音が共鳴して膨らんだりして、楽器の置場所に苦労する。
床から浮いてる楽器(歌、ヴァイオリン、管楽器など)はOKでも、ピアノは重いので特に床は大事。
反響板の中と客席のアンビエントがかなり質が違うのでかなりステージの前に移動してマイクセッティング。
反響が少なめなので、意外とどんな楽器でもいけそう。
良く響くホールは一見良い音に録れそうだけど、残響が長い=音に色がついてします。
合う楽器、合わない楽器があり、楽器そのものの音色がとらえにくいので私はあまり好きではない。
録音を進めていると、意外な事に気がついた。
地下二階にあるホールなので、温度湿度の影響が少ない。
今日は雨なので、湿度が…思ってたけど、空調を入れるのを忘れていたぐらい。
結局空調はナシでOKでした。
これは大きなメリットで、いくら良いホールでも温度湿度の変化が大きいと朝と夜では調律や音色がどんどん変わる。
その点このホールは素晴らしい。地下にあるホールは少ないからね!
またS/Nもバッチリ。これは良いホールを見つけた!
でもあまり誉めると、秩父や相模湖の ように各社来て予約が取れなくなるからなぁ(笑)
欠点?ありますよ、車が1台しか止められないとかね。
でも近くにコインパーキングがたくさんあるからたいした問題じゃない。
今日のセッションは19時で終わって電車で帰りました。
そうそう、すぐそばにあったホテルか潰れてて、泊まりはお隣の駅まで行かなきゃならないけどね。
さぁ明日も楽しみだ!
今日、サロンでは東大の大学院生、講師の皆さんの勉強会、ピアノ運搬システムやピアノの構造等について語りました。

途中でサロンに女性一人でフルコンを運び入れて、特許ゴブちゃんを披露。
現代のスタインウェイとヴィンテージの弾き比べも披露。

さすがに理系の人達なので、話しが早い。
考えてみたら、駒場の東大にはわが社の開発した油圧ピアノ台車を納入しているし、本郷キャンパスのピアノ調律、5月祭でのピアノレンタルなどは、もう30年ぐらい行ってるので、東大とは何かと縁があるね(笑)
勉強会の後はカフェで飲み会。
久しぶりに秩父倉庫に行ってピアノを運んで来ました。
この倉庫は、かつて横浜工場にあった私の趣味の車たちとそのスペアパーツ達を、スタッフ達に移動して欲しいと懇願されて借りた倉庫。
60坪あるので、半分はピアノ、残りは車とパーツと分けています。



ホンダS800、ロータス・ヨーロッパ、モンキー、CZ!
マニア垂涎の的のこの純正パーツ達はいつになったら日の目を見るのやら‥。
さぁ、早く渋谷に戻って、今夜はジェラール・プーレさんのサロンコンサート。
今回は震災復興支援コンサートなので、本公演はありません。
昨年もお邪魔した福島県立郡山支援学校。
我々は昨夜郡山入りしたけど、アーティストは日帰りです。
今回はピアノの竹村浄子さんとソプラノの澤崎恵美さん。
広い広い体育館も今日はコンサート会場。
前半はクラシックの名曲、後半は我々も参加型ですが、最近だんだん内容がエスカレート。

以前はトルコ・マーチの時にトルコの軍楽隊に扮して会場を回るだけだったけど、羊飼いまでやらされるようになりました(笑)
大抵私が羊飼い。あとは羊達と村のお嬢さんとその母の寸劇。
今回は急遽お嬢さんは校長先生、お母さんが教頭先生にお願いして、本番。
羊飼いの私とお嬢さんが恋に落ちる話なので、校長先生と腕を組んで回るという奇妙な光景は大受(笑)
しかし体力落ちたなぁ…はぁはぁ息切れで、羊飼いも大変!
みんなの声援を後にピアノを積み込み、途中郡山のホームセンターで買い物。
LEDで昼間充電されて、夜は自動的にwelcomeが光るカフェ用のアイテムをお土産に渋谷に帰ります。
毎回サロンで収録しているFM横浜の「ピアノ・ワイナリー」もなんと6年目!
今日の収録ゲストは坂本真由美ちゃん。若手の女性ピアニストの中ではピカッと光った存在です。
話に花が咲いて、2週分出演して頂きました(笑)
さて、収録が終わったら、サロン前に待たせてあったトラックに飛び乗り、郡山へ!
しかし首都高速C2乗ったらすぐに大渋滞!

