FC2ブログ

歌の録音                 7_30

今年は日記がなかなか更新されないと、会う人会う人から心配されました(笑)
最近はフェイスブックやインスタがメイン。
「いいね」の無いブログは一方通行なので読んでる人はそれほど居ないと思ってたけど、こんなに心配されるなんて、ありがたいですねぇ。
今年前半は体調すぐれず、原稿書いたり会社の楽器の調整やメインテナンスを後回しにしたつけが回って、めちゃくちゃ仕事が忙しくてスタッフが足りません~。
ほとんど休む暇も無いまま明後日から8月!あっという間だったね~。
この忙しさはヤバいね。


IMG_20180730_171355.jpg

ともかく、今日と明日は「埼玉芸劇」で歌の録音。
コロムビアの仕事なんだけど、アーティストのマネジメントも含めてみんな懐かしいメンバーが揃って、しかもピアノはコロムビアの2スタにあった「キヨシ」。
録音が始まってモニター室で聞きながらパソコンやってる私の隣で、居眠りしているマネージャーもプロデューサーもみんな年取ったけど、懐かしい光景(笑)
この業界、元気で長くやってこれて良かったね。
録音中は暇なので、思いだしながら日記を遡って埋めて行きましょう~。



サロンで2台ピアノレコーディング   6/26~28

IMG_20180731_124031.jpg

今日から3日間、サロンで2台ピアノのレコーディング。
Duoアクイーユの初アルバムなので、時間を気にせずゆっくり録音できるよう、あえてサロンで録ります。
このサロンではしょっちゅうレコーディングやってるけど、2台ピアノは久しぶり。
今回は2台とも屋根を外して、真ん中にマイクを立てる新しい試みでやってみました。
バランスが心配だったけど、試行錯誤していたら、これがなかなかうまくいった!
若い二人も頑張ったので、なかなか良いデビューCDができそうです。楽しみですね!
若い時の音源は今しか録れないからねー。
最終日は朝から青森~北海道へ出発するので立ち会えないけど、前夜に調律も済ませてあとはスタッフに任せて本日終了!



国立オリンピック記念青少年総合センター 7/22

今日も3ヶ所コンサートが重なっていて、スタッフはあっち行ったりこっち行ったり。
サロンは「ひばり」、第一生命ホールは「きよし」。

IMG_20180730_174755.jpg

オリンピックセンターはコンチェルトなので、急遽ニューヨーク・スタインウェイの秘密兵器「ルイス」を持ち込み。
アーティストから指定が無い限り、プログラムやホールの大きさ等を吟味して持ち込む楽器を決めるのがアーティスト・サーヴィスの真骨頂。
特に今日のオリンピックセンター大ホールは、シンフォニックウインズ東京とガーシュイン三昧 。
プロ奏者達による吹奏楽団との 「Concerto in F」だから、普通のピアノでは完全に負ける。
そこで登場するのが1912年生まれのルイス。
ガーシュインが「ラプソディー イン ブルー」を作曲し、グローフェがオーケストラ版に編曲して発表したのが1926年。
このルイス君は1940年頃までスタインウェイのコンサート部の貸し出し専用楽器としてカーネギーホールやメトロポリタンで活躍していたので、ガーシュウィンが全盛期の時代。というよりはこんなピアノがあったから、こんな曲を書き、編曲された事を忘れてはいけない。

ここ40年位前から、ピアノの外装にピカピカのプラスチックの塗料を用い、楽器の鳴りよりも見た目の価値を高めるための作り方を優先するようになってしまった。
こういったホールのピアノでガーシュウィンの曲を弾いても、カデンツォの部分以外は全く聴こえず、ピアノは弾き振りしているだけにしか見えない。
こんな時にピアニストを助けるには作曲された当時のピアノを登場させるに限る。
なんと言ってもピアニストが頑張らなくても楽しそうにコンチェルトを弾けるって最高に面白い。

