今回は岡崎でのコンサートに合わせて、名古屋のお客さんのスタインウェイ・ハンマー交換を組み合わせました。
宿泊は南知多のまるは食堂。トラックは停めさせてもらい名古屋往復にはプリウスを借りました。



まるは食堂の健康的な朝ごはんと温泉、太平洋!
ここに2泊して岡崎シビックセンターホールに13時搬入。

5年ぶりぐらいかなぁ…ここは3回ほどレコーディングしたことがあり懐かしいホール。
今日は岡崎出身の山中敦史君の地元初ソロリサイタル。

この日の為にピアノを選び、そのピアノでリハーサルをやって本番に挑む。
我がコンサート部のアーティストサーヴィスの成せる技。
いつもと全く違うピアノの音色でリサイタルは大成功。
山中君は芸大の作曲科を出てピアノ科に入り直したという変わり種。
芸大の中で簡単に移籍できるのかと思ったらセンター試験から受け直すと言うのでびっくり!
師である江口君に「裏から手を回したの?」って聞いたら「そんな事出来ません」(笑)
そりゃそうだわ。才能だね~脱帽!
こういった若者をバックアップするってやりがいあるし楽しいね。
無事にリサイタル終えて、私の事を良く覚えていてくれた舞台さんにご挨拶して、夜の東名をひた走り深夜2時に渋谷着。
ピアノ下ろして片付けてたら3時!お疲れさま!
今回の朝日カルチャーはピアノがテーマなので、新宿校ではなく松濤サロンで出張講座!
テーマは「ホロヴイッツピアノの秘密」。
チケットは2ヶ月以上前に早々と完売。平日の13時開始なのに、さすがに朝カルの知名度!松濤サロンにはローズウッド、CD75のホロヴイッツピアノとモダンの代表としてハンブルグ・スタインウェイ(きよし)の3台を並べて、ピアニストの干野君に弾き比べをお願いしました。


調律師の講座ではなく、一般の音楽マニアの方々なので、ピアノ発達の歴史などはプリント資料で割愛。
マニアックなホロヴイッツピアノの調整の特殊性、ホロヴイッツは何をピアノに求めたか等々、大いに盛り上がり、1時間はあっという間に終了。
後半の30分はそれぞれのピアノで同じ曲を弾いて、明らかに違うホロヴイッツサウンドを体験。

実は開演前に資料に目を通した人の中には「ピアノの発達の歴史なんかもう知ってる」とか、「調律の話を聞きに来たのに」と不満を漏らしていた人もいたらしいけど、そこは私の講座ですから、他で良くあるピアノの歴史のお話等とは全く違う事が徐々にわかってくる。
前半の話が後半になって、「なるほど、そういう事だったのか‥!」とつながって、ここでしか体験できない中身の濃い講座無は事に終了!
終演後は私の著書のサイン会になってしまってお待たせした皆さん申し訳ありません!
16時には待機していたトラックに乗って、愛知県に向かいました。
夜9時には無事に今夜の宿「まるは食堂」に到着。
トラックを停めてエアコン用の電源を借りて庫内を温めて、まるはのお寿司タイムに間に合いました。

明日は名古屋で仕事、明後日は岡崎の本番。
温泉梅の湯でお疲れ様!
三連休なので大渋滞を想定して昨夜ピアノを積んで出発しました。案
の定、ギリギリのところで多賀まで到着。仮眠をとって京都に昼に到着。
今日は久しぶりにAricoさんの仕事です。
京都駅構内でほぼ野外のコンサート。


実行委員会のみなさんのお陰で、カウントダウンと京都タワーのライトアップもぴったり。
もう京都は寒い!
1時間程のコンサートを終了して、ピアノを搬出、
その後我々は神戸に向かい、異人館近くでチェレスタを引き取って、とりあえず豊川のホテル泊。

うまい具合に三連休の裏をかいてどこにも渋滞にはまらず走れました。
昨夜は秩父から直行で走って22時30頃に会津若松に到着。
今日と明日は私のライフ・ワークの1つ、被災地訪問チャリティーコンサート!
今朝は8時30分に会津若松の竹田養護学校の体育館にピアノを搬入。

