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ギル・シャハム 日本公演最終日

紀尾井ホール、東京でピアノにとっては最高に相性の良い舞台。
理想的な響きのこのホールは、ピアニストにも本当に評判が良い。
このホールにはもう何度も持ち込んでいるけど、今日はNHKの収録も入るので、中継車や機材車も機材搬入をする。
いつも思うけど、テレビの収録は本当にびっくりするほどスタッフが多い。搬入口や舞台上でいろいろな人と、挨拶が忙しい。

ギルとは、2003年3月のサントリーホールリサイタルを最初に、その後ニューヨークでのレコーディング、2003年11月のリンカーンセンターの2700人満席のリサイタルなど、思い出多いコンサートを一緒にやってきて、そのたびに、その世界一のテクニックに毎回感心させられてきた。
もう大体の音はわかってきたので、今回のツアーではギルシャハム仕様の特別なピアノを使用した。
九州から始まって、豊田、大阪、静岡、と回って東京に戻ってきて休む間もなく2日続けてのコンサート。
おまけに家族が来日して家族サービスではさすがにお疲れ模様。
最終公演の紀尾井ではBプロ。何度聞いても彼のテクニックは世界一だ。今夜もあんなに簡単に弾いてしまうチゴイネルワイゼンに脱帽。

楽屋に戻ってきたギルに「やっと終わったね!」っと言ったら、小声で「Happy!」と返ってきた。ゆっくり休んでね!
いつも気さくなナイスガイのギルや江口君を見ていると、ほんとに巧いヤツは偉そうにしないというのが、よくわかる(笑)

思い起こせば20年ほど前、まだ20代の若い江口君と知り合って(彼がニューヨークに移り住む直前だったと思います)、数多くのレコーディングやコンサートを一緒にやってきたけれど、今や世界中のヴァイオリニストから指名され、世界中をツアーで回り、共演した外人アーティスト達から「信じられない・・!」と最大級の賛辞を送られ、新人アーティストからは、彼の伴奏で弾くことが今やスティタスと言われるほど憧れの存在になった。
こうやって世界に通用するようになった日本人アーティストは、他に見あたらない。
満員の歓喜の拍手を聞きながら、この20年でお互いに10キロくらいは太ったけど、思い起こせばいろんな事があったなあ・・と感無量でした。