それでも23時には郡山へ到着。
毎日コンサートが重なることは良くあるけど、搬入搬出時間もほとんど同じだとまさに綱渡り。
前日に調律を済ませておいたピアノ達を早朝から次々トラックに積み込んで、それぞれの現場に向かいます。
私はまずは朝9時搬入で飯田橋トッパンホールへピアノを搬入して、


調律を済ませたら車で市川に向かい、11時に芳澤ガーデンへ。
ここは別スタッフが朝9時にピアノ搬入して調律中。ここでスタッフと途中交代。
恒例の芳澤ガーデンjazz。毎年アーティストと企画も頼まれているので、私が本番終了まで待機。

今年は田中裕士さんのピアノソロとギター。

同じ頃、別チームは六本木EXシアターにピアノを搬入して調律中。

更にいつものように松涛サロンでは貸し切りコンサート。
調理師兼調律師のスタッフMもカフェの開店を遅らせてピアノ運び(笑)
他のスタッフは普通に調律に行ったり、まぁ大騒ぎ。
でも全て無事に終わって、終演後ピアノは続々と会社に戻って来ました。やれやれ。
今日はお客さんに招かれて、なんと横浜の開港祭に行って来ました。
夕方までに仕事を切り上げて、赤レンガ倉庫の近くから貸し切りの船に乗っての花火見学。


天気も良く、海の上から見る横浜の街も風情だねぇ…。
昨日の本公演の余韻も冷めやらぬまま、今日は山梨県立かえで支援学校の体育館にスタインウェイのフルコンを2本搬入。
訪問コンサートで1番の悩みはピアノ。
他の楽器の演奏家は歌い手も含めて、本番と同じ楽器。
しかしピアノは全く違う楽器で演奏会をやらざるを得ず、特に2台ピアノともなると、以前は体育館のアップライト2台とか、小型のグランドピアノとアップライトなどがせいぜい。
演奏家も諦めてたけど、本公演で使ったスタインウェイのフルコン2台での訪問コンサートができるなんて理想!

手抜きのない訪問コンサート終了!
ピアノに群がる子供達の写真はプライバシーがあるので載せられないけど、みんな大喜びでした~。
なんとあっという間に、今年も半分を終えようとしています。
今日と明日はフコク生命チャリティーコンサートイ in 甲府!
このチャリティーコンサートは私のライフ・ワーク。
今回は2台ピアノのコンサート。
わが社のトラックにはフルコンが2台入らないのでフルコンとM型などの小型のスタインウェイを詰め込んで出発するのが通常のパターン。
当初は持ち込むスタインウェイのフルコンと、もう1台はホールのピアノを借りる手はずになっていたのだけど、訪問先の施設の体育館が簡単に搬入できそうとの事なので、ならばトラック2台でそれぞれにフルコンを積んで2台で行こうと私の独断で決定!
今日の本公演で使った同じスタインウェイのフルコンを施設の体育館で同じ条件でみんなに聞かせてあげられるんだから、このチャリティーに於ける本来の趣旨通り。
そのためにはトラックが2台になろうと、ともかくやりましょう。
そんなわけで張り切って甲府まで走って来ました。
朝10時に甲府のコラニー文化ホールに2台搬入して、調律。

いつもの中井/武田ご夫妻も到着。

リハーサル聞いてると、今回は新しいプログラム満載で楽しい。
本番は大勢のお客様で盛り上がって終了。
明日は早朝の搬入でホテルの朝ごはんが食べられなくて残念と思っていたら、ホテル特性のおにぎりセットを作ってくれるそう。
そんな親切な天然温泉付きのホテルでした。