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ハンブルグ・スタインウェイのセミコン

貸し出し業務が増えて増えて、それに併せてピアノも増えて、
経理から提出された貸し出し用のピアノ・リストを見てびっくり!
増えに増えたり17台にもなっていた・・・道理で忙しい筈だ(笑)
フルコン、B型、M型とL型(O型)等々、各サイズ揃ってはいるけど、ちょっと困るのがセミコン。

スタインウェイは、ニューヨークから始まったので、当初はA・B・C・Dのサイズから始まり、
20世紀に入ってから、より小型のS、Mのサイズを作った。
D型が274cmになってからは、211cmのB型から15cm位しか変わらないC型を廃番にしたので、
ニューヨークではB型がセミコンになる。(セミコンなんて呼ぶのは日本だけだけど)
同じように中途半端なサイズのA型も廃番になって、S・M・L(O)・B・Dのサイズになったけど、ハンブルクはいまだに各サイズが健在だ。
これは、ニューヨーク製はカナダと北米がマーケットで、簡単に言えば家のサイズが大きいからあまり細かいサイズは必要ない、というのが理由のひとつ。
ハンブルクはヨーロッパをメインにアジアを含め世界中がマーケットだから各サイズ需要があるんだね(笑)
しかし、スタインウェイファミリーが会社を手放してから、新しいオーナー達は幾度となく
ハンブルグとニューヨークの共通化を試みていたが(生産効率UPのため)
ついに数年前から、A型が復帰し、L型はO型になってしまった。


さて、セミコンの持ち込み依頼にB型を持って行くと、「あれ?C型じゃないんですか?」と言われる事がある。
「ニューヨークではD型の次はB型ですよ!」って説明するんだけど、ひょんな事からC型を見つけたので、
ラインナップに加える事にした。
フランスから来たハンブルクセミコンC型です。

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早速オーバーホールに入って、全弦交換中。来月から貸し出しリストに加わります。
これでラインナップは全サイズ揃ったけど、またまたピアノの数が増えて置き場所に困ってます(笑)
どこかで16連弾とかやらないかなあ…