Jwaveの番組内で、その日の「ゲストの本棚から一冊紹介」というコーナーでバンドネオンの三浦一馬さんから紹介して頂き、「今のピアノでショパンは弾けない」の著者として、玄里さんかナビゲーターの「Across the Sky」に生放送、初出演です。
FM横浜では「ピアノワイナリー」という番組を10年やったし、小山薫堂さんの番組などに生放送で何度か出演しましたが、スポンサー関係の禁止用語もあるし、生放送は時間オーバーにならないように気を使います。
いつも話が長いと言われるからねぇ~(笑)
Jwaveは六本木ヒルズにあり、高層ビルから見る景色はランドマークタワーにあるFM横浜とよく似ています。

さて9時20分~9時40分が出演時間。
事前に話す大体のテーマは頂いていたのであまり電波ジャックもせず9時43分に終了!
好評だったようで良かったです!
まだまだ半日は喋り続けられます(笑)
スタジオの写真はNGなので載せられません~
今日のホールは近いので油断していたら、7分遅刻してしまった!
遠い場所だと遅刻しないのにね(苦笑)
さて今日は恒例、渡辺玲子さんのレクチャーコンサートシリーズ。
ピアノは江口玲。
ここは7階まで釣り上げなきゃならないので、ピアノはホールのピアノ。
13時~15時が調律の時間。
7分遅刻したけど仕事は30分早く終わった(笑)
先週、頭がポッキリ折れた長年愛用のチューニングハンマーを工場で溶接したので、それを初使用してみた。

今日のピアノのピンは固めなので回して見ると、ハンマーの首にはかなりのトルクがかかっていることを再認識。
もちろん溶接はバッチリで、多分もとより強度は上がってるはず。
やはり使い慣れた工具は良いね~。


リハーサルではトークをしないので普通にバランスを確かめたりしてるけど、本番は渡辺さんと江口さんのレクチャーが聞けるので楽しみ。
このシリーズは本当に勉強になる。

コンサート会場で音楽と一緒にクラシック音楽の真髄の話を聞けるってありがたい。
若い音楽家達ももっとこういうコンサートを聞きに来るべし。
学校行事なので朝早い(笑)
8時にはホールに到着。
ここは劇場なので美しい。
明らかにカーネギーホールを意識したデザインかな(苦笑)
さていよいよピアノ登場!
全校生徒が客席ではなくステージに座っている間を、ピアノ運搬車がローズウッドスタインウェイを積んでゆっくり登場。
設置が終わって稲本ファミリーの演奏会。
昔はここにお父さんもいて、トリオで全国回ったものでした。
響が故郷に錦を飾った演奏会と式典も午前中に終了。

12時搬出厳守だったけど11時半に終わったので、舞台スタッフに無理を言って、お客さんがハケるのを待って、また幕を開けてピアノの写真を撮らせてもらいました。


そのくらい絵になるホールでしたからこの写真またこれから使わせて頂きます(笑)
昼には堺市を後にして一路渋谷へ。鈴鹿パーキングからは、また私が1人で運転。

スタッフは行きは新幹線、帰りは隣で寝てました。やれやれ(笑)
昨日は、悪夢のチューニングハンマー折れがあったスタジオの調律をして

会社に戻り、フェニーチェ堺へ持ち込むピアノの準備。
今朝8時にローズウッドを積み込んで一人で堺市に向けて出発!

同行するはずだったスタッフは、レコーディングスタジオの調律が入ってしまったので、新幹線で追いかけて来ることになりました。東名に上がったらまたまた御殿場まで2時間以上の渋滞表示。やれやれ。

それでも17時頃にホール搬入口に到着。

新幹線のスタッフはもちろん先に到着。
大勢の人達が楽屋口に並んでいる。
堺市の錦小学校創立150周年記念式典、かなり大きいイヴェントだね。
ここにゲストで稲本響と弟の渡君が卒業生のゲストとして呼ばれたわけだ。
響の希望は、幕が開くと運搬車に載せたローズウッドピアノを女性一人で操縦してステージに登場する見せ場を作りたいと。
創立150周年のイヴェントだから、御年135歳のローズウッドスタインウェイでないと!というのが今回の企画。


