昨日は神戸でアクション調整をやって、長年中途半端なタッチだったニューヨークスタインウェイB型も、本来の軽快なタッチを取り戻して快調になりました!
このピアノは日本のピアノ量販店が売ったNYスタインウェイで、例によって外側はピカピカ、音はまろやかで反応は重い。
教科書通りに直そうとして失敗した典型的な例。
ニューヨーク・スタインウェイは、「あのタッチと音に向けて調整」するので、結果としては数値が出るけど、他のNYスタインウェイには当てはまらない。
なので専門的に台数をこなさないと調整できるようにはなりません。
ベーゼンもヤマハもスタインウェイも並べて売ってるお店ではわかるわけないよね。
かくしてまた1台、ニューヨーク・スタインウェイを助けて本来の性能を、取り戻しました。めでたしめでたし。

帰りは大渋滞で渋谷に戻ったのは夜中1時。仮眠をしてピアノを積んで早朝に福島へ出発。
今日、明日はフコク生命チャリティーコンサート in 福島。

今日の本公演は郡山文化センター。
今や懐かしいナショナルのマイクが床からニューっと出てくる!

昭和の時代はこのマイクのところで漫才やってたね(笑)
もちろん今日は冒頭の挨拶でしか使いませんけどね!
同じ頃、秩父ではレコーディングが始まったとメールが来た。

秩父は今日から2日間、コロムビアのレコーディング。
そっちは昨日神戸から一緒に帰ってきたスタッフが担当。
郡山公演は、ソプラノの島崎さんとテノールの中西さん。ピアノは河野さんの3人で主にミュージカルのプログラム。

オペラ座の怪人は懐かしかったなぁ。
スタインウェイの勉強していた頃、ニューヨークのブロードウェイで10回以上見ましたね。
そして日本から友人やレコーディングチームが来たら、いつも「オペラ座の怪人」に連れて行きました。
場面転換や音楽が綺麗でみんな喜ぶからね。
「コーラス・ライン」や「キャッツ」は場面転換があまり無くてセリフが多いから、時差ボケだとすぐに寝る(笑)
夜は福島郷土料理のお店で打ち上げ。
昨日スタッフは車で先に出発して和歌山で仕事。

私は新幹線で新大阪経由、天王寺から阪堺電車で堺のテクネルームへ。

来週のコンサートの調律を済ませてまた阪堺電車で天王寺に戻り神戸へ。

途中大阪らしい終日喫煙OKの店発見(笑)
三宮から初めて乗る地下鉄で西神中央駅へ。
震災後に出来た町並みらしく、全てが新しい街!

駅前のイルミネーションの綺麗なホテルに到着!
和歌山からのスタッフは、途中で立ち寄り温泉に入ったとかで夜遅くに到着したらしい。
明日はこの近くで6月に預かってきたスタインウェイB型のアクションアッセンブリーを戻して調整をします!
毎年私が担当している市川の芳澤ガーデン JAZZ。
今年は細川千尋ちゃんをお招きしました。しかもトリオ!

毎年トップアーティストを呼んでるので、ここのお客さん達は耳が肥えてる(苦笑)

ピアノはF1を持ってきました。
美術館は壁が四方垂直なので、音がワンワン回るのは仕方ない。
ドラムを入れたのは初めてなので大丈夫かと思ったけど、かえってリズムを刻むので、メリハリが効いてなかなかよかった。
リハーサル終わって千尋ちゃんが
「凄い、今までの中で1番好きなピアノ!」
とご機嫌。
そりゃJAZZトリプルピアノや6連弾でも大活躍した故 佐山さんも大好きだったニューヨークスタインウェイですから。
感慨深いコンサートでした。
今日のコンサートはVnのTさんと江口君の大御所2人。
ピアノはローズウッド。

ピアノも出演者だから大御所トリオかな(笑)

リハーサルの時からピアノも人気者。
お昼に外にでたら高島さんにばったり!
久しぶりだったけど、元気そうな笑顔が見れました。
ロビーで12月のランチタイムコンサートのポスターを見かけましたが、川口君は早々完売!

