昨夜は名古屋の伊東さんのスタインウェイL型を調律して、笠寺ワシントンホテルに宿泊。
今日は上社の伊東さんのヴィンテージM型を調律。
名古屋は伊東さんが多くてややこしい。
みんな長い付き合いなので昔話しに花が咲いて、歳をとった事を実感。
そして…昨夜の伊東さんちで見てはいけないものを見てしまった。
保護猫二匹!
後ろ髪引かれる思いで帰ってきたけど、やっぱり一匹黒いほうを引き取る事にしました。
連絡したら伊東さんが伊東さんちに連れてきてくれました。
というわけで我が家の保護猫ゆうちゃんの遊び相手になるかと名古屋から連れて帰りました!
夕方6時には渋谷に着いて早速哺乳瓶でミルク。
岡崎のSさん自宅のヴィンテージスタインウェイM型。
1月に過乾燥で響板にクラックが入ってしまい、急遽3月から預かってオーバーホールしていたのが仕上がったので、納品に行ってきました。
マンションの13階エレベーター上げなので、地元の運送業者さんに現場で引き渡して入れてもらいました。

弦も新品で調律はあまり持たないから、また秋に豊田に来る時に仕上げの調律をやる事にして、今日はこのまま名古屋に向かい、お待たせしていた名古屋のお客さんの調律を回ります。
いつの間にかSさんに後ろから写真撮られてSNSにアップされてた!
後頭部は写さないで欲しいなぁ(苦笑)
今年でデビュー20周年の干野君。
11月5日、浜離宮朝日ホールで行われる「ホロヴィッツメモリアルコンサート」に向けて、デビュー20周年記念連続リサイタルを配信コンサートで2回実施。
4/11の第1回に続き、今日2回目も松濤サロンで《CD75》を使ってのコンサート。
配信もあるので、コロナの自粛で客席を半分に減らしても、アーカイブとして後日自宅で何度でもコンサートを楽しめます。


ホロヴィッツゆかりの曲で固めたプログラムは《CD75》で聞くと楽しみも倍増、ダイナミックレンジの広さに圧倒されます。
私はチェックの為に事務所でライブ配信を見ましたが、カメラワークも慣れてきてなかなか良くできた。
しいて言えばデッドな空間なのでもう少しアンビを足そう。
次回からの課題も見つかって良かった。
東京の自宅にあるヤマハU7を、432Hzに改良して八ヶ岳の別荘に運ぶプロジェクト。
先月下北沢から運ばれて来たU7は、私が調律師となった頃のヤマハアップライトピアノ最上級モデル。
憧れの機種でした。
そんなわけで会社にも2台あります(笑)
さて442Hzの普通のピアノを432Hzに変更するには、ただ単に調律を下げれば良いわけではありません。
ましてや40年以上経過したピアノでは、弦も劣化していて切れたり雑音が多かったりで綺麗な音にはなりません。
というわけで、新しく弦を張り変えて最初から432仕様にやり直し。
仕上がったのが数日前なので、調律を安定させるのが大変でした。
そして今日、いよいよ3トントラックに積んでで出発!運良く快晴!
八ヶ岳の別荘で搬入時に雨に降られたら最悪ですからねぇ。
事前に搬入経路の写メは頂いてたので、苦労したけどなんとか無事に搬入完了!

爽やかな高原をイメージしてたけど、今日は暑くて汗だらけ!
見かねたオーナーがお風呂を使わせてくれました(笑)
森を見ながら入るお風呂は極楽極楽。
さぁその後は432ピアニストのクニコさんが初演奏。

テラスで美味しい料理を頂きながら432ピアノで聞くショパンは最高!


往復運転は私なので酒が飲めないのが残念だけどね。
名残惜しいけど、日帰りなのでそろそろ失礼します。
オシャレな素敵な別荘でした!
6時に朝風呂入って、さっぱりしてから朝食。
ここは南魚沼だから米どころ。
ホテルの朝食も当然パンではなく、ご飯を選ぶ。
納豆に卵かけご飯!
9時にホール入り、10時半にアーティストが来てレコーディング開始。

ピアノは落ち着いてるし、私はモニターしながら日記書いてるだけで出番なし。
夕方、東京から搬出要員スタッフが新幹線で浦佐の駅に着いたと連絡あった時にはもうレコーディングは終了。
ピアノ・ソロならともかく、他の楽器とのアンサンブルだと、両者がミスなく弾けないといけないので時々引っかかる事あるが、上手い人達のレコーディングは楽(笑)
さぁピアノと機材を積み込んで渋谷に帰ります。
昨日はピアノと機材を搬入してリハーサルのみ、今日から収録開始!


コロムビアとはもう30年位の付き合い。
慣れたチームとのレコーディングは阿吽の呼吸で無駄な動きが全く無い。
お互い、持ち場のスペシャリストのチームだからアーティストも安心して演奏に専念できるので時間も早いね。
新潟も蔓延防止で夜8時には飲食店が閉まるので、定宿の浦佐駅前ホテル岡部の前にある一見ファミレス風のレストランに行った。
これが何を食べても美味い大当たりのお店。
利き酒セットもあるし、

このわけわからない名前のキノコの刺し身も美味!

レコーディングも順調!
明日から2日間、おなじみの新潟の小出剛文化ホールでチェロとピアノのレコーディング。


前回は今年1月、あの大雪で高速道路通行止めになった時。
今回は真逆の真夏日!
今日はリハーサルだけなので昼頃にピアノと機材を搬入してホテルに戻り、久しぶりに爆睡。
ずっと休みないから疲れてたねぇ~(笑)
埼玉の山奥の黒山三滝にある432Hzピアノの拠点で、夏休み自由研究「ピアノの構造編」企画の講師をやってきました。

子供達の講師をやるのは初めてだったけど、わかってくれたのかなぁ?
子供の扱いには慣れてないのに、何故か子供に好かれる私(苦笑)


とりあえず自由研究は終わってランチタイム。
参加者のお父さんが銀座の有名料理店の料理長なので、朝から腕を振るってくれた贅沢な料理を頂いて子供達とは解散。
午後は大人のメンバーで歓談して、夜ご飯は近所の築300年の藁葺古民家を白川郷から移築して建てた古民家レストランで、コース料理。もちろん黙食。(笑)

黒山三滝に戻ってワインで二次会黙食(苦笑)
時間はどんどん過ぎて行くけど、皆さんは泊まり。
我々は途中退席で渋谷に戻りました、おつかれ!
4日間に渡って続いたプレイエル録音もやっと最終日。


朝9時から夜7時まで鍵盤を叩いては調律、叩いては調律を繰り返し。
私は調律師、ピアニスト(笑)兼業なので休みなし。
やれやれ…
いつもはピアニストに「タッチが揃ってない」とか「もっと弱くとか粒を揃えて!」とか言ってたけど、言われるほうの気持ちもわかった(苦笑)
長かったプレイエル録音も終了。
盛岡から酷使してきたプレイエルもここで少しお休み。
メンテルームで調整に入ります。
今日から4日間、過酷なマル秘録音が始まりました。
朝9時にプレイエルを搬入。
調律を終了後、ピアニストのFさんがショパンを数曲録音。


お昼を食べてからいよいよ録音開始。
以前ハンブルグのスタインウエイでやった時とは違って今回は私がピアニスト(笑)
淡々と19時までひたすら調律しては鍵盤を叩きが続く。