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日本製鉄音楽賞 受賞記念コンサート   7/21

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今日だけは、写真をボカさないでくっきり載せますね(苦笑)
裏方なのであまり自分やアーティストの写真を載せないようにしてきたけど、今日は務川君と2人で主役なのでしゃしゃり出ることをご容赦下さい(笑)


春に授賞式が終わり、

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原稿の校正やら、昔の写真の提出などいろいろ忙しかったけど、今日の受賞記念コンサートで一段落しました。



この特別賞授賞の知らせを聞いたのが去年の12月。
ちょうど九州でのコンサートが終わって、ピアノを積んだトラックで東京まで戻る車中でした。
広島辺りで携帯に見知らぬ番号から続けて電話。
知らない番号は出ないようにしてるのですが、会社に確認したら「紀尾井ホールから社長の携帯を教えて欲しいと連絡があった」とのこと。

通常コンサートホールから電話の場合はクレームが多い。
ピアノがまだ到着しないとか、調律師が来ないとか…。
イヤな話だと覚悟して再度の電話に出たら、受賞のお知らせでびっくり(笑)



普段から裏方に徹し、SNSや日記には顔写真もボカシ、著名アーティストの仕事や番組は名前を公開せず淡々とこなして来たので、まさか自分が選ばれるとはね。

それにしても、この賞状の文章が素晴らしい!

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直接インタビューを受けていないので、情報は著書からだと思うのですが、わずか170文字程度でこれだけの情報を綺麗にまとめるのは凄い文才。
これは素直に嬉しい言葉ですね。



今日の授賞記念コンサートでは、私も登壇してインタビューを受けるので、久しぶりにネクタイにジャケット。
6月19日コンサート以来、今年2回目!

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私は話しが長いので、司会者の方に質問形式で話を進行してもらうことにしました。
本番は15分では収まらず7分オーバーしたけれど、田添菜穂子さんの素晴らしい司会のおかげでうまくまとまりました。

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この模様はいずれ紀尾井ホールのYouTubeで流れると思います。




いつもはアーティスト専用の楽屋が出演者として用意されていて

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ステマネの安斉さんも、今日だけはアーティスト扱いしてくれて何だか照れる(笑)





コンサートは、1843年製のプレイエルと1887年製のローズウッドを持ち込んで並べて、ホールの新しいスタインウェイとの弾き比べ聴き比べもあり、盛りだくさん。

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アンコールはローズウッドで弾くトロイメライ。
これには涙する人も多く見かけられ、楽器による表現力の違いが如実に現れて面白いと同時に、務川君のコントロールの巧さが際立った。
フレッシュアーティスト賞に相応しい実力を見せてくれた。
日本は若いアーティストの実力が高くて層が厚くなったね。



この受賞が、後輩の独立系の調律師達も励みになってくれると嬉しい。
気がつけば振り返る年になってしまって、私の習ったNYの先輩方、H.Z..Steinwayさんもみんな亡くなり、私があの頃を知る最後の技術者かも知れない……と気がついて、うるさい奴と思われても、メーカーの利益優先の間違った話ではなく、正しいクラシック音楽のピアノの歴史を伝えて行かなければと再認識した次第です。





山形から盛岡へ      7/19

昨日は山形県の結城市、今日は酒田市の支援学校で中井/武田さんの2台ピアノコンサート。
今回、初登場のCB(Concert B)を持ってきました!

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スタインウェイ社で使用されていたコンサート用貸出専用ピアノ「CB」は、フルコンの「CD」より数が少なくて貴重!
しかもフランツ・モアが所持していた楽器なので更に貴重。

コロナ自粛期間に修復して出番を待ち、今回はじめて登場させました。
良く鳴るボディと乾いた音色の独特のスタインウェイサウンド!
大ホールではない今回のような場所には最適!
これからどんどんステージで使いましょう。
次は松濤サロンだね。


2日間の訪問コンサートを終えて、毎回ピアノに群がる子供たちを見ると感動が伝わってきます。

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搬出後、1台は東京に帰り、私はもう1台のピアノ車で盛岡まで送ってもらうことにしました。

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実は、第二次世界大戦時「大本営発表!」のアナウンスをした前田さんの御親戚が、盛岡にお住まいとのこと。
色々情報を追いかけているジャーナリストのTさんのセッティングで、堀岡のホテルでお会いして、ヤマトピアノの話を聞こうということになりました。
「ちょうど私が山形に行くので、その帰りに」と今日にしてもらったんだけど、山形の酒田市から盛岡は意外と遠い!
19時半頃にやっと到着して懇談会に合流。
貴重な話を沢山聞けました。
送ってもらったピアノ車はそのままUターンして、途中の福島辺りでホテル泊、早朝に出発して東京に戻りました。






山形へ   7/17

明日からのフコク生命スマイルコンサート in 山形は2台ピアノなので、デュトロトラックとアーバントラック2台にそれぞれスタインウェイB型を積んで夕方出発。

今日は国際フォーラムAにフルコン搬入、渋谷DUOにB型搬入なども重なっているので、トラックが足りない。

搬出を待ってから出発すると、山形到着が深夜になってしまうので、色々綱渡りなスケジュールを組んだ。

山形チームのピアノ運搬車はピアノプランに特製アタッチメントを装着してピアノを立てないでB型を積んだ。(この海外製運搬車は通常ピアノを低音部を下に90度立てて梱包するので危険きわまりない。)

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夕方には我々は山形へ出発。22時頃に酒田市の月のホテルに到着。

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フロントには假屋崎さんの生け花が展示中!

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巨匠たちのピアノシリーズ      7/16

コンサート再開、第1回目は、ローズウッドを使用して渡邉智道。(このシリーズはアーティスト名を表記します。)

コロナ禍で最も自粛を迫られたのはサロンでのコンサート。
換気や消毒などに気を使っても、眼の前で演奏を聴く贅沢を楽しむには、どうしても密になってしまうので早々と自粛していましたが、丸3年振りに復活しました。

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これを機会に新しいシリーズも次々生まれる予定。
松濤サロンのシリーズならではの企画は楽しみ。
秋にはカフェも再開予定、というわけで今夜はカフェを少し開けて親しい人達だけで打ち上げ。

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