プレイエルが楽しみだ!
しかし「楽器提供:タカギクラヴィア」の文字が抜けてる~。
さて本番は流石の演奏を堪能したけど、楽屋の出待ちに長蛇の列でピアノ搬出出来ず(苦笑)
並んでる人達を見ると著名な演奏家がずらっと並んでる。
こりゃ搬出は待つしかないなぁ…とホールの裏方さん達と一緒に待機。
ようやく搬出終えて渋谷に戻って楽器を下ろして無事に終了。
なかなか濃い演奏会でしたね。
昨日と今日は某所より預かったストリート・ピアノの移動と調律。

渋谷駅のハチ公広場に置いてあったので見た人も多いと思うけど、深夜に引き取って、一晩預り、今日は朝から道玄坂LAVIの前に設置。
調律は新人のTちゃんが担当したけど、雑踏のノイズで大変だったらしい(笑)

ストリートピアノってほとんどが廃棄するようなピアノが多いけど、これは流石にメーカーの所有だけあって新しいモデルでびっくり!
いろんな仕事が舞い込んで来るもんだなぁ…
今日の仕事は歩いて行ける白寿ホールなんだけど、偶然お昼を買いに出ていたスタッフを発見したので、無理やり車に乗せて白寿ホールで降りて、車を会社に戻してもらった(笑)
白寿ホールは1階ロビーから螺旋階段状の吹き抜けを7階まで電動ウインチで吊り上げる搬入なので、貴重なヴィンテージは最近持ってきてません。
これもサブちゃんが亡くなってできなくなった影響だね。
なので今日も白寿ホールのピアノを調律。

今日も終演まで立ち会いなのて長丁場。
ここはホール主催だと必ず調律師の弁当も用意してくれるのでありがたい。
今日の弁当はこれ。

W玲子さんのシリーズは今回も大人気。
リハーサル聞きながら、私のネタになる話も多々あるので面白い!勉強になるなぁ…

アンコールが始まったところで、お先に失礼してエレベーターへ!
終演と共にエレベーターが入場規制されるほど混雑するので今のうちに抜け出す!
帰りはさすがに歩いて帰りましたよ~
先月の台風で急遽延期になっていたFM横浜の番組「Lovely Day」に生出演。
横浜ランドマークに朝10時集合なので、早めの8時半に渋谷を出たら、スイスイで40分も前に到着。
なので先月と同じくコメダ珈琲でモーニング。
出演は10時50分頃から。
打ち合わせがてら頭のなかで話を組み立てると15分どころか30分オーバーになりそう(笑)
生放送だから、こっちのペースに持ってけば、喋ったもの勝ちだからねぇ。

ところがパーソナリティーの近藤さや香さんがとても切れ者!
なかなかこっちのペースに持っていけない(苦笑)
お陰で早口になって、えーとか、あーって考える間もなくスラスラとピッタリの時間で終了。
もう何度も生放送に呼ばれているけど、時間通りに終わった(終わらされた?)のは初めてだ(苦笑)

という訳で簡潔に分かりやすく近著「ホロヴィッツピアノの秘密」のお知らせができました。

先月は台風15号のせいで食べられなかった「珍さんの麻婆豆腐」を食べて渋谷に戻り、次はサロンでFM横浜の「ピアノワイナリー」の収録。
これは毎週土曜日の18時45~19時00に放送しているので毎週聞いて下さいね!
今日は2週分を録るので、ちょうどリハーサルに来ていた黒山三滝のお二人をゲストに引っ張り出して、432ヘルツのピアノの話や身体トレーニングの話で盛り上がって終了。
その後はピアニストとトレーナーに残ってお手伝いをしてもらいながら、夜8時からエンジニアの酒井さんとYouTubeの生ライヴ配信の実験。

4カメをスイッチャーで切り替えて生配信。
画質も鮮明で音も良いので、今後が面白いね。
昨日の台風直撃は凄かったね!

