朝からサロンでは、フコク生命・配信コンサートの2台ピアノバージョン。

狭いサロンにフルコン2台なので大変(苦笑)
支援学校への訪問コンサートに行けなくなって早2年。
早く復活して全国回りたいね~。
サロンでの配信が終わったら、私はB型を積んで目黒八芳園へ。
こちらは今夜の生放送。
もう情報解禁になっていますが、10月4日から流れている報道ステーションのテーマ曲と天気予報のコーナーで流れるバージョンの紹介で、紅葉中継と共に番組内容で生放送。

このテーマ曲は、先日、某スタジオのニューヨークスタインウェイで録りました。
テーマはスタッフのOが担当し、私は天気予報バージョンを担当しました。
かつて、報道ステーションのMCが古舘さんに変わった時のテーマ曲は、赤坂にあったコロムビアスタジオでの最後の録音、「ひばり」で録音したものでした。
今日と明日はフコク生命の配信コンサートをサロンでやります。
今回は中井/武田デュオの2台ピアノバージョン。

朝、サロンの2台調律をやってから、CD75を積んで浜離宮へ。

こちらではMさんの「世界音楽遺産シリーズ」のリサイタル。
Mさんのこのシリーズは、毎年、日本全国でやっていて東京が最終地。
いつもは東京文化だけど、今年は浜離宮朝日ホール。
私は浜離宮のほうが好きなのでありがたい。
今まではハンブルグスタインウェイを持ち込んでいたけど、今回はCD75をご希望。
特に宣伝したわけでもないのに、ピアノの周りには写真を撮る人が行列。

新品の鳴らないピアノをぶっ叩いて弾くコンサートが普通だと思っている人達には新鮮だったかもね。
クラシックのピアノ音楽をつまらなくしたのは昨今のピアノメーカーの責任。
ベテランのピアニストは若い連中と同じ土俵で競わないで、音色と表現力の大人のクラシック音楽で差をつけてもらいたいと、再認識した今夜のコンサートでした。
昨日は多賀から京都に入って仕事をこなして、大津泊。
今日は大津で2台、ベルクマイスター調律をやって、

名神~東名で戻る途中に我がパジェロがトラブル。
以前からエアコンのベルトがキーキー鳴っていたのを無視して高速で飛ばしてたら急に静かになった。
やっぱりコンプレッサーが焼きついてベルトが切れたのだろう。
先日、パジェロのリコールで三菱に出し際、「時々エアコンのコンプレッサーかプーリーが焼付いてるような音がする」と言ったのに、「ベルトを締めておきました」とか言ってろくに調べてくれなかったけど、やはり予想が当たったわけだ。
まぁ計器盤のアラームがなにも点かないから、ベルトはエアコンのコンプレッサーを単独で回してるだけなんだろうとそのまま走り続けて渋谷まで戻ってきた。
ボンネットを開けたら案の定、切れたベルトの切れ端が引っかかってた。
全く…自分の身は自分で守るしかないね(苦笑)
今日の持ち込みは三島市文化会館で、Salt & Sugar の公演。
私はこの後、京都~大津へ行くので、ビアノ車とパジェロの2台で渋谷を出発。
ここの小ホールには最近来たけど、大ホールは初めてかもしれない。

搬入して調律はスタッフのOさんが担当。

今日は千葉市民会館でのNさんのコンサートと重なっているけど、千葉は持ち込みではないのでスタッフに任せた。
私はホールのピアノは基本的に調律しないので。
さてSaltこと塩谷さんとは6連弾以来なので久しぶりの再会。
千葉も無事に終わったみたいだし、こちらはピアノ搬出してピアノ車は渋谷に帰り、私はパジェロで西へ走り、とりあえず多賀パーキングホテルに到着。
一昨日、過酷な新潟野外収録だったのに、なんと今日は富士宮で野外ジャズコンサート、屋根なし!アワワ。
昨夜、富士宮のホテルに入って早朝に富士山をバックにした野外特設ステージにピアノを搬入。
完全野外のステージにスタインウェイを持ってきてしまった…。

幸い天気は良さそうだけど、できれば曇り空で夕方までに終わって欲しいと祈る。
野外で怖いのは雨だけではなく、実は直射日光。
私はこれでスタインウェイのフルコンを壊した事があります(苦笑)
松江での野外JAZZフェスで、くれぐれもテントを付けてくれないとお断りしますと言ってたので現場に着いたらテントがあって一安心。
しかし夕方になると強烈な西日!ビアノは触れないほどアチアチ!
夜の本番には冷えて猛烈な結露。
結局響板のクラウンに致命的なダメージを受け、可哀想にこのスタインウェイは音が鼻詰まりになってしまった。
こんな苦い経験を積みながらもビアノの耐久テストを兼ねて(!)過酷持ち込みシリーズは続けています。
今日は曇り空だからまだ良いよね。
共演のコントラバスとギターとドラムなら、雨が降ってきたらとりあえず楽器を持って逃げられるけど、ピアノはそうはいかないし、雨が降ったら演奏中だろうがビニールをかける!と心に決めて本番始まった。


