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ラ・フォル・ジュルネ搬入  4/30

ラ・フォル・ジュルネも今年で15回目!もうそんなに経つかなぁ…
第1回から15年間もピアノ運び続けたわけだ。

今年も15台のピアノをあっちこっちに運びます。
サブちゃんが去年亡くなったので今年の春音楽祭もラフオールジュルネも新しい運送屋さんと組んでやることになり、つくづくサブちゃんの手慣れた運びと責任感の強さが懐かしい。

今日はタカギクラヴィア女性チームが仕切って運送屋さん達にテキパキ指示。
いつもの展示ホールステージ上げも女性チームだけで難なく上げ完了!

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遠巻きに見ている音響さんたち男性陣が呆然と写メしている姿が笑える。


とは言っても私は急に入って来たレコーディングスタジオの調律に回ったので、現場には行ってません(笑)

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皆さんよくご存じの某アーティスト。このレコーディングが平成最後の仕事。

明日から令和になるので皇居の近くで行われるラフオールジュルネは大混雑だろうなぁ…。
では皆さん平成時代もお世話になりました!令和もよろしくです!


名古屋~岡崎~名古屋~渋谷  4/29

京都での感動の結婚式の余韻を噛み締めながら大津~名古屋と回って、今日は初めて名鉄電車に乗って東岡崎へ。
知らない路線は乗り過ごさないかと落ち着かない。
岡崎でヴィンテージスタインウェイの調律をやって、そのまま名古屋に送ってもらって、熱田神宮の前で定番のひつまぶし!

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すっかり良い気分で新幹線に乗って、22時頃には渋谷に戻ってツアー終了。

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京都で仕事が入ると帰り道にあっちこっち寄って調律しながら出張経費 を稼ぎながら戻れるので、年1~2回行けるお客さんも待っていてくれるし、旅の途中だから出張費の上乗せもないので皆ハッピーな理想のパターン(笑)
面白い仕事だよね。




京都から大津~名古屋  4/28

昨日、上尾のホールのコンサートには私の代わりにスタッフが行ったのでリハーサルの風景を送ってもらいました。

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都内のレコーディングスタジオの仕事も重なるのでスタッフ達も大忙しですが、ディーラーの社員や嘱託じゃないと経験できないような仕事を次々任されるので皆文句も言わずにイキイキやっています。
現場の経験は最大の技術向上と自信に繋がるのでこれに勝る喜びはないね。
私は京都から大津に移動してピアノ2台をベルクマイスター3に調律する仕事を終え

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名古屋でトラックから降りてここからはスタッフと別行動。
今日、明日は名古屋で調律を3件こなします。




京都~大津~名古屋  4/26

今朝は早朝6時出発で東名をひた走り、京都に向かいました。
10連休の大渋滞もギリギリ大丈夫。
予定通り京都の加茂川神社に到着!
今回はこのお洒落な「イバッハ」を持ってきました。

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某披露宴用!こういった場面にはよく似合う。
搬入調律が終わって、今夜は国際会議場のロッジに泊まるので、晩御飯はやっぱり蛸虎!

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うまいよねぇ~。




相模湖レコーディング2日目  4/24

順調に進んでいるレコーディング2日目。

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ピアノも安定していてフィリップス方式のマイクアレンジも良い音で鳴っています。

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F1もレコーディングスタッフの皆さんに大人気(笑)

さて落ち着いてきたところで、交代のスタッフが到着したので私は抜け出して渋谷に戻り、京都からいらした取材を受けて、また相模湖に戻る強硬スケジュール。

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再びレコーディングの立ち会いをやって無事終了!
良いCDができそうです。
ピアノを積み込んで渋谷に22時には戻りました!



相模湖レコーディング初日   4/23

今日から2日間、お馴染み相模湖交流センターでレコーディングです。
Hさんとは3年前にもここで録音、今回は2枚目のアルバム。
レコーディングチームは久しぶりの福井さんなので、もちろんフィリップス方式の物干し竿!

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ピアノは今回はF1を弾いてみたいとHさんの希望。

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曲によっていろんなチョイスができるのもアーティストサーヴィスの強み!
楽しみなレコーディングがはじまります。

マネジメントの社長も含めて皆とは長い付き合いだけど、それにしても超ベテランのチームなので、もしかするとアーティストを除けば私が1番年下なのかも(笑)
一昨日このピアノでリハーサルをみっちりやっているので、ピアニストも安心して録音に挑んでいます。

私はこのホールを使う時はステージを下ろして椅子を片付けて客席中央にピアノを置くけど、今回はオーソドックスにステージ上。

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去年からここの館長になった松ちゃんと来年の企画等話し合って盛り上がる。
松ちゃんとも彼がポニーキャニオン時代からの付き合いなので四半世紀(笑)年取るはずだねぇ。
今日の録音も順調に終わり、私は朝が1番早いので上野原のROUTE INNに泊。



レコーディング最終日   4/19

今回は最近では珍しい4日間のレコーディング。

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勘違いで今日はサロンで同じピアノを使うコンサートがだぶってしまい平謝り(苦笑)
もし間に合わなければ最後の曲だけはCD75で録る覚悟で昨夜のうちに運んできて舞台袖で待機させる離れ業で対処。

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でもベテランのお二人が録音スケジュールの順番を変更してくれたので、無事に今日は早めに終了。

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1人で積み込み、渋谷に16時到着。
ピアノを下ろして夜のコンサートにも無事に間に合った!