リハーサル最中に私はロビーで、大阪のテレビ局と来月の京都のコンサートの打ち合わせ。
これが話が盛り上がってリハーサルも見ずに2時間も喋ってしまった(笑)
さて明日の準備も終了。
トラックは大きな搬入口のシャッターの中に留置なので安心。
今夜は堺市駅近くのホテル泊。
昨日、某放送局の録音はピアノソロメインだったので牧丘と交代して私は放送局の方へ。
こちらはピアノをブースから出してスタジオの中央へ設置。


結局収録が終わってピアノを搬出したのは23時頃になってしまったけど、牧丘へ出発。
深夜0時過ぎに山梨のホテルに到着。
今朝はホールに9時入で調律。

こちらの録音は順調に進んでいるので今日は最後の一曲を残すのみ。
楽器も安定しているし暇なのでこのホールの隣の温泉に入りました(笑)


さて録音が終わってピアノ搬出して渋谷に戻ろうと中央道に乗ったら大渋滞!
これが都内に入って下道も大渋滞!
何があったのかと思ったら田園都市線が停電で止まってるとか 。
やれやれお疲れ様。
今日から3日間、山梨の牧丘にある花かげホールでショパンのレコーディング。
別チームは某放送局にピアノを搬入、私は山梨を担当して朝9時にピアノを搬入。
こちらはキヨシ君。

某放送局は今回はソロバージョンを録るのでルイス君に変更。
こちらはスタッフのOが担当。


山梨はいつものコロムビアチームで、ピアノ録音の最高チームと自負しております(笑)
1991年頃からコロムビアDENONとしてピアノを持ち込み、日本中はもちろん、ミュンヘンやニューヨークカーネギーまで、最高のピアノ録音を目指してキャリアを積み上げてきたチーム。
何百枚というCDを作ってきたノウハウは他では得られません。
最近問い合わせがあった「大和ピアノ」の写真を撮りに秩父倉庫へ。



このピアノは第二次世界大戦勃発時、「大本営発表!帝国陸海軍は本8日未明、西太平洋に置いて米英両国と戦闘状態にいでり!」と真珠湾攻撃を発表する記録映像に出てくる前田稔さんの奥様が弾いていたピアノで、戦後和歌山県の那智勝浦に数年いらした時に置いて行ったピアノ。
戦乱の世の中から数奇な運命を辿ったピアノが、私の元にやってきたのは10数年前。
Giスタインウェイが注目される中、敗戦国日本にもあった「戦争を見たピアノ」の修復プロジェクトが来年から始まります。
余談ですが秩父倉庫は元々私の趣味の車やバイクとそれらのスペアバーツが満載されていた横浜工場が手狭になり、秩父にお引越ししてきた倉庫で、一角にピアノ庫もあります。
そこに貴重なピアノ達が眠っているのですが、ピアノはともかく、車はホンダS800が3台、ホンダCZ100が3台、ホンダモンキーが3台。それらのスペアバーツが5~6台分。


収拾癖のある人は同じ物を3つ手に入れないと安心しない不思議。
30代の頃から時間が止まっているこの現状(笑)
渋谷には7~8台のフルコンと3~4台のB型やプレイエル等のピアノがところ狭しと置いてあり、とうとうたまにしか乗らないジャガーも秩父倉庫に追いやられて3年。

最近やっと、自分の寿命を逆算して怖くなって来ました~そろそろ終活かなぁ‥‥
さすがに慌てました(笑)
今日のレコーディングはスタジオ録音。

441→440にピッチ下げ調律が半分終わった頃、なにやらチューニングハンマーが嫌な感触。
ハンマーを回しても音が上がらない。
このピンは変な感触、やばいぞと思った瞬間、ポロッとピンではなくハンマーの首が折れた!



