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朝日カルチャーセンター 出張講座  11/12

今年も松涛サロンで、朝日カルチャーセンターの出張講座をやりました。
今回は「ホロヴィッツピアノの秘密」出版記念の講座。
狭いサロンに3台のピアノを並べました。

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奥から
1984年のハンブルグD型
1912年ホロヴィッツピアノCD75
1843年のプレイエル

アシスタントはピアニストのクニコさん。
平日火曜日の午後1時~2時30分という時間にも関わらず、今回も満席の人気講座!




まずは1843年プレイエルと1984年のハンブルグDで同じ曲を弾いて、140年の楽器の変化を同時に体験。
次にホロヴィッツピアノに至るまでの歴史背景を解説。
今回は新しいお客さんもかなり増えたので、定番の話から始めます。

1)スタインウェイ社はアメリカの会社である
2)ハンブルグ製のスタインウェイがクラシックの世界でポピュラーになったのは戦後のこと

これを理解しないとクラシック音楽の歴史を説明できないので、「クラシック音楽⇒ドイツ⇒ハンブルグのスタインウェイが王道。」という思い込みと勘違いを絶ちきる事から始めます。
今回はスペースの関係で1887年製ローズウッドを置けなかったので、ここを飛ばして解説しましたが、本来なら1843年のプレイエル⇒1887年のローズウッド⇒1912年のCD75だと説明しやすい。



「世界三大ピアノ聞き比べ」と称してメーカー別に新しいピアノを並べて聞く企画は良くあるけど、スタインウェイといっても特にニューヨークの奥の深さは半端ないので、この講座は単なる聞き比べではありません。
登場するピアノ達も、1843年製プレイエル(2018年ショパン・ピリオド楽器コンクールのオフィシャル楽器)、1912年製ニューヨーク・スタインウェイCD75(ホロヴィッツ・ピアノ、1984年製ハンブルグD型(内外の多くの著名なトップアーティストがレコーディングやコンサートで使用した)と本物の名器ぞろい。
良くある「○○が使用したのと同メーカーとか同タイプのピアノ」ではなく、そのものズバリの楽器なので、それぞれのストーリーを背負った貴重な音を目の前で体験できる贅沢な講座なのです。
どのメーカーの息もかかっていない自由な立場なので忖度ない意見が話せます。


質疑応答の時間で良くある質問

「今の技術でこのピアノに勝るピアノが作れないのですか?」

に対しては

「新品のストラディバリウスを作ることに意味がありますか?」

これが定番の答え。



クニコさんの演奏も交えて、ぴったり1時間半で終了。
著書のサイン会も無事終了して、私はまたまた車を飛ばして高崎芸者劇場へ滑りこみ!

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レコーディングの2日目に合流してスタッフと交代。

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しっかり飲み会にも参加!
さぁまたレコーディングの続き~
お疲れ様!