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第1回 ショパンピアノ全作品連続演奏会

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朝9時入りで我孫子けやき坂ふれあいホールで一仕事やって、すっ飛んで渋谷に戻ってきた。
今日は14時から、ショパン全ピアノ作品連続演奏会の記念すべき第1回目だ。
昨夜のうちに準備は済んでいたので、渋谷に戻ってきたら、もうリハーサルも終盤。
早速打ち合わせをやって、いよいよ本番。

ショパンの全曲演奏会は他でもやっているから、我々は他では真似できない企画を考えた。
ピアノは1887年生まれのローズウッドを使用。
ショパンは1849年没だから、1880年頃に設計されたこのピアノが
一番ショパンの時代を語ってくれるに違いない。
19世紀の作曲家の作品を19世紀の楽器で聴く贅沢。
ヴァイオリンはモーツァルト時代より古い楽器で聴く事は良くあるけれど、
ピアノの場合はほとんどホールに置いてある真新しい楽器で演奏するしかない。
こういった楽器のセレクトは我社の得意分野(笑)で、結果は予想通りだった。

お客さんの感想は・・・

ソナタの1番が、こんな素晴らしい曲とは、思わなかった!
ショパンがこんな良い曲をポーランド時代に作っていたなんて!等々。

あまったるい近代ピアノで聴いたら、つまらなくて話題にならなかった曲も、
19世紀のピアノで聴いたら、まるで表現力が違って別の曲のようで、
楽譜の裏に書いてある事がはっきり見えてきたと言うわけだ。
ショパン研究家の小坂裕子さんが、一曲ごとにとてもわかりやすい
解説を付けてくれる贅沢な演奏会。
これから1年かけて、ショパンの全作品をサロンで聴けるのが楽しみだ。

実は個人的にはロンドをまた聴けたのが嬉しかった。
この曲は、故ジェルメーヌ・ムニエ女史と最初のレコーディングの時に収録した。
私は全てドビュッシーで統一したかった(彼女はドビュッシーの孫弟子)のだけれど、
ムニエさんは「どうしてもこのロンドを入れたい。大好きな曲で、
ほとんどの人が知らないのであまり弾かれないけど、とっても良い曲よ」と言ったので、
収録した思い出の曲だ。
この事がきっかけで、ムニエさんとの2枚目のアルバムは「ショパンへのオマージュ」という
オール・ショパンのプログラムとなったのだ。

コンサートは大成功のうちに終了。出演者とうなぎで打ち上げ(笑)