アチャ~時間無い!
もうスタッフがゾロゾロ入ってきて準備中!
会社に電話しても誰も出ず、全員に緊急メールをしてもスタッフ全員遠い所で調律中。
池尻大橋のスタジオにいる私が1番会社に近い。
バーキングに突っ込んだ車を出して会社に戻るかタクシーで往復するか考えても、調律はあと半分は残ってるので到底12時アップには間に合わない。
そこでふと思い出したのは、調律鞄を忘れた時のために社用車全部に予備の調律道具を入れてあるはず!
探してみたら椅子の下からセットが出てきた!
スタジオに戻ったら時間はあと40分ある!
やれやれ…無事に何事もなかった様な顔して(苦笑)調律を終えて戻って来ました~。
今はもう無くなったけど、ニューヨークに通っていた頃、マンハッタンにあった「フォードピアノサプライ」の親父が作ってくれた大切なハンマー。
もう30年以上使っている。
スタインウェイ用にチップの高さが高いのでヤマハの最低音には使えないけど(A1だけはベッティングスクリューレンチで代用)、ほとんどのコンサートやレコーディングではこのハンマーを使ってきたのでこれじゃないとね。
溶接して復活させるかな。
先週に続き、今日使用するピアノは、我々がF1と読んでいるNYスタインウェイ。
1991年にスタインウェイ本社でフランツ・モアが選んでくれた思い出の楽器。
ニューヨークから送る時に、ヘンリー・スタインウェイさんとフランツ・モアが一緒にサインを入れてくれた。
この2人のサインが並んでいるピアノは恐らく世界でこれだけ。
二人共故人になってしまったけど思い出は尽きないね。
本当にお世話になりました。
1991年の春から、タカギクラヴィアのフラッグシップとして、レコーディングやコンサートで日本中を回ったので、当時業界では「NYスタインウェイと言えばこのピアノ」というぐらい有名になりました。
ピアノは昨夜搬入したので状態は落ち着いていて、今朝は7時から調律。
収録までの間に抜け出して松濤サロンに戻ります。
ここから松濤サロンまでは歩いて行ける程なので助かります。
サロンではマチネ公演で東丸さんのリサイタル。
こちらのピアノは1912年のルイス君。
先日全弦張替が終了して初のリサイタル。
リハーサルを聴いてみて、なかなか良い感じです。
客入れになったのでモニターを聴いてチェック、またスタジオに戻りました。
さてこちらではそろそろ収録が始まります。
先週はフルオケ、今回は中編成のオケとのセッションで、ブースの中に設置。

この録音には最近話題になってきた新しいマイクが登場しました。
いつものB&Kやショップスとはコンセプトがまるで違うタイプです。

オーティスティンオーディオOC818。元AKGにいた人が開発したらしいけど、今までのマイクとは違って変わった感じのボディで、ソフトウェアで指向性や近接等の特性を変えられるらしい。
21世紀のマイクという感じだね。
もう30年以上、クラシック音楽の収録はアナログの延長でB&Kとショップスの時代が続いていたので、次に来るマイクはやはりパソコンでコントロールする方向に行くんだろう。
収録も無事に終わり、来週のレコーディングまでピアノは置いておけないので夜に搬出。
昨夜は連休と東名の川崎辺りで事故の影響で大渋滞となり、深夜2時近くに帰って来ました。
プレイエルを下ろして、今朝9時に代官山教会。



調律が私指定だったのと、プレイエルを積んでたので楽器をどうしても渋谷に戻したかったので一生懸命運転して戻って来ました。
今日は車をパジェロに乗り換えてまたまた東名を西に走り、三島で降りてヴィンテージスタインウェイの象牙剥がれを修理。
剥がれていたのは2枚だけだったけど、怪しそうな残りも剥がして貼り直し。

