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世界音楽遺産vol,2 ロシア編      11/26

朝9時に東京文化へ搬入したのは、1912年のCD368、通称ルイス。

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今日のプログラムにはぴったりだ。
ピアニストのMさんは、リハーサルの時から「凄い凄い」と連発。

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東京文化のステージで、ピアノがこんなに轟くような音で鳴ったのは初めてだと。
今日のプログラムの「展覧会の絵など」、このホールで聞くと音が団子になってほとんど意味がわからないという声をよく聞くが、このピアノだと全く違う。
粒だちがはっきりして、溢れるような倍音、超広いダイナミックレンジを誇るヴィンテージスタインウェイが空間に描く音の絵。
芯のあるピアニシモがいかに音楽の輪郭を浮き立たせ、音色を絵の具のパレットのように変化させる武器になる事を発見する。
普通の鳴らないピアノでピアニシモを出そうとするとソフトペダルを踏んだように音色まで変わってしまい、芯がないので遠くまで届かない。
諦めていると言うより、むしろ、これがピアノで出せるピアニシモだと思っている人も多い。
音量だけ小さくなって音色は変わらない芯のあるピアニシモだからこそ空間を突き抜けて音が届くのだ。
ヴィンテージスタインウェイは圧倒的なフォルテシモが注目されがちだけど、実はこのピアニシモがあるからこそフォルテシモが生きるのだ。
今日のほぼ満席の聴衆の皆さんの度肝を抜いた演奏会でした。

ここにピアノを持ち込み依頼のピアニストが多いけど、小ホールは楽屋口から搬入リフトに入る直前のドアの幅が10センチ狭いので、ピアノを起こさないとステージに上げられない。
小池さん、豊洲の前にこのドアを何とかして下さい。
都民税は賢く使って欲しいな。



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