薄氷のピアノ移動。
こちらのコンサートにはチラシに「1887年のローズウッドスタインウェイ使用」と謳ってるからピアノは変更できません。
やれやれ人気のローズウッドスタインウェイは大活躍!




レコーディング2日目   4/17

朝の首都高C2と関越は、出勤とは逆方向なので空いてます。
9時前に着いたので時間を潰してホールへ。

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このホールは楽屋が狭いので私の仕事場はこのカウンター。

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ここで楽屋から漏れ聞こえるモニターを判断しながら持ち込んだパソコンで自分の仕事。
原稿の校正!いよいよ佳境です。

しかしこの廊下は寒い!目の前にある食べ物も毒だなぁ…(笑)



ヴァイオリンとピアノのレコーディング  4/16

今日から4日間、某レコード会社のレコーディングでコピスみよしに来ています。
このVnとPfのベテランのお二人とは、私も古いお付き合いで良く仕事をします。
ピアノはローズウッド。
一昨日わが社のメンテナンスルームでこのピアノでリハーサルをやっていました。
すぐ横に置いてあったプレイエルは1843年製で、今回録音するグリーグの生まれた年。
このローズウッドが作られた1887年にグリーグは44歳で、ヴァイオリン・ソナタ第3番を書いたと思うと、メンテナンスルームが急にロマン派の時代に引き込まれるみたいでした…。


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さぁ今日から4日間長丁場の録音だけど頑張ろう!
コピスみよしは所沢、渋谷まで空いていれば40分位で帰れるので、4日間通います(苦笑)




かつしかシンフォニーヒルズ  アイリスホール   4/10

ショパンが生涯で1番広い場所で弾いたのが旧サル・プレイエルの300:席と言われてるので、このアイリスホールぐらいの場所だったのかなぁ。
大ホールは何年か前に来たけど小ホールは記憶になく、初めてかと思いましたが、ずいぶん前に田部ちゃんの全ステージ持ち込みをやっていた頃にF1を搬入したことを思い出しました。
フルコンギリギリの狭いエレベーターで地下まで下ろすんだけど、今回は全長2メートルのプレイエルだから楽!軽いしね。

今日に限って雨なので神経使ったけど、朝9時に搬入して調律をチェックしたら、そこそこ安定しているので安心。
わが社の電動ピアノ運びマシーン愛称ごぶちゃんは、開発以来7000ステージ以上の現場にフルコンを北海道~沖縄まで運んでいるので、ピアノは運ぶことは当たり前。
更にプレイエル専用の運搬車も製作予定!

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我が1843年製のプレイエルは、ショパン33歳の時に作られた楽器なので今年176歳です。
430Hzでピッチも安定!
川口君が10時半にやって来たので、リハーサルにステージを空けて、私は客席で聴く。
フォルテピアノに慣れたタッチは心地よいし、連打も小気味良く入る。
リハーサル後は音友の取材をセッティング。
フォルテピアノにも訓しい那須田さんがインタビューでした。

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写真撮影もあったのでリハーサル時間がどんどん無くなるが、こんなときは調律の時間を削るしかない(苦笑)

さてリアルショパンのコンサート開幕!
川口君はショパン ピリオド楽器コンクール2位を受賞してから、日本でのコンサートオファーもどんどん増えて今夜も完売!

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これぞロマン派のピアノ音楽の真髄。
リストはチケット収入を得るためにサロンからコンサートホールへと大聴衆を求め、クラシック音楽をより大衆に受ける派手な大音量とヴィルトーゾ化を目指し、ショパンはそれを妬みながらも違う道を歩んだ。
プレイエルを聴くとショパンは語りかけるように弾くと言う意味が良くわかる。
終演後もプレイエルに群がる聴衆。

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今夜はプレイエルも大満足だっただろうなぁ。




日本橋三井タワー ロビーコンサート  4/8

関西方面の出張から戻って少し楽なスケジュールになってきたので、今朝8時に日本橋三井タワーロビーにB型を搬入する作業にお付き合い。
玄関から入れたらすぐなのに、どうしても許可が出ないらしく、地下からエレベーターにのせて延々と廊下を運ぶ。
やっとロビーに出てピアノを設置して調律。

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急いで渋谷に戻りましたが、遅くなってしまってお客さんを待たせてしまいました。
でも有意義な話ができて、ちょっと面白くなってきた!
今日は午後から川口君がプレイエルの練習に来たので今後の打ち合わせ。




