
久しぶりに爆睡。
風呂に入ってまた寝て。
夕方目覚めてみんなとゴロゴロ過ごして、やっと大洗港に到着。
そのあとは常磐道経由で首都高乗り継いで、夜10時には渋谷に到着。
移動日の1日でした、お疲れ様~
朝7時半に苫小牧港到着。

そのまま千歳空港に走り、羽田から飛んできた助っ人のG君をピックアップ。
その後、富良野にひた走り昼前に着いてしまったので、まずは腹ごしらえで豚丼。

そして13時にOさんの新居ベランダからグランドピアノ納品!
なにしろ北海道のサッシは三重ガラスでメチャクチャ重い!
それを二枚外してパワーゲートを室内まで渡して、予想外の温水ラジエターの上をパスしてグランドピアノを搬入。

アップライトを引き取って、大作業無事終わり!G君大活躍!
かくしてOさんの長年の夢であったグランドピアノが入って喜んで頂けて嬉しい。
このグランドピアノはもちろんヘッポコ新品ピアノではなく、スペシャル仕様。
わが社はお知り合いと、ご紹介のある人のみにピアノを販売しています。一般には販売してないので、悪しからず~。
さて、深夜の1時半出発のフェリーに乗るために苫再び小牧まで走ります。
途中で見事な夕焼けに遭遇!

デュトロが復活してくれたお陰で来られた北海道が、最高のプレゼントをしてくれた!
苫小牧で焼き肉を皆べて深夜のフェリーに乗船。

明日の夜7時半に茨城県の大洗港に着くまで久しぶりにのんびり。
滞在僅か17時間の北海道を後にして東京に帰ります。
今朝は6時半にホテルを出発して7時に聴覚支援学校に到着。
ピアノは昨日搬入しておいたので今日は調律のみ。
ほどなくしてアーティスト達が到着。
このチームはピアノとソプラノとフルートのトリオなので、確かに村祭りは思いつきやすいかも。
ここでもしこたま踊り、長いので息が上がる(笑)
そしてお馴染みの楽器を触ろうコーナーでは、スタインウェイも触りまくる生徒達。

みんな楽しんでくれたかなぁー。
本番が終わって搬出して青森の八戸まで走る。
ずっと気になっていた、ひっつみ汁なるものを食べてみたが、これは水とんだね。

時間を潰して夜22時八戸発、苫小牧行きのフェリーに乗船した。

朝、目が覚めたら北海道だ!
今回は通常のチャリティーコンサートではなく、フコク生命の被災地訪問コンサートなので、本公演はなくて、今日も明日も支援学校に出張コンサートです。

この学校は昨年もお邪魔したのですが、昨年は寒くてピアノカバーを被って震えていました。
先生から「今年は寒さ対策お忘れなく!」と連絡頂いたので厚着で行ったら今年は暖かい。
デュトロの荷室は満載なので、北海道行きのピアノや搬入機材を下ろして、1番奥のスタインウェイを出して搬入。
また機材とピアノを元に戻す作業で汗だくです。
まぁそれでも子供達の笑顔で迎えられ、このチームお家芸の寸劇でみんな喜んでくれたから、任務は果たせたかなぁ。
昨年は熊本で人形にネジを巻いて踊る博士役だったけど、今年はねじり鉢巻ハッピ姿で盆踊り!
当然写真はアップできません(笑)
終演後は明日の聴覚支援学校にピアノを搬入。
ここの廊下はクランクが多いくてフルコンが入らないので、今回もB型持をってきました。
全て終わって18時頃にホテルに戻って、盛岡駅前で晩御飯。
明日と明後日はフコク生命チャリティー・コンサート in 盛岡。
せっかくデュトロも復活したし、盛岡の後、お待たせしていたピアノを富良野のOさん新居に届けることにしました。

なので、そのピアノも積んで満載になったデュトロは快適に東北道を北に走り、今夜は盛岡に宿泊です。
今日のコンサートは珍しい企画です。
400席程度の小ホールでコンチェルトをやるという普通では考えられない内容。
種を明かせばオケはエレクトーン。これが素晴らしい~。
エレクトーンと言ってもプリセットされたサンプリング音源は弦、管、打楽器等々フル・オーケストラの音色
カラオケCDのようにピアノがオーケストラに合わせるのではなく、二人の奏者が息を合わせて演奏するから、ちゃんとオーケストラ対ピアノのアンサンブルが楽しめる。


ピアノはコンチェルト無敵のニューヨーク・スタインウェイF1。
客席で聞くと弦の音は少しシンセっぽいけど、袖で聴いてると本物のオケがいるみたいに聞こえて面白い。
楽屋で崎陽軒のシューマイ弁当食べながら、「弁当もギャラも100人分浮くな(笑)」なんて。
最低限の予算で100人規模のコンチェルトが小ホールでできる。
我が松濤サロンでやってみよう!
デュトロの故障原因は、やはりATミッションのオイル抜け。
幸いにもすぐにパーキングがあって停車したので、焼き付きまでは免れた様子。
ミッションオイルの抜けたラジエターを交換してオイルを入れて、とりあえず復活したので引取にいきました!