日頃の行いが良いのかヘビーデューティのタカギクラヴィアスタインウェイは無事に任務終了。
やれやれ帰りの富士にかかる月がやけに綺麗だった。

今度はちゃんと打ち合わせしようよ~(苦笑)
仕事が重なって、一人で新潟の某リゾートへ。
とあるリゾート地のYoutube用プロモーションVIDEO撮りで、作曲家ピアニストのT正勝さんからの依頼。
野外と聞いていたので野外用のヤマハGPを持って来たのですが、一応テントはある。


くもり空だけど晴れたらテントは外すのかと思ったら、テントも含めて会社の製品なのでテントは外さないと。
まぁビアノにはそのほうが良いので安心(勿論雨降ったら即中止するけど)。
同録するので音がちゃんと出て調律もできる楽器をとのリクエスト。

収録とPAはエンジニアの酒井さんにお願いしたので現地で合流。
ピアノ下ろすのも組み立てるのも1人なので、大変。
それにしても山の上は寒い。
ビデオ撮影は拘束時間が長いので天候と気温の変化が心配だけど、まぁ雨も振らずになんとか終わった!
一人でピアノを搬出していたらぬかるみにハマってしまい、スタッフの皆さんに押してもらって脱出。
これも過酷シリーズに加わる仕事だったね~。
今日からベテランスタッフ達は、水戸のホールでプレイエルの保守。
私は某レコーディングスタジオでコロムビアの企画、ベテラン歌手の録音。


お互い年齢は同じで、私が目黒高校に通っていたころ、お隣の○○高校だったようで、同じ時代に高校生だったとは親近感湧くね。
というわけで、普段スタジオ録音はスタッフに任せきりなんだけど今日は私が担当。
しかしあの頃は日本も上り調子で良い時代だったね。
昨日は、スタッフが古座川近辺の調律を回っている間、きよもん湯に入ったりしてのんびり。
夜は串本の天馬船といういつもの居酒屋で岡田さんと飲み会。
長くコロムビアで名エンジニアとして活躍した岡田さんももう御歳80歳!
元気に呑みまくっている(笑)
私が生涯で出会わなければ今はない恩人5人のうちの1人。
懐かしい話に花が咲き、またまた古座川まで送っていって、今朝は9時から公民館で調律。

その後バイパスに乗って帰路に着く。
途中、尾鷲南~尾鷲北間の紀勢道がが開通して20分以上短縮されたけど、尾鷲はこれで更に寂れるから寂しいなぁ。
伊勢道に入って、東名の岡崎で下車。
私は岡崎のお客さんの所で降りてデュトロトラックは一路東京へ戻る。

岡崎のSさんのスタインウェイを調律して

名古屋まで送ってもらってお決まりの蓬莱軒でひつまぶし!
その後は名古屋駅まで送ってもらって新幹線で東京へ。

先発のデュトロは東名の集中工事にハマって、なんと私が渋谷に帰ってワイン飲んでる頃にやっと横浜工場に着いたとか。
やれやれお疲れ様。
テレビの収録やレコーディングの現場はSNSにアップできないことが多いので、面白い写真やネタはたくさんあるけど、それは会った時のお楽しみ(笑)
今日はいつもの和歌山。


早朝にスタッフとデュトロで出発して夕方到着。
古座川公民館にスタインウェイを搬入して置いてくる。
来月もここでコンサートがあるのでそれまでハンブルグスタインウェイD、通称ひばりは置いてけぼり。
楽器を下ろしたら、岡田さんと新宮のイタリアンの名店オステリア・トレンタへ。
なんと福村さんも顔だしてくれたので久しぶりの再開。
福村さんは、松濤サロンのワインコンサートや6月19日コンサートでもワインをセレクトしてもらったり、お世話になったイタリアワインのソムリエ。
実家の新宮に帰って和歌山で仕事をしていて、ここトレンタは弟さんのお店。料理もワインも素晴らしい。
いつもは顔出し不可だけどたまには顔出しで(笑)

堪能して岡田さんを送って、我々は定宿のシーカンス泊。
恒例になったタカヒロ・ホシノによるホロヴィッツ命日コンサート。
今回は浜離宮です。


まだまだ自粛モードなので満席にはできなくて残念だけど、多くのお客さんが来て下さいました。
ピアノはもちろん、CD75を持ち込み。

プログラムはホロビッツお馴染みのレパートリー(何故か一曲ドビッシーが入ってたけど…苦笑)で偲ぶ。
終演後は、退館時間に厳しい浜離宮なのでアンコール終了を待って急いでピアノ搬出。
まぁここの慌ただしい搬出も慣れたけどね。
沖縄は今日がピアノお披露目。
尽力して下さったKさんのヴァイオリンコンサートが無事に終わったようです。
午前中にはヨーヨー・マさんも来賓で来たらしく、スタインウェイは間に合って良かった!
こちらは東丸さんのリサイタル、ご招待券を頂きました。
この大変な時期にコンサートを開催してくれた主催者には敬意を表したいですね。
聴衆としてホールに来ることはあまりないので新鮮。

東丸さんは久しぶりの演奏会で最初は少し硬かったけど、徐々に余裕を取り戻し、お得意のフランス物は流石の演奏。
この時期なので終演後の挨拶も出来ないけど、徐々に日常が戻りつつあるね。