今月の出張ホール録音は4ヶ所。

スタジオ収録やサロンの録音も含めると今月は6枚ぐらいCD作ったんだね。
年末恒例の帝国ホテルディナーショー、フルコンを1メートルのステージ上げ及び搬出もスタッフ達だけで慣れたもの。

今年は年末のカウントダウンもないので、紀伊勝浦から送って頂いた生マグロで忘年会!

スタッフ達はそれぞれの田舎に帰り、私は残ってるオーバーホールをのんびりやりまーす。
本年もお世話になりました!
追伸
10年ほど前から賀状のご挨拶は割愛させておりますが、皆様への感謝の気持ちは来年も!
昨日に引き続きサロンでレコーディング。
いよいよ年末追い込み!
コロムビアチームと今年最後のレコーディング。


例によって告知は出来ないけど、このシリーズが完成するのは来年の春頃らしい。
今日もサロンの隣のカフェでは音楽仲間の忘年会で賑わってます。
そろそろ年末なので、世間は慌ただしいけど、今日と明日はサロンでレコーディング。
元々このサロンはコンサートはもちろんだけど、レコーディングで使うピアノの調整でも使えるように考えて作りました。。
大手のレコード会社と同じマイクとスピーカーシステムを揃えて、レコーディングの現場でプレイバックの時の音色やノイズをチェックしながらピアノを調整できるので、サロンを二重の防音ドアで仕切ればレコーディングスタジオに早変わり。
そのうち本格的なレコーディングも始まったので、今やこのサロンから世にでるCDも数多くなりました。
今日、明日はコロムビアチームとピアノソロのレコーディング。


サロン録音の一番のメリットは、調律が終わればカフェにいようが事務所にいようが、メンテナンスルームでピアノの調整やったり、二つも三つも仕事ができて一石三鳥なこと!
はたまた今日はカフェでは年末恒例の鴨せいろの日なので、いろんなお客さんが来て、忘年会!

私は不謹慎にも呑みながらレコーディングの立ち会い(笑)
そのせいか良い音で録れてます~。
カフェは昨日もマネージメント会社の忘年会で盛り上がり、今夜はまた別の忘年会でカフェのピアノも大活躍。

著名なピアニストも、ここではノーギヤラです(笑)

秩父ミューズパークができるまで、このホールはレコーディングで良く使いました。
高速もできて便利になったので渋谷からも近くなりましたね。

今日はコロムビアチームとショパンのピアノソロのレコーディング。
ピアニストのYさんが先日ピアノ選びに来て選んだ楽器を持ち込んでの録音。
順調に進んでいましたが、熱演のあまり鍵盤に血が!

鞄にバンドエイドがあったので持っていくと、「絆創膏は指が滑るから瞬間接着剤ありますか?」とのこと。
もちろん常備しているので木工用瞬間接着剤の出番。
切れた指先を接着剤で固めてレコーディング再開!
指先と鍵盤がくっついたらコントだね。
幸い今回持ってきたピアノは象牙の鍵盤なので、接着剤が着いても鍵盤が溶けないから大丈夫。
瞬間接着剤は元々歯科用とか医療用に開発されたもので、私も昔、差し歯が取れた時に自分でくっ付けたことがあります(笑)
無事レコーディングは終わり!
今年2回目のワインと音楽の会は、とクリスマスの今日。

コンサートと私のレクチャーと、ソムリエの福村さんプロデュースによるイタリアワインの夕べ。

カフェから料理を運び、大盛況の夜でした。
もうおめでとうの歳でもないのでフェイスブックから誕生日データを削除したけど、どこからともなくおめでとうメールが届きます。
メールの時代になってプレゼントは絵文字やこんな写真。安上がりでいいねぇ(笑)

誕生日だっていっても、仕事仕事!
このホールは、スタジオ感覚で使えるので、相模湖や牧丘の花かげホールのような感覚。

しかし搬入口からホールまでの導線がクランクになっていて、ピアノ搬入が厄介なのが残念。
今日がレコーディング最終日なので追い込み。
最後の曲が終わったところでこだわりの録り直しもあって、ホールの終了時間ギリギリで終了!
お疲れ様!

