人一倍多趣味なので、若い頃にのめり込んだ趣味の1つの車達を引っ張り出して久しぶりに虫干し。
こんな車を知ってる人は完全に昭和。

まずは私が10代の頃からのめり込んだホンダS800。
この白いクーペはパリで見つけたフランス輸出仕様を空輸した帰国子女。
オープンとイギリス仕様のガンメタクーペと共に集めた大量のパーツは貴重品だけど、自分の余命を考えたらちょっと多過ぎたよね(苦笑)
次は幻の原付ホンダCZ100。
モンキーの前身で鈴鹿サーキットや多摩テックで走ってたのを輸出のみ販売していたので日本仕様はない。
これもアメリカやフランスからピアノと一緒に空輸してきた。

あとは普通のモンキーMタイプとアメリカ仕様のモンキーミニトレイル。
20歳頃に毎日乗ってたモンキー50Z。
他にもロータスヨーロッパS2と60年代の遺物達。
忙しくて、もう30年も触ってない(笑)
この中で2001年に買ったジャガーXKRは新しいと思ってたけど、考えてみたらもう20年前の車なんだね。
この他の趣味は小学校の時から凝っていた電気関係の趣味。
今はちょっとアニメな街になってしまった秋葉原だけど、私が小学校の時はラジオデパート、ラジオガーデン、明電舎等々ジャンクパーツを売る店が軒並み。
秋月はまだ古い建物で知る人ぞ知る店だった。
この頃は粗大ゴミで拾ったテレビの部品を秋葉原で仕入れて直して売ったりしてた(笑)懐かしい思い出。
その頃からの部品や測定器等々まるでジャンクヤード。

車の趣味はエンジンを組み立てるのは当たり前で、4速ミッションを5速に改造なんて事もやってたからのめり込み方は半端じゃなかった~。
これが10年後にヨブちゃんゴブちゃんというピアノ運搬車開発の基礎技術になってタカギクラヴィアの今があるかと思えば、小学校からの色んな趣味の知識がこんなところで実を結ぶとは…技術は身を助くですねぇ。
当時時計の様に精巧なと評されたホンダS800のツインカムエンジンに比べたら、グランドピアノのアクション何てチョチョイのチョイ(笑)
もう1ヶ月も自粛してるので、会社にある30年前の大量の(写真はこれでも極一部)車関係、電気関係のパーツやオシロスコープやオシレーターやガイガーカウンター(大震災の時に作った)等を断捨離してメルカリやヤフオクで処分!
今はアマゾンやモノタロウ等のネットで最新のデジタルパーツがビックリするほど安く買えるからねぇ。
すっかり世の中変わりましたね~
今回の断捨離は、これもコロナの強制自粛がなきゃできなかったから私にとっては良しとしよう!
製作物もまだまだ溜まってるので、自粛で家で暇してる人がうらやましい~
多趣味のおじさん、アイデアがドンドン沸いてくる!まだまだ頑張るぞ!(苦笑)
サンデー毎日になってもう1ヶ月。
延び延びになってたTo Doリストから、今日は横浜工場で三代目デュトロの風防の塗装。
暇なスタッフが手伝ってくれて風防を倒してマスキング。
車を買い換えた時に、気に入っていた風防を二代目デュトロから三代目に付け替えたのですが、塗装が剥がれていてちょっとみすぼらしかったので、日野自動車から純正塗料を取り寄せ!
メタリックのシルバーなので、まずは白に塗って、その上にシルバーメタリックを塗装。

工具なら何でも揃っている横浜工場!
やっと風防もピカピカになって出動準備完了!
なのに仕事無し!(苦笑)
いつもは人で賑わうサロンもカフェもスタジオも一時閉鎖にしたので、スタッフ達の主な仕事はピアノのオーバーホール。
お客様が心待ちにしている修理順番待ちのピアノ達を、横浜工場、サロン、スタジオ、カフェに分散して、各自平行してオーバーホールを進める事にしました。
私は桜が満開の秩父倉庫に籠っています。


折しもテレビが緊急事態宣言を出して世の中初めての経験がいよいよ始まりました。
々も戦闘態勢に入ります!
昨日は朝から某ピアニストの自宅のスタインウェイを調律。
戻ってから来客やFMの収録等をやって夜までバタバタでした。
今日のサロン・レコーディングを最後に、来月までコンサートはほぼキャンセルか延期になり、世の中激変してきましたね!
今日のレコーディングは毎年ここでやっている伊賀/山口夫妻による教則本の収録。

終わってからカフェで恒例の飲み会打ち上げをやって盛り上がりました。
さぁ明日からは、オーバーホール三昧です。
昨夜日付も変わった頃、やっと渋谷に到着。
今日から4月、そして私にとっては非常に重大な案件が!
コロナ騒ぎのニューヨーク。
外出禁止令で空港に職員が出勤できなくなるドタバタギリギリのタイミングで急いで送った貴重なピアノが、通関を終えて無事に成田から届いた!


今日はやっとピアノとご対面できる。
サロンでは例のピアノが私を待ち構えていてくれた。
同梱してきた鉄製の不思議な物体は、アメリカでは良くある「ピアノドーリー」。

これに直接ピアノを乗せてステージまで移動する。
これをつけたまま本番をする事も良くある。
日本のようなくるくる回すピアノ台車はほとんどないので、これがポピュラーなんだけど、昨今はピアノのキャスターが大きくなって移動が簡単になったので、だんだん見られなくなってきた絶滅危惧種。
長旅を終えたこのピアノはこれから1年ほどかけてステージに上げるコンサートコンディションに仕上げる。
その頃にはコロナ騒ぎも終わり、真摯に音楽に没頭できる世の中になっているに違いない。
思い起こせば《CD75》が来ることが決まった2011年3月も、東日本大震災で大騒ぎになって半ば諦めかけた時だった。
今回はコロナ騒ぎで日本に本当に飛んで来るかどうかの瀬戸際だったので、なにか似ている。
そして驚くべき事に、今日はこのピアノの元オーナーの誕生日だった。
やはりこのピアノ達は何かを持っているとしか思えない。
詳細はまだ公開できませんが今後のお楽しみ!
当時の貴重なスタインウェイ社オリジナルの椅子も無事に届いた。

あ~楽しみだ。