その後また東名に乗って一路三重県へ。
3.5リットルV6パジェロは高速では高トルクと15インチ鬼タイヤで楽ちん。
夜中に尾鷲に到着!
とうとう来ました!名古屋の宗次ホール。
ここはオープン当初から、ピアノ持ち込みを依頼されても、数少ない搬入困難なホール。
2月に一応エレベーターの採寸に行き、鍵盤を下にしてエレベーターに立てて入れる特殊な機械を作らないとダメという事がわかった。
まぁプレイエルは小さいし軽いから何とかなるだろうと思ってたけど、その後ダラダラと日にちが過ぎ、今年の猛暑の真夏に溶接作業もやる気が無く。体調も優れずに一昨日が来てしまった。
やれやれ若いときならすぐに動いたのになんだかなぁ‥
という訳で今回は地元の運送業者さんにホール前でプレイエルを渡して階段を上げてもらう事にした(苦笑)
搬入は前日の8日。
朝7時に出発したのに三連休の大渋滞!
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渋谷から御殿場まで4時間。
本当は15時搬入だったのに、ホールに到着したのは16時。
運送業者さんに手渡して階段上げをやってもらいました。
業者搬入は何と楽な事か(苦笑)

調律が終わってリハーサル。
無事に入って良かったなぁ~とみんなで一安心。
明日はマチネなので今夜は早く帰ります。
実は今夜の名古屋はホテルがどこも満室。
しかも割増料金になってるのでホールの人に聞いたら、久しぶりの鈴鹿F1開催中で今日が決勝!
そりゃ1か月前でもホテルは取れないよな。
仕方なく昨日はセントレア空港のホテルに泊まりました。
川口君はここで何度かフォルテピアノのコンサートをやってるらしいけど、今回初めてプレイエルを持ち込んだのでプログラムはもちろんオールショパン。
この宗次ホールはキャパ300なのでプレイエルにはピッタリ!
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名古屋のお客さんもショパンを満喫して名残惜しそうに撮影大会。

搬出も業者に階段下ろしてトラックに積み込んでもらって、連休最終日大渋滞の中を渋谷に帰りました。

今日は東京でも持ち込みが2箇所重なっているのでNHKにリハーサル用のM型を運ぶのも業者委託したけど、本来は自前で運ぶべきだね~残念。
川口君が、いよいよ川口に登場!
先日の河口湖は字が違ったからね(笑)
リリアホールは久しぶり。
秩父ミューズパークができた頃は、相次いでコンサートホール建造ラッシュだったね。
所沢ミューズも同じ頃だったはず。
川口リリアはフルコンを何度か運んだことがありますが、ある時、舞台裏の通路途中に、前はなかったロッカーが設置されててピアノが通らない!慌てたなぁあの時は。
その後どうやって入れたか記憶にないけど、多分屋根を外してコインロッカーの鍵を全部抜いて入れたのかも(笑)
その点プレイエルは横幅狭いから楽勝。
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調律を済ませてリハーサル開始。今日はオールショパンだからプレイエル。
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明後日はこのまま名古屋の宗次ホールで同じプログラム。やっぱりショパンはプレイエルだね。
いつものように写真撮る人達の群れが終わるまで搬出できず…
久しぶりにHさんのレコーディング。

喜んでる姿の写真はプライバシー保護の為にボカシてあります(笑)

このスタジオのピアノが好きだと言ってます。
そりゃタカギクラヴィアが管理しているからあらゆるスタジオの中で最高だよと言っておきました(笑)
本当は立会いなんだけど、調律は狂わないと保証すると言って、私は木更津の我が家の猫ちゃんの実家の調律に行ってきました~
今日から始まったレコーディングは、来年まで細切れで続く長い道のりです。

今日はフルオケとのコンチェルト。
私はピアノプロデュースを担当しているので作曲家のイメージに合ったピアノを提供します。
今回の使用ピアノ「F1」は昨日搬入しました。

このスタジオはフルオケも入り大きい曲を録音するには最適。
今日は調律が終わって1日立ち会いでの収録。
オケとの収録が終わってピアノソロを録って番宣用のインタビューを撮って終了。
ピアノはその都度搬出しなきゃならないから大変。
まぁ一人で搬入搬出出来る我社のシステムだから出来る技だけどね。