昨夜はこのエンジン異常警告灯が点いたお陰で安全運転に徹し、朝4時に渋谷着。
楽器を入れ換えて風呂に入って6時半にはクレアこうのすへ出発。
混んでいたけど、9時前には到着。
今日から2日間、Vnとピアノのレコーディング。
ここは初めてのホールだけど、搬入には苦労した。
搬入口の前には不思議な柵があり、路面には車止めやら障害物があってトラックを平行に付けられない。

しかも搬入口がずれた位置にあって、館内も狭い廊下でギリギリのクランクが続く。

トライしたけど、こりゃサイズ的に無理。
なので、またまた大屋根とサイドプロテクター外してなんとか搬入。
ヴァイオリンは、おなじみSさん。

ピアノは若いEさんという女性で、はじめましてかな?と思ったら。旧知の作曲家Mさんの姪っ子さん!
しかも「以前、レコーディングでお世話になりました」と挨拶されてびっくり!
今はフランスに住んでるらしいけど、業界狭いねぇ…。
軽やかなタッチで音色が綺麗な私の好きなタイプのピアニスト。
これはレコーディングが楽しみだ。
フコク生命の訪問コンサート。

名物の被り物寸劇も段々オーバーヒートしてきた。
昨夜の懇親会で、ピアノの梢さんが「ハンドベルが大きくて明日の仮装何も持ってきてない!」と言うから、「しめしめ今回は出番がないから静かに見物!」と思っていたら、フコク生命のMさんがサンタクロースのフルセット衣装を買ってきた!
ホテルの前にドンキホーテがあったから嫌な予感したんだよなぁー。
着るのは私だけ(笑)
ふくよかな体格してるのは私だけなので、適任とか言われてやるはめに‥


聡子さんの歌に合わせて出て行って、ただうろうろしててもシラけるのでピコ太郎ダンスのサンタクロースやりました。
脚を横に直角に上げるのは難しいと悟ったけど、子供達には大受け(笑)
しかし口の回りの髭が鼻に詰まって苦しい苦しい。
はぁはぁ言いながら2曲でダウン~。しかも暑い。汗だくで終了!
学校でも色紙にサインを求められ、今日は裏方から出演者でした。
さぁピアノを積み込んで帰るぞ!と津山方面から高速で戻り中に、デュトロのエンジン警告灯マークが再び点灯して急にパワーが落ちる。
80キロ以下なら走れるので、だましだましこのまま走る!
18時頃に神戸を通過!
2ヶ月前にミッションオイルが抜けて煙を吹いて走行不能になった魔の名塩バーキングに停車すると、警告灯は消灯。
このパーキングは何かあるなぁ…心霊スポットか?
あとはゆっくり80キロ以下で走行。
なんと草津から新名神は、かなりの雪だ!スタッドレスで良かった~。
静岡で休憩してまた運転を交代して私は少し仮眠。
東京に戻ったら朝の4時!
サンタクロースも疲れたり~
岡山市民会館でのフコク生命チャリティーコンサート。
偶然にも裏方スタッフは西やんがやるとの事で、福山から一緒に岡山市民会館入り。

このホールは久しぶり!
CD75を地方に初めて持ってきて、私のレクチャーと江口君の演奏会を企画してくれたホール!
ちょうど「徹子の部屋」に出演した後だったので、話もお客さんに受けて楽しい講演になりました。
今回はピアノのT梢さん、コロラトゥーラソプラノのT聡子さん、ヴァイオリンのS大史さん。


アイディアマンの梢さんは今回も大荷物!
終演後ピアノ搬出して西やんに御礼を言ってホテルに戻り、近くのイタリアンで打ち上げ!
昨日は部屋にこもって原稿を書いたり、14階の大浴場に行ったりしてのんびり。

カンデオホテルの立派な朝ごはんは楽しみ!
でも最近はさらに上を行くドーミーインがお気に入りです。
今日は和歌山からピアノ車が到着する日。
しかし、デュトロのエンジンマークの警告灯が走行中に突然点灯して、高速でパワーがないと連絡が入る。