今回はピアノ、チェロ、ヴァイオリンのトリオで学校を回ります。
しかし福島はもう寒い!
昨夜、ピアノはトラックに積んだままホテル駐車場泊。
騒音の問題で発電機は回せないけど、こんなときの強い味方はホッカイロ大量貼り付け!
これがなかなかの優れもの。お陰でピアノは冷えきらず安定しています。
チャリティーコンサートでは、音響がなかなか良い体育館にお目にかかる学校が結構ある。
下手なコンサートホールより良かったりするので、学校訪問のコンサートが本物の音楽会になる。
今回もまさにそんなコンサート。

このフコク生命の被災地訪問コンサートは、単なるチャリティーとは違ってクオリティは超一流。
そんな演奏会が終わって我々は明日の訪問先の郡山まで走り、あぶくま支援学校の体育館にスタインウェイを搬入。
すっかり暗くなってしまったけど、郡山のホテルに戻って夕食会。

明日は早朝に学校に行って調律!


彩ちゃんとの録音ももう5枚目ぐらいになるけど、今回は最も充実していたように思う。
録音前日にプレイエルでショパンを弾くコンサート(別プログラム)をこなして、全くタッチの違うスタインウェイでの録音だから心配したけど、本人は涼しい顔(笑)
もちろん技術的になんでも弾けるからできる芸当だけどね。完成が楽しみだ。
今日のお昼はみんなの希望で秩父マジョラム本店のカレー!それもテイクアウトで持ち帰りました。

ホールに戻る途中で懐かしい音楽寺にお参り!

こう見えて意外とげん担ぎ(笑)
さて、夕方には一段落したので東京から来たスタッフと交代、別ピアノを積んだトラックで会津若松へ向かいました。
22時30に会津若松のホテルに到着!おつかれ!

今日も録音は順調に進み、レコーディング全体の組み立てやペースも余裕が出てきて、彩ちゃんも一流の音楽家に育ったなと実感する。

今回のレコーディングは珍しく土日月なので、秩父の街中は激混み!
なのにミューズパーク音楽堂の予定が空いているなんて昔では考えられない。
私がピアノを納入して管理していた20年間、土日が空いていてレコーディングができた記憶などない。
すっかり寂れてしまった感が強いのは寂しい限りだね。
遅い夕食の後に私は1人で秩父駅前にできた「祭りの湯」の露天風呂に浸かりながら、そんなことを考えていました。

日曜日は23時30分まで、平日は深夜0時までやってるのでラッキー!
今日から3日間、ミューズパーク音楽堂で録音。

昨日サロンでプレイエルを弾いた彩ちゃんが、ピアノをガラリと変えて今日からルイスでショパンの録音です。

初日の今日はビデオ撮影もあるので気が散るかと思ったけど、最近の彩ちゃんはすっかり本番慣れしてプロとして余裕が出てきた。昨日はサロンでプレイエルを弾いて、今日はタッチも音の出かたもホールも全く違うのに、涼しい顔で頭を切り替えてレコーディング。成長したねぇー(笑)
初日は時間のロスを考えてみんなで店屋物とって遅いランチ。夜はとりあえず夢庵(笑)
さぁ明日もがんばれー。
念願のプレイエルによるショパンシリーズが始まりました。
これから2ヶ月に1回、全5回のコンサートを小坂裕子さんのレクチャーと、1843年製のプレイエル(ショパン33歳の時の楽器)で聞くオリジナルのショパンシリーズ。
第1回は長冨彩ちゃんが担当。
ピッチは当時のオリジナル430Hzなので半音の半分低い。

いやぁ面白かった!
この松濤サロンがオープンした12年前に、小坂さんと1年かけてやったショパンのピアノ曲全曲シリーズは1887年のローズウッドを使用。これはショパンが長生きしてたら77歳だけど、今回はまだ存命中のリアル33歳!
しかもオリジナルのプレイエル。今年から始まったショパンコンクールのピリオド楽器部門認定公式ピアノ。
現代のモダンなピアノで弾くショパンはモダンなショパンなんだと改めて思うこの音色。
ワルシャワのショパン協会がピリオド楽器で弾くショパンコンクールを復活させたかった気持ちがよく分かる。
現代のショパンコンクールは新型のモダンピアノを送り込んで優勝者を広告塔に使おうとするピアノメーカーの熾烈な戦いの場と化してしまった。
ショパンが現在のショパンコンクールを受けたら予選で落ちると言われるほどオリジナルとは似ても似つかぬ大音量早弾きコンクールになってしまったのはピアノメーカーの責任!
なんて事に想いを馳せながら今日のプレイエルを聴いてました。
世間のタレント ショパン弾きが顔芸で悦に入ってる姿が滑稽に思えてくる。
う~ん面白い!
昨日は文化会館のコンサートがあったので私は行けませんでしたが、別チームが行ったフコク生命被災地訪問コンサートin 福島も無事に終了したようです。