と偉そうな事を言っても、今日は別件の仕事が入っていて、調律と整音、タッチ調整をやってから、リハーサル直前でホールを離れることに。
まぁ、絶対の自信があるので、あとは私が居なくても大丈夫!
我が子のように良くわかってるピアノだから、途中で音が狂ったりトラブルは出ないと保証できる。
これがピアノを持ち込む事のもうひとつのメリット。
ホールに残したスタッフからは刻々と状況がメールで入ってくる。
結果は大絶賛のうちに無事終了。
ホールのピアノはしょせん他人のピアノ。予算の関係でメンテナンスにも限界がある。
ピアノを持ち込めば、そんなのとは次元の違う仕事ができるから面白い。
戦前の巨匠時代のコンサートはこれだからエキサイティングだったんだね。











上尾病院中村記念講堂        7/17

IMG_20180730_193045.jpg


上尾駅前にある上尾中央病院に2年前完成した新館の10階には、音楽ホールを兼ねる記念講堂があります。
5年ほど前に旧知の院長より、医療と音楽の新しい試みとしてこのホールで良質な音楽が聴ける環境を整えたいとの依頼で、まだ図面の段階からホールの構造、音響にアドバイザーとして加わり、病院に併設された講堂とは思えない、音楽ホールとしても本格的な構造となっています。
ピアノはこの病院の創設年と同じ「1965年製のスタインウェイフルコン」という要望だったので、これがけっこう大変(笑)
我々アメリカのネットワークで探しに探してもなかなか出てこないし、たまに見つかっても、「なぜピンポイントで指定の年号なのか?」という情報が業界に回り、値段を吊り上げてくる。さすがアメリカ(笑)
しかしこちらも長年アメリカのビジネスには慣れてるので、欲しそうな顔はしない。
そのうちしびれを切らしてだんだん値が下がってくる。
あきらめた頃を見計らって買いに入る。適正な価格じゃないとね(笑)

さて、楽器が見つかれば完全オーバーホールするのは慣れたものだから、響板からピン板まで全て交換して製造当時の新品の状態を目指します。
でき上がったら空輸して、楽器として仕上げる最終作業は東京で、じっくり。
ホールが完成して2年経ち、建物も楽器も落ち着いてきたのでこれからが楽しみです。

今日はコントラバスとヴァイオリンの珍しいDuo。
共にドイツのオーケストラ所属のお二人は実力もトップレヴェル。
こんな音楽を病院で患者さんが聴けるなんて素晴らしい!




Zepp 名古屋            7/16

昨日の夕方に新幹線で名古屋入りして、お客さん宅のピアノの調律を済ませてホテル入り。
ピアノ車も昨日渋谷を出発していて、朝9時にZeppの搬入口で待ち合わせ。
このホールは初めてだけど、名古屋駅周辺は再開発されて新しい建物や大学があってびっくり。
大名古屋ビルヂング側は賑やかで、反対側はまだまだ民家が立ち並んでいる記憶だったけど、それは大昔なんだね(笑)
お洒落な街に様変わりしていました。

IMG_20180731_121123.jpg


ピアノを搬入してスタッフが調律をやっている間に、私は別のお客さんのピアノ調律に出かけました。
ツアーのありがたいことは、全国にスタインウェイのお客さんがいるので、その近辺にコンサートやレコーディングで行く時、ついでに調律に寄れること。ついでなので出張費もなし!
東京と同じお値段だから、お互いにウインウイン(笑)

もう1人のスタッフは別のお客さんの調律に出て行ってまだ戻って来ないので、本番前の直しの調律を私がやって、楽屋で本番をモニターで見ながら弁当!
わざわざ名古屋まで呼んでくれた企画会社もプロデューサーもみんな昔からの知り合いなので、本番が終わったらピアノを先に搬出させてくれたり気を使ってくれてありがたい。
ピアノ車は一路渋谷へ戻り、私は楽して新幹線で東京に戻ります。
楽しい名古屋の二日間でした!



FC2Ad