東京春音楽祭   4/3

毎年恒例の春音楽祭も中盤に入って、この科学博物館も今日が最後。
ここはエレベーターが狭いのでM型が限界。
先週スタッフが搬入、コンサートを数本やってステージ脇の小部屋に格納していたM型を、今日はピアノとユーフォニュームのコンサートのためにステージに出して、終演後搬出。
ピアノプランなる機械でステージを下ろして、

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自作の運搬台車ピアノイナバウアーで鍵盤を下にして

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そのままエレベーターで搬出。
この機械を作ってから機動力が更に増したね。

東京春音楽祭はもうスタッフ達に任せてあるけど、今夜のピアニストはY君なので、顔を見に来ました。
サイン会を終えて私の顔見たY君「いや~参りました、iPad楽譜が本番中に固まってヤバかったです~!」と(笑)
まぁ彼は芸大の作曲家を出て芸大のピアノ科に再入学したぐらいだから大丈夫(笑)
でもパソコンは怖いね!

さて搬出終わって内堀通りを走ると、まだまだ桜は満開!春だね~。

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春音楽祭も次は東京都美術館でラスト!

次はラフォールジュルネが始まる。
サブちゃんが亡くなってしまったので今年から搬入出が大変!
どうしよう、困ったなぁ…



徳島から神戸へ   4/2

朝の徳島は結構寒い!
徳島駅から高速バスで神戸へ。

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久しぶりに明石大橋を渡って高速舞子で降りてJRに乗り換えて神戸駅。

さぁ久しぶりにゴールデン・スタインウェイと再会。

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ピアノ車のスタッフとここで合流。
2年前にこのスタインウェイをここでオーバーホールした事がすでに懐かしい。
平成の大修復が今や元号が変わることに。
久しぶりだったので音程は下がり調整もバラバラだったので二人ががりで手分けして作業。
この手の楽器はお任せあれ(笑)

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作業終了してポートアイランドへ電車で向かい、留め置きしてあったデュトロに乗り込み、今回の出張もこれで帰路に付きます。

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新しく出来た新名神を通って新東名から横浜工場にトラックを留め、車を乗り換えて渋谷に22時30分頃に到着。
なんだか久しぶりに見る東京の光景はため息が出るね。

いつの間にか4月!明日からまた慌ただし生活が始まる。
春爛漫の南紀は良かった。
会社に戻り、あっちこっちで買ってしまったお土産の多さに笑った。
各地を転々とするとお土産もこの量に。
ほとんどが自分へのお土産なんだけど(笑)




さぁ長旅お疲れ様!

和歌山~岡山~徳島へ  4/1

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さて私はトラックと別れて紀伊勝浦7時7時20分発のローカル電車に乗り、白浜で新大坂行きのくろしお号に乗り換えて新幹線で岡山に向かいます。

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今日からはコンサートではなく、お待たせしている関西方面のお客さんの仕事を回ります。

13時頃に岡山に到着。
お客さんに迎えに来ていただいて、ご自宅へ。
先月青森から運んだヤマハのグランドピアノが今朝入ったので調律。

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このピアノを半年前に青森で調整しましたが、ヤマハのピアノは精度が良いし調律もしやすいから楽!
長旅をして環境も変わったので、馴染むのはまだ少し先になるけど楽しみな楽器です。

仕事を終えて岡山駅まで送って頂いて、初めて乗るマリーンライナーで高松経由で徳島に向かいます。

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この電車は指定席が二階建ての下、上がグリーン車なのは乗ってみてわかりました。

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下だと瀬戸内海を渡る時に鉄橋に遮られて景色がほとんど見えません。

徳島には19時30頃に到着。
ここでも駅までお客さんが迎えにきてくれて、おまけにとてもモダンな居酒屋に連れて行ってくれました。美味!

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その後、ご自宅へ。
ここではニューヨークスタインウェイD型のアグラフ飛び修理。

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スタインウェイはニューヨークとハンブルグでアグラフの取り付けネジの太さもピッチも違うので、ニューヨークスタインウェイのパーツが手に入らず修理が出来なくて泣きつかれる事がたまにあります。
こんなトラブルが本番中に起こったらお手上げだからアグラフの締め付けトルクは守って欲しいね。
折れたアグラフはネジ部分がフレームに残るので、それを取り除き新しいアグラフをねじ込んで新しい弦を張れば終了なんですが、新品の弦はすぐに狂うし、ここは徳島。
またすぐにこの音だけ調律に来るのも経費がかってお客さんに申し訳ない。
アグラフの付いている部分の弦は太くてまず切れる事はないので、弦は再使用する事にしました。
その方が格段に落ち着きが良いけど、癖の付いた太い弦をアグラフから外して新しいアグラフに移植するのは結構厄介な仕事。
フレームに傷をつけないように神経使うので、新品の弦に張り替えるほうがよっぽど楽。
さっきの居酒屋で日本酒もご馳走になったので、より丁寧に(笑)
修理完了してホテルに送ってもらって本日終了