のんびり運転して東名を走行中、追い越し車線でオイルランプ点灯!
スピード落とすと消灯するから、エンジンオイルが減ってるみたいだ。
おいおい、日野自動車さん、重たいキャビンを持ち上げてエンジンルームでラジエーター交換作業等やったんだから、その目の前のオイルレベルゲージの確認位やって欲しかったなぁ…。
そんな事考えながら、のんびり横浜の工場に帰り、車を乗り換えて渋谷に戻ってもまだ23時半!
お昼頃はまだ尼崎にいたのにね。
今日のサロンコンサートはDuoアクイーユのデビューコンサート。
二人とも札幌出身の若いDuoなので、札幌からもお客さんが駆けつけ、満員御礼!のはずが、さらに当日券でのお客さんも増えて慌てて椅子を運んで増席しました。
私は座るところもなくて、外からガラス越しに撮影。

この後カフェで懇親会をやって遅くまで二人の門出を祝いました。若いって良いね‥。
今年はこの仕事から始まった、1893年アートケース・スタインウェイの平成の大修復。


張り替えた弦がようやく落ち着いて来たので、音色やタッチの調整に入ってます。
今日はパイプオルガンの練習と重なっているので、主に音を出さない調整。
夕方には終わり、私は野暮用があるので、名古屋で下ろしてもらって今夜は名古屋泊。
朝6時半出発でアーバンでまずは尼崎へ。
予定通り15時に日野自動車尼崎工場に到着し、あわれなデュトロに再会。
高知公演には「ひばり」と「M」の2台を積んで行ってたので、荷室はびっしり。

まずはMを下ろし、フルコンのひばりをよぶちゃんからごぶちゃんに載せかえてアーバンに積みます。
今回はアーバンで2台は積めないので、フルコンを積んでMはアクションだけ持ち帰る事にしました。
Mはまたデュトロに乗せ、入れ替え作業終了。
お世話になった日野自動車にミッションの応急修理をお願いして神戸へ。
明日から神戸なので、スケジュールを調整して、尼崎の日野自動車にとりあえずピアノだけ引き取りに行くことにしました。

その前に今日は代官山教会でロシアのSさんのコンサート。
Sさんは昨年サントリーホールでソロコンサートをやりました。
今日はじっくり目の前で聴けるからファンは嬉しいね。
昨夜はデュトロが大変な事になるとは知らず、私はひとまず先に飛行機で帰って来て、今日はかながわアートホールでレコーディングです。


フランス在住のBさんのピアノソロ。
このホールは神奈川フィルの事務局があり練習場にもなっているので、以前、長富彩ちゃんのピアノコンチェルトの時にピアノを運んでリハーサルやりましたが、レコーディングは初めて。
保土ヶ谷なので、わが社の横浜工場のすぐ近く。
今日はピアノ録音studo407さんの仕事で、ピアノ位置やマイクの立てかた等は、エンジニア酒井さんの凝ったマイクアレンジ、楽しみです。
レコーディングは今日1日なだけので、果たして録れるかどうか心配したけど、Bさんサラサラと弾き続け、見事に夕方には収録終わり!素晴らしい。
これからこのホールで酒井さんといろんな方法でピアノ録音をやって見ようと盛り上がって本日終了!
それにしても尼崎のデュトロが気になる。トラックはどうなったんだろ‥。
とりあえず日野自動車が荷室のエアコンを付けっばなしにできるように電源を貸してくれたので、ピアノは大丈夫だけど、中のピアノを引き取りにいかないとトラックの修理ができないのでスケジュール調整中。


今日もパノラマ風景を見ながらホテルの朝ごはんを食べ、訪問先の高知県立盲学校へ。
ここは津波対策のため、体育館が二階にあって、しかもエレベーターが小さいので、ピアノが入らず、9年前は体育館のピアノを使い、しかも2台ピアノだったので、もう1台は同じフロアにある音楽室から運んだ記憶があります。
その後エレベーターがリニューアルされて少し大きくなったので、わが社の独自開発搬入機械、鍵盤を下にして立てる「イナバウアーピアノ倒立機械」の登場!
フコクの若武者4人にも手伝ってもらって無事に搬入。
子供達も喜び、学校で聴く初めてのスタインウェイの音に先生方も大喜び。

コンサートが終わって、今度は搬出。
一度やったら手慣れたもので、スムーズに搬出!
みんなに見送られながら、私は高知竜馬空港に送ってもらって、トラックより一足お先に東京に帰りますが、雷が酷くて飛行機の出発が大幅に送れました。

雨の羽田にスタッフが迎えに来てくれたので、のんびり会社に戻る車中で携帯がガンガン鳴った。
何事かと思ったら、高知空港で私を下ろしたトラックが姫路で煙を吹き、近くの名塩パーキングで息絶えたとの事。
会社に戻って電話で指示。
1999年に新車でやって来て40万キロ、日本中にピアノと感動を届けて走り回ったトントントントン日野の2トンじゃなくて日野の3トン、デュトロ号がついに息絶えた。
ともかくスタッフには近くのホテルを予約してタクシーを呼んで移動、明朝近くの日野自動車までレッカー移動する手配をして、今日はそのまま放置。
幸いデュトロ号には100ボルト28アンペアのガソリン発電機が付いてるので、朝までエアコンで2台のスタインウェイは守られるから安心。
いろんな事が起きるねぇ。
久しぶりに来たこのホール。
搬入口の前の壁にある不思議な看板とも再会。

