先日レコーディングで来たけど、今日はコンサート。

ヴェテランお二人によるヴァイオリンとピアノのコンサートでピアノはローズウッド。

作曲された時代の曲を同じ時代のピアノで再現するって感動だね。
しかもアーティスト二人のそれぞれ解説付きだからお客さんは大満足。
大人のコンサートでした。
以前より計画していたCD75とハンブルグスタインウェイとの音響可視化比較録音の開始!
ちまたに良くあるのはスタインウェイとヤマハやベーゼンとの音響比較ですが、ピアノ技術屋としては、もうこのような実験は飽きた。
スタインウェイ、ヤマハと言っても千差万別。
年代や個体差、調整でいかようにも変わるので参考にしかならない。
しかしホロヴィッツピアノに限定すれば、このピアノの音響可視化比較だから俄然価値のあるデータになる。

ハンブルグ・スタインウェイはわが社で「きよし君」と呼んでいる、元コロムビア赤坂スタジオで毎日録音に使われていた有名な楽器。
1990年のモデルだからまぁハンブルグがまだ、そこそこ良かった頃の最後の頃の楽器。

録音場所はサロンで、2台の録音場所、温度、機材、スタッフ等の条件は全く同じ。
ピアニストは何と私!(笑)
とは言っても1番から88番までの鍵盤をピアニシモ、メゾピアノ、フォルテの3段階の強弱で単音で弾くだけなんだけど、これが難しい!
特にピアニシモを同じ強さで全鍵盤鳴らすのは超難しい。
いつもレコーディングでピアニストに「粒揃ってないよ~」って言ってた自分が恥ずかしい(笑)
この録音に付き合ってもらったのはスタジオ406の酒井さん 。
コンピューターを駆使して、音をグラフ化、チャート化してもらいました。

驚きの変化が目視できて。超面白い!
今夜は大雪になるという予報の中、ルイスをみなとみらいホールまで運んで新日本フィルとコンチェルト。


リハーサル最中に雪がバンバン降ってきて高速も電車も止まりだした~。
本番はお客さん来れるのかと心配…熱心な観客の皆さんで席は埋まりだしたけど、帰れるのかなぁ…と心配になる。
こちらはコンチェルトが終わった休憩時間に搬出させてもらって急いでピアノを積み込み大雪の中、一般道で渋谷に帰る。
スイスイ走ってたのに、馬込から環七に降りたら大渋滞!
2時間かけて200m!
やむなく交差点でUターンしてまた第2京浜に戻り、青山まわりで宮益坂を下り、やっと渋谷に帰還!

ピアノを下ろしたらトラックが軽くなって、とたんにタイヤは空回りで駐車場に止められなくなり、仕方なくコインパーキング!
さんざんな夜だったけど首都圏はマヒしてるからまだ早く帰れたほうかなぁ…(笑)
2台ピアノのリハーサルにピアノを運んで、私はそのまま工場へ。
アーバンの左後輪外側が妙にエアが低いと思ったらパンク!

片側1輪しか生きてなかったので、ピアノ運んでたら高速で確実に左後輪が全てバーストするところだった!
明日は都内大雪でエマージェンシーデイの予報!
ついでにスタッドレスに交換。
北陸新幹線は便利だね。

東京駅9時20分発の「かがやき」に乗れば昼前に金沢に到着。

お馴染みの海鮮丼食べてタクシーでお客さんのホールへ。

一仕事して夕方の新幹線乗れば、19時半頃には渋谷に帰ってこれる。
でもたまにはゆっくり金沢の温泉でも入ってのんびりしたいなぁ…。
久しぶりにこのホールにレコーディングで来ました。

今日の録音も告知できないけど、テレビカメラがビッタリ張り付き、ピアノの回りも沢山のカメラが回っていて、ただならぬ雰囲気。

クラシックの録音だけど、ものものしいね(笑)

楽屋もホールも日本語あまり聞こえずー。

初めて来ましたね、このホール。
築地は残す、豊洲は生かす!
浜離宮は残しながら豊洲シビックを生かす。ってわけです(笑)

ステージの後ろを開けると遠くにレインボーブリッジが見えて夜景が綺麗。
目の前の高層マンションが目障りだけどね。
今日は東丸さんのリサイタル。昨年収録したCDの発売記念も兼ねてのでリサイタル。

ピアノはレコーディングでも使用したルイスの持ち込み。
最初は固かったけど徐々に緊張もほぐれ、謝肉祭の頃には実力発揮!
このホールは300席なので、都内では貴重なキャパだね。
アクセスも豊洲の駅すぐなので便利。
昔の豊洲は「暗い、何もない」ってイメージだったけど、すっかり近代化していてびっくり!
高速上がれば渋谷まで30分だしね。

このレコーディングには昨日からテレビカメラが密着しているので、先日の京都のレコーディングの時のようにモニタールームの楽屋でのんびりできない。

パソコンで別仕事やってるとカメラの背景にバッチリ写ってしまうので、落ち着かない(笑)
結局私用の原稿書きやブログの更新もできず!
レコーディングは順調に終わり。
お世話になった人が聖路加のICUに緊急入院したという知らせが入ったので、録音終了後、急遽聖路加へ!
新年明けましておめでとうございます。
今年の初のホールレコーディングは、今日明日でフィリアホール。


実はこのホール、コンサートでは何度も来てるけど、東急系の民間ホールだと思っていたので、レコーディングホールとしてはノーマーク。
今回、青葉区の公共ホールだと知って驚きました。つまり安く借りれるって事。
まぁ、青葉区民優先ってのあるけどね。
ここのホールがレコーディングで使えるって選択肢が1つ増えた。
さて、今回のレコーディングはあのピアニスト。
彼とは5年くらい前に「徹子の部屋」の収録で「14歳の天才ピアニスト」として仕事して以来。
あの小さい少年が身長180センチの礼儀正しい好青年になっていた!
今はニューヨークに住んでるのでひさしぶりの日本。
前日松涛サロンで選定して決めたピアノなので、リハーサルから終了まで「ピアノはバーフェクト!」とご機嫌で初日終了。
フィリアは渋谷に近いから楽で良いねー