2ヶ月前の姫路ミッションオイル抜け事件を思い出し、ちょっと嫌な予感。
なんとか80キロ位なら走行可能との事なので、こちらで受け入れ体制を準備するので、そのまま走ってくるように指示。
福山に滞在しているのは、明日から2日間、岡山でフコク生命チャリティーコンサートがあるから。
とりあえず福山まで走って友人の元コロムビアのエンジニア西やんの会社にトラックを停め、トラックのピアノ庫を温める電源を借りるためなのです。
走行中は発電機でエアコンを回しているけど、留め置き中はうるさくて発電機が回せないので、電源を借りられると助かります。
西やんがトラック整備の人を手配してくれて、コンピューター診断してもらうことになった。
やがてデュトロは到着。
とりあえず症状は回復していたので、まぁこのまま行くしかない。
福山は雪だ!
東京~和歌山からここまで乗ってきたスタッフは新幹線で帰り、今夜は西やんの奢りで福山の地肴、地酒をご馳走になって至れり尽くせり!
ありがとう~。
和歌山から買ってきたミカン一箱では少なかったかなぁ~(笑)
早朝ホテルをチェックアウトして6時半にベアティに到着。
ここには1914年のヴィンテージ・スタインウェイB型があります。


今日は朝9時からリハーサルが始まるので、本当は昨日に調律依頼だったけど、串本で本番があってどうしても入れず、こんな早朝にホールを開けてもらいました。
調律中にコーヒーやサンドイッチを差し入れて頂いて感謝感謝!
ホテルの朝ごはん食べてないからね‥。
9時にはスタッフの人たちが入ってくるので、5分前に調律を終えて外に出たら、世の中まだ朝の9時(笑)
お店はどこも空いてなくて、やむなく公園でしばしボーっとする。
小春日よりの日差しは暖かく、ホームレスの気持ちがわかるような気がするなぁ‥働き過ぎ(笑)
さて、久しぶりに阪急電車に乗って地下鉄乗り換えで京都駅から新幹線で福山に入りました。
福山カンデオホテルに早めのチェックイン。
ワインやつまみを買い込んで、こもって原稿書き。
昨夜は久しぶりに元コロムビアのチーフエンジニアOさんと飲み会。
77歳とは思えぬ元気でひと安心。
Oさんがコロムビアを退社して、この地に移り住んで早25年。
いろんな事があったけど、アナログ時代の最後を一緒に仕事ができたことは感慨深い。
つもる話と、この南紀の自然は癒される。

本番中の暇な時間に、きよもんの湯に立ち寄り。

硫黄臭漂う本格的な立ち寄り湯は最高!
そして古座川のOさん自宅のスタインウェイB型を調律して、ホールに戻って来たらちょうど終演。
ピアノを搬出して、スタッフはまだ2泊するけど、私は18時37分発のくろしおで串本駅から京都に向かい、23時には京都のホテルに到着。

明日は早朝6時半から調律だ!
昨日まで氷点下の福島にいたから、朝6時と言っても東京は暖かい。
今度は南へ!東名をひた走り朝日を浴びて綺麗な富士山を見ながら一路和歌山へ!

14時に本州最南端の串本へ到着。

文化会館に今回のピアノ「ひばり号」を下ろして調律。

その間にスタッフは現地の調律に回り、しっかりお仕事。
しかしこの年中ミカンが取れる南紀でも夜は寒いのでびっくり!
今回のメインである福島県立聴覚支援学校福島分校に朝7時フルコン搬入。
昨日の本番のショットを袖から1枚。

このスタインウェイを支援学校の教室に運ぶんだけど、ドアがどうみてもフルコンより狭い!

ここは何度か来てるらしいけど、私は初めて。
確認すると、B型とM型しか運んでいないとの事。あちゃー!
サイドプロテクトバーと屋根を全部外せば数字上では入る事がわかったので、ピアノを丸裸に。
ようやく搬入して、もう1台は学校備品のカワイのグランドをsecondに置いて調律。もう汗だく!

このチャリティー・コンサートは日本全国100箇所以上にピアノを持ち込んでいるけど「寝不足、真冬、重労働」と揃った苛酷な現場第2位ぐらいかなぁ(笑)
しかし入ってしまえば子供達の大喜びの歓声で苦労も吹き飛ぶ達成感。
この子達は昨日のようなコンサートホールの本番を聞きにこれないので、こちらが出向く訪問コンサートは可能な限り、コンサートホールの本番そのものを持っていきたい、と始めたピアノ持ち込みコンサート。
様々な現場で活躍しているピアノ持ち込みシステムは、ここで開発した機材がほとんど。
なので、アーティスト諸君、フコク生命のチャリティーコンサートに敬意を表して敬礼!
さて、搬出でまたピアノを裸にしてドアから出す覚悟をしていたけど、トイレに行こうと玄関に回ったら、正面玄関のほうが明らかにドア幅が広い!
帰りはピアノの屋根を外すこともなく廊下を通って楽々搬出できました…あの苦労は何だったの・・・。
必死になって登った山の頂上に観光バスがいたみたい(笑)
あとはスイスイと東京まで戻りました。
明日からは朝6時出発で和歌山ですが、ピアノを積み替えたり大忙し!
昨日は朝8時半にランドマークスタジオからレコーディングで使用したピアノを搬出したあと、お待たせしていたお客様宅二軒、3台調律をして会社に戻ってきたらもう1日が終了。
貴重な東京滞在2日も結局スケジュール満タンだったので休めず、今朝は7時半に福島へ出発。
途中トラックの線量計がぐっと上がる。