このチームが東京に戻ってくるのと入れ違いに、別トラックが京都に向かいました。

私は今朝の新幹線で京都に入り、京都国際会館でトラックと待ち合わせ。
この国際会議場は京都議定書で有名な大きいホール。

ロビーにはスタインウェイのフルコンがあるのに、デザインに懲りすぎて袖が狭く、ピアノを起こさないとステージに入らないという使い勝手の悪いホール(苦笑 )
まぁそのスタインウェイも長らく使っていなくて素性がわからないので、東京からフルコンを運びました。
今回はここで小児がんの国際会議があって、そこでジュニアオーケストラとピアノでのコンサート。
レセプション会場にもキーボードを運んで準備万端。
みんなはこのまま泊まりだけど、私は明日のプレイエルコンサートの為に新幹線で東京に戻ります。
日帰り京都は寂しいので何か食べようと「タコ虎」のたこ焼き!

最終の新幹線に飛び乗って戻ります。
本日はルイス君を東京文化会館へ持ち込み。
「松本和将の世界音楽遺産第3回ドイツ・ロマン派の旅クララを巡って」のコンサートです。


ここの小ホールはリフトに載せる手前のドア幅が少し狭く、ピアノを立てなければ入らないのがネック。
その為に運送屋さんに依頼しなければならない。
4ヶ月前の6月15日にも、サブちゃんに運送依頼したんだけど、2日後に倒れて意識不明のまま4ヶ月後に亡くなってしまいました。
あの時と同じ場所のソファーに座り、思い出してしまった。
9/30は台風の影響で電車が止まる可能性があったので、急遽延期する事になった千田浩太君のリサイタル。
今日はリベンジで無事に開催できました。

使用ピアノはニューブルグ。
前回はやむなく当日キャンセルせざるを得なかったので、電話やメール応対に追われて大変でしたね。
千田さんは秋田の老舗佃煮店の社長なので、コンサートに来て頂いたお客さんに新製品の佃煮のお土産付き!
無事にコンサートも終了!
お疲れ様~
今日でこのレコーディングも終了。

最終日はチェロも加わりPV撮影もあるのでピアノはステージで待機。

その後ピアノソロの取り直し部分を録音して終了。
コロムビアの新しいアーティスト達の成功を祈ります。お疲れさまー
今回の変則的なレコーディング3日目。
今日は午前中に他の利用が入っていてホールが使えないので、昨日終わってから録音機材はステージから出して楽屋隣の機材倉庫に入れて、ピアノは搬出してトラックに入れたまま一階の屋内コインパーキングに止めて帰りました。
24時間1200円なら渋谷に往復するより安いからラッキー!と思ったのに、今日来てみたらなんとパーキング代金2400円!

良く見ると24時間ではなく24時まで1200円!
つまり日を跨ぐと別計算。詐欺だー!
やむなくお金を払い、ピアノをまた6階のホールまで上げて調律、ピアノは安定していて一安心。

無事にレコーディング開始!とは言っても、夕方にはスタッフと交代して渋谷に戻ってサロンのコンサートに立ち会い、本番が始まる19時にはカフェで、業界の仲間と来年の打ち合わせ。そのまま飲み会に突入!
サロンコンサートをカフェのハイビジョンでモニターしながら打ち合わせ。今
の若いピアニストは本当に指も良く回って上手いねぇ!と我々おじさん達の話題。
メンテルームに移動してホロヴィッツピアノ談義で盛り上がっていたら、カフェでは本番が終わったピアニスト達の打ち上げが始まり賑やかに。終
電近くまでおじさん達は来年の企画で盛り上がって、本日終了~
今回のレコーディングは4日間の長丁場。
浦安は近いので残念ながら毎日通い(笑)
前半はピアノソロ。後半はチェロも入るのでセット変えでピアノとマイクの位置を今日の夕方からチェンジ。