神奈川県に向かって来たので、わが社の横浜の工場が心配になってスタッフ3人で集合、それはそれは凄かった!
夜8時過ぎに通りすぎて風雨も収まったので渋谷に帰ろうにも、高速は全て閉鎖。
綱島街道回りで帰りましたが、大きなロッカーのようなものやゴミ箱などが道路に転がっていて危ない危ない。

武蔵小杉駅近くでは道路冠水してたり、環七では大きな枝を踏んだり、必死で渋谷に戻ってきました。
台風の余波でスケジュールが空いたので、今日は近所のピアニスト自宅の調律に行って来ました。


ヴィンテージのB型とドイツ製のスピネット。
この後みんなで晩御飯食べようと計画しましたが、某アーティストのご主人も新幹線が止まって福島から戻れず。
台風の被害はまだまだ続きますね。
朝9時過ぎの北陸新幹線に乗ると、昼前には金沢に着く。

明日は台風上陸必至なので、到着してすぐ今夜の帰りの新幹線チケットを買っておいた。
今回は金沢のスタジオKで明後日のライブの為の調律と、来月オープンするサロンの下見。

スタジオKのヴィンテージ・スタインウェイは絶好調!

その後下見を終えてちょっと早めに金沢駅に戻り、金沢料理のお店で熱燗呑みながら時間を潰す。
この、かに味噌甲羅焼き美味!

いつのまにかみどりの窓口は長蛇の列。

台風を避けて早めに新幹線で帰ろうと言うことなんだろうけど、帰りのチケットを午前中に買っておいて良かった!

嵐の前の静けさの渋谷に戻ってきたのは深夜0時!お疲れ!
昨日のプレイエルコンサートの余韻も覚めやらぬまま、今朝の7時の新幹線で新潟県へ。

浦佐駅までお迎えに来てもらってホールに9時入り。
一昨日からのレコーディングの続き。

私の居なかった昨日も録音は順調だったようで一安心。
ここの楽屋は今や数少ない昭和の畳部屋があってくつろげる。

座布団重ねてパソコンいじって待機するには最適!
今回は快晴で八海山が綺麗だねぇ。

今日は最後の一曲だけど大曲!
しかも最低音のAより半音低いG♯が出てくるので、1番のAを半音下げて調律。
だから、この曲を録音の最後に持ってきた(苦笑)
初めて聞いた人はベーゼンドルファー以外では聞いたことないような音が鳴るから笑える。
仕上がりが楽しみだね!
全てのスケジュール終了して撤収。

機材車とピアノ車2台で渋谷に戻ったけど、機材車は途中力果て、関越のパーキングで仮眠していくと言うので、私はそのまま力走!

C2は工事でとんでもない渋滞だったけど23時頃には渋谷に到着!
今日も日帰り新潟で無事任務完了!
別チームは昨日から鳥取に行ってるけど、帰りは台風接近中なので大丈夫かなぁ?
新潟のレコーディングを少し抜け出して、今日は朝からプレイエルの調整。

京都からの長旅でもほとんどピッチの変化はなかったので一安心。
フォルテ・ピアノのシングル・アクションは、構造が単純だなだけに材質によるタッチ音色の違いは歴然で、汎用の部品で補修すると、どんどんモダンピアノの感触に近付いてしまうから、メンテナンスには気を使う。
昼過ぎにマネージャーとR君が来て、来年のコンサートに向けて試弾とのことで、1人黙々と練習。
困った、本番前の調整が終わったばかりなのに二時間も弾かれてしまった(苦笑)
R君はメンテナンスルームにあるホロヴィッツピアノにも興味津々。
若いのにホロヴィッツ知ってるんだね(笑)
遅れて川口君登場でやっと連弾のリハーサル。
その後、楽器の調整をやり直ししたので、休憩時間にも直しなしでいけます。
しかし開演の二時間前からサロン前に並ぶ人人!成ちゃん人気あるねぇ~。
そして本番!