今日はフコク生命チャリティーコンサートは歌とピアノ。
持ってきたピアノは「ひばり」。
今年はひばりが大活躍で、先月も福岡~青森と回ってきたばかり。
移動距離半端ないね。
このホールも明日の訪問先の盲学校も9年ぶり!
フコク公演は全国各地に行けるから良いなぁ…。
コンクールも今日が最終日で管打楽器部門。
調律を終えて、渋谷に戻りFM横浜の収録。
今回はゲストに細川千尋ちゃんを迎えました。
ジャズピアニストとして久しぶりに出て来た才能溢れる女の子。
楽しく収録を終えて私は羽田へ。

夕方の飛行機で高知に飛びます。
明日からのフコク生命チャリティーコンサートに前夜入り。
高知空港には一昨日に出発したわが社の日野デュトロ3トン車がピアノを2台積んでお出迎え。
夜は懇親会、9年ぶりの高知!

「ごめん」行き路面電車も久しぶり!
また今年もこのコンクールの季節がやって来ました。
初日は山梨レコーディングで行けなかったのでスタッフに任せ、今日と明日は私の担当です。
久しぶりに会う審査委員長の小坂さん、相変わらず元気。
我々は、いつも誰か良い新人アーティスト居ない?が合言葉(笑)
今年はM君が話題になっていて、ちょっと企画を考え中で小坂さんと一致。
それにしても、この市川市文化会館小ホールのスタインウェイは抜群に良い!

良かった頃のスタインウェイって「あ~これこれ 」と思い出す。
この頃のスタインウェイは圧倒的に優れてたから、他社のピアノは出る幕なかったけど、最近、何織とか、可愛いとか、ベンゼンとかいろんなピアノがまるでスタインウェイに肩を並べたような広告宣伝をし、それにあやかろうという調律師が、これまたもてはやす昨今。
他社がスタインウェイに追い付いたんではなくて、スタインウェイが普通になったってこと。
この良き時代のスタインウェイを知る技術者としては、栄光のスタインウェイが他社にこんなに追いたてられて、悔しくないのかと思う。
まぁ、ピアノ業界全体としては競争になってスタインウェイ一極が崩れて他社にもチャンスが出て来たって見方もあるけど、それはもっと高い次元で競わないと!
低い次元でブランドやロゴ神話に頼っていてもメッキはすぐに剥がれる。
さて、コンクールの調律が終わって、次は都内のレコーディングスタジオでコロムビアのレコーディング。
この録音も昨日から3日間やっています。

昨日、収録予定曲を全て録り終えてしまったので、今日はテイク選びと仮編集。
楽屋の窓からは目の前に収穫間近の巨峰が~。

この牧丘町は巨峰を作り出した町なので、町中巨峰だらけ!
私は仮編集が終わるまで、ホール隣接の町民温泉「花かげの湯」で、ひとっ風呂。
その後はこれまたホール隣接のレストラン「はくさい」で名物「全部乗っけ丼」。

今日は混んでて1時間待たされて、これを食べるとさすがに胃がもたれる(笑)
ホールに戻って通しで聞いてみると、やっとCDの全容が見えてきます。
レコーディングに慣れているHさんは、我々スタッフにとってもやり易いアーティストなので、さらに上級レヴェルの仕事ができるのです。
仮編集を聴き終わって、みんな満足!
録り直しも無くて、終了。なんと明るいうちに終了!
あとは椅子戻し、椅子戻し。

3人がかりで30分で元通り。

それぞれ家路に。
私は途中市内のスーパーで地元の葡萄3種と桃を買って帰りました。
地方に行くと果物は土産物店ではなく、地元のスーパーが外れなしだね。
Hさんは先週ハンガリーから帰って来たばかりなんだけど時差ボケもなく、山梨まで運転して来たのにパワー全開!
細かくテイクを切ってチマチマ録音するタイプではなく、通して休まず弾いて、しかも全て暗譜。
音楽の流れが途切れないので、レコーディングチームも楽。


昨日はアドレナリンが出っぱなしなので、「今日はもうやめようよ」と私が止めるほど元気!(笑)
CD75も絶好調だし、まだ2日もあるから昨日は早めに終わって、ルートインコート山梨にチェックイン。
お馴染みの「花茶屋」で晩御飯。
ゆっくり休んだ効果なのか、なんと今日は夕方までで全ての曲を録り終えた!
まだ1日半残ってるから、他の曲も録音しようと思ったけど、楽譜がないのでやむなく終わり!
なんてスタッフ想いのHさん(笑)
明るいうちにホテルに戻り、山梨名物ほうとううどんで、打ち上げ。
明日は朝からホールで仮編集やって聴く事ができるから素晴らしい。
ホテルに戻って部屋に入ってもまだ20時!
こんなに早く寝られるなんて夢のよう。