しかも明日の午前中はホールを別の利用者が使うので、ステージをクリアにしなければなりません。
録音機材は楽屋の隣の倉庫に入れて置けばよいけどピアノは今夜搬出して明日の午後に再度搬入。ややこしいけど仕方ないね。

さて録音は順調に進みピアノも安定しているので私はヒマ。
やっと日記を更新したりパソコン仕事やったり有意義に使っています(笑)
モニタールームではコロムビアの出張録音用のムジークRL906が大活躍!

そういえば前回ここでレコーディングの時にこのスピーカーを発注したっけね。
暇なのも良し悪しだなぁ(笑)
まぁお陰でわが社のメンテナンスルームでも同じ音で聴けるのでピアノの調整は楽。
本番のレコーディングで慌てることもないから現場では暇。
理想のピアノ録音を録る為にはお金がかかる!(苦笑)
さて午後からはチェロ/ピアノの録音。
とても上手いお二人なので、これもスムーズに終了して、ピアノの搬出。このホールの一階コインパーキングにピアノを載せたトラックを一晩留め置き。
別の車で帰ったらタカギカフェではサロンコンサートの打ち上げ真っ最中。
ピアノは明日の昼入れだから楽チン。
カフェチームは日付が変わっても残業みたいだなぁ…お疲れ様~!
今日から4日間コロムビアのレコーディングで浦安文化ホールに来ています。
朝9時にピアノを搬入して調律アップが11時。

新しくできたこのホールは、近くて安くて音も良いのでなかなか気に入っています。今年も何度か使いましたね。
さて、11月5日はホロヴィッツの命日。
サロンでは恒例のメモリアルコンサートなので、私は夕方スタッフと交代して本番直前に渋谷にもどりました。

CD75の調律は昨日済ませてるのでなにもやることはないけど、ピアニストの干野さんから少し喋って欲しいといわれたので、第2部の開始前にピアノの話をたっぷり(笑)
大盛況の中で終演は22時近くになってしまったので、アンコールは1曲で打ちきり~ごめんなさい!
アフターはカフェで仲間内で打ち上げを2時近くまで(笑)
お疲れ様~
本日は長冨彩ちゃんの浜離宮昼夜公演。
昼夜といっても昼の部は11時開場、11時30分開演のランチタイムコンサート!
9時過ぎにピアノをステージに搬入して10時に調律をアップ。彩ちゃんにステージを明け渡してリハーサル。

夜は19時開演の普通のソワレですが、昼夜全く違うプログラム。
夜の部のオールラフマニノフに合わせてピアノは1912年のCD368、通称ルイス。

タカギクラヴィア・コンサート部の得意技、作曲された時代のピアノを使用するピリオド・楽器コンサートです。
ラフマニノフが活躍した時代のスタインウェイ、それもCDモデルはニューヨークのスタインウェイ本社コンサート部の貸し出し専用楽器で聴くラフマニノフはまさに王道!
乾いた歯切れの良いベース、最高音部まで抜けるようなブリリアントに輝く装飾音!
余韻覚めやらず終演後もピアノの前から離れないオーディエンスの皆さんはいつもの光景。

なのは良いのですが、このホールは21時30分に完全撤収しないと、超過料金3万円を支払わなきゃならないのでヒヤヒヤ(笑)
今日から11月、早いねぇ。
今日は午前中に工場でGiスタインウェイの塗装をやって、夕方から予定通り東京ドームでポール・マッカートニーのライブ。



今年はアリーナAエリアの前から3番目。ステージに近いけど首が痛い。
いつものように開演が30分遅れで始まったけど、それから2時間休憩無しで歌いっぱなしは凄いね。
私はアリーナ席で周りがずっと立ちっぱなしの踊りっぱなしについていけず。何度も着席(笑)
ポールは76歳だもんねぇ~。
数年前に東京で腸閉塞で緊急搬送されて全公演中止になった時は、もう来日は無理かと思ってたけど、元気になったねぇー。
しかし会場のおじさんおばさん達も元気な事!