やっぱりショパンはサロンで演奏すべきだとつくづく思う。
コンサートホールの響きはある意味楽器や演奏を助けるけど、多くの場合音に色を付けてしまうので作曲家の意図とは違う景色に見えてしまうことがある。
風呂で歌うと普段より上手く聞こえるのと同じだ。
その点、サロンは余計な響きがなくダイレクトに楽器の音が聴こえるので、ショパンのようにサロンで演奏することを想定して書いた曲は、より自然に景色を描いてくれる。
シングルアクションをコントロールするテクニックは、川口君の方がR君より慣れてると私は思うので、コンクールでは1位タイでも良かったんではないかな?
それにしても、このプレイエル。昨年のショパンコンクールの審査委員長から1位2位にまで弾いて貰えて名誉な事だったね、
3年前にフランスの片田舎からここに来て良かったね!(笑)
超満員のサロンコンサートはお客さん大満足のうち終了!
ピアノ技術者はプレイエル知らずしてショパンを語るべからず。
リストはダブルエスケープメントアクションのエラールを駆使して演奏活動していた同時期に、ショパンはなぜ既に時代遅れになっていたシングルアクションにこだわったのかは、サロンでプレイエルを聴くとよく分かる。
ショパンの死から6年後、プレイエルもダブルエスケープメントアクションに設計変更しましたが、時すでに遅し。
時代は、「近代的で完成された」と思い込んだエラールのメンテナンス性を改良したスタインウェイにとって変わって行くのです。
つまりショパンはスタインウェイを弾いたことがない。
鍵盤がわずか8ミリの深さで、なおかつ鍵盤を完全に戻さないと次の打鍵ができないので、自ずと連打のスピードはモダンピアノより遅い。
この仕組みが曲全体の手綱を引っ張り、得てして先走ろうとするテンポを本来の位置まで戻しているように感じる。
「ここはこれ以上早く弾いてはいけない」というテンポ設定を、楽譜ではなくプレイエルが「ここはこれ以上早く弾けない」と物理的に教えてくれる。
楽器から学ぶ意味がここにあるわけで、これを基本に奏法を変えるべきであると納得する。
モダンピアノで弾くショパンも私は好きだけど、更にその先の世界の答えは過去にあり、それを探求するのは実に楽しい。

さぁアンコールの前にまた私のMCで「本日のピッチは430」であることを告白。
やはり皆さんわかりませんでしたね、
開演してすぐは、あれ?と思った人は多かったと思うけど、やがてそれは音色の違いとしか感じなくなり、徐々に木質の暖かい音色が心地よく、まさか半音の半分も低いピッチで聴いているとは誰もが思わなくなるので、絶対音感云々なんてあまり目くじら立てるものではないね(笑)
今年活躍したこのプレイエルも1ヶ月ちょっとお休みなので、音色のムラや雑音を止める作業にやっと入れるね!
12月の浜離宮楽しみ!
終演後、カフェで恒例の打ち上げ!


楽しかったね!お疲れ様!!
昨日、多賀から渋谷に戻ったのが夕方4時頃。
仙台~京都~大阪を回ってほぼ1週間ぶりに渋谷に戻りました。
楽器を下ろして先に到着していたプレイエルの調整をやって、やっと休憩!!
数時間寝て5時起きで新潟へ出発!

トラックと録音機材を積んだワンボックス2台は朝9時、予定通り小出郷に到着。
今日から3日間コロムビアとレコーディング。
ここのホールはこれで5回位レコーディングで来ているなぁ…。
ホールがとっても協力的なので助かってます。
今年の春にはCD75を持って来て、江口君とラフマニノフを録ってレコ芸の特選盤になりました。
なかなか響きの良いホールですね!
今回のピアノはキヨシを持ってきました。
搬入を終えて調律。

11時にアーティスト到着してサウンドチェック。
昼頃から録音を始めました。

クラシックサックスとピアノの録音は4回目かなぁ…。
ここはさすがに米どころだからご飯が旨い。
弁当のご飯も最高!
着々とレコーディングは続き、ピアノも安定してきたので選手交代!
今回のアシスタントは当社の技術主任ONO!
録音のキリの良いところで新幹線の駅まで送ってもらって、最終の1つ前の新幹線で東京へ。

東京駅に到着したのに気がつかず、車掌さんに終点ですよ!って声をかけられる始末。
疲れてるんだねぇ。(苦笑)
疲れてる時によくやるのは東京駅から山手線で恵比寿まで乗ってタクシー。
会社に帰ったのは12時を回ってました。
日帰り新潟お疲れ様!
スタッフと私はホテルが違うので、早朝8時半、京都コンサートホールに集合。

小ホールでは、川口君がプレイエルでオールショパンプログラムのコンサートが15~17時。
同時刻に大ホールでは仲良しのコロムビア録音チームが京響の収録。
ジェラール・プーレはホールのすぐ近くで13~15時でサロンコンサート。
私はプレイエルの調整を終えて川口君のリハーサル。

フムフムなかなか良く鳴っているので、一安心。
早々と完売していたので諦めていたけど、ラッキーなことにスタッフ用のチケットを頂いたので、スタッフと二人で客席で聴けました!

