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岩船コスモスホール                          12/13

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今日から3日間、お馴染みの栃木県岩船コスモスホールでレコーディングです。
ハチャトゥリアン曲集で、ヴァイオリンはNフィル・コンマスのK野さん、ピアノはロンドンからやって来たSさん。タイ人のご主人が譜めくり!
レコーディングは3日間だけど、最終日は無伴奏なので明日でピアノは渋谷へ、ピアニストご夫妻はロンドンに帰ります(笑)


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久しぶりの岩船コスモスホールは、相変わらず名物のパチパチとホールが鳴る現象に悩まされながらも、ソナタの大曲から録音開始です。
今回持って来たピアノは秘蔵の「ひばり」ちゃん。
サロンに常駐する事が多かったけど、どんどん増えるピアノの貸し出しにやりくりが困難になって来たので、ひばりちゃんもついに出動です。
この「ひばり」ちゃんは、あの有名な赤坂のコロムビア本社第1スタジオで毎日レコーディングに明け暮れていた名器。
スタジオは窓がないので外の景色など見たことなかったのに、突然全国を旅したり、広いコンサートホールのステージで第2の人生を迎えるとは本人も思っても見なかったでしょう(笑)

このピアノも、ホロヴッツピアノCD75やカーネギーピアノのローズウッドのように、歴史を刻んできた名器。
こういう楽器がコレクターの手に渡って、記念館や金持ちの別荘の飾りになってしまってはただの抜け殻、死んだも同然です。
楽器は音楽を奏でてこそ存在価値があるのです。そして壊れたら直すのが私の仕事。
コンサートホールでピカピカのスタインウェイにワックスをかけ、手袋をして腫れ物を触るように扱うのが大事にしているなんて、大きな勘違い。
表面だけ美しく保っても音色やタッチは良くならない。
スタインウェイも道具、道具は使いこまないと良くなりません。
傷はそれだけ働いたと言う勲章、ヴァイオリンやチェロ弦楽器と同じだね。

大曲を録り終え、佐野の常宿カンデオホテルにチェックインして、みんなで居酒屋へ。

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