まだ郡山近辺は線量が高い場所があるんだね。
郡山の文化会館に11時搬入で2台ピアノのコンサート。
持ってきたピアノはニューブルグ。
もう1台はホールのスタインウェイを使用するので、屋根を外してsecondに置いて調律開始。
フコク生命チャリティー・コンサート・イン郡山の開始です。

リハーサル中に舞台スタッフさんが声をかけてくれたので、なにかと思ったら私の著書を読んでいて「タカギクラヴィアさんが来るのはわかっていたけど、まさか社長がいらっしゃるとは!」そうなんです、他のスタッフ達にはコンサートやレコーディングを担当させて、このフコク生命チャリティーコンサートは私のライフワーク、極力私が現場に行きますー。
スタッフさん 「今日はニューヨークスタインウェイの音を楽しませて頂きます!」
あれ?タカギクラヴィアと言えばニューヨーク・スタインウェイって思い込んでいらっしゃるのかな?
思わず「ゴニョゴニョ」って言ったけど、2台ピアノでホールのピアノを使うときは指定がない限り、音色を揃える為にホールと同じハンブルグを持ってきます。
ハンブルグのD型やB型も何台もあるので臨機応変に使い分けています。
ほとんどのホールのスタインウェイはまろやかな音なので、音色のはっきりしたタイプを持って行ってfirstに置いてメインに使いますが、このホールのピアノはsecondで屋根を外して逆向きに置いても音が太かったのでバランスはバッチリでしたね。

今回持ってきたD型は、ハンブルグとは言ってもニューヨークで見つけたハンブルグなので、我々はニューブルグと呼んでる楽器。
ユン○○リー、アシュ○○○ジ、ブー○○、ディー○○○フェ、ケ○ゲキ○、ラン○○、クリ○○ラ○トー、等々また、あのCMもCDもと、思い出せない位多くのアーティストが弾いた名器。
アーティスト名を明記しないのは、タカギクラヴィアはピアノを売るための広告宣伝でピアノを貸し出しているのではないから。
あくまでもアーティスト・サーヴィスです。
話がそれたけど、今日はニューヨーク・スタインウェイじゃなくてごめんなさい(笑)
本番中は楽屋で次の原稿の打ち合わせ。
終演後、搬出していつものアサヒパーキングにトラックを泊めてホテルに戻り晩餐会。
明日は朝6時過ぎに出発して、50キロ先の福島県立聴覚支援学校で訪問コンサート!
ランドマークスタジオは1年ぶり。
前回はCD368を持ってきたけど、今回はF1。
14時入れなのでお待たせしていた保土ヶ谷のお客さんのピアノを調律してからランドマークスタジオ入り。
ピアノを搬入とは言ってもここは地下の搬入エレベーター前でピアノを起こしてエレベーターに乗せて狭い廊下をピルの反対側まで延々と押して坂を上り下りしてやっとスタジオ入り。
今日は夜中までBSドラマ劇番のレコーディング。


出張から帰ってきたらいつの間にかもう12月。
あっという間の1年だったね~。
今日は東松山でピアニストのkunikoさんと左手のピアニスト瀬川泰代さんと仕事。

B型を起こして、原爆の図丸木美術館に運んでコンサートです。
夕方無事にコンサートを終えたあと、このB型を10キロ先の岩殿観音正法寺の境内大銀杏の下に運んで奉納演奏。
奇跡の快晴に恵まれたとはいえ、12月の東松山は寒い!
スーパームーンとライトアップされた大銀杏。

ここで聞くドビュッシーの月の光もまた格別なり。
来年1300年を迎える由緒あるお寺。
また過酷シリーズに加わったコンサートでした。