川口君は関西で初のフォルテピアノリサイタルなので前半は少し緊張気味だったけど、後半の24の前奏曲は圧巻でした!
万雷の拍手で終演は17時。
ピアノは東京に帰るけど、私はこの後19時までに大阪シンフォニーホールに行かなければならない!
プレイエルの写真を撮る人が引きも切らず、なかなか搬出できないので、アナウンスをしてもらって、無理やり搬出。
と言うのも、大ホールのオケの楽器とコロムビアチームの録音機材の搬出も重なってしまうので、お先に搬出させて頂きました。
搬入口でオケの人やホールの人が「久しぶりですねー」と声をかけてくれる。
良く見るとありゃ20年位前に他のオケに居た人やフェスティバルホールでお世話になった人などなど、懐かしい人達との再会。
残念ながら長話もしてられないのでとりあえずプレイエルをトラックに乗せていたら、出待ちのお客さんから声をかけられ…
「著書の今ショパ読みました!プレイエルの事で質問が!」
「すみません私はこの後大阪のシンフォニーホールで夜本番があるので…」
「ではシンフォニーホールまでお送りします!」
「ではお話は車の中で!」
てな訳で美人お二人に京都からシンフォニーホールの楽屋口まで送って頂きました!
ありがとうございました!!
こちらシンフォニーホールは北九州~サントリーと続いた中村太地/江口玲 3大Bツアーの最終公演。
ここには別のトラックでスタッフが夕方ローズウッドスタインウェイ搬入済み。

3日前に同じプログラムでサントリーホールで使って、調律も安定しているから、わが社の技術主任にお任せ!
私は本番前に無事に滑り込みセーフ!

みんな私の顔見て「間に合った~!」
アーティストも慣れたピアノを持ち込むコンサートだからできる技(笑)

大阪でもピアノは大人気で写メの嵐。
シンフォニーホールの搬出を終わった頃には、プレイエルを積んだトラックはもう名古屋辺りを走ってる。
川口君達は京都で打ち上げして美味しいもの食べてるんだろうなぁ…
大阪も打ち上げ出られなかったなぁ…。
我々ローズウッドスタインウェイを積んだシンフォニー組のトラックは、今夜は多賀パーキングホテルに泊まるのでコンビニご飯。
アルコールは無しだなぁ…。
しかし今日は何でみんな関西に集結したんだろう(笑)
昨日はベアティホールのヴィンテージスタインウェイを調整。


午後からここでジェラール・プーレのレッスンです。
楽器を調整して鳴滝まで移動。
久しぶりに乗る嵐電は若い女の子が運転手でびっくり!

女の子でもワンマンって言うのかなぁ…。
京都のお客さん宅のB型の調律を済ませて、お客さんとイタリアンを食べに。
プーレセミナーの主催者に、ホール近くの「京都エミナース」という温泉付きのホテルをとってもらいました、プーレも一緒です。
今日もレッスンとプライベートコンサートがあるのでピアノの調整。
終わってから京都コンサートホールに移動。
渋谷からスタッフが運んできたプレイエルを、とりあえず今日は広いピアノ庫で一晩お泊まりさせて、本日おしまい。

明日はミラクルな1日になりそう!
昨夜泊まった仙台駅前のホテルの朝食は、なんとご飯無しで洋食のみ!

全国各地のホテルに泊まりましたが、白飯がなくてもおにぎりがあったりするので、完全米離れは初めてかも!
これはこれで食べ過ぎなくて私はOK!
さて今日は仙台から1時間ほど走った角田市の支援学校に到着。
下見の情報では、体育館が工事中で使えず視聴覚室まで狭い廊下を延々押して行く覚悟だったけど、校庭を横切って視聴覚室にトラックを付け、ドアサッシも外して頂いたので、楽々フルコン搬入に成功!


これで昨日の1600人の大ホールと同じ楽器で演奏を披露できる理想の訪問コンサート。
支援学校のみんなは昨日のようなコンサートホールにはなかなか来られないので、同じ楽器を支援学校に持ち込むのが我々のチャリティーコンサートです。
今日もみんな大喜びで大興奮。
先生方もお手伝いありがとうごさいました!
任務終了後、ピアノを搬出して私は福島駅でトラックから下り、緑の窓口で福島県~京都に最短で行けるチケットを購入。
東北新幹線で福島~東京、東海道新幹線に乗り換えて東京~京都のルートです。
窓口のお兄さんはテキパキと作業し、私の要求した車両最後部窓際の席を用意してくれた…はず。

しかし、東北新幹線に乗り込んで途中の宇都宮駅で乗って来た乗客が「そこは私の席です!」と言うので、何気なく切符を見たら19Eだった!

