大手企業の工作機械工場で流す音楽を、サロンで仮録音しました。

5月に三重県の工場にピアノを持ち込んでイメージを掴んで作曲したとのこと。

殺風景な工場にピアノ音楽を流して効率アップをはかる新しい試みらしい。
スムーズに終わったので明日からの某局の録音も仮テスト。
なんやら慌ただしい。
昨日は年に1度の射手座の会でした。

ごく内輪の会なので、気を使わず業界の話ができる貴重な会です。
最高の料理と泡とワイン。
いつも御招待してくださるOさんありがとうございます!
さて今日はミレニアムホールにローズウッドを持ち込んで渡辺さんのコンサート。


前半はソロ、後半はチェロとのアンサンブル。
ローズウッドと弦楽器は音色が溶け合い素晴らしいアンサンブルを聴かせてくれます。
今日は、名古屋しらかわホールでのマチネ公演。
巨大台風が接近中なので、ピアノ車は昨日の夕方、東名~新東名経由で先に出発しましたが、その直後、東名、新東名共に土砂崩れで通行止めとなりました。
私は夕方の新幹線で名古屋に向かうべく品川駅に行ったら新幹線も運行中止!
「天候の回復を待って再開します」というアナウンスを信じ、とりあえず新幹線の座席に座って待つこと5時間。

しかし再開の目途は立たず、結局22時半頃に「本日の運行は取りやめます」だって。
急いで渋谷に戻り名古屋のホテルをキャンセル。
今朝、再度出発を試みたけど結局新幹線は不通。
飛行機も満席。
ピアノ車はすでに名古屋に着いているけど1人では搬入ができない!
しらかわホールの搬入口は、トラックのパワーゲート上で直角に曲がってプラットフォームに乗せる変速パターン。
過去にピアノに挟まれて膝を怪我した事があるので、搬入時は必ずもう1人補助が必要なのです(苦笑)
ニュースを見ても新幹線は再開しそうにないし、東名も新東名も土砂崩れで通行止めのまま。

唯一中央道だけが走れそうなので、急遽、軽のワンボックスで出発!

軽自動車といってもターボが付いてるから、拘束をかっ飛ばして!11時50分、ホールに到着!
すぐに搬入して、奇跡的に飛行機が取れた江口君と、同じく中央道を飛ばしてきたヴァイオリンのKちゃんと合流!
調律はリハ後ね(苦笑)

ホールの入館証には調律師って書いてある(笑)

名古屋は台風一過だから何事もなく客席は満席。
無事に本番を終えて、私は再開したばかりの東名を、ピアノ車は中央道回りで東京に戻りました。
渋谷に着いたのは22時ごろ。
ピアノ車は40分遅れ位で渋谷に戻ってきました。
7000を超える持ち込みコンサートをやってきたけど過去にピアノが間に合わなかったのは1回だけ。
20年くらい前、名古屋の大水害で高速が通行止めになって1号線が大渋滞で動かず、やむなく現場のピアノを使ってもらった事がありました。
(2日続けての本番だったので、翌日は間に合ったけど)
不名誉な2回目になるかと焦りました。
北海道から帰ってきて、溜まった仕事をこなしたり、面接したりで早くも半月経ってしまった。
今日はニューヨークからTakagi Klavier U.S.A. inc.代表のチマチ・イラさんが久しぶりに来日したので、リクエストに応じて銀座天一の渋谷店で天ぷらをご馳走。
もう30年以上のお付き合いになるかなぁ。

大手外資系企業や日本企業のNY支社等を渡り歩いたキャリアで、それはそれは仕事のできる人。
MBAもCPAも持っているので我が社の海外事業展開は彼女無しではあり得ません。
あらゆる交渉事でのネゴシエーション能力、決断の速さはピカ一。
音楽業界には居ないタイプです(苦笑)
思い出話に花が咲き、次の仕事の打ち合わせ。
話が早い人と仕事をするのは楽しい作業です。
さて今週末は名古屋に出発して帰って来たらいよいよ長丁場のレコーディングが始まります。
毎日寝不足の原因だったので、猫達にも朝4時に、ご飯の催促で起こさないように約束させました。
北海道から帰ってきて、取材や溜まった仕事をこなしているうちに、あっという間に9月も半ば。
北海道の前は、秩父にレコーディングで6日間缶詰だったので、20日近くほとんど帰ってないから、浦島太郎になってる(笑)
今日はルネこだいらにて14~16時で調律。
とはいっても珍しくホールのピアノなのでカバン1つで出勤。

