いつもの金沢、ファーストホールとスタジオKに行ってきました。

今回は外装の傷直しがメインなのでスタッフを引き連れ、3人で金沢一泊の旅。
スタジオのスタインウェイも温度湿度の変化で塗装が痩せて来たので補修です。

昨日は作業を終えてファーストさんが最近オープンしたホテルに招待して頂いて快適な宿泊!

朝食は豪華三段弁当でびっくり!

今日は塗装の仕上げをやってみんなで帰りました。
金沢最高!
フランツ・モアに捧ぐ
2012年より始まった江口君との6月19日コンサートも11回目を迎えました。



そして今日は特別な夜になりました。
今年3月27日(現地時間)、フランツ・モアの訃報を受け取ったからです。
94歳だから覚悟はしていましたが、とうとうこの日が来てしまったのは悲しい。
振り返ればこの6月19日はいつも不思議なことがおこります。
1年以上前から、2022年の6月19日は日曜日なのでホールを抑えるのが大変だろうと覚悟していました。
案の定、コロナ自粛解禁のせいかどこも取れなかったのですが、この第一生命ホールだけがぽっかり空いていたのです。
ここはフランツ・モアが2005年、2006年と2回、講演会をおこなったホールでした。
そのころは、日本のディーラとスタインウェイ戦争の真っ只中だったから、フランツモアに釘を刺すために日本に呼んだ事は明らかで、そこに調律師協会まで絡んでいたのだから何をか言わんやでした。
「NYスタインウェイを使ってコンサートもやるので調律師達の前で調律もするんだよ」と言うので、私はそれは止めたほうが良いと逆に釘を刺しました。
ともかく彼をまた呼んだのはとても政治的な意味があることは明白だったから、余計な事をせず淡々と仕事をこなすのが無難だと忠告したのです。そして彼はそれを守りました。
講演終演後のサイン会の時、長蛇の列に並んだ私のスタッフが自分の番になった時にモアさんの耳元で「タカギクラヴィア」と囁いたらモアさんが目を見開いて立ち上がり、嬉しそうにハグをしてくれたとの事。
それが彼女の自慢らしい(笑)
あのときのモアさんの気持ちを表した出来事だったのです。
いろんな厭な思いをさせた事に申し訳ないと思う気持ちと、日本の調律師達の幼稚な行動に腹が立りました。
そんないろんな事があったこの第一生命ホールでモアさんの追悼コンサートを迎えることになるとは……。

毎年この時期、東京の仲間たちと発表会のお手伝いに徳島のT邸に集まるのが恒例になっています。
今年の本番は6月19日と重なっているので、とりあえず昨日の夕方の飛行機で徳島に入りました。

機内でYu Takagiセレクションのクラシックチャンネルを確認しました。

以前はANAの国際線だけだったけど、経費節約で国内線でも聴けるようになったと聞いたので、今回初めて見ました。
自分のチャンネルを聴くのは何だか照れますね(笑)
いつもの晩餐会に合流。
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そして今朝、今回の会場の調律をやりましたが、久しぶりにヤマハのフルコン!
終了して急いで空港まで送ってもらって私だけ帰りました。

数年前から民間機の空路が変わって渋谷の真上を通るようになり、頭上に大きい飛行機の機体を見かけるようになりましたが、真下に渋谷の街が見えてびっくり~
やっと少しづつ再開されてきたこのチャリティコンサート。
今回は中井/武田さんの2台ピアノで回ります。
昨日は甲府でコンサートをやって今日の訪問コンサートは山梨に来ました。


今日の訪問コンサートは山梨に来ました。

昨日泊まったホテルがローズウッドスタインウェイと同じ創立年でびっくり!

久しぶりに子供達に会えて安心しました。
少しづつ元に戻りつつありますね。
毎年このコンクールは松濤サロンで行われていて、私はプロフェッショナル部門の審査員をやっています。


この部門は今年もかなりレベルの高い演奏が聴けてびっくりでした。
カフェを閉めているので打ち上げができなかった事が残念(笑)