この3日間は、東京~京都~和歌山~名古屋~金沢~東京を電車で回る出張。
来月の京都の国際会館にピアノの搬入経路の下見に近畿北陸のスケジュールを組み合わせたら8八の字出張になりました。
品川を朝10時発ののぞみに乗って京都へ。

国際会館の下見が終わったら新幹線で新大阪へ、紀勢本線に乗り換えて紀伊勝浦に夜7時着。


宿にチェックインしたらレンタカーを借りて古座川の岡田さん宅のスタインウェイを調律。
ホテルに戻る途中の山中で、やっぱり遭遇した鹿!

この季節、ここの山道で鹿に出会う確率は8割!
今回は車を停めて鹿とにらめっこ(笑)
翌日は古座川町公民館で久しぶりにヤマハの調律!

もう1件那智勝浦で仕事をこなして温泉に浸かって和歌山の仕事は終了。
夕方5時に紀勢本線で名古屋に向かい、

新幹線に乗り換えて米原、

さらに金沢行きしらさぎに乗り換えて

午前1時近くやっと金沢着。ドーミーイン金沢に宿泊。
翌朝は少しゆっくり。お昼にH邸の豪華なサロンの調律。

タクシーで金沢駅に戻り、かがやきで東京に戻ります。
効率良いんだか悪いんだか。ともかくスケジュールこなして各地でおいしいもの食べて温泉も入って、久しぶりにみんなの元気な顔見て、一安心!
さぁ明日からまた仕事仕事。
サブちゃんが今朝亡くなったと連絡が入った。
6月15日に東京文化会館の仕事を頼んで、搬出の時に「サブちゃん元気だねー」って話をしたのが最後になってしまった。
その翌日、私は大阪のシンフォニーホールだったので、東京の宮地楽器ホールの3台ピアノコンサートはスタッフに任せていたのですが、夕方スタッフから「搬出に来たサブちゃんが具合悪いんです」のメール。
昨日あんなに元気だったから風邪?程度に思っていたけれど、みるみる容体が悪くなり、ホールのスタッフさんが救急車を呼んでくれて、そのままICUへ。
その後、群馬の病院に転院したらしいと話は聞いて居たので、落ち着いたらお見舞いに行こうと思っていた矢先の訃報。
悲しいね…
長年、もう数100件いや1000件近くのピアノを運んでもらったんじゃないかなぁ…。
ぶっきらぼうだけど根は優しくて、「アイよ!」って引き受けた仕事は責任もってやってくれる本当に頼れる人でした。
コンサートの現場にフルコン専門で運んでくれる人が居なくなってしまって、これから大変だ。
コンサートやレコーディングは時間厳守だから引き受けたら熱が出ようが腰が痛かろうが這ってでも行かなきゃならない責任の重い仕事だから普通の運送屋さんはやりたがらない。
いやそもそもフルコンを運ぶ機会もほとんどないからやり方がわからないし、平気で遅れて来て「道が混んでて」とか言い訳するし、法外な値段を吹っ掛けてきたりする。
サブちゃんは変わり者だったけど、なぜか気が合っていつも無理を聞いてくれた。
「スタインウェイ戦争」にサブちゃんの事を書いた時は怒りもせず「本当の事だもん…」って苦笑いしてた。
もうこの業界にはサブちゃんみたいな職人は現れないね。
携帯の中からありし日のオチャメなサブちゃんの写真を探しだして並べてみたら、また悲しくなった…



サブちゃんさようなら、今までありがとう!合掌
今日と明日はピアノソロと連弾の録音です。

サロンで録音は、早朝に調律を済ませたら、隣のカフェや事務所に居れば立ち会いしているのと同じなので皆も安心。
カフェ事務所にはサロンから光ファイバーでハイビジョン映像を送っているので、調律を直すタイミングもすぐにわかる。
明日はソロだけなので全員揃っている今夜が打ち上げ。
今日のコンサートは持ち込みではありません。
このホールにはオープン時に1918年製のヴィンテージ・スタインウェイを納品したので、ここには持って来る必要がないのです。
今日は珍しくトリオありデュオありのコンサート。

水戸奏楽堂でのプーレさんは、レコーディングも含めて4回目になります。
遠くは北海道からのお客様もいらしていて満席!
目の前で極上のクラシックを聴く贅沢なサロンコンサートは原点回帰だね。
終演後ロビーで不思議な中に浮く電球を発見。

磁力で浮いてるんだけど空中で回転しながらLEDが点灯している姿は見ていて飽きない。
カフェに置こうかなぁ~とネットで検索したらなんと6万円!諦めました(笑)
恒例の食事会、今回は高級な蕎麦店!ご馳走さまでした!