「1 hour コンサートシリーズ」、通常の半分の時間のコンサートという新しい試み。
これは演奏者や聴衆にも負担が少なくて私は良いと思う。
1時間あればソナタも聞けるし、このスタイルが定着すれば子供達も集中して聴けて良いね。


今日はヴァイオリンとピアノだけど他のプログラムもこれから始まるらしい。
いつもより1時間早く帰れるし、調律だけだと搬出ないから楽だなぁ(笑)
目が覚めたら朝10時頃。


日頃の寝不足を解消するにはフェリーが1番。
風呂に入って寝るしかないからね(笑)
帰り便は太平洋側の船室なので、携帯の電波も入らず静か。

夜7時半頃、大洗港に着岸。
台風の影響もなく穏やかな海でした。
下船後、陸路を100キロ走って、夜10時には渋谷に到着。
軽自動車ワンボックスのハイゼットターボに、オーバーホール機材を満載して、冷凍冷蔵庫とバッテリーまで積んで、総走行距離2300キロ(フェリーを除く)の北海道移動でした。
函館で仕事をしてきたピアノ車チームは、青函連絡船で青森に渡り、ホテルに一泊して陸路700キロを走って帰京。
こちらのフェリーより早く渋谷に着いて、溝の口のホールにピアノ搬入行って戻って来ていました。
大量のお土産を下ろして、長旅お疲れ様。
あ~また北海道に行きたい(笑)
長かった北海道出張もいよいよ終わり、帰路に付きます。
午前中に網走ドーミーインを出て、途中で「網走監獄」の看板を見つけたのでUターンして寄って見ました。

しかし入場料1500円も取るので諦めて売店へ。
お土産を買ってとりあえず富良野まで走り、夕方6時頃、お目当ての上富良野の火の鳥へ到着!
ここの若鶏焼き半身と鮭、イクラのおにぎりは絶品。


急いで食べて苫小牧に22時頃に到着。

フェリーに間に合った!
出港は深夜1時30分なのでワインを飲んで寝ます。
網走のドーミーインは素晴らしい。
初めてドーミーインに泊まったのもこの網走。
以後出張で全国行く時も、なるべくドーミーインを見つけて泊まるようになりました。
昨夜も到着してすぐ、「無料夜鳴きそば」の時間に間に合ったので食べてから天然温泉大浴場に入り、今朝はこの豪華なイクラかけ放題の朝ごはん。
海鮮丼を食べ放題のビジネスホテルはドーミーインだけ!


午前中にオホーツク沿いを走って

東藻琴の山荘に到着。

ここで明後日から東京から泊まり込みで作曲家とカルテットのメンバーが楽曲の打ち合わせとリハーサル合宿。

私は先回りしてここのベーゼンの調律と調整をやって、午後から阿寒湖まで走って、お目当てのインドスープカレー屋に行ったら、またしても閉店中。
仕方なく温泉に入って網走まで戻りました。



快晴で暑いけど湿度が低いので爽やか。
途中、帰りのフェリーで使う車載冷凍庫に繋ぐバッテリーを買うためにホームセンターに寄ったら、トイレの手洗いにこの張り紙!

