朝10時入りで池尻大橋のスタジオフォームに行く。
このスタジオはエイベックスのスタジオで、かの「浜崎あゆみ」の為に作ったと言われているスタジオですが、もちろん浜崎だけではなく、いろいろなアーティストのレコーディングや、CM録音などに使われている。
以前この日記にも書いたけれど、ここにはニューヨーク・スタインウェイのB型が入っている。
もう何年か保守管理を担当しているが、今年引き取ってオーバーホールを実施した。
修理期間中には、代わりに我社のニューヨーク・スタインウェイB型を貸していたので、スタジオの運営には支障がなく喜ばれた。
こんなことができるのも我社の強みだ。
それから約半年。すっかり綺麗になって、雑音もなくなったB型と久しぶりに対面した。
まだ弦も新しいので、調律の下がりはあるけれど、オーバーホールのきっかけとなった、アグラでの弦の引っかかりや、酷い1本うなり、チューニングピンのジャンピングなどはすっかりなくなり、調律も見違えるようにやりやすくなった。
いつも担当しているスタッフは、殆ど毎週のように調律に入っているので、いつ弦が切れるかわからずテストブローも満足にできなかった頃に比べると、まるで別の楽器だと満足。
これでまたいろんなCDやテレビで、このすっきりしたニューヨークBの音が流れてくることでしょう。