最後部から1つ前の席だ!やられた!
親切な人で「荷物多そうですから私が前に座ります」と事なきを得たけど、心配になって東京駅で乗り換えのチケットを確認したらなんとのぞみではなくひかり!
しかも最後部の席ではなく最後部車両の、しかもその車両の真ん中7D!

さっきは間違いかと思ったけどこれは悪意を感じる…。
たらたらとひかりで何駅も停車しながら、21時11分京都駅に到着。
その後乗り換えて桂駅でお迎えの車に乗って、ベアティホールへ。
ヴィンテージ・スタインウェイをピアノ庫からホールへ出して明日からの準備をしようと思ったら、ピアノ台車が故障!
お手伝い頂いてヨイショヨイショとみんなでホール内にピアノを出して本日終了。
明日はジェラル・ブーレの講習会。
エミナースホテルに着いたら、疲れで速攻寝ました~お疲れ様。
そうか、9月は30日までしかないんだね。
怒涛のスケジュールをこなしているうちにもう10月!
29日、サントリーで使ったピアノをサロンに下している時、酷使したゴブちゃんのアームがポッキリ折れるアクシデントが!

騙し騙し赤レンガの搬出はできたけど、ちょっと重症。
昨日は午後から、K君がプレイエルの練習に来るのでそれを待って、工場へ。
ポッキリ折れたアームは強化型に変更して溶接。

2001年に開発したこのゴブちゃんも、20年近く大活躍してくれているので少々疲れぎみ。
オーバーホールしなきゃと思いつつスケジュールがいっぱいで応急処置で乗り切ってきた。
早く次世代ゴブちゃん作らないと…。
今日は朝7時半出発で仙台へ。

10/1~2はフコク生命チャリティーコンサート in 仙台!
ピアノは「ひばり」を持って行きます。
長年のお願いが叶って、今回から仙台公演は電力ホールからエレクトロンホールに会場変更。
電力ホールは仙台の中心地にあって便利なんだけど、ピアノの搬入には泣かされてきた。
東北電力ビルの7階まで外壁にあるゴンドラで上げるんだけど、強風が吹いたら使用禁止。
ここまで来てピアノ上げられなかったら大変!と。いつも心配してました。
さてエレクトロンホールって聞いた事ないぞ?と行ってみたら、この特徴的な搬入口を見て思い出した!

ここは昔の宮城県民会館。
25年くらい前に田部ちゃんと東フィルの東北ツアーで来たことがありました。
夜9時の終演後、ピアノを搬出してそのままま一般道を夜通し走って宮古市民会館に着いたら、ホール外壁の高さ160センチのところに穴が空いてるだけの搬入口でびっくり!
この辺の話は著書の「スタインウェイ戦争」に書いたので読んでくださいね。
その後、市村さんと稲本響の「海の上のピアニスト」の公演でも来ました。
ここは搬入口前の道幅が狭いので、パワーゲートの上でよぶちゃんを直角に曲げて入れるか、1度地面におろして歩み板で入れるかどちらしかない。
またトラックを停め置きするスペースも無いので、搬入後は速やかにトラックを別の駐車場に移動するなど制約はあるけれど、電力ホールの搬入比べたら天国。
今回は歩み板を使って難なく搬入。
ステージにピアノを置いたら、さらに鮮明に昔を思い出した。


1600席の三階構造なので1000席の電力ホールより大きい。
集客大丈夫かなぁと心配したけど大入りでびっくり。
今回は竹村さんと沢崎さんと大森さんのトリオ。

既にベテランの域の三人なのでお客さんいじりも慣れたもの。
また今日のお客さん達もノリが良いので大いに盛り上がって無事に終了!
20年ぶり位に来たこのホールも感慨深いけど、仙台のホールって何で電力とかエレクトロンとか電気が関係するのかなぁ…不思議。
さて懇親会はホテルの地下の和食屋さんで!

明日はここから一時間かかる角田市の支援学校。みんな待っててね!