トイレで釣った鮭を捌く人がいるんだね!
さすが北海道(笑)
帰りにまた網走湖の夕焼けを見てホテルに戻りました。


明日は苫小牧まで走ります。
早朝にピアノ車チームと分かれて私は帯広へ。
ピアノチームは明日からのフコク生命訪問コンサート in 函館のため、今日夕方に学校に搬入。

私は帯広経由で網走へ。
カーナビを帯広に合わせたら312キロ!
そんなバカな!と携帯ナビにしたら154キロと半分以下…。

いずれにしてもほぼ一般道を走って午後帯広に到着。
去年はコロナで来れなかったので久しぶりの帯広。
旧知のH邸のスタインウェイに久しぶりに再会。

一仕事終えて知床に出発!
一般道なので、突然巨大なトラクターが走っていたり、北海道ならではの光景。

ほとんどナンバーが付いてないのも北海道らしい(笑)
夕焼けの綺麗な網走湖を通って網走のドーミーインに到着!
いよいよ今日でオーバーホールは終了。

ホテルは旭川だったので、片道50キロを毎日通いましたが、毎日ジンギスカンやネパールのスープカレーや道産のローストビーフサンドなどを楽しみました。


9月2日から昨日まで、私は現場監督をやりながら富良野のお客さんの調律を回りましたが、今日はスタッフを一人休ませて自由行動。
私は最終仕上げを担当していよいよ完成。
5泊6日連泊した旭川のホテルも最後の夜。
明日は早朝にそれぞれの場所に出発。
弦も張り終えピッチも上がり、ダンバーもついて、いよいよオーバーホールも終盤に入ります。


旭川のホテルを出て上富良野の現場にオーバーホール組を下ろし、私は富良野で先生の教室の調律。
毎年待っていてくれるお客さんが居るので北海道を満喫できるわけです。
いつも帰り際、皆さんからそれぞれたっぷりのお土産を頂くのもありがたいですね。
上富良野まで戻りオーバーホール組を乗せて、今日のランチはいつもの丘の上の六花亭の白樺でジンギスカン。

いよいよ明日はオーバーホール最終日!
今回は函館で使用するピアノを運んで来ているので、急遽、地元の子供達のために「ピアノ解体ショー」をやって欲しいという依頼にお答えしました。
場所は昨年のクリスマスにバドネオンのコンサートで会館の調律に来た農村環境改善センター。
トラックからピアノを下ろして会場まて運ぶ所から子供達に見せたいとのことだったので、朝 9時半からショータイム。
コンサート用のスタインウェイがこの町に来るのは初めてで皆さん興味津々。
ピアノをセッティングして先生に弾いて貰ってからピアノの説明。

次にアクションモデルを見せて動作の解説をしてから、アクションを引き出して全体の動きを解説して子供達に鍵盤を触らせたら、、案の定ハンマーが折れそうな衝撃で鍵盤を叩く(笑)
今度は調律を徐々に狂わせてみると、その音色の違いにみんなびっくり!
その状態でまた先生に弾いてもらって、「みんなの家のピアノはこんな音になってるんじゃない?」って聞いたら半分以上の子供達が「うちは電子ピアノだから狂わない~」だって(苦笑)
そういう時代なんだね。

そして質問コーナーでは、なかなか鋭い質問が飛び交って、チコちゃんに叱られる状態(笑)
1時間半プログラムを終了して、トラックにピアノを戻すところまでのパフォーマンス。
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これらを全て女性一人でこなす模様を目撃した皆さんから拍手で送られ、ピアノ解体ショー終了。
お昼を頂いてスタッフ達は昨日から始めたお宅に戻ってオーバーホールの2日目。

私はせっせと地元の先生の調律。お疲れ様。
朝8:30に旭川空港着のスタッフを迎えに行って、今日から4日間、スタッフ達は富良野でグランドピアノの出張オーバーホール。

私は現場監督と近隣の先生達の自宅の調律を回ります。
毎年この時期に北海道にいけるのも、この仕事の利点。
途中何かのお花畑通過。
そろそろラベンダーも終わりだから何の花かな?

オーバーホールの道具を下ろして、私は中富良野でヴィンテージのスタインウェイの調律。

東京は残暑なんざんしょ?
北海道は清々しい。
約20時間のサンフラワー号の船旅は、普段の寝不足を一気に解消するにはちょうど良い機会。


夜8時頃に苫小牧に到着。
深夜便はレストランが無いので、自販機の冷凍食品を我慢して、苫小牧で回転寿司を食し、一路旭川へ。
23時頃にホテルにチェックインしてようやく初日終了!