日本酒ですっかり良い気持ちになったので私は助手席でウトウトしてたけど、関越道大渋滞で渋谷まで3時間もかかった。
電車で帰った皆さんは正解でしたね。
今日の私の担当は代々木のオリンピックセンター。

先日の「ガーシュウィン コンチェルト in F」の時は大ホールだったけど、今日は小ホール。
ここは搬入も楽だし、会社からすぐなので楽チンな場所。
リハーサル前にピアニストと確認したら、あとは会社に戻って面接やらパソコン仕事やらできるのもありがたい。
夕方搬出だけど、ちょっと来客で飲んでしまったので搬出はスタッフにおまかせ(笑)
女性スタッフ1人でもフルコンを楽々運搬できるシステムは絶好調。
ホールのピアノは調律中に弦が切れる事は良くあるけれど、予算の関係でピアノの全弦交換はなかなかやってくれない。
演奏中よりも調律中に切れる事のほうが多いので、最高音部分の弦が何本か新しくなっているピアノは、もうその音域はよほど酷くなければ調律しない方がいい。
そんなリスクの多いホールの備品ピアノは使わずに持ち込むに限る。
タカギクラヴィアのシステムを利用できるピアニスト達はなんて幸せ(笑)
今日の白寿ホールのスケジュールは半年以上前から入っており、コロムビアのレコーディング最終日はスタッフと交代してもらって私はホールへ。
いつもならホールのピアノ調律はやらないんだけど、ここは7階までピアノをワイヤーで吊り上げなきゃいけないので持ち込みは難しい。
なので今日は普通の調律師(笑)
白寿ホールは自宅から歩いて行けるので楽チン。


前回7月に使用したピアノはオーバーホールしたばかりらしく、昨日のリハーサルで、もう1台の新しいほうのピアノを選んだとのこと。
ところが高音部の弦が最近何本か切れたようで、気をつけないと調律中に切れる可能性大!
最高音部の調律はさほど乱れてないので、こんな場合は精度よりも断弦のリスクを避けて、触らないに限る。
とは言っても本番中に切れる可能性もあるので、いつものジーパンに柄シャツではステージに出て行くのも申し訳ないので、リハーサル中に家に帰ってちゃんとネクタイを締めて黒ズボンに履き替えてきました(笑)
今日はホール主催公演で終演まで立ち会いなので、調律師にもお弁当が出ます。

亀戸から取り寄せてる高級品!
本番終わるまで舞台袖で弁当食べたり日記書いたりスマホの写真整理したり……暇…(笑)
今日の曲はあまり最高音域も使わず、本番も断弦せずに無事終了。
キラリふじみのレコーディングは夕方終わってジャケット写真撮影中との連絡あり。
撮影にはピアノも使うので搬出はその後になるから遅くなるね。
しかし普通の調律師達の仕事は退屈だなぁ…(笑)
このホールは意外と近くて遠い。
高速を降りてから一般道を走る距離が長いので、朝の9時に入ろうとすると通勤渋滞にはまって時間がかかります。
今日もピアノの状態は安定していて暇なので、せっせと日記を遡って更新しましたが、スマホで見ている人からは、「そんな何ヵ月も前のは読めません」と言われてしまった(笑)
まぁ公開しても良い話題の中から面白そうな事を抜粋して載せてるので、暇なときにパソコンで見てください。


さてレコーディングも中日で、昨日から今日の前半はピアノとヴァイオリン。
後半はソプラノとの録音に変わるのでマイクセッティングの変更をやるタイミングで、先週届いたB&K(DPA)の4011をセットしてもらってマイクチェック!

今までは松濤サロンで録音してピアノの音色チェックをやっていたけど、これでメインをB&Kの4006、近接を4011、アンビエントには無指向のショップスが揃ったので、ホールで大手のレコード会社と同じシステムでピアノ録音ができる!
さて今日も夜の9時半で録音は終了。
帰りは空いてるから30分ちょっとで渋谷まで帰れるのになぁ。
今日から3日間、コロムビアのレコーディング。
ピアノはきよし君でヴァイオリンとの録音です。
9時搬入だったのでピアノを積み込んで、録音機材を積んだ車と2台で7時半に出発。
多少混んでいても楽勝で到着と思い、所沢インターを出た所で左折したら、カーナビは右折しろとうるさい。
無視してそのまま左折してすぐに右折。
しかし後ろの機材車の様子がどうも変だ。
カーナビはまたしてもやたら右折しろと指示する。
気がついて携帯取ったら「道が違います!」と後ろの車から。
頭ではキラリふじみに向かっているつもりなのに、実際はコピスみよしに向かっていた(笑)
結局右折して、大回りで混んでる道に入って、反対側のキラリふじみへ!
9時ギリギリに到着!やれやれ遅れなくて良かった!

早速ピアノを搬入して調律。音決めが終わってモニターしながら久しぶりに日記を更新。
さぁこの3日間で溜まりに溜まった日記をシコシコ更新しましょう。
あっちこっちで日記が止まってる、変な広告が出てる、具合が悪いんじゃないか?等々心配の声を頂いて焦りました!(笑)
元気ですよーこの半年めちゃくちゃ忙しくて日記どころではありませんでした、すみませーん!
遡って見ると、なんと3月途中で途切れてる!なので3月19日から思いだしながら書いていきます!