


無事に本番を終え、プレイエルを搬出して東京に戻ります。
ヴィンテージの楽器は温度湿度振動にデリケートなので、楽器を車の中に放置しないように寄り道しないでまっすぐ東京に戻ります~
秩父ではラフマニノフ2のレコーディング最終日だけど、私はプレイエルを積んで琵琶湖ホールへ。

午後には到着、搬入して調律。
今日はリハーサルで本番は明日。
バロックチェロとのアンサンブルと川口君のソロ。

リハーサル聞いてたら秩父レコーディング無事終了して搬出したとスタッフから連絡あり。

こちらもリハーサルが終わりホテルに向かいました。
ラフマニノフピアノでの録音は昨日終えたので、ピアノをCD75に入れ替えてメインのレコーディングをやります。

なんと贅沢なレコーディング!



私は明日、琵琶湖に出発するので、録音最終日と搬出は、スタッフのOと交代です。
今日から3日間、「ラフマニノフ 2」のレコーディングです。

当然ラフマニノフスタインウェイを持ってきました。

とはいえ修復からまだ落ち着いてないので、メインはCD75を使い、ラフマニノフピアノはボーナストラックのような形で入れる予定です。
これでラフマニノフピアノのマイクの乗りやホールでの鳴り具合をチェックして、また仕上げの調整をやります。
楽しみですね、
とりあえず6月19日コンサートには予約を受けて後日発送します。
18日から今日まで観音寺でチェロとピアノのレコーディングでした。


私は京都でベアティホールの調律をやってから香川県に入ったので、東京を出てから、ほぼ1週間旅をしています。


ピアニストが来日してすぐにサロンに来て選定したピアノを運んで来たのでセッティングはほとんど変更なし。
コロムビアチームなのでこのピアノも慣れているし、ホールも良いのでマイクセッティングも早く決まり、すぐにレコーディング開始。

なんと昼には毎日人数分の弁当が届くという至れりつくせりのレコーディングでした(笑)
また来たいなぁと思ってたらVnのプーレさんが去年ここでリサイタルをやったらしく、12月にはシューマンの五重奏で呼ばれていて調律に来てほしいと頼まれたので、スケジュールさえ合えばまた来れるかも。
ここのところNYスタインウェイの駆け込み寺のように、続々と修理依頼が増えて来ました。
本来なら他社で販売したスタインウェイの尻拭いはしたくないし、受けたくないんだけど、紹介があるととりあえず現物を見てアドバイスをして、それでもとなった場合だけ引き取って修復。
1台はニューヨークで修理した楽器を輸入した業者から買ったとのこと。

NYスタインウェイは設計変更が多いので、製作年代と合わない部品でオーバーホールをしてバランスを崩した状態がほとんど。
鍵盤が異常に重くて反応が悪く、音が重いとか症状は様々。
アクションを根本的にやり直して軽やかに良く鳴るNYスタインウェイに戻してあげると、本来の性能を取り戻し別物の楽器のように復活。
もう1台は業者からの依頼で、ワケのわからないオーバーホールをされたNYスタインウェイL型。

アグラフは飛び全体に疲れているので、再々オーバーホールで元に戻すことにした。
コロナで閉店しているカフェにまで修理待ちのスタインウェイが並び、カフェ再開はいつの事になるやら……
3月末に新幹線で金沢へ行き、いつものスタジオとサロンの調律をこなし、新大阪経由で和歌山へ。

串本駅前でレンタカーを借りて、那智で調律をやってから古座川に入り、定番の岡田さんの自宅のB型を調律。
岡田さんと新宮の行きつけレストラン「トレンタ」でイタリアンを食べてワインを飲んで、

翌日は串本の天馬船で刺し身を食うという最近の定番のコース。
岡田さんは元コロムビアのチーフエンジニアでもう30年以上お世話になっている恩人。4月1日は電車で尾鷲周りで岡崎で1件調律をやって戻って来ました。
今日はラフマニノフの誕生日だね。